南紀 百間山

初心者オヤジ春を訪ねて 南紀へ
祝日土曜日やのになんで誰もいないのかな〜
一日中コース貸切の歩きでした。(No.81)
2015.03.21


 
百間山山頂、地味な山頂です
なんかクマが熊笹から現れたみたいです
自動シャッターで頭半分切れました


2015年3月21日 (土)    洛西オヤジ

アクセス:
阪和道ー田辺インター国道311−県道221−国道371−県道37−百間山キャンプ場 珍しく前日夜から走り車中泊

コース:
百間山キャンプ場ー百間山渓谷遊歩道入り口ー遊歩道ー百間山登山口ー百間山山頂ー同コース登山口に戻り千体仏まで進むー折り返して途中夫婦滝から帰路道に入り戻る。オヤジ歩きで6時間半ぐらいでしょうか。

注意:
◆今回歩いたコースは現在キャンプ場から奥は工事のため通行止めとなっている為、本来はお勧めしてはいけないところみたいです。後でわかりましたが大塔村としては「林道で千体仏方面から入ってください」との事ですがオヤジはどうして行けばよいのか判らないので、遠慮(?)しつつもそのまま行きました。因みにキャンプ場から、渓谷の入り口まで直線で300〜400mぐらいです。






 こんにちは洛西オヤジです。此処しばらく雪山(とゆうほど大層な事はないのですが)ばかり歩いていたので、お彼岸を向かえ春らしい穏かな気分で歩きたいと思い、やはり温かいといえば南紀か!となり、渓谷の滝めぐりで有名な(あんまりきかんな〜)百間山渓谷に行く事にしました。

 普通はこの時期春を訪ねて熊野古道と言うのが定番でしょうか。でも沢山の人が行かれてオヤジなんかは邪魔になり、ご迷惑をかけてはいけないので・・・。ひっそりと歩けそうな気がしてのコース選定ですがひっそりしすぎて一日中誰にも遭いませんでした。 さみしい〜!。

 前日大阪で夜に野暮用があり、終わったあとそのまま和歌山の目的地に走りました。全く初めてで地理がよくわからず、ナビもはっきり特定できない状態、(あ〜あ安もんのナビやなあ〜)。時間がかかり、鹿やら、タヌキやら、訳のわからん動物に、どけどけとライトバチバチフラシングしながらキャンプ場に着いたのは、日付けが変った深夜0時過ぎ、とにかく積み込んでおいた毛布に包まり(おやすみなさい)。

 朝、目が覚めたのはもう6時過ぎ窮屈な車内ですが結構熟睡出来ました。夜なんで、なんとなくキャンプ場の近くということで車を停めたのですが、夜が明けて回りをみると工事の為通行止めの表示があり前方はエライ工事が行われています。まあとにかく前日にコンビニで買ったおにぎりとパンで朝食(食べ過ぎや)。

 例に拠って衣装を着替えてリュックを作りスタートです。関係者以外立ち入り禁止となっていますが、いまさら、行くしかないでしょう、まあ怒られたら横の山に入って迂回するしかないな〜と思いながら5分ほど歩くと左のほうにどうやら百間山渓谷遊歩道の入り口らしきものが見えています。幸い工事はまだ行われていないのでそのまま入り口に難なく到着、まあ本来はダメなんでしょうが、すんません。

工事現場の向こうに見える遊歩道入り口
ホンマは通ったらアカンのやろな〜
百間山渓谷遊歩道入り口

 遊歩道に入ると直ぐに【梅太郎渕】と書かれた案内板があり、この後まあイロイロな名称の案内板が次から次に出てきます。コースは遊歩道と言うには結構厳しいコースで、何より苔で足元が滑りやすいので常に緊張感を持って歩かないといけない状況です。又沢の中を通る箇所も多く遊歩道の散歩とゆう雰囲気ではありません。

 次々現れる案内名称を列挙したいのですが、余りに多すぎて邪魔くさいので{難儀なやっちゃな}代表的な滝:【雨乞い、夫婦、犬落ち】、など、他に【難渋の壷】、とか【蓋おい釜】とか、まあつけもつけたり、【釜王の釜】にいたってはなんのこっちゃ判りません。遊歩道そのものは陰気とゆうか春を感じる雰囲気ではありません、夏は涼しいやろな〜。まあ何はともあれヘタクソ写真を撮りながら、エッチラヨタヨタ進みます。

こんな感じで滝めぐりが始まります
【かやの滝】
案内板が沢山あり訳が判らんようになります
ネーミングの由来がないので
よけいに印象に残らないのです
こんな感じのつり橋がいくらも出てきます
因みに左が、【こさめ渕】 なんのこっちゃ
もう一枚これならなんとなく
ネーミングの雰囲気が判る気もします
この雰囲気は秋のほうが
ええのんちゃうかな〜
【窯おい蓋】
苔がついて滑りやすいので緊張します
じんべさんがなんか
しゃはったんかなあ〜
【難渋の壷】
とかゆうらしいのですが
此処は真剣に怖かったです
とにかく足元が滑るので
緊張します

 やがて【犬落ちの滝】のところで案内板があり、「此処から先は健脚向きのコースです」の案内があります。ここまでも結構緊張感を強いられる歩きでしたがどないなるのかなと、おっかなビックリで進むオヤジです。

【猿渡】とかゆう案内がありましたが
人間でも気楽に渡れます
【雨乞いの滝】
これは四季折々綺麗な風情を
見せてくれそうな 滝です
今は早春の椿一枝
【夫婦滝】
何処にもありそうな風景ですが改めて
このネーミングをつけてあるとなるほど、納得
それにしてもピンクのリボンは
イマイチ雰囲気をこわしてますね〜
【犬落ちの滝】
これはなかなか落差もあり
雰囲気が佳い滝でした
此処までが一般向け
この奥は健脚向きとなっていました
なんか滑りそうな
スケートリンクの上を歩くような
いまいち恐々で渡ります

 此処からは案内板が少なくなりなんとなく本格的に沢歩きをしているな〜とゆう感じ。わけの判らん【釜王の釜】とかゆう案内をすぎると、やっと百間山登山口の案内があり、やれやれやっと山歩きになったな〜と気分を変えてヨタヨタと急な山道を進みます。

 登る事40分〜50分ぐらいでしょうか山頂に到着、期待したほどの展望はありません。地味な山頂で海が見えるわけでもなく、まあ999mじゃあ仕方ないでしょうね〜。もちろん誰もいません、自動シャッターで記念撮影、おかしな角度でリユックに乗せてとったので頭切れになりました。

整備された遊歩道とゆう感じ
此処はこの橋がないとヤバイでしょうね〜
百間山登山口にもう直ぐです
やっと此処からが山登りとなります

 直ぐにもと来たコースを登山口に下ります。途中デッカイ岩があり、「法師山や入道山の展望良し」とガイドブックにあります。オヤジもヨタヨタ登ってみましたがなんだかね〜ん〜{どうやねん}。ここも直ぐに下りました。

 登山口に戻り、引き返すか先に進むか、えらい千体仏とゆう案内を見かけるので拝見しにいくかーと先に進みます。約10分ぐらいでしょうか、いかにも林道の最終地点とゆう所に出ました。キャンプ場とは反対側の遊歩道入り口みたいです。もちろん車もこられます。

 まあ百間山だけが目的なら此処からだと1時間掛からずに山頂にいけます。大塔村観光課としては工事中はこちらから入れとゆうことだったんでしょうね〜すんません!。

 百間山渓谷遊歩道の大きな看板、その横に【千体仏】の看板もオヤジは看板の横の広い踏み込まれた道を林の奥に進み千体仏なるものを探しますが見つかりません。5分ほど奥に進んでみましたが判らないので案内板のところに戻りよくみると、すぐ側の小道のところに板状の岩がゴロゴロ置いてあるとゆうか、転がっているとゆうか、よくみるとお賽銭らしきものが置かれています。

 なるほど【千体仏】ね〜、なるほど! ん〜なるほど、{なんやどうやねん}。まあ折角ですから両手をあわせて、般若心経唱えて{ほんまかい、お経あげられるんかい}。はいはい、元来たコースを戻ります。

百間山
地味な山頂は展望もイマイチで
辛うじて熊野本宮方面や
紀伊半島方面の山が
見えますが
地味ーの一言です
なるほど【千体仏】ね〜
アレだけ案内がいろんなところで目にするので
どんなものか期待していましたが
最初わからずに付近をウロウロしました
お賽銭が置いてあったので
あ〜この自然石がそうか〜と
気がつきましたそういえば石仏に見えなくもないです
いやいや立派な石仏、仏さんです
遊歩道の反対側の入り口ですね〜
百間山だけならこちら側から10分ほどで
登山口になります
現在は本来はこちらから遊歩道に入るようにと
案内がありました
夏の写真ですね〜
春にはイマイチ

 しかし静かですね〜。こちらからも誰も歩いていません。丁度【夜明けの釜】(よう意味がわからんのですが)とかゆう辺りで正午になったのでラーメンタイムにしました。ちょっと陰気ですが、綺麗な水と鳥の声と空気はたしかにおいしいです。

 ユックリ、まったり、誰もいない気楽さを満喫、たまたま食料袋の底に残っていた賞味期限がきれたスティクコーヒーを見つけてコーヒタイムも楽しんで{おまえなんでも飲み食いするのやな〜}。

 帰りは夫婦滝のすぐ側から帰り道とゆう案内にしたがって沢から外れて作業道のようなコースで戻ります。丁度遊歩道入り口のところにあった鉄階段のところに戻りました。

全部がこの感じなら歩きやすい
ハイキングルンルンなんですが
なかなかそうは行きません
夫婦滝のすぐ横から
沢から離れてトラバース

 前方の工事現場には朝と違って重機が運転されていて作業中の人が見受けられます。よくよく見るとどうも大雨で土砂災害が発生したみたいでその復旧工事みたいです。遊歩道入り口の前の河原も相当荒れて大きな岩などが散乱しています。

 オヤジはなるべく工事をしている人から離れたところを歩いて車の所に戻りました。まあ実際は工事の現場の近くで作業中の人と顔を合わせているのですが、いかにも遠慮しているとゆう感じの老いぼれたオヤジを気の毒に思われたのでしょうか何もいわれませんでした。

丁度入り口のところに戻って来ました
入るときに気になった地点のハシゴです
まだまだ工事は続くみたいです
奥の林道は出来ているみたいですが
工事関係者に気を使いながら
足早に車に戻ります
百間山キャンプ場 我が愛車がまってくれています
昨晩お泊りさせていただいた駐車場(?)

 なんとか車に戻って「さあ又お楽しみの温泉やなあ〜!」。来る時夜でもわかる大きな、乙女の湯とゆう看板がありました。ナビで確認すると、OK、載っています。久しぶりの車中泊です、ユックリ浸かって、帰りましょう。

 今回は山歩きとゆうより渓谷の遊歩道散歩(その割には結構緊張しますが)とゆう感じでしたが、何度も書きましたが正式には入ってはいけないコース選定したわけですが、実際反対からの歩きは現実的ではない気がします。

 一番問題なのは立派な百間山キャンプ場の施設が閑古鳥がなくのでは、もったいない気がします。大塔村の心あるお役人様キャンプ場から遊歩道入り口まで、ロープを張るなりなんなりして300mほど、アウトドアーライフを楽しむ人達の為に、あまり杓子定規な事をいわずに歩ける許可を出していただくのが大塔村の活性化の為にもよいのではないでしょうか。すんません、不法侵入者がえらそうな事を書きました。

 静かな静かな、春のお彼岸の一日綺麗な渓谷美と綺麗な空気とを満喫させてもらいました。 感謝 感謝。

                    【記:洛西オヤジ】