大峰 地蔵岳(1250m) 2019.03.08 初心者オヤジ 早春の南奥駆け難関行場で気合を入れてきました (たいそうにへっぴり腰で 鎖にしがみついていただけやろが!) 新学期が始まる前に昨年の宿題をやりに行ってきました (又わけわからん事ゆうとるなあ~) 親父の山歩き報告(NO.209) |
後ろの斜面でこれが本来のお地蔵さん、宿題完成! 地蔵岳(1250m) |
2019年3月8日(金) 洛西オヤジ
アクセス: ・京奈和自動車道を乗り継ぎ五条インタ~国道十168十津川街道ー十津川折立手前でR425ー21世紀の森森林公園の手前で右折葛川隧道を通り抜けるー玉置山登山口バス停、帰路も同じルートで帰宅 コース: ・玉置山登山口ー奥駆け道(岩の口)-如意珠岳-古谷宿跡ー貝吹金剛ー香精山ー地蔵岳 ・下山は古谷宿跡から上葛川集落に向かい途中の分岐で車デポ地上部に こんにちは洛西オヤジです。もうぼちぼち春の気配が皆さんの報告からも感じられるようになってきました。そうや奥駆けの宿題をやらないと進級できないな~(あんたに進級はないのや!)。去年玉置神社から地蔵岳まで往復を企てましたがアスフアルトの歩きと地味な尾根歩きで途中でテンション下がり、靡き十一番如意珠岳から引き返しました。もちろん時間的にも厳しいな~と感じたからですが今回はその時のリベンジです。 ちょうど葛川隧道のところから玉置山登山道の取りつきがあり奥駆け出合が昨年引き返した地点付近になります。今回は気合を入れてAM3時に自宅を出発しました、もちろん前日に支度を整え自宅から衣装も着替えて(それが普通なんや)。おなじみの京奈和自動車道乗り継ぎ五条インターから十津川街道へ、途中吉野路大塔の道の駅で朝食休憩、持参のおにぎり、「いただきま~す」もちろんまだ真っ暗です。 自宅から目的地葛川隧道付近までナビで6時間(え~東京まで行けるやんか)。古いナビなんで京奈和の延長は考慮されず、深夜の走りやすさもナビは、知らん、知らんですがそれでもやはり4時間ほどかかって目的地の上葛川の玉置山登山口に到着しました。毎度の谷瀬の吊り橋も夜のとばりで見えず完全に明るくなったのはR425に入ってからになりました。
目的の登山口にはもう7時前になってやっととうちゃこ~、やはりながいですね~上高地ならもう歩きだしていますね~。案内の標識があるところから取りつきますが、最初はえ~こんなところから行けるんかいな?。偉い荒れてるな~とゆう雰囲気ですが、しばらく登ると普通の登山道になりやれやれ、ヨタヨタ上ること30~40分で奥駆けの見覚えのある地点に出会いました。 蜘蛛の口、よくわかりませんが奥駆け独特の地名が随所に出てきます。少し登ると去年引き返した十一番靡き如意珠岳に着きます、去年テンション下がる中で昼食にしたのが思い出されます。
さ~ここからが今日の歩きです。まずは古谷宿跡まで下ってそこからは緩やかな登りが、ずーと緩やかな登りが、長いな~ずーと登ってるな~(わかった、しつこい、歩かなしょうがないのんや)、やっとこさ貝吹金剛に到着~。面白い地点名ですがどうなんでしょうね、ほら貝を吹く地点なんでしょうか。
ここから今までの緩やかな登りから一転厳しい急登になります。途中頭の上に覆いかぶさる巨岩が現れます、貝吹の野、巨岩も靡きになっていることが多い奥駆けです。約30分弱ヘロヘロ登りで尾根に取りつきます樹間から地蔵岳が見えだしました。
今までの地味な周りの景色から明るい早春の尾根歩きになります。地蔵岳の手前のピーク香精山(こうしょう山)に着きます。ここから少しまた下っていく途中目の前に大きな鉄塔が現れました。展望が今までより一段と開けます。 やがて拝み返しの靡きを過ぎ四阿宿跡の分岐、ここはR425に向かう分岐になっているみたいです。さ~もうちょっとだ~(甘いなあ~これからが今日の歩きの本番やあ!)。
さ~いよいよ地蔵岳への登りが始まります。南奥駆けとゆうより奥駆け道全コースの中でも有名な難関鎖場として有名です(おまえな~たいそうに言い過ぎ)。よく紹介されるお不動さんを過ぎるといよいよ鎖場現れます。ウヒウヒ、(なんや気持ち悪い)これがやりたくて来たみたいなもんです(その割にはヨタヨタ、辛気臭い、行者さんがいやはったら怒られるで)。 そんなことゆうても手に力が入らへん、高齢者にはきつすぎます~。日ごろお箸より重たいもん持ってないのやから(あほか!今更なにゆうてんねん、行かんかい!)やっぱり鬼門やあ!また前回の肋骨2~3ポン折った悪夢がよみがえります。
必死のパッチで鎖にしがみつきなんとかドテ~到着~。どうやら今回の順峯(じゅんぷ)で来るほうがキツイ見たいです(反対から来たら来たで逆峯のほうがキツイゆうてるやろが)スンマセン。 今回の宿題のもう一つが山頂の金色の小さいお地蔵さんではなく、後ろの斜面にある本来のお地蔵さんとのご対面があります。前回は気が付かず降りてしまいました。そうか~それがお地蔵さんの機嫌損ねて槍ヶ岳との鞍部で岩うちわの撮影中に崖下にずり落ちかけて肋骨の骨折となったのでした。(偉い迷信深い事を)いやいや今回はちゃんと後ろの斜面に回り込んでお参りをしました。
さ~もう正午前ですが下山にかかります。とにかくあの鎖場下りを終えてから昼食としましょう。慎重に、下りのほうが鎖場は時間がかかります、足場の見極めが登りよりもむつかしいのでこれは何処の鎖場でも同じです。ヨタヨタ、面白いのは少し細めの鎖がありますが案内の札が付いています。(この鎖に体重はかけないでくださいこれはリュック降ろし用の鎖です)へ~なかなか親切な、しかしどんな要領で下ろすのかなあ~どんくさいオヤジにはわかりません。
結局1時間近く戻って12時半ごろ日当たりのよい斜面でラーメンタイム~。風が午前中は冷たかったですが午後からはおさまり、は~もう春ですね~ゆっくり食事をしてあとはチンタラ戻るだけ。奥駆けからの下りは登ったところより少し手前の古谷宿から上葛川に向かいます。
こちらから降りるほうが比較的に歩きやすい気がしますが、約15分ほど下ったでしょうか集落の屋根が見えるところでまた分岐が、どうやら朝登ってきた登山道に向かう道みたいです。ヨシ案内標識から外れて、斜面に沿って歩きます(大丈夫かいな)10分も歩いたでしょうか(あれ~左下に車が、お~我が愛車、予想どうりぴったしやあ!少し進めば朝取りついた斜面に出るのにわざわざ急な斜面を車に直下降、アスフアルト道に降りる直前2~3m切り立ってます。 (うわ~こんなとこ降りられへん上からは見えへん)(あほや、いつまでも初心者やのう、落ちんかい、落ちて骨でも折れ)。なんでそんなボロクソにゆうねん、しょうがないまたお得意の細引きロープ取り出して、かえって時間がかかりました。まあ無事に帰還ヤレヤレ。
スタ~ト7時過ぎ、帰還は15時30分ぐらいまあ8時間強の歩きでしたが、昨年の宿題はやはり引き返して正解だったみたいです。あのまま進んでいたらおそらく日没になっても玉置神社には戻れなかったのではないでしょうか、簡単そうに見えて時間がかかる歩きが奥駆けです、今回改めて認識させられました。
さ~今日はまた温泉に入ってチンタラチンタラ戻りましょう。どこに行きましょうかR169に出てきなりの湯にするか、ま~ちょっと遠回りになります。ここからだとやはり来た通りR168に戻るのが少しだけ(1時間30分)ほど早く帰宅できます。実は明日また野暮なお誘いの電話が尾根筋を歩いている途中にありちょっとでも睡眠時間をとるためにR168に戻ります。
まあ急ぐといってもやはり奈良に来れば温泉に入って帰らないと怒られるな~(誰にや!)、久しぶりに西吉野に行くか~。それともそうや、昔カーチャンと立ち寄った温泉地温泉の公衆浴場まだやっているかなあ~、素朴なかけ流しの温泉やったな~。温泉地温泉の案内を見て急遽右折して(危ないがな)2~3分も走らないうちに、お!-まだやってるやんか15~18年ぶりかな、昔の儘の温泉地公衆温泉。 村外の入浴者は¥400(安いなあ~)浴槽も昔の儘で露天とで屋内の二層、かけ流しのお湯はカッコつけて岩の間からとかゆう演出はなくホースの先からボコボコ浴槽に注がれています。透明なお湯ですが後で聞くと熱いときは62度ぐらいあるそうです。もちろん温度を下げてから浴槽に。地元のおっちゃんが3人ほど入っていました、見慣れないオヤジが入っているので不審そうな感じです。「遠方からきたんか?」「京都からです、地蔵岳に上ってきました」「へ~珍しいね、玉置神社とかはよく聞くけどな~」。 どうやらマイナーな歩きなんでしょうか?ゆっくり浸かってさ~またチンタラチンタラ戻りましょう。いつもより早く奈良市内に戻ってきたので、やはり混雑して結局いつもと同じ22時前にカーチャンただいまあ~となりました。本格的な春の山歩きを前に昨年の宿題をかたずけて、ヤレヤレ、さ~今年は奈良の山は何処に行くかなあ~。今日も天気は穏やかな奈良の奥駆けでした、 感謝 感謝。 【 記:洛西オヤジ 】 |
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