堂満ルンゼ
あけましておめでとう御座います。初心者オヤジ2015年初報告
(あ〜あ節分も終わってるのに、なにゆうてんねん)
親父の山歩き報告(NO.77)

誰もいません、堂満山頂
それにしても冬眠して大分肥えたんとちゃうか(メチャ肥えました)


2015年 2月4日(水)   洛西オヤジ

コース:
イン谷−正面谷−青ガレ分岐手前の堰堤上部(第一ルンゼ?)−堂満岳山頂−東尾根−ノタノホリ−イン谷





 こんにちは洛西オヤジです、ご無沙汰しております、毎年の事ながら雪は冷たいし寒いし、いややとコタツの中で冬眠していたのですが、まあボチボチと今年も動き出しました。

 去年フラフラとアイゼンだけで登った北壁ルンゼ、今年は気合いれてピッケル、ヘル、使えも出来ないのにロープ、もちろん12本のアイゼンはいて、よっしゃ久しぶりに気合入れていったるぞ〜とカラ元気、ところが去年とは余りにも違う雪の多さにあか〜んシンドイ、なんでこんなくそえらいとこ来たんや〜、は〜いこれが今回の結論すべて、あ〜あ今年もあかんわ、どうしょうもないオヤジです。

 一応朝張り切って6時前に自宅を出発、丁度湖西道路の上で湖水の向こうに出るご来光を拝めました、写真撮ろうかなあ〜、邪魔くさいな〜、まあ今度にしょう、と邪魔くさがりは今年も健在。

 何とか7時過ぎにイン谷に到着、例に拠ってとりあえず、車に適当に道具やらを何やらぶち込んできたので、リュック一から作ります。大体この時点であ〜あれ忘れた、あれこんなもんなんで持ってきたんやとか、いろいろま〜大変ですわ。(ええかげん反省して、前の晩から準備せんかい!)

 なんとかヨタヨタ準備して歩き出したのは8時前ぐらいでしょうか、直ぐに車が追い越して管理事務所に停まりました。車から降りた男性が「どこまで行かれますか」と聞いて来ました。 「はい堂満です」 「金糞からですか」 「いえそのなんです、あの手前からですが」 「あ〜ルンゼですか」とじろじろ、 「届けは出されましたか」 「はい、もちろんです」(ほんまかいな)

 「実は、土曜日に単独で入った男性が、まだ発見できていません」 「日曜日の朝、奥さんに携帯で川が見えると連絡があったのですが、それで途切れてしまい2〜3日捜索していますが」とのことで、今日もヘリが上空を長い間飛んでいました。相当、月、火と冷え込んでいますので心配なことです。比良で川が見えると言われてもね〜。コース届けが出ていなくて難しいとのことです。

おなじみ大山口登山口
いつもはこの辺りはまだアイゼンつけて
いないのですが今日はしっかり装着
今回は青ガレの手前のこの谷から取り付きます
第一ルンゼとかゆうのでしょうか
あまり難しい事はオヤジには判りません

 ところで今日は、この男性が唯一出会った人でした。まあオヤジ好みと言えばそうなんですが、嬉しいような怖いような。ヨタヨタと青ガレ目指して歩きますが、大山口の手前で今回はアイゼンを装着、相当雪は多いです。

堰堤を迂回して上部に出ます
雪上に踏み込んだ跡が無いのですが
だいじょうぶかな〜
堰堤の上部
去年より広くて登りやすそうですが(あまいな〜)
それにしても誰も登った形跡がないのですが
まあとにかく上に登ればええのかな〜

 やがて青ガレのとりつきの50mぐらい手前でしょうか、前回は青ガレの取り付きの正面の堰堤の上から谷筋に(第二ルンゼ)?入ったのですが、今回はオーソドックスに、これが北壁ルンゼやーと言われるルートで登坂開始。

突然ハッキリとしたトレースが現れました
やれやれ、まあここでええのやろ
しかしエライ傾斜がきつくなって来ました
いよいよ必死のパッチで腰まで埋まって
漕ぎます、あ〜あ雪の量が去年とは
全く違います、しんど〜い
誰か助けてくれ〜、師匠ー堂満JOEさ〜ん

 しかし昨年は特別雪が少なかったのか今年が多すぎるのか、段々傾斜がきつくなるし雪は多くて沈む沈む、なかなか踏ん張りが利かずにいやや〜シンドイ、キャ〜怖い〜余りの雪の多さに横の岩尾根に取り付いてみましたが、これはこれで大変、所々ハーケンが打ってあり、こりゃオヤジなんかが来るとこちゃうでと後悔しながら、もがく事二時間半〜3時間ぐらい、何とかおなじみのシャクナゲの木が現れ、やれやれと思いきや、最後の山頂に飛び出すのに悪戦苦闘、あ〜あしんど、あとで考えればもう少し位置を振るなり何とかしたらよいと思うのですが、まあ意地みたいなものもあってコンチクショウドテ、バタ、しんどい〜やんけ、何とか登り切った山頂、そやけど誰もいないな〜風もないしええ気分やな〜とユックリ時間を掛けてラーメンタイム、相変わらず捜索のヘリがまっています。

振り向いて下を見たらこわ〜いがな
ズリ落ちたら一巻の終わりやで
絶対とまらへんやろな〜
こんな厳しい環境でも春に向かって
芽吹きの準備をしています、えらいもんやな〜
(なによゆう、かましてんのやー)
何とか上部の尾根筋にたどり着いたのですが
此処からが又一漕ぎ大変でした
アカン〜電池がチカチカしだした〜
此処から上って来たのですが
オバーハングになっていて大変でした
ほんの少し横にそれるともっと楽に
登れるところがあったのですがね〜

 小一時間いましたが誰も来ません、さあ下山はどうしょうなあ〜、JYOEさんなら尻シエードでビャ〜と下りやはるのやろな〜、まあオヤジはヨタヨタと、東尾根から毎度おなじみのコースでノタノホリ経由で戻ります。ただしこちらも雪が多く、今まででオヤジの乏しい経験では一番積雪が多い感じです、ワカンがいるかな〜と心配しましたがさすが冬場人気の堂満岳、日曜日の踏み跡がしっかり残っていたので、壷足で比較的に楽に下りられました。

天気はイマイチでも風がないので
まあユックリできます、お馴染み展望ショット
このコースにきたら必ず撮ります
お馴染みのノタノホリ

 しかも沢に下りるまでは最短コースで、直線的に下りるので思ったより短時間で、ノタノホリまで下りられました。ノタノホリは薄っすらと氷が張って又いつもとは違った感じです。それにしてもいつも思うのですが ケッタイナ名前とゆうか名称とゆうか、まあどうでもええですが。

ちょっと無気味な感じにいたずらショット
なんかでてきそうやなあ〜
帰途に撮りました、堂満岳
こうしてみるとそんなに雪があるとは
思えないのですがね〜
私の乏しい経験では
一番雪が多かった堂満岳でした

 ヨタヨタと戻ってきた来たイン谷にはオヤジの車だけが、ポツン停まってくれていました、管理小屋にはもう車がなく無人でした、まあヘリでそれなりに捜索されたのでしょう、発見されたら良いのですが。さあ比良トピアでお風呂、お風呂、さすが強烈なルンゼ登はんでしたがお天気が穏かで雪もサラサラ、誰もいないし、新雪歩きを堪能できました。     感謝感謝

 まあ今年もこんなヘタレええかげんはちゃれ適当報告です。ご笑覧いただければ嬉しい限りです。

                               【洛西オヤジ記】