弥山 八経ヶ岳(熊渡コース) 2017年7月2日(日)

初心者オヤジ今年も奥駆けに天女が舞い、
いそいそと出かけましたが(どないしたんや)
ま~シンドかった~途中ダウンの連続
10時間半の歩き、キャバクラのネーチャンに会いに行く方が楽
(バカタレあほな事書くな!)

親父の山歩き報告(NO.150)

一応笑顔で(ホンマはバテバテ)
八経ヶ岳


2017年7月2日(日)   洛西オヤジ


アクセス:
京奈和自動車道ー奈良市内ー橿原市内ーR169-R309-天川村川合ー熊渡

コース:
熊渡ー林道ー金引橋ー金引谷上部尾根ー川合からのルート出合ー高崎横手ー日裏山ー明星岳分岐(奥駆け道出合)八経ヶ岳ー弥山ー狼平ー高崎横手ー川合金引橋分岐ー金引橋ー林道ー熊渡





 こんにちは洛西オヤジです。今年もオオヤマレンゲの季節です。京都に住むオヤジは祇園祭のお稚児さんが位をもらいに祇園さんにどうのこうのとゆうニュースがながれると、なぜかオオヤマレンゲを思い出します(けったいな発想やなあ)。

 今年も弥山小屋に聞くとボチボチ咲いているよ~との事で、せっかくなんでOKAOKAのメンバーさんにも声をかけましたが、(おまえな~急なんや前日に声かけてどないすんねん)皆さんご予定が決まっているとの事で、(あたりまえや)予報では日曜日がワンチャンス。

 えらい人出やろな~と思いながら5時ころチンタラいつものルートで天川川合に向かいます。この時点でオヤジはトンネル西から登るか、熊渡から行くか決めていませんでしたが、川合からどんどんR309を車が(おそらく登山者だと思われますが)入っていきます。こりゃすごいな~、熊渡はおそらく車停められへんやろな~と思いつつ、みたらい渓谷を過ぎ熊渡に、やはり橋の付近は完全に満車状態(最も駐車スペースが限られています)。

 しょうがないな~と、少し進むとなんといつもオヤジが停めるスペースが空いています。え~なんやこれは、まあここから行けとゆうことや、(そもそもこれがこの日の悲劇の始まりで)(大層なやっちゃな~)。ヨタヨタ身支度をして出発、もう8時を回っています(えらい時間かかってるな~)(ハイ途中でコンビニモーニングなどして時間かかりました)。

熊渡林道入口付近。
この混雑は尋常ではありませんね~
いつもの橋を渡ってスタートです
橋の上から 双門コース案内版
行きたくなるやんか
(ムリムリ)

 林道を歩きだしてすぐに暑いなあ~、こりゃ今日は厳しくなりそうやな~。10分ほど歩くともう汗が噴き出してきます。予報では30度を超えるのは確実です。この林道はいつも感じるのですが、本当に明王林道に似ています。牛コバと同じように40~50分で金引橋に到着、一瞬双門ルートも意識しましたが今日は天女さんに逢いに行くのが目的なんで、いつもの取りつきから急な尾根を登ります。

林道チンタラ
坊村からの明王林道に雰囲気そっくり
お馴染み金引橋の取りつき部~

 いつもの事ながらキツイ登りです。おまけに今日は高温多湿を絵にかいたような、は~シンドイな~あれ~ちょっといつもとちゃうな~。それもそのはずジグザグ巻道を行かずに尾根を直登、シンドイ~アカン、キツイ~死ぬ~(それだけゆうたらもうええやろ)。

 いつもは何とか上部尾根の出合までノンストップで行きますが、今回は完全バテてしまい、オヤジが勝手に呼んでる老大木エリアに着くまでに斜面にへたり込んで、アカン、ダウンや~。歩き出して1時間半ぐらいでリュック下して、やっぱりもう齢なんや(グスン、メソメソ)(なんや泣いてるんかい)うわあ~ん、あほな事ゆうてんと先に進みましょう。

最初は植林帯 その後小尾根の厳しい登りが続来ます
オヤジが勝手にのたまって老巨木ゾーン
ここに来るまでにダウン
やっとついた~尾根出合。ダウン

 ヨタヨタ、やがて川合からのルートに合流、このコース急登はここまでで後は比較的に緩やかな登りですが、それでも今日は体がだるくは~ダルイ~、タオル絞ると汗が滴ります。なんとかたどり着いた高崎横手、もう11時を大きく回っています。

 早い時は八経付近で正午ですが、今日は出発もいつもより遅かったので日裏山でお昼ご飯、相当の水分を摂らないといけないので、ラーメン用の水は飲料にするためおにぎり二つだけ食べて早々に出発です。

お馴染みの案内板 出合からもう一漕ぎ登ると
穏やかな雰囲気に
高崎横手に到着左狼平、右日裏山 日裏山付近で昼食

 日裏山を下り奥駆け道への登り返しは比較的に緩やかなんですが目の前の八経がなかなか近ずいてくれません。やっとたどり着いた明星ヶ岳(奥駆け道)分岐、標識の前になんとレンゲ咲いています。3輪ほど小さな若い樹ですがいままで気が付きませんでした、一応写真パチリ。

 高崎横手から日裏山に向かう途中降りてくるグループに逢い「咲いてますかー」と尋ねたところ「う~んまあまあ見てのお楽しみにとゆうところです」なんとも歯切れの悪い返答でしたが、さい先がええやんかと八経に向かいます。山頂近くなるとワイワイガヤガヤ、やっと到着しました。八経の山頂は標識なく錫杖が一本立っているだけで狭く、今日のようなレンゲ開花日曜日は大混雑、一応シャッター頼んですぐに弥山に向かいます。

天気怪しくなってきました 奥駆け道出合(明星ヶ岳分岐)
分岐に咲いていたレンゲ ユウレイちゃん 
(ちゃんと名前書け!)(知らん)
{ギンリョウソウ}
えらいガスッテ山頂見えへんー 山頂付近から(八経ヶ岳)

 おなじみレンゲ檻ゾ~ン(ひどい表現するな~)に入ると登ってくる人、降りる人、写真撮る人、寝てる人(嘘つくな!)まあ大変です。花そのものはまだ蕾が多く、先に出合った人が「まあまあ見てのお楽しみ」言われたのがよくわかります。あたふたと写真撮って(気ぜわしく碌な写真撮れていません、いつもの事です)(言い訳するな!ヘタクソなんや)。

オオヤマレンゲ(保護区内) オオヤマレンゲ(保護区内)

 弥山に登り返します。到着した弥山小屋の前もたくさんの人が休んでおられます。オヤジも何とかベンチの隅に座らせてもらい休みますが、ラーメン用の水含めて2.5Lの水は1Lも残っていません。

 タオルは3枚目、バテました、こんなにバテて弥山にたどり着くのは初めてです。若者グループがバーベキューをしているみたいです、うらやましいかぎりです。水分補給は狼平らで何とかなるでしょう、時刻は14時を回っています、急がないとヘッドランプのお世話になりかねません。

皆さん頑張って山頂に 弥山小屋前、露出おかしい{修正した}
(どうでもええねん、疲れたー)

 狼平に向かう登山者はオヤジだけです、やはりトンネル西からが主ルートなんでしょう。しかしいつもの平日とは違い何組かのグループ、単独さんも行きかいます。ほとんどこの時間は登ってくる人で弥山小屋泊りの人たちみたいです。

鳥居をくぐって狼平へ向かいます 狼平に向かう稜線から奥駆け道の峰々
(遠いな~)
安モンのカメラで引っ張って
おそらく行仙?の反射板
お馴染み木道

 木道沿いの一本だけあるレンゲはまだ蕾でした、狼平避難小屋の傍の木はもうほとんど開花が終わった感じ中々むつかしいです。実はこの二か所以外にもあるのですが(貴重になった古木ですが)まあ詳しくは控えます。(なんやなんや)は~い狼平に到着。安むことなく橋を渡って高崎横手に向かいます、帰路最後の登りです。

木道沿いのレンゲ こちらの方はコース外です
他と樹の古さが違います
狼平避難小屋 小屋傍の定番になっている樹です
橋を渡って戻ります、向こう岸、
渡ったところが双門コースの取りつき部です

 ちょうど橋を渡ったところで双門コースから到着した若い男性3人女性2人のグループと遭遇、今日は狼平らで宿泊との事です。双門コースの状況を聞きます、やはり若い人はすごいです、オヤジも真似して秋ぐらいに(アカン無理無理やめとき)。大分気温も下がってきましたが蒸し暑さは残り、高崎横手に着くまでの沢で水を補給、めったに使わない粉末ポカリを入れてよし後は必至のパッチで戻ります。

 もう16時を回りナベの耳を過ぎて川合分岐の手前で後ろから小気味のよいストックの音が、振り向くと男性が下りてきます。比較的に軽装備でストックも競技用、トレッキングのやつです。「こんにちは、すごいスピードですね~熊渡までですか」「いえ川合まで戻ります」「え~川合までですか」「今日は釈迦ヶ岳まで行ってきました」「え~川合から取りついて釈迦まで」ちょっと信じられないですが、はあ~呆然「いや~どうかな~と思いましたが何とか明るいうちに戻れそうです」。

 まだオヤジならおそらく3時間以上かかると思われますが2時間弱6時までには戻れると思いますとの事です、お互い急いでいますので詳しい話はできません。もちろん先に行ってもらいますが、飛ぶようにアッとゆうまに姿は見えなくなりました。何度か見かけた修験の人よりも素早い身のこなしで、は~すごいとゆうほかありません。思いついたのは、そうです日本海、太平洋、縦断レースのメンバーかな~。帰って改めてコースタイムを見ると川合から釈迦ヶ岳まで10時間強、復路も9時間以上、これはすごいとしか言いようがないです。何時ころ川合をスタ~トされたか聞けませんでしたが世の中にはすごい人がいます。

 オヤジも急ぎますが知れています、何とか金引橋、川合の分岐に到着したのはもう16時を大きく回っています、ここからの下り、飛ぶようにとゆうわけにはいきません。ヨタヨタ、ヨタヨタ、林道取りつきまで1時間以上の悪戦苦闘、何とか金引橋に戻って谷はもう薄暗くなってきています。痛い足を引きずるように林道を戻ります

なんとか分岐に戻ってきました
もう16時を大きく回っています
必至に急斜面を下ります
谷に入るとこの暗さです。
やっと金引橋取りつきに
実際はここまで暗くはないのですが
やれやれ明るいうちに戻ってきました

 結局戻れたのはもう18時を大きく回ってしまいました、あれだけ沢山停まっていた車もオヤジの車を含めて3台だけ、まあ何とか明るい内に戻れてよかった、よかった。今回はまず高温、多湿、の為汗をかきすぎバテに拍車がかかりダウンの連続、加齢によるヘタレ具合をを思い知らされました。

 さて定番の温泉は最近は川合から帰路の反対に少し走った天の川温泉に向かいます。そうそう今回は携帯の電波状況悪く川合付近でやっとつながりました。「遅くなりましたが無事に戻って今車を運転中です」「雨降らへんだんか」「雨?京都は降ったんか」「ものすごい雨と雷で、今はもう止んでいるけど」「へ~こちらは曇ってはいたけど降りはしなかったで~。又温泉浸かって帰るので遅くなりますー」。

 そうか京都はえらい降ったみたいやな~、こちらは降らずに良かった。これで降られていたらもっと遅れていたやろな~、それにしてもえらいシンドイ思いの天女見物やったな~、実際は来週ぐらいが一番咲いているのでは、でも何とかお目にかかれて、  感謝、  感謝。




 ■オヤジのドジ番外追記

 今回の温泉天の川温泉、前回に来た時と雰囲気が変わり、湯船や周りの壁も含めてヒノキ作り、まだ木の匂いが立ちこめる改築したばかりとゆう感じで、聞くところによると今年4月にリニュアルオープンしたばかりとの事でした。えらい気分よく浸かったオヤジ、もちろん着替えを持ってきているので着替えたまでは良かったのですが、そのまま着替えた後の山の衣装を忘れて帰宅(え~ほんまかいな、信じられへん)しかも帰って車から荷物を降ろしてやっと気が付くとゆういよいよ痴呆もここまで来ると本物でしょう、(自慢することか!)。

 月曜日電話をかけて確認「はいはい確かにお預かりしてますよ、昨日最後のほうに来られたのですね~」。営業は20時まででオヤジはほとんど最後だったみたいです。「いや~申し訳ないです、スミマセンお手数かけますが着払いで送ってもらえないでしょうか」「はいはいそのようにいたします」いや~実に親切に気持ちよく引き受けてもらいました。今これを書いている火曜日には送られてきています。いや~本当にお手数かけました天の川温泉のスタッフの方に心より御礼申し上げます。  ありがとうございました。 皆さん天川方面に行かれたらぜひ浸かりによってあげてください。

                             【洛西オヤジ記】