シャクナゲ尾根 2020.05.02(土) |
芽吹きの大見尾根 |
2020.05.02(土) 晴れ Ikomochi
コース: 出町柳発10:00広河原行きバス→11:10花脊峠着→杉の峠→鉄塔跡地→尾根を下って百井峠12:55→天が岳分岐→小出石分岐14:25→しゃくなげ尾根登山口16:20→小出石バス停16:40→大原バス停17:30=17:35国際会館駅行きバス→地下鉄で京都駅 今年のしゃくなげの咲き具合はどうだろうとしゃくなげ尾根に行ってみた。 ---------------------------------------------------------------- コロナで不要不急の外出は自粛が続いていて、山に行っていいんかなあと躊躇しながらも花脊峠に向かった。電車バスで山に行くなんてとんでもないと注意する人も多い反面、3密を避けるから山はいいやん と大文字山や愛宕山は大賑わいだそう。出町柳のバスターミナル だーれも乗客がいません。バスの乗客も観光客が数人 リュック姿は私だけです。
小春日和の明るい花脊峠から鉄塔跡地を見に行った。すっかりきれいな更地になった高台からの眺めはよい。芽吹きが始まった大見尾根、タムシバの花はもう終わったのか白い塊がないのが残念だけど、比良や北山の山波が連なって気持ち良い。ミツバツツジが咲き始めた分水嶺尾根道を下って、百井峠に出た。お地蔵さんがひっそりと見守る峠。
車道から天ヶ岳方面へ林道を進んだ。ユリ道に入ると、終わりかけのタムシバやイワウチワの花が残っていた。それにしても静かすぎる。GWのこの時期なのに、コロナ自粛をみなさん守っているんだなあ。天が岳山頂への分岐を通り過ぎたあたりで、背後が急に賑やかになり、やっと人声が聞こえた。5人のグループが山頂から下ってきたようだ。
聞くと滋賀県からしゃくなげを見に来たという。「えーっつ 滋賀県は他県から来ないでくださいというから比良へも遠慮して行かないのに・・。県境跨いだらだめじゃないですか!」などとおしゃべりしながら、しゃくなげ尾根を下るというグループと後になり先になり歩いた。
ユリ道の北の谷にはしゃくなげの群生が続くが、谷間にもピンクの蕾が見えている。ミツバツツジも咲き始め、しゃくなげとのピンクの雲が続く。
小出石分岐からしゃくなげ尾根に入る。鉄塔を過ぎると、ピンクや白や咲き始めたばかりや蕾や満開やとしゃくなげの花畑が続いた。去年も見事だったが、今年もよく咲いていた。こんなに美しい光景を楽しむ人が少なくて残念だ。それでも、みんなできれいだきれいだと喜びながら、尾根を下った。
小出石のバスは1時間後なので、大原まで歩くことにした。川沿いの道をぶらぶら。土手にイタドリが生えているのでよさそうなのを頂戴しながら歩く。イタドリの炒め物が気に入った母が、この時期になると「スカンポ取ってきてよ!」というけど、ほんと川原の土手をきょろきょろしても生えているところがめっきり無くなりました。 広河原の庄兵衛さんもわざわざ滋賀県から取ってきてもらうというから、どうしようもないです。50分ほどで大原のバス停に着くと、ちょうど国際会館駅行きが出るところだった。乗客は一人、地元の人が乗り降りしたものの、なんというGWだろうか。地下鉄に乗ると、車両1台が貸し切り状態だった。
早くコロナが収束して、みんなが自由に楽しめるようになってほしいものだ。山歩きは花に囲まれて堪能したが、複雑な気持ちで帰宅した。救いは、花脊の尾根やしゃくなげの花たちの写真を歩きながらラインで送ってあげた友人たちが、一緒にハイキングしているようだと喜んでくれたことだった。 【 記:ikomochi 】 |
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