伊吹山 2019.01.18

初心者オヤジパブロフの犬で今週は伊吹です
(またわけわからん事書きやがって)
霊仙の山頂から伊吹を見たら次はいきたくなるのです
その反対もあるねん。(単純な脳細胞やなあ~)
親父の山歩き報告(NO.203)


 
伊吹山 山頂
けったいなツウショット。汚いおっさんと凍てついたタケチャン


2019年1月18日

アクセス:
・名神高速ー米原インターR21-柏原左折ー上野登山口
・帰りは毎度のさざ波街道ー琵琶湖大橋ー湖西道路から帰宅


コース:
上野登山口から山頂完全往復




 こんにちは洛西オヤジです。前回は霊仙でした、霊仙伊吹はお神酒徳利みたいなもので大概連荘で行くことになります。(一日で行きゃええやんか)田中陽気君ではないのでむりです。天気と暮らすの山情報では18日はCで天気予報も明け方まで弱雨のち午前中は雪も降りのち曇り、普通なら登らないのですがしばらく野暮用で身動き取れません(冬眠中ちゃうのんかい)。

 そうなんですけど浮世の義理や生活のため日雇い賃金を稼ぎに行かないとならないのです。まあしばらく天気の良い山歩きをさせてもらっています。たまには厳しい冬の山歩き、そして何より雪渓訓練をしないといけません。もうなんぼ何でも6合目の上は積雪も多くなってるやろう(甘いなあ~)との思いから悪天候覚悟の伊吹だあ~(はいはい大層にゆうとり)。

 6時ころから出発、前回は勘違いしてましたが今回は正真正銘の平日です、(そやからなんやねん)。早くも混みだす市内を抜けて山科のインターからNHKのラジオ体操をやりながら(危ないな~)米原インターに、R21から柏原の伊吹山案内を左折ここから何回来てもややこしいねん。ホンマ上野登山口にたどり着くのは至難の業(かおりさんも夜苦労されました)(そんなことあらへん目の前にドカン~と伊吹がそびえてる。かおりさんは夜、あんたは見えてるのやで~)はいはいすんません、私が方向オンチなんです。

今日の多賀サービスエリア
(毎回のせんでもええと思うのやけど)
いやいやここまでは大体山に行く~
とゆう自覚がないのです。
スタート地点みたいなものです
はいこれもおなじみ
今日は大分年末よりは白くなっていますが
6合目上部の雪止め柵が見えています
あ~今日もあかんかなあ~

 なんとか今日も無事にみこと屋さんの駐車場に到着~。今日はおばちゃんの顔見られました「久しぶりやね~」[年末来たんやで」「そうやてね、いやちょっと入院してたんや」「そうかもうええんか」「大丈夫、昨日車の高齢者講習やったんや、痴呆も大丈夫や言われたし」「そうか俺はあかんやろな~今から心配や」(なんの話してんねん、これは山歩きのプログなんやで)。

 すんませんつい日常の生活を書き込みました。それはともかくおばちゃん情報、雪は極端に少ない、昨晩も雪ではなく雨が降ったそうです。まあアイゼンだけ持ってチンタラスタートです。

上野登山口歓迎アーケードをくぐり いざ出発うん?こんなきれいな案内
(前からあるわい)えー痴呆進行

 いつもよりちょっと遅いかなあ~8時を回っています。年末はチラチラあった1合目までの登山道に雪は今日は全くなくパラグライダー基地一合目も雪はありません。は~こりゃおばちゃんゆうとうりやなあ~、まあしょうがないです。それより思ったより天気が良いのでそれも拍子抜け、9時ころは雪マークついていたのに青空も見え向かいの霊仙もなんとか見えています。

パラグライダー基地全然雪ない!
年末より少ない
なんとか今のうちに霊仙の写真だけでも
結局心配するほど悪化しませんでした
天気予報外れ!

 チンタラヨタヨタは~伊吹はほとんど緩むことない登りが続きます。(どこでもやあ!山に登ってるのやあ!)。それはそうなんですけど時々ちょっと下ったりフラットな道が(何をゴチャゴチャ)なんとか3合目の手前から急に雪が現れます。

 極端です。薬草山あたりからです、しかも結構きれいな新雪どうやらおばちゃんが言っていた昨晩の雨は上部では雪になっていたみたいです。どうやらオヤジが今日は一番のりみたいで全くトレースなくお~気分ええやんけ~。その時携帯が鳴り、野暮な用件でしばし立ち止まります。

 話をしている間にものすごいロープ担いでヘルかぶりピッケルを持った男性と同じく重装備した女性、中年の(すんません)女性が追い抜いて行かれました。あちゃ野暮な電話のおかげで新雪歩き取られたがなあ(偉そうに、トレースについていくほうがあんたにはお似合いや)結局3合目の休憩場でそのお二人もオヤジもアイゼン装着、どうやら男性はガイドさんみたいで女性がピッケルの装着を聞いています。

3合目手前から急に積雪が現れました この斜面はいつも吹きたまります。
3合目の休憩場が、あそこでアイゼン装着や! ガイドお二人さんが先行されます

 確かにね~最初あの複雑な紐?の扱いは迷います。まずお二人さんが出発、5合目に向かいます。オヤジも間もなく出発、4合目で無雪期は通常の登山口に皆さん行かれますが積雪期は手前の広い作業道から右の尾根筋を行くのが定番みたいです。しばらくするとスノウシューを履いた単独の男性が追い抜いて行かれました足元は相当腿上げしないといけない状態ですがスノウシュウの威力まっすぐ力強く灌木の間を抜けてアッとゆう間に進んでいかれます。

 前の二人とオヤジはアイゼンでヨタヨタ、5合目の小屋の横を迂回して6合目の避難小屋に向かいますがが相当沈み込みが厳しくなってきます。6合目の小屋を横目にいよいよ9合目の尾根に直登ですが、いかにも中途半端な積雪状況です。もう少しパンーとした雪渓ならよいのですが、前の二人はさすがガイドさんなんとか従来の登山道らしきところを選んで(沈み込みが比較的にましなんでしょう)それにスイングすると楽はらくです。

5合目の休憩場は右のほうから
スルーになります6合目を横目に
いよいよ前方に広がる急斜面
一番前方スノウシュウの男性
そのあとガイドさん二人
オヤジが後を追いますが

 オヤジは直登にこだわり無理して上りますが登り難いことこの上ありません。理想はバテバテ(何が訓練じゃあ~)。不思議なのは前方は尾根筋まで見えるのに先のスノウシュウーの男性が見えませんおそらく相当右のほうから9合目の尾根をスルー(灌木の中を)山頂にいったのでしょうか、結局この後も男性の姿は(山頂でも)見ることはありませんでした。(どうなったのかな~)。

みんなコース取はばらばら
オヤジはなるべく直登
風が強くなってきました樹氷がカチカチに
もうヘロヘロ通り越して足が上がりません
同じくです。ますます風が強くなってきます

 さすがガイドさん二人はオヤジより大分早く9合目に到着、オヤジもなんとか最後は登山道らしき先行の二人のふみ跡をたどってドテー到着。何と13時前え~5時間近くかかっています。いつもは正午には食事を済ませ、あるいは下山5~6合目で食事をしているのに(ふんあんたのヘロヘロ具合では何にも不思議なことあらへん)後で検証すると(たいそうに何が検証じゃあ、ヘタレはヘタレ)6合目付近から約2時間かかっています。オヤジには限界の直登でした。

なんとかへろへろ、ヨレヨレバテバテはあはあ
(わかった)9合目到着
振り返るとキャーよう上がってきました

 これで予想どうり悪天候ならどないなってたんや、(まあここは何処!くたばってるやろな)。稜線に着くと今度は今までにも増して強風が吹きつけます、まあ伊吹山頂の強風は毎度のことですが冷たい~寒い半端ない寒さ、おまけに山頂の神社やタケルチャンのところまでの積雪が半端ではありません時には腰あたりまで沈み込んで(先の二人のトレースわい)関係なく沈みます、またけったいなとこ歩いてんのんやろ。

強風がきびしい~寒い~ 山頂に向かう、ここが一番積雪が深かったあ~
腰のあたりまで沈んで
(そんなとこ選んで歩いてんのや)

 とにかく寒すぎるので建物のなるべく風が吹かないところに潜り込んでパンや非常食のカロリーメイトだけかじって降りるか!と思ったのですがとにかくあまりの手先の冷たさに、とにかくボンベで火を沸かし、そうでないと凍傷になるで~。ま~バーナーをセットするのにどれだけ痛かったか(何がや)指先しびれて感覚がありません。

 一番つらかったのはボンベの先の黄色いふたが凍てついて外れへん~!指痛くて外せへん~、おかあちゃん~痛い~(お!お!かわいそうになあ~)あんたがゆうと面白がってるみたいに聞こえるで、(それでどないしたんや)やはり日ごろの行いやな~ふと見ると目の前のトタンを打ち付けてある釘の頭が出てるねん。そこにひっかけて取れました~(しょうもな)。

 とりあえずお湯沸かしてある程度沸いたら指先入れて、ジンジン痛い!そやけど凍傷になるよりましやあ~。(おまえそのお湯でまさかラーメン炊いたんちゃうやろな)炊いたよ、もちろんお餅も入れて食べたよ、(汚いな~)(そんなことゆうてる場合ちゃうねん)はよ温まらんと低体温症で死ぬかもしれん(あほか!)。

 そやけど先の二人はどこ行ったんや姿見えへんな~。オヤジが下山するべく準備をしているとなんと神社の中から身支度済ませて出てきて下山していきました。は~神社の中か~、そこまではいままで気が付かなんだなあ~(あんただけやみんなしったはる)。そやけどあのスノウシュウはいた男性はほんまどこに消えたんやろな~最後まで分かりませんでした。

神社到着
(中に入れるとは、恐れ入りました
、もう少し早く気が付いていたら)
タケルチャンホンマ寒そう
(いつもやけど、今日は特別凍ててかわいそう)
さすがに今日は白山も見えず なんとか風の吹きつけないところに潜り込んで

 さ~いつまでも震えているわけにはいきませんとりあえずは早く風の吹き方が穏やかなところまでおりましょう。また漕いで漕いで下山口に、もちろん直線で先の二人も下山は直線です。6合目の避難小屋を目指します、ところどころ見られる登山道らしきところも横切り、何度か転倒しながら(え~こけてどないすんねん)劔やないのですぐ停まります。

 そこまで凍ててたら登りがもっと楽でした。まあ天気が予想よりとゆうか予想外に良かったので気分的に下山は楽でわざわざトレースのないところを選んで遊び気分で(そんなことしてるしこけるんや)。特に5合目から3合目は通常の登山道に入ると全く今日は誰も踏んでいません。東側の尾根を皆さん(もちろん登りはオヤジも)冬季は登るので先の二人は下りも5合目の小屋からわざわざ左にとりました。さすがに吹き溜まって一番ひどいところは胸ぐらいまで沈んだあ~、ひゃひゃリュック雪だらけ~(お前それは登山道違って横の斜面にはまってるのやあ~)。

また激下りや~へっぴり腰で
時々ドテーとこけて
6合目の避難小屋に着きました
激下りはほぼ終わりさみしいような
天気はなんとか持ってくれています
オヤジの日ごろの行いのおかげです
(あほらしくて何も言いません)
朝はスルーした5合目まっすぐ
通常登山口に向かいます

 チンタラチンタラ3合目まで降りてきたらお二人さんが出発されるところでした。どうやらオヤジは嫌われているみたいです。(そうやそうや、あんな老いぼれ関わり合いにならんほうがええで~)。オヤジはもう一度山頂で寒さに震え慌てて作ったリュックを作り直してアイゼン外してゆっくりお赤飯おにぎり食べて、これがまたカチカチになってなかなかおいしかったあ~(けったいなものがお気に入りなんや)。

今日はだれもこちらからは来ていません
(最もオヤジ含めて3組4人だけでした)
3合目上部の分岐皆が右の尾根コース
(灌木地)に向かっています。
3合目に戻ってきました
アイゼン外してゆっくり休憩~

  さて余裕かまして松の木に雪ダルマ乗せたりして(あ~名作写真忘れたあ~)もう16時前やで~、え~ホンマかいちょっと遊びすぎちゃうか、急がなあかんまだ1時間以上かかるで。まあ急ぐゆうても知れてるわなあ~あんたの歩きでは。案の定1合目の降りてきたのはもう17時前、今日はさんちゃん顔見せないな~、それよりはよ戻らんとおばちゃん心配するで~。

もう日が傾いて冬の日暮れは早いです~ そやけど琵琶湖ええ雰囲気やあ~
冬の雰囲気がええな~
(何気取ってんねん、さっさとおりんかい)
今日はさんちゃん顔みせへんな~ もう薄暗くなりました
17時を回って戻ってきましたあ~

 薄暗くなり始めた登山道チンタラ降りていたら、偉い軽快な音楽が、続いてサイレンがおまけにお寺の鐘まで鳴りましたあ~。5時やで~5時です、5時やぞ~、みこと屋の駐車場に戻るとおばちゃんが「えらいおそかったね~、先に降りてきた男の人と女の人に聞いたら「3合目までは降りてきていたのでもうすぐおりてくるのんちゃうか」とゆうたはたから。

 「そうか心配かけたなあ~結構雪が多かったわ~。3合目から上はアイゼンいるわー雪がきれいやったんでちょっと遊びすぎたわ」「そうか明日から登る人に言わんとあかんなあ~」おばちゃん情報が一番確かなはずです。

 さ~今日も無事に帰還できました。本来は昨日までの天気予報ではもっと厳しい状況を覚悟していましたが風は厳しかったですが雪、雨、降られることもなくまた夕べの雨が雪になって降っていたのでしょう、それなりに新雪の歩きを楽しめました(ホンマはヨレヨレもうあかん)。

またもう少し降ったら来ます~

 さ~またチンタラチンタラ長浜~彦根~近江八幡歴史街道(さざ波街道)巡りをしながら(もう真っ暗やろが)いえいえ夜は夜でなかなか味があります。(あほらしいそれより一般道やったら時間かかったやろ)いえいえその分湖西も京都市内もすいて21時前にはカーチャンただいまあ~おなか減ったあ~お風呂沸いてるで~。  感謝  感謝。

                             【洛西オヤジ記】