ダニに咬まれた 続報

マダニの一種:タカサゴキララマダニ


2019.05.26 (日)  ikomochi







 4月末のこと、花脊峠近辺から帰って翌々日、右足の膝裏になにか触るものがあり 棘の先のようだがよく見るとダニのよう。なにしろ膝の後ろなので足をねじってようやっとそのありかが分かる程度。少し赤くなっているくらいでまだ深く食い込んでいないので、いつものように針を消毒して掘り出してみた。すぐに棘状のものがぽろりと取れて落っこちてしまったが。

 いつもならばその後血を絞り水道で洗って消毒して終わりなのだが、今回は様子が違った。針で掘っていると、膝の周りに赤い紅斑が広がった。少し膨れ上がっている。えっと思い、直ぐに患部から血を絞り出し消毒したのだが、膝裏に紅斑が広がっていくのが分かった。

 腫れぼったく熱も持っている。これはまずいかも・・・行きつけの皮膚科は生憎10連休の始まりできっと休診だろう。他に行く当てもなく、一晩様子を見ることにした。気のせいか、背筋がぞくっとするし、右足のリンパに沿って赤い発疹が広がっていく。太もも、お腹、腕とぽつぽつ蕁麻疹のようなものができ、これはいよいよあかん。

 翌朝、京都市の休日診療所のHPをみると、幸いなことにGW中の診療機関名が一覧になって出てきた。病院名はあるけれど診療内容までは記載なく。いきつけの皮膚科は昨日は診療していたみたい。あーーどうしよう。必死に一覧表を探すと、近所で皮膚科の表示があり、直ぐに電話してダニの話をしたら、処置できるとのこと。すっ飛んでいきました。

 先生曰く、ダニの頭が残っているかも。。。しかし、私が針でしっかり掘りあげたようでダニの残骸はないそうで、切開は免れた。1週間分の抗生剤を処方され、飲み始めて3日目には紅斑も薄れ、身体の異変もない。1週間後診察に行ったが、薬を飲んだので大丈夫のようであった。休日診療料金をしっかり取られたが、惜しくはない。ほんとにほっとした。

 が、その後数日ほどして、ニュースで天草の高齢者がダニによる発熱等で死亡 とあった。最近も高年男性が死亡、背中にダニの刺し傷があったと。

 これからは面倒でも自分で処置せず、医者で切開してもらおう。 厚生省のダニ情報では、ディート30%を含む殺虫剤を皮膚に塗布せよ とある。発がん物質が取りざたされるディートだが、アメリカの研究機関では人体への影響は少ないとの報告が出たそうで、高濃度のディート殺虫剤がドラッグストアで販売されている。さっそく購入してきた。のんびり山で昼寝もできなくなった。。。。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164495.html


                        【 記: ikomochi 】