鈴鹿 鎌ヶ岳
南陵(鎌尾根)から

2020年4月15日(洛西オヤジ No.252)

鎌ヶ岳//登山者あふれるほどいますが自撮りです
しばらくはシャッターは頼みずらいですね~
(なんでや!)う~ん


2020年4月15日(水)   洛西オヤジ

アクセス:
・名神―新名神―鈴鹿PA(スマートICなのでETCない場合は菰野ICまで)-宮妻狭キャンプ場駐車場

コース:
・宮妻狭駐車場―宮妻林道―不動滝立ち寄―水沢峠登山口―水沢峠―水沢岳(宮越山)-鎌尾根―丘峠(カズラ谷分岐)-鎌ヶ岳山頂―丘峠―カズラ谷―カズラ谷登山口―宮妻狭駐車場





 初心者オヤジ自己嫌悪(又かい)初めて南陵(鎌尾根)から鎌ヶ岳。カルチャーショックものでした、鎌尾根踏まずして鎌ヶ岳を語っていた自分がお恥ずかしい。山頂は平日にも関わらずコロナから逃避してきた登山者で大混雑。(マスクいりますよ~) 。





 今日は洛西オヤジです。鈴鹿もセブンとか10座とかまあそれなりに踏んではいるのですが前回の藤原のようにもう少し違ったルートをきめ細やかに歩くといろいろ今まで知らなかった山の姿、魅力みたいなものが感じられるなあ~などと今更ながら感じるのはもう老い先短い老いぼれの焦りみたいなものでしょうか。

 そんなわけで前からこれも一度歩いてみたかった鎌ヶ岳の南陵(鎌尾根)に行ってきました。自宅5時半ごろ出発、世の中コロナコロナで大変ですが、マイカー登山大流行、平日とゆうのに到着した宮妻狭の駐車場にはもうすでに5~6台の車が停まりおばちゃん(失礼)団体さん、単の男性などが準備をされています。

 時刻は8時前そうかーえらい人気やなあ~山歩いている段にはコロナも関係ないもんなあ~(そんなもんわかるかい、みんなゾロゾロ富士山みたいになったらアカンやろ!)。まあそこまで極端な事にはならんやろ。はいはい、ま~チンタラ8時過ぎに出発です。

右後方御在所岳、左後方鎌ヶ岳
左に伸びる稜線がこれから行く鎌尾根です
伊勢茶の畑の中を宮妻狭へ
桜は終わり綺麗な芽吹きの山の中を 宮妻狭キャンプ場駐車場です

 すぐに入道岳への登山口とりつき、通常は椿渓谷キャンプ場からが一般的でしょうかね~。続いてカズラ谷コースとりつきがあります、ここに戻ってくる予定です。オヤジは林道をチンタラヨタヨタ水沢峠取りつき口に向かいます。実は最近人気の入道岳(キムケンさん、森の旅人さん、かおりさんフアミリーのしーちゃんもいかれていますね~)何年ぶりかなあ~入道岳経由も。

 (宮妻新道―入道岳―イワクラ尾根―水沢峠)考えたのですが水沢峠まで4時間、オヤジなら5時間近くかかるみたいなのであきらめて直接水沢峠に向かいます(早々いつもゆうように老いぼれが無理したらアカン)。

入道岳への登山口(宮妻新道) カズラ谷コースの入り口

 林道歩き、途中案内板につられて不動滝なる名瀑?に、へ~比良の神爾の滝みたいやなあ~滝好きオヤジちょっと寄り道、まあね~わざわざくそえらい斜面降りてくるほどのものでは(そんなことゆうたらアカン)。滝に寄ったりしたので小1時間かかってようやく水沢峠登山口に着きました。

林道をチンタラです 滝好きオヤジちょっと寄り道
不動の滝 やっと水沢峠への取りつきです

 通常は皆さん30分ぐらいで来られるのでしょうかね~、まあやっと登山道にとりついてヨタヨタ進みます。林道歩きよりはいいです。ヤレヤレ(今の内だけや、喜こんどり)。植林地ありユリ道あり沢を何度か渡渉して最終沢の中を詰めて取り付くのですが比良の青ガレから金糞峠に雰囲気がにているな~と。

 ホンマに金糞峠に来たんかなと思いました(何をしょうもない事ゆうてんねん)。まあオヤジの単なる思い込みでしょう。

林道歩きよりはいいです 結構沢をなんども渡渉
丁寧な案内が随所に出てきます 尺五の谷(比良青ガレ風)
峠直下の急登です ホンマに金糞峠に来たんかなと??

 水沢峠です。入道岳からくるとおそらくオヤジなら5時間ほどかかるでしょうね~。濃尾平野が見えだしました。ちょっと霞んでいます。水沢峠案内板は、左(入道岳、仙ヶ岳)、右(水沢岳、鎌ヶ岳)もちろん右の水沢岳への急登に向かいます。

水沢峠です 濃尾平野が見えだしました

 ここからが今日の本番の稜線歩きです。先ずは水沢岳へ、展望が開け気分が変わります。15~20分ぐらいかかったでしょうか水沢岳山頂に着きました。正面に鎌ヶ岳が見えてきました、遠くの稜線に気を取られていましたがふと足元の道を見ると何やら異様な岩がゴロゴロ(キノコ岩とゆう案内)、ここが女性ぽっくゆうなら「キャ~コワーイ!イヤヤアー」(あほか!気持ち悪い)。ちょうど武平から鎌ヶ岳に行くルートの山頂直下の感じでしょうか花崗岩の独特の砂地です。

 これがまあなんとゆうか(なんやねん)降りにくい!足元が決らない、ズルズル滑るしへっぴり腰で下るのですが、まー情けないカッコして(最近そんな表現よー聞くなあ~バランス感覚わるすぎなんや、早い話老いぼれてんのやんか)なんとでも言え!やばい!ヤバすぎ。

 結局尻滑りしながら何とか通常登山道に降り立ちました、老いぼれはカッコかもてられません。は~疲れたあ~(まだまだ、アップダウンの連続だっせ~)いじめてんのか。

水沢岳に向かいます 水沢岳到着~
稜線の向こうに鎌ヶ岳が見えだしました キノコ岩とゆう案内ですが
尻滑りしながら降りてきました

 ええ加減アップダウンにうんざりしてきましたが極めつけ衝立岩、は~もちろんクサリがちゃんとありますが、なかなかいじめてくれます、おー強烈なピーク、ゾクゾク、(なんや)いや武者震い、(嬉しいんかい!)。以前は結構好きやったんですがね~こんな感じの登りが山登り~とゆうか(フン今は)平坦な道がええわー(アホか!賀茂川の堤防歩いとれ!)

稜線はなかなか近かずきません 衝立岩直下、左に巻きます

 すぐそこに見えている鎌ヶ岳が中々近ずいてきてくれません。衝立岩を超えるともうひとピークあって下山するカズラ谷への分岐、丘峠です。

 いよいよ巨岩群が頭の上にかぶさる鎌ヶ岳直下に着きました。ウヒウヒ、(なんや!)チョットおもしろそうやんか。老いぼれたりとはいえなんかちょっと血が騒ぎますね~(しょうもな!大層に)。

しんどい事でおます 衝立岩上部から鎌ヶ岳
もうひとピークあります
丘峠に到着下山はここからです 何とか山頂直下に着きました

 頭の上の方で山頂の人影が見えます、沢山の登山者が今日はいるみたいです。ヘロヘロになりながら登ります、途中以前湯の山から登った時の見覚えのあるポイントに合流するとほどなくやれやれお社が見えました~山頂とうちゃこ~、直下からここまで写真ありません~撮る余裕なし~。

 沢山の登山者、へーちょっと平日とは思えない光景に戸惑いながら武兵からのトラバースルート付近でラーメンタイムとします。霞んではいますが濃尾平野が目の前に広がり南の方には鈴鹿最南端の峰々が見えます。

 そういえば以前仙ヶ岳から縦走してきた単の女性が足のくるぶしあたりを(おそらく骨折していただろうと思われます)痛め歩けないのを武兵まで降ろしたのを思い出しました、テン泊で重たいリュックでした2泊で行けるところまで北上したいとの事でしたが、すごい女性がいるものだな~と思いながら、武兵で湯の山に下りるマイカー登山者に病院まで行ってもらうように頼みましたがそのあとどうなったか、懐かしい思い出です。

 (なに回顧しとんねん、あ~あ歳はとりとうないなあ~)休憩中も小学生ぐらいの子供さんを連れたお母さんや若いカップルさんがどんどん到着、コロナで山歩きの状況も変わってきました。さ~オヤジは食事を終えボチボチ下山です、先ずは下に落ちましょう(はあ~どおゆう表現やねん)。

山頂とうちゃこ! 定番ながら北に御在所その左に雨乞岳
南方面登ってきた鎌尾根が伸びています
濃尾平野を見ながらラーメンタイム
【濃尾平野??】
さ~先ずは落ちるように下山です

 強烈な登りは強烈な下降で丘峠の分岐に戻ります。一気に下ります、稜線のような難所はなくそうですね~、比良ダケ道みたいな感じでしょうか、結構整備もされていて歩きやすい登山道です。キャンプ場から直接鎌ヶ岳へのルートだからでしょうかね~。

 ただ登りは緩みなく展望もほとんどなく続くのでしんどい事でしょうね(なんや他人事みたいに)まあ歩く楽しさは鎌尾根のほうが面白いと思います。(なんやビビッテいたくせに、ちょっと歩いてきたと思てえらそうに)はいはい15分ぐらいでしょうかね~雲母峰への分岐です。

丘峠、分岐に戻って左に下山です 雲母峰分岐 左手に御在所が

 キャンプ場に入らず近鉄湯の山温泉の駅に至るルートですね~どれぐらいかかるのでしょうかね~マップでは下山この分岐から3時間弱でしょうか、オヤジではもっとかかるでしょうね~。オヤジはもちろんカズラ谷へヨタヨタと下ります。まだ相当林道まであるのに整備がされています。四日市さん?ボランティアさん?

雲母峰分岐から左手に御在所が 右には水沢岳が
整備がされています 今日初めて見ました

 やがて登山道の右にカズラ滝が現れます、午前中の不動滝よりは落差も大きくそれなりにですが、登山道のそばにとゆうか滝の下に登山道が通っているとゆう感じでしょうか。滝から沢に降りて何回か渡渉をして10分ぐらい歩くと前方に朝歩いた林道が見えてきました。

カズラ滝とゆうらしいです 林道が見えてきました

 ヤレヤレ戻ってきました。朝は気が付かなかったのですが大きな標柱が建っています、珍しい石の比較的に新しい案内標柱です。石の標柱は大概古いものが多いのですがこれは新しいです。高価かったやろな~(右鎌ヶ岳二時間)となっています、建造時期を確認しなかったのですが(けったいなことに感心するのやなあ~)。

 車に戻る前にキャンプ場に(入道岳登山口とりつき)に寄ります。上部林道から少し谷川に降ります。なぜか水が出しっぱなしの洗い場がありますが事務所みたいなところは人の気配はありません。

 まあせっかくなんで顔を洗いリュックを降ろして谷川を渡り入道岳へのとりつきを見に行きます。又機会があれば入道、仙ヶ岳、にこちらから取りつくのもいいかなあ~と思いながら車に戻りました。

朝の登山道入り口戻ってきました キャンプ場に寄ってみます
閉まっています 戻ってきました~

 まだ結構車が停まっています、皆さん鎌ヶ岳?入道岳?わかりませんがとても平日の感じはしませんね~。時刻は15時ちょうど約7時間ほどでしょうか、通常は皆さん早い人は5時間半~6時間ほどで回ってこられるのではないでしょうか。

 まあオヤジのチンタラ歩きでちょうどよい時間に戻れました。もちろん今日も温泉は我慢です。(えらい真面目に)因みに温泉やサウナではウイルスは感染しないそうですが、人が集まるのには変わりありません、国民一致団結鬼畜コロナに負けられません勝つまでは。勝ってくるぞと勇ましく誓って(アカン、国も家も出たらアカンのや)スンマセンそうでした。

 そんなわけで今年初めて鈴鹿スカイラインを走って土山から新名神に乘って帰ってきました。鈴鹿スカイラインでは桜はもう終わっていました木々の若葉、新緑が湖面に映えて綺麗でした。

湖面に新録が綺麗です

 さて今回初めて鎌尾根を縦走しての鎌ヶ岳でしたが初心者オヤジ充分稜線歩きの楽しさを味わせていただきました、花多く展望良く、緊張感もあり、ぜひ皆さんにもお勧めしたいルートです。  感謝  感謝。

イワウチワ ミヤマハコベ
ハルリンドウ ハルリンドウ


【 記:洛西オヤジ 】