伊吹山 (2015夏) (え!山上の花園に花が余り見えない) |
山頂の花園 |
2015年8月1日(土) 晴れ 森の旅人M
コース: 上野登山口〜一合目〜三合目〜五合目〜山頂〜上野登山口へ戻る 恒例としていた真夏の伊吹山登山に3年ぶりに行ってきました。天気もほぼ快晴で陽を遮るものはない状況です。旧ゴンドラ山麓駅前のいつもの駐車場には多数の車が停まっている,夜間登山者の車であろう。日焼け止めを塗るが,炎天下では,汗で効果はなさそうだ。 上野登山口からはヤングと中年の男女2組と,中年単独者に混ざって登りはじめました。 登り始めは,急坂で足元もゴロ石が多く少し歩きにくい。スギ林の木陰道はヒグラシが盛んに鳴いて迎えてくれます。強い太陽光を受ける場所に出るとそこには一合目休憩小屋があり,最初の休憩をとります。休憩後,直ぐに単独のおばちゃんを追い抜きます。声を掛けると「久しぶりでその頃はゴンドラが運転していた,今日初めて下から登るので体力が心配」だそうだ。
一合目からは炎天下の登山が始まる。いつも途中で足の痙攣で苦しんでいるため,今回は塩飴のタブレットにソーセージ,タラチーズと酒のあてで塩分補給を意識した。二合目の木陰でも休憩,職場の同僚か10人近い若者が休んでいた。二合目からは木陰の下の足元の悪い小石道を歩くが,やがて木陰が切れるとこの先は木陰がほとんど無い道が続く。体調は問題が無いが,若い10人グループに三合目手前で抜かれる。 青空の下の三合目に来ると目の前に伊吹山が大きく迫ってくる。三合目のトイレの山手近くに休憩所が建っていた。既に多くの人が休憩中で入れそうも無いので,近くの木陰にバックを下ろし休息。三合目にはネットフェンスで囲まれた区域が数箇所ある。近くのネットフェンスでコオニユリ,ニッコウキスゲ,オオバギボウシなど写真に収める。 出発時に例のおばちゃんが登ってきた。入れ替わりに山頂を目指す。道端の花を探して登って行くが目に付く花が少ない。
五合目に来ると更に大きく伊吹山は迫ってくる。途中の休憩小屋もはっきり目に入る。折り返しながら比較的歩きやすいが,炎天下の歩行スピードは上がらずどんどん人に追い抜かれる。今日はヒザの補助のためサポータをしてきたことが影響しているのか?でもしんどくはそれほどでもない。眼下に三合目が見下ろせる高度までやってきた,避難小屋を過ぎて六合目の標識を見る。
次の休憩は八合目と今まで決めていたが,歩みが伸びないので手前に木陰を見つけて休憩を取る。八合目は案の上,多くの登山者でテーブル椅子に腰掛ける余裕が無く,早めの休憩が良かったようだ,そのまま山頂まで行くことにした。 ピンクのナデシコが目に入る。ようやく山上の花園に近づいてきたが,道は岩場も現れ歩き難い道となる。人の顔もはっきりすると九合目,そしてようやく遊歩道に入って行く。一目見ていつもの山上の花園と違う。ピンク,白,黄色,紫と色とりどりであるはずの花園でない。緑ばかり目立つのだ。ピンクのシモツケソウがほとんど目立たない,パラパラと咲いているのだが目立たない,群生として咲いていないのだ。さらにムラサキのクガイソウ,黄色のメタカラソウもあるが小ぶりだ。
山頂小屋に到着,多くの人がいるが若干少ない。三角点に向かいその後,花園の花を見ながら,いつも昼食を摂る駐車場を見下ろす東側の丘に場所を取る。やはりこれまでの花園の風情ではない,物足りない。駐車場の台数も半分程度で少なく,バスも数えられる程で10台も停まっていない。観光客の姿もいつもより少ないのだ。 気持ちよい風が吹き抜けて,ようやくしんどかった事も忘れて昼食を摂る。横一列に並んで皆さんも楽しんでいるようだ。寝転んでいる人もいる。。
昼食後,駐車場に下って周回も予定していたが,全体に花が少ないので山上を少し歩き下山することにした。トイレの後,西遊歩道側へ行く。上がってきた観光バス客と重なり,その渋滞の中へ入り登山道の見えるピークに立つ。ここには多くの観光客がお揃いの弁当を食べており渋滞に輪を掛けている。
山頂滞在時間1時間,少し早いが12時丁度に下山を開始する。名古屋弁を話す元気な年配グループに挟まり下って行く。登山者も多く,上り優先で道を空けるのでゆっくりと下る。八合目手前で先を空けてもらい快調に下る。上りは次々抜かれたが下りは逆で追い抜かしていく。 五合目まで下り休憩,テーブル席は満員で小屋に入り炭酸飲料を購入。暑いのでかき氷がよく売れている。三合目からは各ポイントで休憩を取りながら下る。二合目手前から足が重くなり歩が進まない。一合目小屋近くのパラグライダー講習会を横で見て下り,ようやく一合目小屋にたどり着いた。ここも満席状態だが次々と入れ替わり席について給水。今日は3Lといつもより給水は多い。 一合目からは木立の中に入るので,陽射しは受けない分楽だ。朝と同じでヒグラシとニイニイゼミが迎える。小石の多い荒れた道,気を付けながら先行者を抜かしながら無事登山口に下り立ちました。足裏とヒザの痛みはいつものようにあるが,それ以外にやはり全身に堪える。駐車場に戻り,川から引いた冷水で顔を洗い気持ちよさに生き返ったようです。管理人に御礼を言って,いつもの薬草風呂(600円)に向かいます。 風呂でひと汗流してゆっくりのはずが,スポーツクラブの高校生らしい集団と重なり落ち着かない湯浴びで今日の登山メニューを終えました。夏の天気と暑さの中でしたが,今年もきつい山登りが出来たことに感謝です。 |
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