南アルプス 聖岳~光岳(てかりだけ)(3)


南アルプス最南端沢山の出会いがありました
山好きの強者ぞろい、マニアックなコースです

初心者オヤジテント担いで従走はこれが最後かな~
親父の山歩き報告(NO.152_3)


 
聖岳山頂


2017年8月2日(水)~8月6日(日)    洛西オヤジ

アクセス:
・名神高速ー中央道ー飯田山本ーR151-R152-下栗遠山川沿いの県道ー北又渡大橋登山者用駐車場(オヤジの下調べ不足)
・相変わらずええ加減な説明ですが今回は特に難儀な事になりました、説明は本文で


コース:
■8月2日
Am7時自宅を車で出発ー北又大橋登山者用駐車場ー徒歩易老渡登山口ー聖光小屋ーテント泊
■8月3日
聖光小屋ー西沢渡ー薊畑ー聖平小屋ーテント伯

■8月4日
聖平小屋ー薊畑=聖岳(往復)-上河内岳ー茶臼岳分岐ー茶臼岳小屋ーテント泊

■8月5日
茶臼小屋ー茶臼岳ー仁田池ー希望峰ー易老岳ー三吉平ー静高平ー光小屋=光岳・光岩(往復)ーテント泊
■8月6日
光小屋ーイザルヶ岳ー易老岳ー面平ー易老渡ータクシーで北又大橋駐車場まで




 こんにちは洛西オヤジです、諸般の事情でなかなか本格的に山歩きができずに天候までソッポ向いてしまい気分は沈むばかり、難儀な台風5号を気にしながらやっと念願の南アルプスの最南端、聖岳と光岳の二座に年金生活者定番のテント担いでヨタヨタと歩いてきました。


 ■8月4日。

 いつもの事ながらテン場の朝は早く、3時ころからあちこちでバーナーの音がします。オヤジも一応4時出発予定、5時間で山頂往復、9時半にはテント撤収して上河内岳に向かう予定です。朝はまだコンビニで買い込んだパンが残っています、そそくさと食べて出発です。夜中に少し降っていたみたいですが星がきれいに見えてピーカンみたいです。

 もちろんヘッドランプ頼みの歩きで、まずは昨日の薊畑の分岐を目指します。さすがにこの時期前後にライトの明りが見え隠れしています。もちろんサブリュックに雨具とポカリ1Lだけなのでカル~イ、楽ですね~。荷物が軽いとゆうことは、もちろんこの先の百閒洞から赤石を目指す人はリュックを担いでの登攀となります。オヤジならすぐにバテてしまうでしょう。。

 小聖の手前あたりから明るくなり、足元に花も見えだしますがご来光は聖の山容に隠れて見えない状況です。山頂ご来光を見るためには3時ころには出発しないとダメでしょうね。やがて完全に日が登り目の前に聖岳の雄大な山容が現れます。南アルプス特有のゆったりした山容はオヤジの好きな景観です。

明るくなってきました
天気はよさそうです
南アルプスは
どこからでも富士はみえますね~
カッコエエナア~オヤジです。
(ウソつけどないして撮ったんや)秘密です
タカネツメクサ
チシマギキョウ ヤマブキショウマ
まだレンズおかしい。(ほな載せるな!) これもおかしいな~どないしょう?

 写真撮りだすとまだレンズの曇りにきずくオヤジ、いや~かなんわあ~どないしょう。しょうがない後は師匠に任すとして(アホカおこられるで、なんぼ師匠でも無理なんや)いよいよカメラ、パーかな~。

 日が昇るとやはりへたれオヤジ空荷でもしんどいです、(どないしてもしんどいのや、ヘタレなんや)、山頂直下のジグザグ登攀、早い人はもう下りてきます。やはり3時前には出ておられるみたいです。素晴らしいご来光を観られたとの事です。

 なんとか予定どうり2時間半で聖岳山頂到着。ドテ―(いつものパタ~ンもう飽きた)。昨日の人はあまり天気よくなかったみたいですが今日はピーカン360度、イヤッホウー(いちびりすぎ!)シャッター頼んで暫しボケーと展望満喫。よし次が待っている左手前方、上河内岳、いやその前に小屋に戻ってテント撤収や、あーヨタヨタと戻ります。

今は晴れていますが気になる雲行 テンと担いだ高校生、聖平で一緒でした
リュック平均25Kだそうです
小屋に戻りテント撤収
再度分岐から左上河内岳へ
先ずは樹林帯
岩峰の肩 南岳付近
ザレ場注意しないと右の斜面に滑落 定番お花畑で癒されながら
上河内岳の肩
山頂往復20~30分の地点です
えらいガスッてきました上河内岳山頂
珍しく誰もいません
広い山頂から肩に戻ります

 一気に上河内岳まで、写真での説明でお許しください(そのほうが皆さん喜んでおられます)。この区間はやはり各人、グループ、聖平からルート、出発時間がいろいろになるために前後に歩く人たちが少なく、ヨタヨタオヤジだけの静かな歩きが楽しめました。といえばカッコよいのですが本当はサブリュックの歩きから又テント担ぎのリュックに戻り、ぎや~重い~(当たり前や!)。

 それに天気も又ガスッてきました、上河内の肩から山頂往復はスルーしょうかな~とも思いましたが、聖平、茶臼間の重要ポイント、「本来は360度の展望が素晴らしいのでぜひ寄ってみること」とガイドブックに載っています。しかしご覧のとうりどうもオヤジの日頃の精進が良くないみたいです。

 分岐に戻りデポッたリュック担いで先を急ぎます、もう正午は回っています。コースタイムより1時間近くかかっています、軽荷から再度の重リュックでバテテしまったヨレヨレオヤジ歩きの証明です。

えらいガスッてきました
奇岩竹内門と呼ばれる地点
ダケカンバが多くみられるお花畑
今度は又這い松が茂る斜面を登ります ザレ場が続来ます
やっと分岐に到着
ここから小屋までは10~15分
は~い到着しました

 上河内岳からは比較的に下りが多く、ザレの尾根、お花畑、湿地帯、這い松帯、森林限界と変化にとんだ歩きはなかなか楽しませてもらいました。前半5時間後半5時間半、今回の一番厳しい歩きが終わりました、ヤレヤレ。

何とか予定どうり
5時間半ぐらいかかって到着

 小屋の受付で若い女性の人から「明日朝ヘリが到着するのでテント撤収は早い目にしてください」と言われて戸惑うオヤジ。「何時ころまでに撤収すればよいんでしょうか、5~6時は遅いですか?」「いえいえそんなに早くは来ませんから大丈夫です」との事でやれやれ、まあ明日は比較的に短時間歩きの予定ですからゆっくり出発しようと考えているオヤジ(実は翌朝えらい目に合うのですが)ヤレヤレです。

 水も前日と同じく飲用可能な水がふんだんにありよしよし、おまけに設営したテントの中で携帯がかろうじてつながります。比較的尾根から下ったどちらかといえば沢筋にある小屋ですがテン場の特にオヤジが設営した付近だけつながるみたいで、弱い電波を捕まえてラインでカーチャン連絡、最近の事ですのでドコモなら結構尾根筋でつながりますがテントの中からつながるのは珍しいです。

 昨日もですが夕方から夜の早いうちにテントを濡らす程度の雨が降ってきました。又カメラ心配やな~、まあ何とかなるやろ。今日は山菜オコワ食べて、眠剤飲んでおやすみなさい。

                             【洛西オヤジ記】