2019.1.19(土) 晴 12℃ Ikomochi
コース:
・銀閣寺12:20~堰堤から尾根へ12:35~堀切分岐12:50~中尾の滝13:10~古道へ13:20~分岐を谷へ13:25~谷と尾根をうろうろ~古道へ14:00~出合坂尾根分岐14:20~P328山頂14:35~孫熊山~熊山14:50~三角点下15:10~大文字山山頂15:20=15:40~千人塚~上の水場~登山道入り口16:45~銀閣寺バス停
大文字山の奥山P328小熊山を目指しました。
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土曜日は天気が良いというので、先週の続きで大文字山の奥山を目指します。朝出るのが遅くなり、出町柳の三川合流広場の川べりで腹ごしらえしてから出発。銀閣寺を出たのが12時を回ってしまったが、予測では短時間でP328に着けるはず。登山口にある石仏さんに無事をお願いして登る。先週までは屋根が壊れていた左端のお地蔵さん、祠がきれいに修理されてご本体もご帰還です。
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三川合流でのんびり |
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おや!お地蔵さんご帰還 |
1月4日にはまだ避難中だった |
表登山道横の堰堤を越え、左の尾根に取りつく。植林地の中の緩い登りで、15分ほどで中尾城址の堀切へ到着。この道は使える。巻道を中尾の滝へ。
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ここから登る |
植林地を歩く |
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堀切が構造物だと分かる |
落ち葉を踏みしめて |
途中いくつかある分岐を覗いて尾根道への行く先を確認。誰もいず静かな谷間には滝音だけが響いている。滝の上流から先日下った古道へと登る。とりつきは崩れているがすぐによい道になり、二の瀬ユリほどの広さがあるので荷車など通っていたかもと想像する。
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中尾の滝上流から東の尾根に登る |
荷車が通る幅の道 |
尾根に沿って水平道が続く。すぐにはっきりした分岐があり、テープなどもぶら下がっているので下ってみることにした。谷間の源頭部に出て、「くま山へ」と目印などがある。
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分岐を左へ |
はっきりした山道を下る |
こんなところから熊山へとは?と踏み跡を探すと、東の尾根に登る薄い跡がある。どうやって行くのか気になるが、まずはこの谷を探ることにして、少し荒涼とした谷間を下っていく。
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くま山→とあるが |
谷を下ってみることに |
獣道を進むと、広い合流点に出て、細いV字谷へと下っていく。そのままたどるが、次第に倒木が覆い重なってきて踏み跡も薄いので追いかけるのをやめて引き返す。先ほどの合流点から西側の支尾根に向かい、緩い登りですぐに先端部に着いた。大木が折れ重なっている。
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V字の谷は倒木が一杯で |
よじ登った尾根も倒木の山 |
尾根の上は倒木があるものの歩きやすく、そのまま南へ向かう。すぐに掘り込まれた道の四辻があり新しいテープもある。足元からは高く水音が響くので中尾の滝の上部にいるようだ。尾根から右の道は急に下っているので中尾の滝方向だろう。左へ道を取り谷へと下ってみた。緩い谷の源頭部。黄色いテープもある。
源頭部奥へと向かい、テープがある山道があったので、尾根に登り返した。出たところはなんのことはない。一番最初に下った分岐の少し下手だった。というわけで、中尾の滝上部の支尾根とその谷間をうろうろしていたようだ。尾根を覗くと、2か所で支尾根に分岐していて、谷が入りこんでいるようだ。こういう細かいところは、地図だけではなかなかピンとこない。
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尾根の分岐を左折 |
下りた谷を詰めて |
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18右の尾根に登る |
19出たところはさっきの古道 |
古道を離れ、出合坂の尾根から小熊山へ向かう。倒木が散乱した山道を下り、崩れた沢を渡り、その奥にしっかりした道があるのでよく見定めて歩く。熊山との分岐からはっきりと踏まれた山道を北へ進むと、14:35「子熊山」の標識が掛るP328の小さなピークに出た。見晴らしはない。
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出合坂の尾根に出て |
倒木の山道を下り |
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P328へ向かう |
よく踏まれた山道をP328へ |
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こんな木がお出迎え |
子熊山標識 |
この先下っていくと「曾孫熊山」なるものがあるそうだが、今日は引き返し途中の小ピーク「孫熊山」の標識を見て熊山に向かった。この一帯は熊山山系とか名づけられて有名らしい。たどり着くにはある程度の地図読みと土地勘が必要で、探検気分を味わうには最適だ。今日、山中で出会ったのは鹿だけだったし。
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孫熊山標識 |
熊山山頂 |
熊山を目指して登り、山頂から更に一直線に伸びた尾根を登っていく。大きな桜の木がある。春には見事だろうな。最後は急傾斜になるので汗をかきかきよじ登ると、三角点下の巻道に出た。すぐの取り付きから階段とロープの道を登り、たどり着いたのがかつて迷った林の中。これでこの道は登り下りを歩いたので、もう迷うことはないでしょう。
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立派な桜がある |
細尾根を登っていく |
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三角点直下の巻道にでる |
階段とロープの道を登って |
15:20大文字山頂は若者グループで賑やかで、風もなく気温は12℃と暖かい。薄いガスに覆われていて遠くは見晴らせないが、穏やかな日です。ここで昼食の残りを食べて休憩。
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大文字山山頂到着 |
気温12℃ |
帰りは火床から法然院に下ろうと行ってみたが、通行禁止の札が掛っていたので、そのままP271あたりをくるりと回り込んで千人塚の下に出て表参道を下った。途中で右の谷に入る道を見たので下っていくと、水場があった。奥の林にはコンクリートで固められた岩場が見え、太閤岩だ。水場から沢を下り、古い堰堤を乗り越えて下ったところが、今朝の出発点だった。
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雪のない北山、遠くの雪山は皆子、峰床か |
法然院は通行止め |
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上の水場 |
出発点に戻った |
大文字山の奥へ短時間で行けることがわかり、さらなる魅力を発見した山歩きでした。一歩谷間に入りこむと下界の音は遮断され、人里離れた感がいっぱいです。
帰りは薄暮の中空に輝く月(スーパームーン13夜)に見送られながら、百万遍の銭湯「東山湯」に向かった。
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天空に輝く13夜の月 |
お気に入りの銭湯 |
下山後の楽しみはキムケンさんはお酒、哲郎さんはビールだそうだが、わたしはなにはともあれ銭湯。京都の古い銭湯は地下水を汲みあげているところが多く、カルキや塩素臭のない柔らかな水はそこらのスーパー銭湯よりもよほど疲れがとれて気持ちいい。さらに東山湯はいつもビートルズの曲が流れていて、先週は「イエローサブマリン」今日は「ストロベリーフィールズフォエバー」だった。おしゃれでしょ。
【 記:ikomochi 】
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