初心者オヤジ春まだ浅き伊吹山

麓は啓蟄、上部は厳冬、伊吹はケッタイナ山です。
親父の山歩き報告(NO.79)

 
恐れ多くも、ツーショットさせていただきました
そやけどうすぎたない感じがなんとなく兄弟みたいで(すんません)


2015年 3月6日(金)   洛西オヤジ

アクセス:
名神高速ー米原インター国道21号ー上野登山口

コース:
1合目パラグライダー基地ー3合目ホテル跡ー5合目辺りから雪渓になっているので 通常コースの稜線に直登出来ます。同じコースで下山。オヤジのヨタヨタ歩きで登り3時間半下りラーメンタイム入れて3時間ぐらいでしょうか。





 今日は洛西オヤジです、前回は奥駈の八経で時間オーバー、おまけに頭からラーメンを被って(なんのこっちゃ)戦闘意欲消沈、無念のリタイアで傷心の帰還となりました。

 もう一度敵討ちにいくか〜とも思いましたが、まあ年寄りの冷や水にカキ氷食べるみたいなものだと(わけわからん)諦めて、そや、この時期伊吹は斜面が氷結して面白いとOKAOKA懇親会で聞いた事があるような、ないような、{どっちやねん}まあ荒島でもええのんやけど早く起きるのいややしと、伊吹に眠たい目をこすりながら向かいました。

 いつもの登山口の前の駐車場に到着。顔なじみのオバチャンが出てきて、「はやいね〜京都から何時にでたん」と相変わらずです。目の前が登山口なんでオヤジのお気に入りです。スキー場がありリフトがあった頃はおそらく停められないほど賑わっていた事でしょう、まあいつものそんな思い出話を聞きながら準備をしてヨタヨタと出発です。

 8時前です。全く雪はありません、オバチャン情報だと5合目より上しか雪はないそうです。いつものことながら1合目のパラグライダー基地までは、あまり面白くもないコースです。1合目からはそれなりに展望もあり明るい草原あり、まあチョットは気分がのってきます。

お馴染み一合目パラグライダー基地ですが
まあ拍子抜けの雪の少なさです
向かいの霊仙は雪に覆われています
そういえば長いこと行っていません
今回行ってもよかったかな〜
(隣の庭はよくみえるといいますが)

 しかし雪は全くありません3合目のケーブル跡ぐらいからやっと雪が現れます、平日とゆうこともあって、まだ登山者は少ないですが、前方の斜面を登る2つの人影がみえます。お馴染みの避難小屋から本格的な雪渓が始まります。

三合目付近です
やっと雪らしいものが見え出して来ました
5〜6合目あたりの避難小屋
やっと雪渓らしき雰囲気になってきました
やれやれちょっと機嫌がよくなりました

 やっとアイゼン装着、通常ならここからジグザグに登っていくわけですが、今のシーズンは直登出来ます。クソエライのですが、その分距離が短くなるのでまあどちらがよいのか、ただオヤジの今日の目的は、この雪渓歩きですので満足です、気分は早くも5月の劔沢に飛んでいます。

正面の鞍部を目指します
ちょっと劔沢の雰囲気やんか〜
そりゃいいすぎですが
まあなんでもええやんか
しかしクソえらいのには変わりがありません
だんだん傾斜きつくなって来ました
しかし沈まないのが嬉しいです
先週はいじめられました

 ただちょっと規模が違いますが贅沢はいえません。聞いたところでは、厳冬期は3合目辺りから雪渓状態になっていると聞いていたのですが、残念ですが良しとしましょう。避難小屋から40分ぐらいで通常の稜線に到着です。噂どうり非常に硬く締まった積雪の状態は、前回沈み込みに悩まされたオヤジには嬉しい状態です。

避難小屋から4〜50分もがいたでしょうか
通常コースに出ました
ん〜もうちょっとトレーニングしたかった
気もしますがまあこんなもんでしょう
この時期おなじみ山頂の風景です

 山頂付近は、さすがに雪に覆われ厳しい冬山の風情が溢れています。お馴染みのヤマト武ちゃん(不謹慎な、気安く呼ぶな)の背中にエビの尻尾が張り付いて、思わず先着のご夫婦さんにシャッターを頼んでツーショットです。

もう一枚
なんかものすごい積雪量にみえますが
実際はそれほどでもない気がしますが
どうなんでしょう
霊仙もこの角度でみると
雪は余り多くないみたい
まあ実際はいってみないと判らないですが

 直登の所為か結構早く到着しましたが、寒いのと展望もそれほどではないので、そそくさと下りる事にしました。寒い〜はよお風呂にはいりたい〜{もう風呂かい、いったいなにが目的で山登りしてるのや!}{そりゃ風呂やろ}{あかんわ、歳はとりとうない}

 さて下りようと取り付いた雪渓上部に立つと、え〜こんな厳しい傾斜なんや、しかもヒールが利かないほど硬い積雪に、ヘッピリ腰でサイドの爪を頼りに横向き下山、ケッタイナ姿勢はいつもの筋肉と違う部分を使うのか、一日経過してこれを書いている今も筋肉痛が残っています。伊吹はいつも感じるのですが、登りよりも下りのほうがしんどいな〜と思いつつ、チンタラチンタラ下ります。

 5合目の休憩場でラーメンタイム、伊吹の季節ごとの花の写真が張ってあります。此処に到着するまでに何組かの登山者と出会いました。さすが百名山平日のこの時期でも人気です。休憩場に5月頃からはじまる入山料の説明が張ってありました。まあ世知辛い事です。今回は頭から熱湯被ることなく(まだゆうてんのかい)ユックリとラーメンタイムを取ってチンタラと下山です。

登って来たのはええけど
下りるとなると怖い傾斜です
結構積雪が硬くなっているので
ヒールが余り利かず横向きになって
サイドの爪をきかして蟹さん下山です
温かくなったら又来ます(ほんまかいな〜)
昔はここまでリフトがあったんや〜
ええな〜下りるのじゃまくそなってきたな〜

 丁度駐車場に戻ると例のオバチャンが「はやかったな〜雪はどうじゃった5合目から上しかなかったじゃろ」「靴そこの小川で洗ったらええ」とブラシを貸してくれていろいろ親切にしてくれます、おまけに「よかったら食べてくれないや」{伊吹弁?}と白菜と赤カブまでいただいていや〜有り難う御座います。おおきに、おおきに、これでカーチャンにも顔がたちます。

 さあお楽しみの薬草風呂です、これもオバチャンの情報ですが、伊吹薬草湯は12月、1月、2月は土日だけの営業で3月から平日の営業が始まったそうです。ユックリと浸かってもまだ時間も早いので帰りは高速に乗らずに、琵琶湖畔のさざなみ街道を対岸の雪化粧の比良の山並みを楽しみながら(よゆうあるやん)戻って来ました、ほんの少しですが劔沢や雷鳥沢の雪渓の雰囲気を 味わう事が出来ましたが、なにより駐車場のオバチャンの親切な人柄に、 感謝 感謝 。 

                             【洛西オヤジ記】