奈良奥駆け 行者還岳北尾根~七曜岳 2020年5月14日(洛西オヤジ No.256) |
旧関電道と行者還岳北尾根を満喫し下山へ向かう 行者還岳岩壁直下にある行者還避難小屋にて |
2020年5月14日(木) 洛西オヤジ
アクセス: ・京奈和自動車道(今回は乗り継いで御所まで)-天川村川合―R309-大川口(車中泊) コース: ・大川口―旧関電道―行者還り小屋の手前から行者還岳の西北尾根に回り込み直接山頂へー奥駆け道―七耀岳から引き返すー行者還小屋―天川辻小坪谷ルート下山―途中からルート外れ通常ルートの東の沢で小坪谷へー小坪谷ルート釣り橋ーR309-大川口 ・初心者オヤジどうしても寝覚めが悪くまたしても奥駆けです(もう飽きられてるで~) 奈良奥駆け 行者還岳北尾根―七曜岳 2020年5月14日 よしゃーいいのに行者還りの周りバリバリルート、ミイラ取りがミイラになるところでした。 今日は洛西オヤジです。連荘の奈良行き(ホンマにええ加減にせーよ)とのお叱りの声が聞こえます。(もう奈良、奥駆け飽きたで~)とのお声も届いております、時節がら前日の夜にひっそりと出発、何處にもよらずに登山口、又日が暮れてからひっそりと帰宅とゆうパタ~ンは奈良の山が距離的によいので(奈良の皆さんすみません)。 最も奥の北、南、アルプスはすべて小屋は閉まり登山禁止となっている山も多いとか、今しばらくの辛抱です。(あんた辛抱してるとは思えんけどな~)とんでもないストレス溜まりッぱなしです。そんなわけで先日行者還りからの下山で旧関電道(師匠が調べて教えていただきました)が途中で中途半端になったのがどうにものどの奥に小骨が刺さったような状態でもう一度今度は旧関電道を登って行者還りに行くことにしました。 ****************************************** 前回と同じところに(鉄山行きの時)車中泊です。5時ころ起きだして例によってモタモタ準備、出発は6時を回ってしまいました。さて出発点の対岸に渡るのにどうするか、ヤバイと言われる吊り橋を渡りたい気もしますが、もし何かあればこの時期えらい騒ぎになります。{登山自粛の中、立ち入り禁止の吊り橋を渡り落下京都の高齢の男性}もうこれは家族にえらい肩身の狭い思いをさせます。 橋の横から下の河原に降りられるように踏み跡がついています。ほなボチボチ行きまひょか、6時を回っています。オヤジは念の為石拾い用の腰まである長靴を持ってきましたが、難なく対岸に渡れました(ヤレヤレ)。やはり対岸から見ていたように取り付きにはそれなりに階段などの整備がされています。 チンタラ、ヨタヨタ登っていきます。テープも古いものですがあります。もちろん谷川から上部の尾根筋に登るのですから急登です。
陰気な斜面や尾根筋を登っていきます。小1時間ほどすると視界がところどころで開けてきました。南側の斜面を進むことが多くなってきます。崩落した箇所も現れてきますが小屋からすぐの崩落地ほどではありません。
だんだん前回オヤジが間違ったポイントが近くなってきたみたいですが、そうや~このまま小屋に行くよりも直接行者還山頂に行けへんかなあ~(やめとき、ヤメとき、バリもええとこやで)。実は大川口から奥の神童子谷の途中から(オオソボ尾根?)行者還岳の北側を回り込んで山頂、七曜、小屋の分岐に出るルートがあるみたいなんですが(もちろん山と高原地図には載っていません)そのルートも興味あるので(やめとき、又ここは何處?になるで)目の前に行者還りが見えてんのやから。
訳がわからん左側の斜面をよじ登って北へ向かいます。もちろん踏み跡などなく無茶な話です(自分で判断しての事やろが!)。(あ~あ知らんで~)ま~斜面をよじ登るとゆう感じですが小1時間ほどもがいてようやく尾根筋らしき所に出ました。なんと大きなピンクのテープがあります。 何處からのルートかおそらく神童子谷からだと思うのですが、そのまま尾根筋を進むと樹間に行者還りらしきピークが見えてきました(実は手前のピークでしたが)。まもなくシャクナゲの群生に入り歩きにくく又ルートも不鮮明になりますが、とにかく上部へ上部へ進むとなじみある錫杖が立ててある山頂にとうちゃこ~。 やれやれもう9時半を回っていますなんと大川口から3時間半もかかってしまいました~(そらそうやめちゃくちゃなとこ歩いてんのやんか)。
単のご高齢の男性がちょうど奥駆けの分岐に下山されるところでした。オヤジはちょっと迷いましたが、もうちょっと神童子谷からのルートを確認したくて北の方に降りていきます。結局はっきりとした踏み跡は見られず、またもや斜面をしんどい目をしながら七曜岳に向かう奥駆け道に戻りました。(あんたもしつこいね~又今度考えてるのやろ)いえいえちょっと私では無理だと思います。 さて本来は出来たら大普賢まで往復を考えていたのですがちょっと時間がかかりすぎました。とにかくまあ七曜岳を目標に進みます。途中で先ほど行者還りの山頂で見かけた男性が戻ってきました。
「今日は七曜まで行かれたのですか」「そうです」「今日は何處から」不審そうに「奈良ですよ、貴方は?」オヤジ「はい、もちろん今は何處もいけません、」ちょっと京都からとはいえない雰囲気でした。あやふやな返事でごまかすとゆうかすみません、職務質問を受ける犯罪者の心境です。 再度「今日は何處から取りつかれたのですか」「90番です」なるほど、なるほど、トンネル東口から少し西原の方に下った90番ボストのところから(鉄の階段があります)取りつくルートで山と高原地図には載っていないのですが最近の行者還りへの定番ルートでよく歩かれています。車を停めるのが難儀なんですが。 さてオヤジはチンタラ、ヨタヨた進みますお馴染みの木製階段を上ると久しぶりに和佐又への分岐です。山頂とうちゃこ~~ちょうど正午です~お昼ご飯にしましょう~狭い山頂ですがもちろん誰もいません。不謹慎ですが靡きのお札が積まれている前の岩場でラーメン(ちゃうちゃう、今日はミニ呑べい、ラーメン先日の二泊3日で食べ飽きた~(あんまり変わらんけどなあ~)。
目の前に大普賢のラクダピークが並んでいますが、ここから(七曜岳)往復3時間はかかると思われます。まあいけないことはないと思いますが(やめとき、やめとき)(実はやめて正解でした)。 さ~食事を終えて又チンタラ、チンタラ、行者還小屋に戻ります、相変わらず天気はピーカン気分がいいです。稲村が目の前にあります。今度行きたいなあ~と思っているバリゴヤの頭から稲村までの稜線が見えています。おそらくバリのルートで厳しいでしょうね~(行かんほうがええで~名前からしてバリゴヤややで?)。
今月2回目の(ちゃう先月やろ)避難小屋に着きました。14時ですまあ前回よりはマシかあ~(それがそうでもないのんやなあ~)。今回はおとなしく小坪谷ルートで下山としましょう、まあ旧関電道よりは歩かれているみたいやし、途中からは前回歩いたしと甘く考えていました。
実は今回の目的の一つに例のヤマシャクの群生地を見たかったので、前回間違って降りてきた谷を探して右往左往、上がったり、下がったり、うわ~わからへん~焦ると余計にわからなくなって。
仕方がないので下り出すと本来のルートから外れてしまったみたいで、前回のテープのあったポイントに出られません。(あ~あしょうもない、今日はそんなことばっかりやってんなあ~)。 さてもう一つ難儀なとゆうか谷筋の中にオヤジの興味を引く石がゴロゴロと現れだしました(は~なんやてーややこしい時に)。実はオヤジの別の趣味の世界でR169から和佐又へ行く伯母谷トンネルの近くにワサビ谷とゆうのがありその谷川に出る石が吉野川石と呼ばれマニアの間で有名なんですが、よく似た質の石がこの谷筋にたくさんあります。地形的に奥駆けの峯をはさんで反対側になるので考えられる状況です、(よくある状況です、有名なのは北山の桟敷をはさんで大森と雲ヶ畑に出る赤い石(紅加茂と呼ばれています)。 通常は山歩きの時は石は忘れているのですが(時間的に無理が生じヤバイことになります)今回は思わず谷筋の中をウロウロ(あ~あどうしょうもないなあ~二兎を追うものは何とやらゆうやろ、危ないで)気が付いたら余計ここは何處?になりました。 とにかく時刻も前回と同じ16時を大きく回ってアカン、記念に目についた石をリュックに掘り込み(かえって計ったら5Kもありました)。 とにかく下へ下へ小坪谷の流れが見えてきました(通常のルートの一本南を歩いていました)。もう17時前(前回と変わらんがな)小坪谷を下り布引谷と出合い、吊り橋を渡ってR309に出て又チンタラ大川口に戻ったら17時を大きく回ってしまいました。(つかれたあ~)。
結局又12時間ほど歩いたことになります、天川辻から布引の橋まで通常コースタイム2時間のところ3時間半もかかって降りてきました。まあちょっとあれも見たい、これも探したい、雑念が多すぎます、反省!。 今日の遭遇した登山者は奈良の御高齢の単の男性だけでした、なんだか嘘をついたようで(ついたんやあ!)何となく後ろめたい思いが残ることになりました。すみません!下山中の目的は中途半端になりましたが最後はヤマシャクの花も少しは見られて 感謝 感謝。 ■ 追記 めったに山歩きの報告では載せないのですが今回持ち帰った石をイチビッテ載せてもらいます。同じ石ですが水盤に添える向きや位置を変えてみました。最初は稲村岳遠望、次は行者還岳遠望に見えませんか(見えるかあ!しょうもないもん載せるなあ~)スンマセン。シュン!。
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