鈴鹿山脈 高室山(818m) 2020.03.07 (360度大展望の先に霊仙山が一望) |
高室山山頂 |
2020年3月7日(土) 晴れ 森の旅人M
コース: ・滋賀県多賀町:佐目自然公園駐車場~ピーク1,2~谷道~林道分岐~林道~登山道分岐~高室山(復路は折り返し) 山の情報を検索していると,ある山人の山行文「高室山」が気になった。360度のパノラマで大展望らしい。地図を見ると「展望がよい」の一文があった。展望大好きな私は行くことにした。 鈴鹿山脈北部の霊仙山の南,御池岳の北東にある高室山はマイナーな山で今まで目にも入らなかった,1000mに足らないが展望が楽しみである。 彦根ICから多賀大社前を左折して国道306号を東へ向かう。この国道は御池岳に行く時に何度も走行している道であるが今回の佐目自然公園駐車場は全く目に入らなかった。佐目トンネル手前に駐車場があり5台の車が止まっていた。そこへ大阪ナンバーの車が横に停まった。高校生らしい息子と父親であった。駐車場にはトイレも設置してある。
駐車場を8時に出発,トイレ横の階段を上がると登山ポストと高室山の標識が立っている。杉林に入るとすぐに分岐がありいきなりの急坂道に取付く。直登道は最初のピーク1まで続いた。ここで東へ方向を変え,一旦下った先のピーク2から下ると鉄塔があり鞍部へ。高室山の標識を見て次の尾根に取付く。
大岩群が現れると折り返し道に変わる。標高が上がり木の間から琵琶湖と近くの集落を見下ろす。道はしっかりして迷うことはない。雑木林の尾根に出ると青空から陽が差し込み気持ち良い。 ここで服装調整と休憩を取っていると,そこへ大阪の親子が上がってくる。「大阪からですか?」と聞くと「島本からです」など話を交わした後,少し先の岩場で休息を取っている。親子は短い休憩を取ると先行して行った。歩き進むと細尾根,ここから尾根歩きから外れて谷へ入って行く。
平坦な杉林を通過して坂を上がると林道に出た。ここにも登山ポストと標識が設置してある。土手に雪が残るが林道には雪は無い。3つ目のカーブに来ると広場のようになっておりショベルカーが目に入る。ここから再び山道に入って行く。
山道にも雪は無い。左に杉林,右は雑木の境界を進むと「頂上」の標識を見て山頂方向に向きを変える。道はカチカチでここで数センチの雪がバリバリと音を立てる。山頂はお椀のような山で坂を登りきると360度の山頂が待っていた。真っ先に目に入るのは振り返って見えるのは霊仙山だ。雪の西南尾根に山頂部の起伏がはっきり見える。絵になる風景だ。
山頂は広く,樹木が全く無いので展望は素晴らしい。大阪の親子はバックを置いて何処へ出かけたのか姿が見えない。霊仙山の左肩には伊吹山だろう。更に奥には白山かな。琵琶湖の向こうに比良山系が見えるが少し遠い。南の御池岳は近くに見える。
昼食はいつものカップラーメンとおにぎり二つ。代わり映えしないが暖かい食事は必要だ。霊仙山を見ての昼食もなかなか良い。食べ終わってゆっくりしていると大阪の親子が帰って来た。近くの山へ出かけてきたと言う。御嶽山も見えると言われてそちらを見るとそれらしい雪山は見えた。カメラでの確認は難しい。父親は鈴鹿十座を目指しておりあと「イブネ」だけ残っていると言って,息子と近くの山を周回して戻ると言って下って行かれた。無人の山頂を堪能して下山開始。
下山は来た道を戻る。林道までのバリバリ道はぬかるみ道に変わり滑ってしまいそうだ。尾根に出ると単独男性,老夫婦,若い男女と次々と出会う。鉄塔で更に男女3人と会う。マイナーな山と思っていたが違うようだ。11時半に駐車場に戻るとこれから登る単独男性がいた。 天気に恵まれ,また思っていた以上に素晴らしい大展望を見ることができて感謝,感謝です。
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