大台ヶ原 日出ヶ岳 大杉谷(1)

初心者オヤジ夏だ!山だ!涼しい滝巡だあ!
現実は厳しすぎる結果に。シンドイのを通り越して、
やばかったあ!何もかも甘く考えていました。
いつまでたっても初心者です
親父の山歩き報告(NO.123_1)


 
疲れ切ってパチリ
大台ケ原 日出ヶ岳


2016年8月5日(金)〜8月6日(土)    洛西オヤジ

アクセス:
名神高速ー新名神ー伊勢自動車道ー大台大宮インター R31−R422ー県道53−宮川大3発電所登山口


コース:

■8月5日
登山口ー桃の木山の家ー堂倉(栗谷小屋)−日出ヶ岳 (コースは一本道、ポイントがたくさんありますので省略しましたスンマセン

■8月6日
往路をそのまま戻りました




 こんにちは洛西オヤジです。熱い(暑いではなく)ですね〜京都は特になんでこんなに暑いのや〜(そら夏や、当たり前、)。やはりこんなに暑いときは涼しい渓流に足をつけて、ピチャピチャええなあ〜、最近テレビで日本のハイキング、トレッキングベストテンとかゆうのをやっていたな〜、以前からいきたいな〜と思っていた大杉谷をやっていました。なんか滝が素晴らしいとゆうのが売りみたいでヨッシャ、足ピチャピチャ、顔を冷たい沢水でバシャバシャやあ!。

 ところが気持ちだけ行くぞとなって、具体的に所要時間やルート検証なしに出発、なんかだいぶん時間がかかりそうやな〜。まあ小屋もあるみたいやし、初心者の恐ろしさ、ちょっと時間かかるけど日帰りできるかな〜。いつもの日帰り装備に(シュラフだけ追加)で前日、奈良に向かって19時頃に出発。京奈和に入る前にナビを入れるとUタ〜ンの支持なんや、なんでや、落ち着いてルート検索を確認すると三重県側からのアクセスを指示されています、もうこの時点でなんだかね〜(大丈夫か!)。

 結局京滋バイバスに戻って名神にスイッチあ〜あ。しかしナビは正直で比較的に短時間(2時間半ぐらいかな〜)もちろん真っ暗で途中鹿に当たりそうになりながら、鹿に交通ルール守れ!、ボーと道の真ん中に立つな!とわめきながらもなんとか到着。正式な駐車場ではありませんが登山届のボックスの傍に停めてお休みなさい。


 ■8月5日。

 お目覚めは周りが明るくなって、昨晩は気がつかなかったのですが奈良ナンバーの車が一台停まっています。誰も乗っていないようでコース上で泊まったみたいです。小屋もあるしなーと呑気に支度をしてカーチャンおにぎりで朝食、傍にトイレもあります、洗顔をしてモタモタ、オヤジ前の日、今からだと前々日の夜でしょうか午前様で二晩続けて寝不足気味、大きなあくびをしながら出発前にマップ確認、メッタにしませんがあまりにも検証確認ができていませんでした。

 アレー 思ったより、いやなんのなんのそれ以上に時間かかるやんか(ええ加減な)こりゃ日帰りは無理やで、テレビで簡単そうにやっていたけどまあとにかくヨタヨタ出発です。

宮川第3発電所、まっすぐに進み出発です 登山口ゲート
すぐに鎖が見えてます
ほんまにハイキングコース?
とりあえず宮川に沿って上部へ 最初の吊橋大日ー吊橋
この後こんな橋がいくつ出てきた
ことやら(全部で11あるらしい)

 ゲートをぬけてチンタラ進みます。とにかく宮川(なんでしょうねー)の岸壁を上流へ、最初のうちはあまり極端なアップダウンはありません。鎖も随所に出てきますが今のところどうしても頼るところまではいかず、まあ安全にとゆうかんじです。

 熊谷河原付近(京良谷)で一度河原に降りますがすぐにまた岸に沿った道に戻り熊谷吊橋、地獄谷吊橋、日浦杉吊橋、やがて初めての滝、千尋滝を見る休憩所に到着、ありがたいことにほとんどが日陰を歩く状況です。にも拘わらずオヤジは相当汗をかいてもうバテ気味です。とにかくリュック下して一休みです。

日浦杉か地獄谷か忘れた
あまりにも同じような吊橋が出てきます
千尋滝

 千尋滝からアップダウンが結構出てきます。途中で若い女性二人と男性一人のグループと出会います。桃の木のひとたちでオヤジがえらい汗をかいてバテ気味なので「もう少しで桃の木の小屋です、頑張ってください」と励ましを受けます。よほどバテているように見受けられたのでしょう。立ち寄るか、迷いましたが先を急ぐことにしました。

ニコニコ滝 はあ〜飛び込みたい シシ淵付近
平等ー、どおゆう意味何でしょうか もう少しで桃の木山の家
桃の木山の家
予想以上に立派な小屋でした
桃の木山の家からすぐですが
いよいよ核心部とゆう感じでしょうか

 この時点で日帰りなどとゆう考えは飛んでしまっています。ここまで戻ってこられるかな〜、ここでオヤジはミスります、水の補給です。これだけ渓流を目の前にしながら補給できる沢水はほとんどないのです。いくつも、いくつも、水が出ていてもおかしくない谷が出てきますが水は涌いていません、どうも前回から水には泣かされています。(学習能力がないのや!)。

 さあこの先が見どころ満載(実際はバテテそれどころではなかったのですが)名瀑七つ釜滝 光滝、隠滝、与八郎滝、そして最後の堂倉滝、実はこの七つ釜滝と光滝の間が長年通行止めだった原因の地点だそうで、ものすごい崩壊の現場を目の当たりに、大きな石が山のように転がっている間を通ります。えらい端折るなスンマセン。まあ写真でご勘弁(その写真が大したことないのや!)。

もうこの辺りはホンマに
裸になって飛び込みたかったあ〜
日本名瀑100選
七つ釜滝カッコええなあ〜
この滝の素晴らしさはもっと時間をかけて
アングル変えて撮らないと
伝わりませんオヤジには無理です
ものすごい崩壊跡
岩の間を縫うように通過 光滝、少し虹が見えるのですが
写ってないでしょうね〜

 ここまでもええ加減バテているのに、この堂倉滝から上部粟谷小屋の有る林道までの急登で完全にダウン寸前、きつかったー!やっと林道についたところでまずは、水、水、堂倉避難小屋にはないとの事なので粟谷小屋に向かいます。入り口付近に小さな祠があり傍にありました、いや〜ありがたかったです、とにかくリュック下してダウン寸前の体を休めます。

堂倉滝落ち着いた大台らしい滝です
登りでは最後の滝になります。
やっと林道に到着いや〜バテました
祠の左が水場でやれやれ 粟谷小屋、声は掛けませんでした

 一息ついたところでどうしようか、粟谷小屋に泊まるか、山頂まであと2時間、行けば戻ってくる頃は真っ暗です、小屋を訪ねれば絶対に止められます。無理は禁物、しかしオヤジは行くんですね〜初心者の初心者たる愚行。一つは水が補給できたこと、この先は比較的に穏やかなルートと思われる事、時間16時30分、いまなら山頂までヘッドランプはいらないはずです。

 よし行くか、山頂でどうするか考える。あ〜あ山歩きの基本を無視する危険な判断。やはり取りつき口に山頂まで2時間の案内、しかしいったんバテた体力はちょっとぐらいの休憩では回復せず、いや〜厳しかったあ〜。2時間半近くかかったのではないでしょうか、おなじみの展望台が見えた時はホットしました。うれしかったです。は〜着いたあ〜、この展望台にこんな思いで到着したのは初めてです。

山頂への登山口
別に堂倉避難小屋の前からのルートもあります
根っこオブジェ、持って降りたら高値で売れる
(又せこいことゆう)
シャクナゲ平、まだ1,2Kもあるで〜 なんかすごいです、生命力を感じます
こんなの大好き
なるべくこのままの状態で山頂まで
(そら甘い)
なんやなんや花か?ササの花?
(バイケイソウ?)

 さ〜着くには着きましたがこの後どうするか、粟谷小屋に戻る、ビジターセンターに(30〜45分)向かい軒下で宿泊、このまま展望台でシュラフにくるまりビバーク、(屋根はある)。結局久しぶりにツエルトでビバーク、本来は国立公園内でテントなどは禁止、まあしかしこの際非常事態とゆうことで環境省さんお許しください(なんや前回も同じようなこと書いてやらかしてるなあ〜)。

 もう薄暗くなってきた中でツエルト設営、シュラフは持ってきていますがカバーは持ってきていません、設営中からでテント内は湿気っています。この辺りも初心者のミス。何とか設営して展望台の屋根の下でカロリーメイト夜食、当たり前ですが誰もいません。

うわ〜やっと着いた〜涙出ました
(ウソつけ、そんなガラかあー)
もう18時半過ぎ19時前

 暗くなった北の方角に雷の閃光が、あちゃ〜降ってきたら屋根の下に逃げ込むしかないなあ〜、人間追い込まれたら度胸が据わります(大層にゆうな!)。屋根下のベンチに荷物を置いて狭いシュラフに潜り込みますもちろん一応乾いた下着に着替え何とか地面の硬さに耐えながら、ウトウトながら寝られましたがさすがに熟睡とはいきませんでした。

                             【洛西オヤジ記】