初心者オヤジ師走のハイキング
湖南アルプス 鶏冠山から天狗岩

低山なれど充分に山歩きを楽しめました
親父の山歩き報告(NO.102)

天狗岩の上に立つと360度の展望が楽しめます


2015年12月8日(水)   洛西オヤジ

アクセス:
名神−新名神−田上インター−県道2号線−上桐生−桐生若人の広場駐車場

コース:
若人広場駐車場−林道−落ヶ滝コース−落ヶ滝−北峰縦走路分岐−鶏冠山往復−天狗岩−耳岩−白石峰分岐−龍王山往復−重ね岩−狛坂廃寺跡(磨崖仏)−南谷林道出合−逆さ観音−オランダ堰堤−桐生若人広場駐車場

◆オリエンテーリングのメッカみたいなコースで、いろいろなコースがあるみたいです。





 こんにちは洛西オヤジです、なにかと気ぜわしい季節になってきましたが、なぜか時間を作って皆さん山歩きをされています。違うな、無理やり作っているのはオヤジだけか?。今回は、あまり今まで歩いていない滋賀県湖南アルプス、特に金城アルプスと呼ばれるコースに行ってきました。ここ2〜3日の冷え込みで、モミジがきれいに紅葉しています、12月も半ばになろうかとしているこの時期に、なんだか今年は変ですねー。

 近場でもあるので比較的ゆっくりと出発、平路で行こうかとも思いましたが、京都東から名神に乗りました。新名神に入ってすぐ田上インターでおります。7時頃には桐生若人広場の駐車場に到着、ここは11月までは¥500の駐車料金がいるみたいですが、今は誰もいなくて無料、ラッキー、バイオトイレは使用可能です。栗東から信楽にかけては、近畿では結構冷え込む地域です、霜が降りています。

上桐生の駐車場11月からは
無料開放になるみたいです
7時ごろですが、霜が降りています
いろいろなコースがあるみたいですが
落ヶ滝線と案内されているコースに進みます

 7時半ごろでしょうか、ヨタヨタと出発です。しばらく林道を進みますが、すぐに落ヶ滝コースの分岐に出合います。まっすぐ進むと直接鶏冠山に向かうコースらしいですが、オヤジは右の落ヶ滝コースに向かいます。

農業用の貯水池でしょうか
池面にモヤが立ち込めて初冬のいい感じです
あんまり雰囲気がいいので連貼りすんません

 すぐに、農業用水の池としては比較的に大きな池に出ます、朝モヤが池面に立ち込めて、なかなかいい雰囲気です。この池から先はしばらくは杉林がありますが、すぐに沢沿いのそれこそハイキングコースになります、勾配も緩やかでオヤジ向きですが、気になるのは派手な赤いリボンがいたる所に出てきます。コースそのものは充分に踏み込まれたコースです、迷うことはないと思うのですが、ちょっと気になる多さです。やがて、落合滝に向かう分岐の表示で、滝まで5分ぐらいとゆうことなんで滝見物に向かいます。

せせらぎの中を進みます
勾配はほとんどありません
落ヶ滝への分岐
5分ぐらいなら寄ってみますか

 滝そのものはまあそれなりにでしょうか、それほどの水量があるわけでもなく、ハイキングコースの立ち寄り先としては妥当なところでしょうか、拝見してすぐに分岐に戻ります。この先しばらくは、滑りやすい沢の中の岩場を進みます、きれいな沢で日本庭園を見ているような趣があります。

それなりの滝です
迫力はありませんが
女性的な感じがする滝ですね〜
雨の日は登るのに困るでしょうね〜
つるつるの花こう岩
ロープ頼って大丈夫かな〜

 少し勾配が急になったかな〜と感じるあたりで、北峰縦走路の稜線に出ました。左に向かうと鶏冠山、右が天狗岩方面です、一応鶏冠山の山頂に向かい、またここまで戻ってくることにします。

どうやら北峰縦走路と言われる
尾根に出たみたいです
左に向かうと鶏冠山みたいです
三上山、近江富士と呼ばれるのがわかります
その手前がJRA栗東トレーニングセンター

 ここから鶏冠山までは結構急な登りですが、まあ今までがあまりに緩やかでしたので、反動でそう感じるのでしょうか。しかし到着した鶏冠山は、地味な展望も利かない山頂で、来たのがもったいない感じですが、途中の稜線からは三上山が綺麗に見えて納得です。

鶏冠山山頂
期待したほどの展望はないです
地味な山頂です、すぐに戻ります
いたるところに現れる巨岩に上って
展望を楽しみます、南の方向です

 分岐に戻って天狗岩を目指します、この先は今までと雰囲気が変わって、いかにも湖南アルプスらしい花こう岩が随所に現れ、天気も良く気分の良い歩きです、巨岩が現れるたびに上っては眺望を楽しみます。冬のこの時期は空気も澄んで遠くまで展望が聞きます。

落ヶ滝コースとの出合いに戻って
天狗岩に向かいます
稜線の雰囲気が変わって
いかにも湖南アルプスとゆう感じです
どうやらあれが天狗岩みたいです

 北峰の縦走路分岐から1時間ぐらいかな〜天狗岩に到着、ここで思いがけず兵庫登山会のメッセージ案内板を見ることに、いや〜七種山で出会ってからのフアンなんです、とにかく気が利いています、どなたがメッセンジャーか知りませんがほのぼのとした思いが伝わります。

天狗岩への登り口 いや〜またお目にかかりました
兵庫の登山会のメッセージ表示板
以前、但馬の七種山でお目にかかりましたが
それ以来のフアンなんです
とにかくメッセージの文面が胸に響きます

 天狗岩の下にはベンチなどがあり、自分の責任で上がってくださいとのことです。オヤジはリュックを置いて登ります、まあ面白いとゆうか適度の緊張感があり、その後岩の上に立つと360度の展望が楽しめます。なるほど、これはええな〜しかしシーズンの土日は、岩の上は押すな押すなになるのではと、いらぬ心配をしながらゆっくりと楽しみます。

天狗岩

 下の方から登ってくる人の気配がするのでみると、山ランの男性二人、入れ替わって一等席を譲っております。このコース全体がどうも山ランのメッカみたいで、今日あった人たちは(山の中で)すべて山ランの人たちでした、まあご苦労様です。

 天狗岩からすぐに耳岩、こちらは天狗岩ほどの迫力はありませんが、やはり上に上ると展望は充分に楽しめます。続いて白石峰の分岐です。一応オヤジはまっすぐ南谷林道に向かうつもりでしたが、左の尾根を進むと竜王山まで20分となっています。まだ正午には時間があるので寄り道することにしました、すぐに茶沸観音とゆう石像に出会います、これがなかなかええのんですわ(どこの言葉や!)

白石峰分岐
一応龍王山まで往復しましょうかね
茶沸観音
変わった名前の石仏ですが
いい雰囲気の観音様です

 変わったネーミングの観音さんですが(観音さんかな〜違う気もするけど)とにかくほのぼの癒されますねん、(気持ち悪い言葉つかうな)まあ竜王山自体は鶏冠山と同じく、それほどのこともない山です、どちらかとゆうと茶沸観音さんだけ見ればええような、最も金勝寺からのコースはここを通るみたいです。

龍王権現のお社山頂のすぐそばです 龍王山山頂
(竜王になっていますね〜よくわかりません)
こちらも山頂と呼ぶほどのものではないです

 40〜50分ほどで往復して白石峰の分岐から南谷林道、狛坂廃寺コースに向かいます。今度は重ね岩、自然のすごさとゆうかどうしてこんな状態になったのか不思議です、次の国見岩の所で昼食に、天気も良く時間的にも余裕があるので久しぶりにラーメン炊いて、あちこちの山にあるネーミング国見岩、それなりの展望がありますゆっくり楽しんでカーチャンが作ってくれたおにぎり3個、コンビニのおにぎりと違い量が多いので、ラーメンと一緒に食べてあ〜おなか一杯や(食べすぎや)動くのしんどい!(あほや)まあ幸せなことです。

白石峰の分岐に戻って
しばらく南谷林道にむかうと
出合う重ね岩
ほんまどうしてこんな状態にデカイ岩が
重なるのか不思議です
狛坂廃寺にむかうコース途中
結構整備がされています

 ゆっくりと降りていきましょう、ここからはコースも結構整備されて階段が随所に出てきます、30分も歩かないうちに少し広い雰囲気が変わった所に出ました。狛坂廃寺、目の前に大きな磨崖仏があります。案内板によると平安後期奈良時代初期にかけての制作との事で、花こう岩に彫られた割には風化もそれほどせずに名品?名蹟です、感動しました。

狛坂廃寺磨崖仏、いいですね〜
平安後期からよく風化に耐えてよく残っています
狛坂廃寺跡
明治期までは存続していたとのこと
今は石垣のみが苔むしています

 狛坂廃寺からは、しばらく沢のような湿目っぽい道を下ると南谷林道出合いに着きます。あとは林道チンタラです、新名神の下を通ってすぐに左にとり逆さ観音を拝謁、続いてオランダ堰堤と進むと桐生若人広場はすぐです、駐車場に着くと朝とはえらい違いで車がたくさん停まっています。平日ですが、ご夫婦で犬などを連れて散策に来られています。

南谷林道出合い 逆さ観音
ちょっとわかりずらいですが
観音様ではないみたいです
もともとはちゃんとした方向で
立っていたようですが
下流のオランダ堰堤を作る石材として
一部削ったようです
その後バランスが崩れて
逆さになったみたいです
オランダ堰堤
古い(明治期)建造物です
今でもちゃんと残っているのは
丁寧な昔の人の技術と努力のたまものです
(なんか今日は小学校の遠足気分やな〜)
新名神の下をぬけて
上桐生の駐車場にヨタヨタと戻ります
戻ってきました
結構たくさんの車がとまっています
オヤジ歩きで約7時間ぐらいでしょうか
楽しめました

 結局7時間ほどの歩きになりましたが、まあ本来は5時間〜6時間ぐらいのコースなんでしょうか、天気が良く大きな岩が現れるたびに上に登っていたら時間もかかります。でも何よりうれしかったのは、古い石仏さんにお目にかかれ、おまけにこの好天気、湖南アルプス見直しました。     感謝  感謝

                             【洛西オヤジ記】