白髪岳、松尾山 初心者オヤジ、丹波篠山同胞の山へ(なんのこっちゃ) 親父の山歩き報告(NO.84) |
白髪岳山頂です。お遍路傘も板についてきました いよいよ山歩きもお大師様におすがりして歩かないといけないオヤジです |
2014年4月28日(火) 洛西オヤジ
アクセス: R9号線ーR372−(湯の花温泉ー篠山ー古市)−県道に入り住山集落ー白髪岳と松尾山への林道分岐手前100m の空き地に駐車 コース: ・白髪岳登山口と松尾山登山口への林道分岐ー白髪岳登山口ー白髪岳山頂ーピーク689−鐘掛け辻ー松尾山山頂ー千年杉ー卵塔群ー高仙寺本堂跡ー三体仏ー不動滝ー松尾山登山口ー林道分岐 ・8時少し前にスタート、車に戻って丁度12時でしたオヤジ歩き4時間強のコースの割には 変化に富んでそれなりに楽しめました。 こんにちは洛西オヤジです。元来OKAOKAの師匠はじめメンバーの皆さんの報告は、北山はもちろん比良でも、愛宕でもそのほかの山々の報告でもマニアックとゆうか、一味違ったコースや歩きを報告されています。それがOKAOKAホームページの人気となっているのでしょうが、残念ながらオヤジにはそれが無理でして、生来の方向オンチ、地図読めない、花の名前わからん、体力無し (まあこれは、身体的にハンディがあることも影響していますが) 還暦を過ぎたヨレヨレの白髪頭のオヤジの歩きゆえ、お許しください。他の皆さんの報告を見るついでにお付き合いください。 う〜ん〜、そういえば白髪頭といえば白髪岳とかゆうのが、確か篠山のほうに在ったような気がするな〜、親近感おぼえるな〜とそんなわけで篠山奥の白髪岳に行く事にしました。(あ〜しんど、白髪岳行きを説明するのに、こんだけ前振りするのも大変です) {勝手に、ぐたぐたゆうてるだけや}。 朝6時前に出発、いつものように夜逃げバージョン、山行き道具や衣装を車に掘り込み、パジャマ、サンダルで (今回はホンマニアカンでーとゆうスタイル、暑くなってきたので夏用のパジャマ、サンダルは色違いのかたちんば、) {おまえようそんなこと書いてるけどホンマかいな、} 「ホンマです、今度写真送ります」 {いらん、いらん} {それでコンビニに寄るのかいな、警察呼ばれるで} 「さすがに山用のジャンパーを羽織りますけど」 {それは、かえっておかしいで} {頼むから俺と一緒に行動はせんといてくれ}。このズボラさで、最近OKAOKAの皆さんや師匠にお誘いをかけずらくなっているのも事実です。 まあそんな事はともかく、今回も何とか目的の住山の集落に到着、林道の分岐まで車で行きましたが、丁度100mほど手前に手ごろな空き地があったのを思い出し引き返して車をデポします。特別何も注意するような看板もないので大丈夫でしょうと勝手に判断、結局は皆さんが停める暗黙の駐車場みたいでした。下山して戻ってみると4台ぐらいが停めてありました。
さて例に拠ってヨタヨタと準備を済ませて出発です、林道分岐で時計を見ると8時前です。「白髪岳から回る」と、なんとなく決めていたので左の林道へ進みます。5分も行かないうちに満開のそれこそ、たわわに花をつけたボタン桜が一本、出迎えてくれました。 ボタン桜は開花が遅いです、余談ですが、京都の御室のボタン桜はなぜあんなに樹高が低いのでしょうかね〜、この木をみてふとそんな事を思い出しました。
さてさて、林道をヨタヨタ進む事約30分ぐらいかな〜白髪岳登山口に到着、やっと山歩きらしくなって来ましたが、此処からしばらく、尾根筋に取り付くまで結構厳しい作業道のような、登山道のような、{どっちやねん}感じのジグザグ道を登ります。 一汗、二汗かいて、あーしんどとゆう辺りで尾根筋が見えて来ました、と同時にまだしっかり咲いているコバノミツバツツジが目に入って来ました。もう終わっているところも多いのではないでしょうか、思いがけなく (初めてですから当たり前ですが) なんとなく得をした気分で尾根筋を、山頂に向かいます。
やがて頼りないロープがやたらぶら下っている岩場に到着、まあなるべくロープのお世話にならないようにして岩場を進みます。それほど長い距離ではなくやがて白髪岳山頂に到着、残念ながらPM2.5か黄砂か春の霞か、判りませんが展望はイマイチです。それと白髪岳とゆう何とも親近感のある名前の由来が書いてある案内がないか期待していたのですがそれもなく、もちろん一人なので自動シャッターで写真を撮ってそそくさと次の松尾山に向かいます。
山頂から鞍部に向かって厳しい下りです。以前行った多紀アルプスの御獄、小金ヶ嶽とよく似た感じです。両サイドのロープがなんとも物々しいですが、あまり頼る人はいないのではと思います。 鞍部に着くと案内はないのですが、どうも尾根コースと尾根を巻いて行くコースに踏み跡が分かれています。迷いましたが、ストック占いで、はい、尾根コースへヨタヨタ進みますがしばらくするとツツジの群生に出会いました。ストック占い成功、もっともミツバツツジの事ですので群生といっても何本かが寄り添って咲いている感じですが、まあなかなか見事でした。
やがてお稲荷さんみたいに赤いテープが沢山巻いてあるピークを過ぎて、進むと巻き道と出合い、道も広くなっていよいよポンポン山バージョンですが、鐘掛けの辻とゆう案内がある広場に到着、何コースかの案内が有りますがそのまま前方の松尾山山頂に向かいます。 一漕ぎ登る事10分ぐらいでしょうか、松尾山山頂に到着、城跡とゆうだけあって結構広い山頂ですが、展望はありません。それにしても案内がないのでわかりませんが 戦国時代でしょうかこんな不便な山の上に城を建てて、家臣は麓から通っていたのでしょうか 迷惑な話です。しかし各地に残る山城跡、同じことなら竹田城みたいだと地元も潤うのにね〜 。
まあここもそそくさと通過して下山です。直ぐにどこにもある千年杉の案内、なんかイマイチ古い感じはしませんが、千年とゆう言葉の響きがよいのでしょう、各地で見られます。そのほか天狗杉、一本杉、峠の何とか杉、等々、まあ地元の呼び習わした名称は伝えたいものです。 千年杉を過ぎて案内では、仙ノ岩とゆう見晴らしのよい地点があるらしいのですが、オヤジはボケーと歩いていたので見過ごしスルー、まもなくこのコースの売りの20〜25基ある卵塔群の地点、此処も案内が無いので判りませんが誰かのお墓、お城関係のエライ人、殿様?まあよく判りません。卵塔は山岳信仰の一環みたいな気もしますが、まあ敬意を払って般若心経、合掌、先に進みます。
高仙寺本堂跡には少し案内がありました、何でも相当に大きな伽藍が建っていたみたいです。今は当時の面影は全く感じられない、礎石が何個か苔むしているだけです。此処で初めてカメラを担いだ男性と出会いました。 重そうな三脚かついでまあ大変です、オヤジのようにヘタクソ写真をなにも考えずにパシャパシャ撮るだけなら簡単でしょうが、一枚一枚こだわるとなるとね〜。おまけにミツバツツジがみられるところまであの三脚かついで登るとなると、いや〜お疲れ様です。
この後、単独の女性と年配のご夫婦と出会いました。三体佛がある広場で案内板を見ておられました。 「まだ大分山頂まではありますか」 「白髪岳ですか」 「いえ松尾山ですが、本当は白髪岳までいきたいのですが」。 「そうですね〜松尾山までは1時間強でしょうか」 白髪岳はあの強烈な登りがあるのであえてお勧めはしませんでした。 「お気をつけて」 の挨拶をして下ります。直ぐに沢が現れまもなく不動滝の表示があります。少しコースを離れ真下から写真を撮ります、4月前半雨が結構降った後なのにこの水量はまあ滝行は無理な感じです。 滝から下る事数分で、松尾山登山口の案内がある林道の終点に出ました。陰気な沢に沿った道から開放されて前方に青空が広がり、ウグイスもエライ元気に鳴いています。これだけの青空、上でみたかったな〜。いつものことながら日ごろの行いでしょう、気を取り直してウグイスと口笛で会話しながら林道をチンタラヨタヨタ、初夏を思わす緑溢れる里山を楽しみながら車に戻ります、到着して車のドアーを開けた途端正午の案内がありました。
今回は珍しく正午に車に戻るとゆう歩きでしたので番外編、温泉外伝を (あ〜あまだやるんかい)。車に戻り直ぐにオニギリ食べながら、以前から見知っていた、今田の薬師温泉ぬくもりの里に向かいます。ところが相変わらず (又かい) のドジな話で入り口で平日火曜日定休、祝日は営業、の案内、まさしく今日は平日の火曜日、あ〜あ しかたありません、引き返します。
篠山の王地公園に、まけずきらいの湯とゆうなんとも変った名称の温泉施設があるのですが、イマイチ何回か浸かっているので気が向きません。そうや以前日曜日に行って余りの混雑振りに入るのを諦めた、るり渓温泉に足をのばすか!(どうしても温泉に入るのやなあ〜)。まあ今日は時間も早いしチンタラるり渓に向かいます。温泉は鄙びた雰囲気は全くない施設で丁度大阪新世界のワールドスパー大浴場みたいな感じ(そりゃいいすぎかな〜)。しかし温泉そのものは日本一放射能成分が多いラドン温泉とゆうことで、結構柔らかい泉質でよかったです。 なにより入湯料、最初オヤジはわからないので自販機で規定の¥700払い受付に行くと「失礼ですが65歳以上のお歳でしょうか」 と若い女性が聞かれました 「はいそうです、今日白髪頭のヨレヨレ同窓会に行って来ました」。{そんな事ゆうても、ネーチャン何のことやわからへんで}、ところがその場で直ぐに¥300返金してもらいました。 シニアー平日¥400、いや〜ありがとう、ありがとう、いっぺんにるり渓温泉のフアンになりました。(あ〜あ単純なやっちゃな〜) 今日の歩きで流し足りなかった汗をサウナで流し(邪道や)気分サッパリ、カーチャン土産丹波黒豆グラッセ、名勝るり渓後にして、ユックリ帰路につきました。 名前の由来は知らねども丹波篠山白髪岳、白髪頭はおなじなれども、ミツバツツジの華やかさ、青葉若葉のエネルギー、負けるなオヤジ、ガンバレと友達ウグイス、ホーホケキョ、 感謝 感謝の一日でした。 【洛西オヤジ記】 |
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