大森から城丹国境尾根+桟敷ヶ岳 (小てつ No.130) |
このあたりの積雪が一番多い 城丹国境尾根 |
平成31年2月3日(日) 晴れ~曇り~小雨 小てつ単独
コース: ・大森東町大谷林道 霧滝前広場稲妻号デポ~飯盛山西側峠~飯盛山~大谷峠~城丹国境尾根~桟敷ヶ岳~岩茸反射板~長谷林道~デポ地 正月歩きの報告も無く、いったい小てつは夜逃げでもしたんか?という声もあがりそうな今日この頃。実は年末にインフルエンザにかかり、正月三が日を隔離+お屠蘇も無し!という悲劇に見舞われ、それ以降も何か体調がすぐれない日々が続いていると、okaokaclubの懇親会も過ぎたある日、血圧がとんでもないことになってしまって、以後2週間の様子見となり、また禁酒!。 2週間後の検査では特に異常は認められないとなって、一応は無罪放免。やっと今週山に行こうかとなりました。 懇親会の日に、いつもの半日歩きのナッチョには行ってきたのですが、そんなことで紀行文にはならず、遅ればせの報告としましては、北滝橋からのトンボユリ尾根ルートからのナッチョは、倒木の影響も無く以前と変わらない歩きのできる北山では数少ないルートでした(誰も行かへん・・)。また、シャクナゲのつぼみもあり、といめんのシャクナゲ尾根も、今年はいくらか楽しめるのではないかと思います。 と言うわけで、まともな山は年末の愛宕三山以来となるので、1ヶ月開いたリハビリ登山となるのですが、そうは言っても雪遊びもしたいし・・、城丹国境尾根はリハビリになるのかどうかわかりませんが、比良よりは雪の少ないこちら側なら、どうにか歩けるでしょう。
また前置きが長くなりましたが、雪で大谷林道に突っ込んでいけない場合、大森キャンプ場に駐車だけお世話にならないといけないので、7時30分に自宅を出る(大森キャンプ場は8時から)。周山街道の広芝町の工事もやっと終わり、道路凍結も無く順調に大森の町に着く。ただ、あまりの雪の少なさに持ってきたスノーシューはただのお荷物になるんじゃないかと心配になってくる。 道路に雪が無いのでいつもの霧滝前広場までとキャンプ場を過ぎていくと、霧滝広場の手前に一本の倒木があって道をふさいでいる。台風の後にはなかった倒木で、最近倒れた模様。まだ細い木だったので、最近常備しているノコギリで切りにかかると、思いのほか短時間で切れた。広場に着いて、稲妻号を行ったり来たり、タイヤで雪を固め路肩に場所を作って稲妻号を転回して停め、準備をして8時30分の出発となる。
1台の車が先ほどの倒木がある前に林道の奥まで入ったようで、雪に轍が残っていて、そのタイヤ跡を歩いて行く。とは言っても雪は10cmほどしか残っていない。轍はかなり奥まで進んでいたが、3系統目の高圧電線を過ぎたあたり、バンパーで雪を押したような跡が残る地点でUターンしていた。 周りに靴跡が無いことから、罠を点検に来た猟師さんじゃないようだ。そこから急に雪は深くなり、スノーシューをつけることにする。今年は早くから、スノーシューのストラップを新調して準備万端だったので、まだつぼ足でもいけるんちゃうの?の雪でもはいてみたいのだ。パタパタと久しぶりの感触を楽しむ。 雪面にうさぎの足跡を見つける。桟敷あたりではよくうさぎの足跡を見ることがある。鹿の足跡は少なくなってきていて、いよいよこのあたりには冬越しできるエサがなくなってきたのだろう。
林道を大谷峠との分岐まで来たが、今日は飯盛山の西側の峠に行くことにして左へと進む(2500分の1地形図にも飯森山となっているが、地元じゃ飯盛の方で呼ぶそうな)。いつもokaokaさん達が城丹国境尾根に取り付く場所に、okaokaさん独特の毛糸巻きのテープ目印を見る。 林道終点にデポ地から1時間で到着。飯盛山への急登に備えてヒールリフターを立てる。ここらで積雪は40cmほどになってきた。まだ元気でひと息で登れ、峠から10分かからずピークに到着。でもってもったいないけど大谷峠まで登ってきたのと同じくらい降りていく。
スキップ街道まで再び登る。稜線の雪は南側にまくれ上がっていて、強風の影響でウネをつくっっている。自転車ピークに近づくにつれ積雪は深くなり、一応雪庇ができている。
自転車ピークとラーメンピークの間が一番積雪深く、坊獣ネットを楽にまたげるので1m以上はある。ネットの南側に倒木が多く、ネットをまたいで北側の伐採地に入って進んでいくんだが、降り重なった雪では無く、一気に積もった新雪のようで、踏み抜くと股までスノーシューごとはまってしまう。ここの登り返しでたいそう苦労して体力を奪われてしまう。 ラーメンピークにやっと登り詰めたところで、お腹が減ってきたのだが、南風が強く、ここでお昼も寒いので、冬場にはいつもザックに忍ばせている「おさかなソーセージ」だけパクつく。おさかなソーセージは何故か凍らないのがいい。 少し進んだ鞍部のところがやはり風裏となっていたので、関電の鉄塔標識のところでお昼とする。今日もコンビニおにぎりとカップそば。20分ほどゆっくりして立つ。 今年は132鉄塔まで来ても踏み跡がないなぁと思っていたら、送電線がやけに静かだった。129鉄塔の系統も静かで、送電されていないようだった。送電されていないから、関電の人も点検に来てないんだなと納得する。
129鉄塔からナベクロ峠あたりにも踏み跡は無く、今週末裏桟敷に入った人はいなかったようだ。お昼を食べたのに元気は戻ってこなくて、もうカッパだったのか何なのかわからなくなってしまっているノースフェイスのピンクのカッパがくくりつけられている最終鞍部からの登りがしんどくて、4,5回は休んでやっと桟敷ピークに登り詰める。ブランクのツケがまわってきたようだ。13時45分着。 さすがにピークには踏み跡があり、皆さん雲ヶ畑側からのピストンのようだった。MSRのライトニングアッセントとわかる外歯のシュー跡が2つ、ワカン1つ、なんとつぼ足1つ。がんばらはるね~!ただ、ワカンとかの装備無しで裏行ったらアキマセン、帰ってこれなくなりますからね~。
ウネウネ曲がっている踏み跡を無視して、シュー履きの特権でまっすぐに降りていく。鉄塔広場の雪は風で飛ばされ無くなっている。こっちの送電線はブーンとうなっていて送電されているようで、最近ペンキも塗りなおされたようだ。 蓬莱山や武奈ヶ岳は確認できるのに、花脊の鉄塔が見えないのが不思議だなぁと思っていたら、帰ってきてokaokaさんの今週のフォトを見てびっくり。そりゃ見えないはずだ。
シュー跡は巻き道の方へ、ひとつつぼ足跡が岩茸山の反射板横の林道にあり、その跡も雲ヶ畑から来た模様。小てつは大森に降るので、右手の長谷林道に入っていく。雪の無い時にはガラガラ小石で歩きにくい道も、雪だと快適に降っていける。ガードレールのあるヘアピンカーブのとこらでシューを外す。だから標高500mくらいで別世界になるみたいだ。 デポ地に15時20分着ということで、無雪期よりも1時間かかったことになるが、ブランク開けならこんなもんでしょう。無事に帰ってこれました。 堂満ルンゼよりも人のいない桟敷ヶ岳でした。1月を棒にふってしまった小てつ、2月挽回できるのでしょうか?雪は残っているんやろか???。
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