比良 堂満岳 (代打の山行は登山道確認になる) |
ノタノホリ池 |
2019年6月22日(土) 曇り 森の旅人M
コース: ・イン谷口~ノタノホリ池~堂満東稜道~堂満岳~金糞峠~青ガレ~正面谷~イン谷口 滋賀県北部のまだ登っていない山に行こうと予定をしていたが,午前中は雨雲がかかり前日より天候悪化のため回避,初めての山を雨の中歩くことは山を知ることはできない。今日は近くの山沿いも午後から天候が崩れるので,代わりに決めたのが近場の堂満岳。シャクナゲの季節もとっくに終わった山に何があるのか見に行ってきました。 イン谷口に着くと駐車台数が9台と少ない。滋賀,京都に大阪ナンバーと遠方は見受けられなかった。天気は薄曇りの中出発。出合橋を渡り一旦南下してから渡渉,別荘地を抜けて東稜道の登山道に至る。坂道が始まり,しばらく歩き始めると汗が出てくる。昨日の夕方に京都南部は豪雨に見舞われたが,歩いている道は全く濡れていない。雨が降らなかったようだ。U字溝道から急坂道に,そして平坦路になるとノタノホリ池に到着。池の水位が上がり山道近くまで来ている。池の上の枝にはモリアオガエルの卵の塊がたくさんぶら下がっている。
上空の雲が厚くなってきた。右に谷,左側には尾根をみて平坦な巻き道を進む。谷上流部に入ると中年男性が休憩中だった。一言挨拶して先行する。谷筋を離れて東稜尾根へ,夏の鬱蒼とした山中を折り返しながら登って行くと倒木が目立つ尾根に辿り着く。小休憩を取っていると先ほどの男性が追い抜いて行った。 ブナ,コナラなどの雑木の中,急坂を登って行く。花期の終わったシャクナゲを見ながら高度を上げて行くとエゴノキの落花を見る。多くの白い花が残っている。倒木をすり抜けると大岩群が現れる。その先からは見上げると壁のような山となり,今まで以上の急坂道に変わる。登り始めると急斜度の山道が崩れて荒れている。
地道が露出し,小石が転がりそうな不安定な道に変わり登りにくい。緊張しながら登ることになり,岩と木の根を掴んで登って行くと堂満岳山頂に出た。先行の男性とは違う老年男性が休息中だった。その後,金糞峠から中年男性が,そして東稜道から若い男性が登ってきて狭い山頂は4人となった。残念ながら東側の琵琶湖ははっきり見えない,近くのコヤマノ岳は見えるが武奈ヶ岳ははっきりしない。
11時前の早い昼食を摂る。老年男性と若い男性は金糞峠側へ下って行った。金糞峠から登って来た男性は神戸から初めて来たそうで,六甲山に比べて険しくそして標識が少なく分かりにくい山だという。彼は上りと違う道を歩きたいと,東稜道を下って行った。昼食後,山頂を後にして金糞峠へ下る。上空は暗くなり西側の山には雨が降り出しているのが見える。天候悪化が早まったのだろうと早足になる。花期は過ぎたと思っていたオレンジ色のツツジが咲いている。琵琶湖側の山道は乾いていたが尾根の西側は濡れている。道の両側には時期のコアジサイが彩る。サワフタギも多く目に入る。ついに小雨が降って来た。
金糞峠に到着。ここでは晴れ間となり天候はよく変わる。いつもなら登山者で賑わう峠だが今日は誰にも会わない。青ガレを通る道は落石の恐れがあるため他の道に迂回するように看板が立掛けてある。気を引き締めて正面谷へ下って行く。滑りやすい石の道だが石の隙間に山砂が施してあり,少し歩きやすくなっていた。しかしこれも短い間で,すぐに歩きにくい石の道に戻る。下る途中に単独男性,男性二人組と出会う。石場の歩きにくい箇所が終わる所では右側から比較的大きながけ崩れが発生し山道まで達している。
その後も老人夫婦に7~8人の男性グループと出会う。谷から離れて平坦道になり青ガレを下って行く。上部は草木が生い茂っているが,岩場は以前のとおり右側を下り問題なく通過できた。 大山口から下った場所に駐車場があるが,こちらは結構な台数が見える。イン谷口に戻って来ると,前方から山頂で出会った神戸の男性と再会,無事下った姿を見て安心した。男性は大山口側の駐車場へ戻って行った。 今日は目ぼしい収穫もなく,山道の状況確認に終わり充実感の薄い山行になってしまった。しかし,危険個所のある山であることには違いなく無事終えて良かった。山行後の楽しみは温泉です。近くの比良とぴあで入浴(610円),汗を流しました。入浴後比良とぴあを出ると麓にも小雨が降り出してきました。降雨の中,帰宅しました。
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