台高 迷岳 2020年 3月15日(日)

(洛西オヤジ No.247)

団体さんの男性に撮ってもらいました~
迷岳山頂


台高 迷岳 2020年 3月15日(日)   洛西オヤジ

アクセス:
・一般道なら
京奈和―橿原(土屋南交差点左折)-あとは適当に(は~)R165からR166にスイッチして大宇陀-東吉野―飯田森町スメール
・高速なら
名神―新名神―伊勢自動車―紀勢自動車道勢和多紀IcからR166-スメールでしょうね~

コース:
・スメール唐谷林道入り口駐車場―林道終点―三の滝―唐谷分岐―北肩のコル(尾根筋)-山頂―北肩のコル 飯盛山―飯盛山北峯―本尾根分岐(植林帯へ)-唐谷川左岸―唐谷林道入り口駐車場





 初心者オヤジ、お!俺の山やんけ!、山名に引き寄せられてノコノコ出かけました。とんでもないルート(スメール唐谷林道入り口からの尾根ルートは)はオヤジのような初心者の方は単独ではやめたほうが良いと思います(又また大層に)。





 今日は洛西オヤジです。前回の白鬚岳の地図を見ている時気が付いた迷岳とゆう山名が気になり、のこのこ出かけてきました。奈良、三重の県境を越えてとゆうことで前日からの出発としました。

 早い目の夕食を済ませて毎度の京奈和経由橿原の土橋南を左折して(吉野方面も大概この交差点を左折で行きますね~それが正解か?わかりませんが)R165から桜井でR166に、因みにR165(R368、R369、伊勢本海道と言われていますねー)沿いは森の旅人さんがよく行かれる三峰山や大洞山曽爾高原、倶瑠尊山などがありますがR166はやはり高見山登山口でしょうね~(お前何アクセスガイド知ったかぶりしてやってんねん)。

 スンマセン、まあその高見山登山口の前を通過して三重県に入り飯田森町のスメールに21時ころ到着は、18時ころ出発したので予定より早いです。これなら早朝出発でもよかったかなとゆう感じでした。

 ただスメールの施設は敷地が広く登山口にどこから取りつくのかわからずに敷地近辺をウロウロして、ようやく登山口前の広い駐車場に停めることが出来ました。もちろんオヤジの車だけです。は~い毎度の毛布かぶり眠剤飲んでおやすみなさい。

 ■ 15日

 毛布多い目に持ってきたので寒さは全く感じずに熟睡、6時前まで寝てしまいました。慌ててコンビニおにぎり食べながら着かえて準備です。(毎回おんなじことゆうとるな~)よし行くぞ!(雪国かい)(は~皆さんなんのギャグやおわかりになりません)となったのはもう7時を回ってしまいました。

 尾根筋から行くか林道を詰めていくか迷うところですが山と高原社の付属冊子では林道から唐谷で登り尾根飯盛山経由で下山を載せています。(えらい真面目に読んでるやんけ)冊子案内のとうりのコース取りで歩き正解ですが(なんや!)まーそんな甘いもんやおまへんでした。上級者向けの判定は正しいものでした。

登山者用駐車場です。広いですー 尾根コースの登山道入り口です
ここに戻ってくる予定です

 先ず林道にとりつくのですがこれがいきなり訳の分からん施設の上に向かうので川沿いの右岸を行くとばかり思っていたオヤジはウロウロ(あ~あ最初から)。半信半疑アスフアルトの登り坂をヨタヨタと進みます。わけわからん施設の案内看板の上に伸びるのが林道で、施設の上部に出るとなるほど林道やとゆう雰囲気になりやれやれ、チンタラちんたら1時間以上ようやく林道最終地点、は~もう疲れたあ~(やめてもどったらー)。

施設の案内看板の上に伸びるのが林道です アスフアルト道チンタラチンタラ
なんの施設だったのでしょうか
テーマーパーク?遊園地?
正面おそらく迷岳
えらい白くなってるなあ~まさかアイゼンは?
【迷岳はもっと右ちゃう!】
やっと林道終点は~しんど

 すぐに登山道に入り、先ずは二の滝?チンタラチンタラ沢を詰めていきます。二の滝は足元をなめるように、そして三の滝(だと思うのですが)三の滝ですが、一番優雅な感じで(どこが?滝は滝やろ。わからんな~?)ええねんボキャないおっさんやな~。三の滝を右岸から眺めてしばらく進むと完全に崩壊した小屋跡を見ます。炭焼き?作業小屋?。

やっと登山道に 一の滝かな?
【二の滝でしょう!】
足下に舐める二の滝【???】 谷筋を詰めます
三の滝 完全崩壊した小屋跡を過ぎて

 しばらく進むとほどなく唐谷を渡渉左岸に渡ります。沢山のテープ案内板、唐谷分岐です。ここから谷筋を離れて植林帯の中をジグで急登、これが思ったより、いや予想どうりなかなか厳しい登坂になりました。尾根筋へ急登するわけですから仕方ありません(どこも尾根に出るのはシンドイことでおマス)。小1時間かかってようやく尾根コースとの出合い北肩のコルに乗りましたあ~。北肩のコルと呼ばれているみたいですが、下山はここまで戻り右に向かいます 。

唐谷渡渉右岸へ 唐谷分岐です
植林帯の急斜面をひたすらジグを切りながら ようやく尾根に乗りましたあ~
北肩のコルに乗りましたあ~

 左上方に山頂が見えます。えらい積雪に見えますがはたしてどうか?。北肩とゆうのは迷岳の北方のとゆう事なんですかね~(どうでもええねん、それよりえらい白くなってきたで~大丈夫か)。そうなんです下から見ている時も上部はえらい白く見えましたが、まあとにかくヨタヨタ進みます。トレースがあります、今日かな~、まあ日曜日やからなあ~。

尾根を山頂に進みます 左上方に山頂が見えます

 どうにか山頂直下に着きましたがやはり相当積雪が多く急斜面はちょっと厳しい状況です。一応アイゼン持ってきましたが車に置いてきています。 (まーなあ~下の状況ではな~) トレースの跡をたどりながらチンタラ登っていると、上から若い(20代かな?)男性3人組が降りてきました。トレースを付けていただいた方々です。

 先行一人目の男性「いや~えらい雪でスパッツも付けていないので靴の中に雪が入って大変です」。後の二人は腰を落として尻滑り状態で降りてきます。それほどヤバイ状況です。「どちらからです、尾根からですか」「そうです。8時前にとりついたのですが、えらい急登で下山は林道で降ります」。

 「そうですか、私は林道で唐谷から登ってきたのですが」「あ~ひょっとして京都ナンバーの」「そうです、そうです、尾根で下山の予定なんですが」「えらい急登なんで気を付けて降りてください」お気をつけての定番あいさつで分かれましたがどうも尾根の下山は気をつけてくださいよ~のニュアンスが気になります。

 だんだん積雪が多くなってきました、いつ降ったのかな昨日あたりかなあ~残雪とゆう感じではありません。山頂の直下急登になります積雪は深いところはひざ下まであります。

だんだん積雪が多くなってきました 山頂の直下急登

 そこからもうひとあえぎ、ようやく着きましたあ~11時前で~す。はあ~しんど~、約4時間オヤジ歩きの限界です。あの三人組は3時間ぐらいで着いたみたいですが(後でそのすごさを思い知ることになります)。

 山頂はほとんど展望もなく写真だけ撮って降りようかあ~と。その時反対斜面から何やらにぎやかな声が、なんと男女10人ぐらいの団体さんが、え~どこから?しかも団体さんやで~。静かな山頂がいきなり賑やかになりました、中高年の男女(女性のほうが多いかなあ~)聞くと宮川の方から林道を車で登ってきたそうでそれほど歩いてはいないそうです。

 は~そんなルートもあるのやー。奥伊勢フオレストピアとかゆう宿泊施設?の企画だそうですが、まあこの時期団体さんとは、しかもこのマイナーな山で日曜日とはいえ恐れ入りました。中高年パワーはコロナごときに負けてはいませんね~結構、結構。

 さてオヤジは元来た斜面にそれこそカッコかまっていられないへっぴり腰で時にはしりもち着きながら立ち木にしがみついて下山です。ようやくなだらかな尾根に降りて積雪もなくなりヤレヤレ(ほんの序の口の難儀さでした)本当に風のいたずらでしょうか、地形的にでしょうか迷岳山頂付近だけが雪に覆われているとゆう感じです。

ようやく山頂とうちゃこ~
苦戦しました~
北肩のコルに戻ってきました

 北肩のコルまで戻るともうほとんど積雪はなく飯盛山に向かいますが、雪?何?どこに雪が?とゆう雰囲気になって比較的ルンルンで最初は進みます。あまりにも極端すぎます。まあボチボチラーメンタイムですが分岐からしばらくは気分よく尾瀬筋をチンタラです。このままの雰囲気で降りられると思うオヤジのあかさたな(はあ~なんやい)

飯盛山に向かいます このままの雰囲気で
降りられると思うオヤジ
ピークもありますが
(飯盛山ではありません)
下に奥香肌ダムが見えてきました

 飯盛山のピークも大したことなく鞍部で強くなってきた風を避けてラーメンタイム、今日はささやかに(いつもやろが)塩ラーメンと塩おにぎり(血圧上がるぞ!腎臓にわるいやろが)」。ええねん、塩分補給は大切なんや。てなあほなことゆうてますが、食後もう一つピークを越えて尾根から左の急な自然林の急斜面を下ります。

 しかしその先約1時間は、もう写真など撮ってる余裕全くなし、例えればう~ん比良ワンゲルのイチョウガレをず~と降りるような(わからへん~)2か所ほどチンケなロープが下がった岩場は足の掛かりはないわ、回り込むにもヤバすぎる斜面が両サイド切り立ってるし、いったいどないすんねん~(飛べ、飛べ、)お前なあ~他人事やおもて無茶ゆうなあ!真剣に怖いやんか。もうこれは登山道ではありません(なんやねん)登壁道です(わけわからん説明にもなんにもなってない)。

食事を済ませて
すぐにここから左の斜面に下ります
ほとんど写真撮る余裕なし
(撮ってるやんけ)
これは登山道ではありません きゃ~降りてからしか撮る余裕なし

 しかし皆さんこんなとこどないして登ったり、降りたり、まあ登る方はまだマシか~。いったん鞍部から登り返して何とかようやくピーク809(飯森北峰)からなほも心底ビビりながら本尾根分岐に降りてきました。右の植林帯に下りますがこれもなかなかの急斜面で登るのは大変やろなあ~と思いながら、そうやあの山頂直下で出会った若者3人組よくぞこんなルート3時間ほどで登ったなあ~と今更ながら感心させられながらヨタヨタ降りるオヤジであります。

ピーク809飯森北峰の案内板です まだ緊張は続来ます
台高高見山方面下に奥香肌湖が見えます 少し右に振ると三峰山から奥に続く峰々
ようやく本尾根分岐に着きました

 何とか前方に唐谷川の流れが見えだしました。やれやれ取りつき案内の標識を見ながら左に向かうと、すぐに朝迷わせてくれたわけわからん施設が対岸に見え、ほどなく駐車所に戻ってきましたあ~。もう15時半、うわ~8時間以上もかかって回ってきた~(ま~老いぼれには後半キツすぎたわなあ~)。

この植林帯の斜面
長いな~と思いながら下ります。
ようやく前方に唐谷川の流れが見えてきました
取りつきの案内です 飯盛山尾根コースとりつきです

 今回は最初林道から尾根にとりついて山頂に向かい途中で残雪で苦戦しましたが前半はまあ上級者のコースとしてはちょっと?でしたが下山で思い知らされました。若者3人組が「林道で降ります。尾根を降りるのは気を付けてください」と注意をしてくれたのがしみじみわかりました。

 まあ冗談抜きでヘルは持参のほうがいいですね~。元論尾根コースを歩くのならですが。やはり奈良の山はなかなか一筋縄ではいきませんね~。さてもちろん温泉はスメールの立ち寄り湯ですが、スメールの看板、えらい看板やなあ~以前来た時からペットホテルが売りやったのかなあ~。建物の後方にそびえる急峻な尾根にきゃ~!ようあんなとこ降りてきたなあ~。

駐車場が見えてきました~ さースメールの温泉に向かいます
えらい看板やなあ~ 後ろのあの急峻な尾根は
オヤジにはきつすぎました

 スメールは正式には松阪ワンワンパラダイス森のホテルスメールとゆうのが正式な名称になっているみたいで以前はペット同伴を売りにしていなかったような(う~んしてたかなあ~わからんなあ~いつからかなあ~)。

 面白い事に立ち寄り湯の施設は入って入湯券を自販機で買って(フロントには誰もいない全くの無人状態)勝手に温泉に入って勝手に出るとゆう、結局入館から帰るまで温泉施設で従業員の姿は一度もみなかったです。ま~人間はペットよりほったらかしとゆうそれはそれで気楽でいいですね~。しばらくドッグランの広場でワンチャンが遊ぶのを見てからさ~又チンタラ戻りましょう。

 伊勢周り高速でとも考えましたが、やはり万葉の時代をしのびながら奈良の里山の各地を縫うように、もちろんテーマソング、ボヘミアンラブソディなど聞きながら(お前割りばし鼻に突っ込むで、イチびりすぎやあ!)車を走らせます。途中、高見山を仰ぎ見ながら戻ります。そうやな~長い事 霧氷、エビのしっぽ、みにいってないなあ~。

高見山を仰ぎ見ながら戻ります

 結構早く20時ころにはカーチャンただいまあ~となりました。ほんの思い付きで行った今回の歩きでしたが先ずはあの初心者オヤジの能力を超えた岩場の下山を何とかクリアーして無事に戻れたことに、    感謝 感謝。



【 記:洛西オヤジ 】