鈴鹿 藤原岳西尾根コース (小又谷~西尾根~治田峠) 2020年4月7日(洛西オヤジ No.251) |
先週とえらい違う山頂とうちゃこ~ 藤原岳 |
2020年4月7日(火) 洛西オヤジ
アクセス: ・名神八日市IC-R421(八風街道)-政所町郵便局―県道34-蛭谷―木地師街道君ヶ畑集落―小又谷登山者用駐車場 コース: ・小又谷登山者用駐車場―ノタノ坂取りつきーノタノ坂―茨川―茶屋川を遡上―藤原岳西尾根登山口―西尾根―藤原岳山頂 孫太尾根稜線最先端-稜線(リベンジ)ー孫太尾根分岐―迷い尾根―治田峠―茨川―ノタノ坂―ノタノ坂取りつきー小又谷登山者用駐車場 初心者オヤジ今週も藤原岳だあ!前回のリベンジだあ!西尾根ルートだあ!(えらい張り切って)、以前から一度歩いてみたかったのですが、何とか今回実現できました。 今日は洛西オヤジです。前回は雨の中、孫太尾根経由藤原岳でしたが最後の稜線が風雨強く歩けず、又以前から西尾根ルートを歩いてみたかったこともあり今回は天気予報、念には念を入れ前日(6日)の午後に確認をして出発となりました。 5日の日曜日はかおりさんフアミリーのヨネチャン企画西山花めぐりツアーに参加させていただいたので、老骨に鞭打っての中一日の山行きとなりました。6日の夕方準備していたのですがエーイ邪魔くさいもう出かけるか~。どうせテレビはコロナコロナで気が滅入るので登山口で寝たろ!。 それと未知のルートでちょっとやばそうな気もしたので早く取りついたほうがええやろーと相変わらずの行き当たりバッタリの思惑で6日20時過ぎに出発しました。もちろん誰も停めていない駐車場に22時前には着きました。いつものパタ~ンでお休みなさい~。
■ 7日。 朝5時過ぎに起きだしました、今回は又カーチャンおにぎり、朝昼分作ってもらいました、いただきま~す。結構冷え込んで(なんと0度です)車のエンジンかけて洗顔、(車中泊の時はいつも水は2L2本積み込んできています)着かえ、モタモタ準備をします。出発6時半ぐらいでしょうか小又谷林道をヨタヨタと出発です。
やはり最初から雨具着込んでスタートするのと気分が違います。チンタラヨタヨタ、林道からノタノ坂への取りつき部下に降りると鉄橋を渡り沢沿いを進み関電プラ階段から急登でノタノ坂の乗越に乗ります。ここから先は未知の茨川に向かいます。
ところが、エ!エ!なに!(なんやねん今日は出んとこ思っていたのに)斜面の道が段々消えて靴幅一つもない!右下に滑ると絶対に停まらない砂地の急斜面、ヘリの要請必死の状況になるでしょうね~。いきなり気合入れられた感じですが約50mぐらいの距離でしょうか必死の踏ん張り、ようやく広い道幅に出られてヤレヤレ、結論からゆうと今回の歩きでこの間が一番ヤバイ箇所でした。 (孫太尾根最先端は?)まあその辺はのちほど又。ノタノ坂から小一時間最後に植林帯を激下りして茨川に出ました、一応林道最終地点になっていますがどこからの林道なのでしょう。
ちょっと廃村茨川の講釈を。歴史はイマイチはっきりわからないのですがご多聞にもれず平家落人説、筒井順慶子孫説(明治時代住人ほとんど筒井姓)、ほかにもいろいろあるらしいのですが(えーい辛気臭いさっさといかんかい)とにかく昭和40年には廃村となったみたいです、(え~もう55年前かいな~そりゃ道も無くなるわなあ~)。 君ヶ畑から治田峠経由青川から員弁への歴史の街道筋の茶屋の役割があり、又その後蛭谷での銀鉱山の拠点としての役割もあったそうですが現在となっては資料も散逸してよくわからないみたいですが。 (わかった、わかった、それであんた西尾根ルート取りつきわかるんかい)はいはいとりあえず筒井神社を左に見て茶屋川を上流に河原の中を何度も中洲を渡渉しながら、お~これはもう北山芦生の河原かあ!いや、もっと広い河原を進みますもちろんテープ類はありません、あっても広すぎて?。やがて右手前方に案内板のようなものが見えてきました、あった!西尾根とりつきです。最近立ったばかりでしょうか、やれやれひとまずほっとしました
この先は結構テープも現れ確かに厳しい登りですが歩きやすく思ったよりは早い感じで藤原岳が目の前に現れました。初めてなんでちょっと丁寧に写真載せていただきます。オヤジは山頂北側直下の鞍部のあたりに出るのかなと思っていましたが結局西尾根の呼称の通り西側から直接山頂に着きました(なんや表現がややこしいなあ~)。
山頂には5~6人でしょうか登山者がおられます。先週とえらい違いですが今日も登山者に出会ったのはこの山頂だけでした(コロナコロナゆうてんのやからええこっちゃ)。時刻は10時半ぐらいでしょうかもう少し苦戦するかなあ~(茨川の河原でもたついたら5時間ぐらいと思っていましたが)スタ~トから4時間弱で着きました。
今回は展望を暫し楽しんでリベンジ目的の孫太尾根最先端の稜線に向かいます。日本有数のカルスト台地?ほんまかいな?(一々うるさいなあ~そー書いたんのや!)。ほどなく前回迷った分岐です、今日はもちろん直進で岩場の稜線に向かいます。へ~藤原鉱山?採石現場が見えるんやあ~道理でうるさい音が前回は聞こえてたんやな~。
前回躊躇った岩場を振り返ります。前回のリベンジ達成(ちょっと大層やで)まあね拍子抜けといえば言いすぎでしょうか。踏み跡もしっかりあり浮き岩もほとんどなくもちろん気を許したら行けませんが、立ち入るな、難路、と表現される割には難なく治田峠(迷い尾根方面)と孫太尾根(多志田山方面)の分岐に降りてきました。
多志田山からも下りられますが直接孫太尾根分岐に向かいます。孫太尾根分岐には以前あった(5年前ですか)孫太尾根立ち入り禁止の案内はもうありません。コースには鈴鹿名物案内板が次々と現れます。 迷い尾根に向かう途中アセビが群生する小ピーク、正面に藤原岳が見えています。ここで昼食ラーメンタイムとします。今日はゆっくりラーメン炊いておにぎり二つの内一つだけ食べて下山した時用に残しとこ!(は~貧乏くさいしょうもない説明やめてーなー)。
ゆっくり昼食を終えて迷い尾根に向かいます。相変わらず案内板がたくさん出てきます。孫太尾根には一枚もなかったのですからやはりこちらが主になるルートなんでしょうかね~。さて迷い尾根に着きました、実はここから茨川に直接向かうルートもあるみたいで手つくり案内板にも書いてありますが、相当迷ったとゆう報告もあります。(なんの報告や?)。 もちろんオヤジのマップには破線ですら載っていません【地形図にはルートが記載されています】、ここはやはり治田峠に向かいましょう。迷い尾根ピークから15~20分ぐらいでしょうか久しぶりの治田峠に到着しました、何年ぶりでしょうかね~5年ぶり?。相変わらず青川林道は通行不能となっています。最近皆さんどうなんでしょうね~来られているのかなあ~。孫太尾根が人気があるのはそのせいなんですかね~。
さ~早速未知の茨川へのルートに向かいますが、いきなり倒木で迂回をします。(なんやねん)いや噂どうり、登山道ではない、作業道でもない、踏み跡があるようなないような、(なんやねん)とにかく下の谷筋に急降下です、まあ歩けるところ適当に歩いておりてんか、ちゅう感じですが迷いそうな不安はありません(へ~なんやわからんけど)。
とにかく何となく下に降りていけば大丈夫とゆう感じでしょうか、15~20分ほどで下の沢におりてきました。小さな案内板があります、そこからも登山道としてはハッキリしないのですが沢に沿って下流へ下ります。ところどころテープも現れ踏み跡もはっきりしたところもあるので不安感はなくなりました。 やがて広い整備された川幅になり目の前に朝降り立った河原が現れました。結局伊勢谷を降りてきたことになります。ひとまずヤレヤレです。周回してこられたわけです。
さ~又ノタノ坂に向かってヨタヨタと戻ります(しんどいこっちゃなあ~)。先ずは植林帯を急登して尾根筋に向かいます、この辺りは気分よく進めるのですが。尾根筋に出て又今日最難関のあの斜面のポイントですね~。本来ならロープが必要ですがまあそれほど歩かれていないのか。 初心者オヤジほど皆さん怖がらずに軽々とクリアーされているのかわかりませんが、何とか必死のパッチでクリアーできました。次はアイゼン持参か、もっと上部からトラバースしないと初心者オヤジにはキツイところでした。
何とかノタノ坂に戻ってきました、後は林道分岐まで一気に下り駐車場に戻ってきました。15時半ごろです、6時半ごろスタートですから通常のコースタイムを7時間ぐらいとしてまあオヤジにしては頑張って歩いてきたのではないでしょうか。(おうおう自画自賛かい)まあそんな言わんといてまともに迷わず戻れたのやから、老いぼれをいたわるとゆう気持ちがないのんかい(ないなあ~あんたではな~)。
今回初めて西尾根ルートで藤原岳に取りつきましたが西尾根そのものは歩きやすく明るく藤原岳登頂の一押しルートですが茶屋川河原のとりつきまでがなかなかワイルドでアクセスもイマイチで一般交通手段ではおそらく無理だと思います。 痛しかゆしといったところです。さて帰路恒例の温泉ですが、本来は永源寺の八風の湯でしょうがコロナ、コロナと世間もカーチャンもうるさいので温泉は寄らずに、愛知川ダム湖を後にして八日市ICから6時半ごろには帰宅でした。お迎え宅のワン公が待ってましたとばかりにお出迎えしてくれるので1時間ほどワンチャン残業となりました。何とか前回のリベンジ、初めての西尾根ルート好天に恵まれ気分よく周回してこられました。 感謝 感謝。
■ 追伸。 前回の孫太尾根、どうしても現況の感じとオヤジの持っている山と高原地図(2006年版)の記述が違いすぎるので山と高原地図最新版(2020年版)を本屋で立ち読みをしてきました。(立ち読みかい!)。孫太尾根ルートは破線どころかハッキリと載っており、丸山、草木、多志田山、も載っております。 もちろん立ち入り禁止の記述は無く、あの花の多さはなるほど人気の出るのは当たり前でしょう。登山マップ最近の状況は若い人はGPS,スマホが主流みたいで、登山愛好家永遠のベストセラー山と高原マップも持たない登山者が多くなってきました。地形図、コンパス、はたまたPコンも登山届もスマホで要をなす時代です。2006年版の代物にすがっているおやじの記述が時代遅れになるのは当たり前、苦笑しながら見てくださる方がおられるとすれば誠に、感謝 感謝のみでございます。 合掌。
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