西穂山荘テン泊(2) 2020年12月22日~23日 (洛西オヤジ No.281_2) |
今回唯一の青空ショット焼岳です |
2020年12月22日~23日 洛西オヤジ
アクセス: 名神―東海北陸道―飛騨清見―中部縦貫道高山IC-R158-平湯―R471-新穂高ロープウエイ登山者用駐車場 コース: ・22日 新穂高ロープウエイ西穂高口―西穂山荘(テン泊) ・23日 テン場より上部尾根目指すも丸山まで行けずに撤退下山 ■ 初心者オヤジ炬燵でおとなしくしていればよいものを。{思い上がり老いぼれ冷や水歩き、}天候我に味方せず、独標はおろか丸山にさえ着けずに撤退となりました。 ◆23日
うっすら明るくなってきました、テントは正午までに撤収すればよいとの事ですのでサブリュックを作り、しばらく様子をうかがっていましたが、よし!行くぞー例年にない積雪取りつき部は、少しトレースらしきものが見られますが、すぐに膝上までの積雪を漕いでいくことになります。 ヨタヨタもがいていると、どうやら山荘泊りの単の男性みたいですが、本格的にザイルまで装備して、このまま縦走するのかあ~と思うほどの装備で、オヤジを追い越していきました。実は意識して先行してもらいます(姑息なやっちゃなあ~トレース宛てにしてんのやろ)、オヤジついて行こうとしましたが、最初はアットゆう間に離れていきました(なんやねん)いや稜線上部になるにつれて積雪は少しマシになりましたが、いつもの新穂高千石尾根沿いに上高地に抜ける風の道が今回は行く手を遮ります。
ようやく日が昇りましたが、太陽が顔を出すことはなく、ブリザードの先に丸山の展望台の標識が見えるようになってきたところで、動けなくなってしまいました。100mほど先に先行した男性も風を避けて立ち止まっています、とゆうか撤退を決めたみたいで戻り出しました、オヤジも何とか丸山まで行けば、風は少しは収まるのはわかっているのですが、この状況は今まで西穂で体験したことがありません、撤退!とにかくいったんテントに戻ります。
それは良いのですが、取りついた地点に戻るのに(もちろん自分のトレースなどは、すぐに消えてしまいます)少し右にそれてしまい、灌木帯にはいったみたいで沈む。沈む、そのうちにいきなり胸のあたりまで沈みこんで、身動きが取れない状況になりました、太い灌木に引っかかって止まった感じですが、又ろっ骨を打ち付けてしまい(あ~あ又かい今回は何本や)そんな安モンの傘の骨みたいに言わんといてんか、抜け出すのに悪戦苦闘、アイゼンは外れるし、ピッケルは引っかかって、どうしょうもない状況になりました。
戻ってくるはずの先行者の男性に、助けを求めようかと思いましたが、取りつきポイントをオヤジが相当外れたみたいで姿が見えません、何とかもがいて抜け出すことに成功しましたが、は~あしんど!まいったあ!けっきょくロープウエイ駅からの通常の登山道(山荘から50mほど離れた地点)に降りてしまいました。 周りの風景、状況が判らないと山荘から200~300m離れただけで、こんな状況になってしまうのがこの時期の怖いところです。(相変わらず初心者はどうしょうもないなあ~)。
おそらく昼前ぐらいから、再度アタックすればもう少し先まで進めると思うのですが、今回は今日中に戻らないといけない野暮用がオヤジを待っています。モタモタとテント撤収」下山準備にかかります。予想通りテグが凍てて抜けません、ピッケルでほり出してまあこの時期はいろいろ大変です。 リュックを作り、ようやく下山にかかったのは、もう11時を回ってしまいました、あまり重さの変わらないリュックを又担いでヨタヨタと下山です、なんと、なんと、登りより時間かかってロープウエイ駅に戻ってきました。(なんでや)いやリュック重くバランスをとりながらの下降は、オヤジの体力では体幹を維持するのに必死で、日頃の不摂生がこおゆうところにも出てきます。(そうやでー、キムケンさんなんかはジムに通って、鍛えられたはるのやで~)
ケーブル乗り継ぎ、なんとか駐車場に戻ったのはもう14時を回っていました。もちろん展望台でのいつもの景観も見られず、帰路の平湯峠のところで、ようやく青空に直っくと立つ焼岳を見ることが出来たのが、まあ慰めみたいなものでした、又各高速ではSAトイレだけによって「カーチャンただいまあ!」は20時前でした。今回の{老いぼれ思い上がり年寄りの冷や水歩き、}まあそれなりに気が済んだとゆうか、よくぞ無事に帰ってきました。 感謝 感謝。
今年もいろいろお世話になりましたありがとうございました。どうか来年は穏やかに皆さんが山歩きを楽しめますように。 合掌
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