屋久島 宮之浦岳 2017年5月3日~5日 初心者オヤジ屋久島に行ってきたぞ~ (フンえらそうに、連れていってもらったんやろが) 1週間前から天気予報に一喜一憂 結果は雨、雨、雨、あ~あ、なんでやねん ヘタクソ写真も撮へんがな~ (よかったよかった!:影の声) 親父の山歩き報告(NO.142) |
なんやわからへん、一応山頂記念?撮影 宮之浦岳 |
2017年5月3日~5日 洛西オヤジ
アクセス: ■3日:大阪空港ー鹿児島空港ー(タクシー)鹿児島港ー水中翼船で安房港ーレンタカーでホテル(宿泊) ■4日:オーナーにレンタカーでホテルからー淀川登山口まで送ってもらいました。下山後も迎えに来てもらいました。(仏様みたいな方です、感謝、感謝) ■5日:往路の逆順で帰りました、オヤジ個人では考えられない豪華な行程です。なほ一番早いのは屋久島までの直行航空便ですがゴールデンウイークの予約は1月には満席になるそうです。(そんなに早く予約できるのかな~?) コース: 淀川登山口ー淀川小屋ー花之江河ー宮之浦岳 完全往復は雨中11時間強の忍の長丁場でした。 こんにちは洛西オヤジです。今回はオヤジの報告にしては、趣を変えてえらい豪華な報告をさせて頂きます。安い年金生活者のオヤジは、生活の為のアルバイトを週に3日ほどしておりますが、そのアルバイト先の慰安旅行で、今回は屋久島に行くことになりました(お前が言い出したんやろ)。いえいえ滅相もない、皆さんが「屋久島トレッキングをしたい~」と、たっての希望で実現した企画です。 そこで前々回の報告、小塩山のカタクリ鑑賞トレイニングとつながるわけであります。中々ドラマチックな展開で(フンしらじらしい)、屋久島のトレッキングは、いろいろなバリエーションがあります。ルートも多種多様、各人が自分の体力に見合ったルートを選択、オヤジはもちろん100名山、最南端宮之浦岳がこれ幸いの目標となりました。。 一週間前から小学生が遠足を待ちわびるように天気予報を確認、目まぐるしく変わる予報に一喜一憂したわけですが、なにぶんにも有数の多雨地域、とゆうより多雨ゆえに、世界遺産にも登録される景観が育成されたわけです。結論的に言いますと、ゴールデンウイークの混雑を、まともに経験しながらたどり着いた屋久島安房港、雨が降っています、二日後島を離れるまで、ほとんど雨とゆう状態でした。後で知ったのですが、沖縄本島もものすごい雨で被害が出たとの事ですが、そこまでは行きませんでした。 しかし現地では(ホテルフロントで聞いた話)「これぐらいの雨は今の時期当たり前、最高のコンディションです、緑が最高に映え苔も綺麗に見えます」との事でした。まあ折角来た観光客に対する慰めの意味もあったのでしょうが、それはともかくゴールデンウイーク後半まともです。 伊丹空港(それも古い言い方や、今は大阪国際空港)荷物の関係もあるので、自家用車で通常なら高速、名神、中国、で45分ぐらいの所要時間、しかしゴールデンウイーク後半初日、朝から渋滞情報は、すでに大山崎を超えています。予想はしていたので、高速には乗らず一般道で2時間半かかって到着、ハア~出だしで疲れました。(それで間に合ったんかい)そりゃ12時半フライトで8時京都出発、(ゲーほんまか)それぐらいすごいのですこの時期の渋滞は。
飛行機、タクシー 水中翼船、乗り継ぎ、乗り換え、ホテル到着19時を回りました。さすがに遠い、いや~山に登る前に疲れました、とそんなことゆうてる場合ではありません、翌朝3時起きの予定のオヤジ、食事を済ませてさっさと、お休みなさいー。 ■4日登山当日: 今回の慰安旅行は、前もっての検討でオヤジやそのほかのコースへ行く従業員も含めて、オーナーに送迎していただくこととなりました。オヤジの場合は特に5時取りつき、17時帰還を目標ですので(ホテルから淀川登山口まで、1時間以上かかります)3時起床4時ホテル出発を目標にしております。オヤジはまあ劔や、そのほかの歩きで3時起床は経験ありますが、さすがにオーナーにも合わしてもらうのは、大変気が引けます。この際甘えさせていただき(その分死ぬ気で仕事頑張れよ!){はいもちろんです}4時ホテル出発です。 期待に反して雨はしっかり降っています。ホテルに作ってもらった朝食、昼食のおにぎりを車中で朝食分を食べながら、暗い林道(とゆうのかな~)をオーナーの運転で登山口に。到着した登山口は係の人が手前で交通規制、2台ほど降りてきたら2台通すとゆう状態、すごいな~、聞きしに勝るな~、降りてくるのは大半がタクシー、係員「どうされます、上はもう路肩を含めて満車状態です、停めるならここより下にしてください」「いや送ってきただけです。」「はいそれならどうぞ、上で係員の指示でUタ~ンしてください」これが雨の中早朝5時頃の会話です。は~どないなるのや~。 今日が年間で一番登山者が多い日なんだそうです。恐るべし屋久島人気。すごい。到着した登山口、オーナーにはすぐに戻ってもらいます。混雑する案内所の横の少しだけある屋根の下で完全雨バージョンの準備です。やはり時間がかかり、すでに相当濡れてしまいましたが、5時半ごろにやっと出発です。
雨、たくさんの登山者、列をなしてゾロゾロ、こうなるといつもの歩きとは勝手が違い、とにかくヨタヨタも耐え忍びながら歩くのみ、周りの景色を楽しむ(明るくなっても、ガスで見えませんが)余裕はなく、写真を撮る余裕もありません。写真といえばこの状況では、カメラの雨対策も歩きの妨げになっています。(ヘタクソは何で撮っても同じなんやから、小さいカメラでええのやあ!)。レンズを拭いてもすぐに曇って水滴が付きます。ま~ヘタクソが余計にどうしょうもない写真ばかりになってしまいました。(いっしょ、いっしょ、へたくそはどんな状態でもヘタクソ)。 それと意外だったのは結構アップダウンがあります。(これがこのコース、とゆうより後で聞くと屋久島トレッキングの特徴みたいです)。約1時間ほどで最初の目安になる淀川小屋に到着、雨の中に設置された多くのテントが目に付きます。小屋はもちろん大混雑、オヤジはスルーして先を急ぎます。
雨は降り止む気配はなくむしろ雨足が強くなってきました、大きな岩があり雨をしのぐことができるので皆さん休憩、食事などをされています。とにかく雨をしのげる場所が限られています。途中展望台の表示があり、少しだけコースを離れて観に行きます。雨さえ降っていなければ、屋久島らしい風景が広がっているのやろな~と、そんな光景を想像しながら先へ進みます。
やがて小屋から約2時間弱でしょうか、ガイドブックにも大きく取り上げてある、花之江河に着きました。大きな湿地で独特の植生が見られるそうですが、今日はもちろん観察の余裕はありません。とりあえずシャッターをお互い頼みあって先に進みます。(シャッターを頼む人には困りません)。濡れた木道は気を使います、もくもくと歩きます、(洒落か!)。周りの景色はガスッて遠方はほとんど見えません。
花之江河から間もなく黒味岳分岐を通過して、段々岩場が多くなってきます。花こう岩のザラザラした岩ですが、やはり濡れているために気を抜けません。ロープも何か所か現れ、結構女性なんかがつかまっていると停滞をします。やはり100名山の魅力なんでしょうか、超ベテランの人は(ガイドさんは別にして)少ないような気がします。(ベテランの方ごめんなさい)。 オヤジと同じような初心者にチョット毛が生えた人や、ごたぶんにもれず高齢者男女が多く歩かれています。コース案内で黒味分岐から山頂まで、3Kが2時間半以上となっています。厳しさがわかると思います。何組かが戻りますと引き返して来られました。やはりこの雨ではね~、オヤジも必死で頑張って歩いています。
オーナはじめ皆さんに「登って来るぞと勇ましく、誓ってホテルを出たからは、登頂せずには帰らりょか!進軍ラッパ聞くたびに」{わかったわかったもうええ、さっさとロープ掴んで登らんかい} スミマセン、つい必死の覚悟で来たものですから(相変わらず大層なやっちゃな~)。 やがて山頂までの案内が2Kになり、1Kになり500mになり、周りに奇岩がガスに浮かびます。この辺り宮之浦の真骨頂なんでしょうね~(コンチキショウー)最後はもっと急登かと思っていましたが、それほどでもなく団体さんであふれる山頂に到着、約5時間半の悪戦苦闘、雨は止まず、風もあり「寒い!」の一言。 団体さんの記念撮影が終わるまで待って、やっとシャッターを頼んだのですが、後から来た自分の知り合いを先に撮って、さっさと降りていきました。は~なんやあれは、まあこれだけたくさんの人間が来れば中にはいますね~。気になるのはガイドかな~と思ったのですがね~、もしガイドの人なら免許返したら~、世界遺産が泣きますよ。気を取り直して再度シャッターを頼みます。撮影完了すぐに下山、なんのための登頂やら。
皮肉なことに下山しだすと、気のせいか雨足が緩くなった気が(イヤミやあ!)(気のせい、あんたのひがみ)。歩き出して6時間近くなります、お腹が減ってきましたが、雨を避ける状況がありません。下山は一層足元に注意をしながら下ります。1時間以上戻ったころ少しだけ止んだような、小降りになったような(どうやねん、ややこしい)。 とにかくリュック下して昼食タイム、考えてみれば山頂で少しだけリュック下して水分補給しましたが、ほとんど休まずに歩いている状態、おにぎり弁当のうまかったこと。いや~人心地をつくことができました。しょうもない事ですが朝の弁当と、昼食用ではおかずが違いました、(どうでもええことかくな~!)いえいえ食いものの恨みは怖ろしいですよ。朝と昼とおかずを変えるとは、なかなかの心つかいじゃないですか。。
なんとか食事を終えて、又忍とゆう字を胸に(またまた大げさなやっちゃな~)下ります。携帯がかろうじてつながる黒味の分岐付近(2時ころ)オーナに連絡、電波状況かろうじてつながる状況。直接話はできなかったのですが、留守電に「何とか4時ころ戻れそうです」と入れましたが、これが大甘ちゃん(又かい、前回で懲りてるやろ!)コースタイムで3時間、解説曰く、注意!下りは疲れている関係もあり登りと同じ(特に下り後半)所要時間を見込むこと!となっています。 そうなんです、アップダウンが多いと書きましたが、正に帰路も相当登ることになります。それにきずいたのは花之江河を超えてしばらくして、これはアカン、連絡しなおそうとやってみますが、全くつながりません。 こうなったら急ぐしかありません、何とか4時前後には着きたいと思ったのですが、とても無理。長い~ホンマながい~。淀川小屋に着いたのは、もう4時を回っています。こうなったら何とかオーナーが留守電にきずかずに、予定どうり17時をめどに、ホテルを出発していただいているのを願うばかりです。(こんな時に限って届いているんです。すんません)。 これ以上オーナーに迷惑をかけられません、なんでええ加減な計算でメッセージを入れたのか悔やまれます。久しぶりの必死のパッチ(なんやなんや、普通は余裕かましてんのかい!)いえいえそんなそんなわけではではないのですが、珍しく下りでも何人も夢遊病のごとく歩く(皆さんウンザリとゆう表情)「ながいですね~」「は~ながいな~」を追い抜いてやっと戻った淀川登山口。
着いた~!案内所の目の前に、車の中からオーナーが手を振って待っていただいていました。「すんません!遅くなりました~、留守電聞いていただいたのですか」「はいメッセージ届いてましたので4時前に来ておりました」「いや~申し訳ないです。全く判断甘かったです、後半大苦戦で時間がかかりました」「いやいや本を読んでいたので気になりませんでした」。ね~ホンマに世の中にこんな優しい人がおられるのですよ。 「他の皆さんはどうされました」「皆さん行かれましたよ、11時間コースの**さん以外はもう戻って、買い物や観光に行かれています」「え~そうですか凄い、良かったです」1時間コース2人、4時間コース4人、11時間コース1人、そしてオヤジ、オーナーは他の人のコースも送迎されています。本当に感謝を通り越して、後光がさしています(仏さんにしてどうすんねん)。 ホテルに帰る車中で**さんとも連絡が取れました、無事下山、今ガイドさんの車でホテルに向かっているとのことです。ホテルに戻って先ずはお風呂、お風呂、体冷えて寒い~。体をやっと温めて人心地着いたところで全員で打ち上げ、最も女性がほとんどなのでおしとやかな打ち上げですが、今日のトレッキングの話題で盛り上がりました。ほとんどの人が「カタクリの比やなかった」「しんどかった~、そやけど雨でも歩いてよかった~」と全員が話されました、良かった、よかった、オヤジもホットしました。 さて一応オヤジの山歩き報告はここまでといたします。全く山歩きの報告としてはどうしょうもない情けない報告となりました。特に屋久島らしい写真が一枚も撮れずに残念でしたが、まあ雨が降っていなくてもオヤジの腕では、同じようなものだったのではないでしょうか。 翌日もレンタカーで屋久島の観光スポットを午前中周り、来た時と同じパタ~ンで京都にかえって来ました。屋久島を離れるまで、雨はほとんど止むことは事はなかったです。オヤジの山歩きに強烈な印象を残した屋久島の歩きでした。もちろん早朝から車を運転帰りもオヤジのチョンボで長い時間お待たせした オーナーに、そして細やかな心つかいで今回の企画をしていただいたオーナーの奥様に、心より 感謝 感謝。 ■5日 番外観光写真。
【 記: 洛西オヤジ 】 |
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