台高 白鬚岳 2020.03.08 (洛西オヤジ No.245) |
ようやくとうちゃこ~先着の男性に撮ってもらいました 白鬚岳 |
2020年3月8日(日) 洛西オヤジ
アクセス: ・京奈和―奈良市内―京奈和―橿原―R169-川上村柏木―右岸にー金剛寺―林道東谷出合に駐車 コース: ・東谷出合―神之谷分岐(尾根に乗る)-小白髭―白髭岳―南への稜線を周回して戻る。途中ショウジ山を含めピーク多数―東谷出合約300m上部林道に降りるー東谷出合 ■初心者オヤジ今回はちょっとマニアックに。当日の登山者はオヤジ含めて4人(男女親子?単男性)彼らに助けられてなんとか回ってこられました。 今日は洛西オヤジです。例年なら奈良の山にはこの時期行かないのですが今年は残雪もないとの事で以前から気になっていた白鬚岳とゆうのがR169の北側、(吉野川の上流川上村付近の右岸側)にあります。よく似た山名で白髪岳(シラガ)とゆうのが兵庫の篠山にありますがこちらは白鬚岳(シラヒゲ)です。(どっちにしてもオジンくさいなあ~)。 まあオヤジに似合いの山かなあ~との思いからヨタヨタ出かけましたが、とんでもないオヤジのような老いぼれには厳しすぎる山でした。ちょっと早い目4時半ごろに出発毎度の京奈和乗り継いで橿原からR169ですが、最近京奈和も延長されたので大和高田まで行くほうが早いのかなあ~ちょっと微妙ですがまあ慣れた道で川上村柏木のバス停を(バス停は北和田口です)目印にチンタラです。 マイカー派のオヤジがゆうのもなんですがR169はゆうゆうバスが唯一の交通手段ですね~近鉄吉野線福神駅出発ですか(違うなあ~大淀バスセンターやな)どっちみち地域の人のための運行バスなので登山者には向いていませんね。まあそれはともかく橋を対岸に渡りすぐに右に、金剛寺まで、そのまま林道を進むと東谷出合登山口に着きます。
ちょうどオヤジと同時くらいに大阪泉佐野のナンバーの車が到着、親子かなと思われる二人組です。オヤジが「ここが東谷出合ですかね~」と聞くと「そうですよ」と持参の山地図を見せて説明をしていただきました。「山頂から、時間があれば周回出来ます、20年くらい前に行ったんですが覚えているかなあー」。 「えーそうなんですか、山と高原社の地図には破線も出ていませんね」持参された地図にも載っていませんがピークをたどる手書きの線が書き込まれています。「時間的にどんなもんですかね~」「わかりませんが7~8時間ではないでしょうかね~」「ありがとうございます、まあ山頂に着く時間で考えてみます」礼を言ってオヤジは先に出発します。 オヤジの姑息な考えでは追いつかれるようでは周回はオヤジなら10時間近くかかるかもと思いながらヨタヨタ林道を進みます。しばらく進むと道端に案内があり谷を渡渉右の谷筋の涸れ沢の中を進みます。それなりに踏み跡があり迷うことはありません。
やがて滝が現れました。左の斜面から高巻します。滝の上部からは植林帯の中を厳しいジグで上部尾根を目指します。これが中々曲者でジグの間隔が短く登るのでほぼ直登みたいなものでシンドイ~いややあ~となります。
滝から1時間以上かかってようやく尾根に乗りました、神ノ谷(東谷)分岐です。下からあの二人組が追いついてきました。若い女性が先導男性が(オヤジと同じくらいかなあ~)あえぎながらついているとゆう感じでしょうか、女性はバンバン引っ張って次のピークへの登りで追いついてこられたので先に行ってもらいました。どうやら周回はオヤジでは無理かなあ~とおもいながら何とか小鬚のピークに着きました。
先について休んでおられたお二人さん、この後4~5のピークがあるとの事です。とにかく女性がキャピキャピ元気で(どおゆう表現やね)あー今日は出てこんなあ~と思っていたらやっぱし我慢できんとしゃしゃり出てきたなー(まあ我慢してたんやけど、あんたも寂しいやろおもてな)寂しない、さみしいない。うるさいおっさんも出てきたことやしボチボチいきまひょか。 なるほど降りてしばらくは気分のいい尾根を進みますが、そこからはアップダウンの連続いくつピーク越えたかなあ~わからへん、だんだん強烈になって踏み跡もなくなりほとんど急な斜面を這いつくばるように登るところも出てきます。案内文などの表現を借りると(アルペン的な様相の)となるのでしょうがどうでもええ~シンドイ~となります。しんどい~いややあ~(又始まったーみなさん無視してください)(されてます)
ようやく山頂にとうちゃこ~先着の二人が「おつかれさん、おつかれさん」とねぎらってくれます。おー今西錦司先生も来られていますね~なになに1500座目ですかすごいですね~。天気はピーカンとはいきませんが奥駆け、台高の山々、金剛、葛城方面も見えます。そりゃあの三角錐のような山頂にいるのですからね~。シャッターを依頼してメロンパンなど食べて休憩~(なんや昼飯、ラーメン炊かへんのかい)まあね。 お二人さんはまだ地図広げて山の検索。オヤジはどうしょうかなあ~教えてもらった周回に向かうか、いや~どうも自身ないなあ~ここは何處?になりそうやなあ~(十分考えられるなあ~あんたの能力では)(だいたいが方向オンチやもんなあ~)「元来たルートで下ります」とあいさつして戻ります。
山頂から急降下して最初のピークを越えたあたりで下からくる単の男性と遭遇、挨拶をして少し話をするとその男性も(東大坂からこられているとゆうことです)一応山頂から南側の尾根周回して降りる予定だとゆうことです。男性はスマホに(ヤマケイかな?)ルート案内をダウンロードされているみたいで周回のルートはハッキリ表示されています。 もちろんGPS機能も「これを頼りに行くつもりです」との事で、オヤジも急に気持ちが変わり、やはりせっかくやから周回するかあ~との思いがわいてきて又降りてきた急斜面を登り返すことになりました。(ホンマかい、信じられへんなあ~)まあおそらくこの山には、もう二度とは来ないでしょうね~。そう思うと急に回ってみたくなりました。(そりゃそうや老い先短いのが目に見えてるわなあ~)。 もう一回あえぎながら山頂に戻ると先の二人はもう周回コースに出発したみたいです。時刻はちょうど正午再度行動食を少し食べて男性に「先に進みます、私は下りは遅いので(登りもや!)追いついてこられると思います。迷っていたら助けてください」(迷っていたらわかるかい!)そりゃそうですがGPSを持っておられるのが心つよいじやないですか。(あ~あ他人のGPS頼ってどないすんねん)まあそれと先行の二人のうっすら残るトレースも(そんなもんあてになるかい)。
改めて南側のおそらく歩くだろうと思われる尾根を見ます。相当かかるなあ~よし行くかあ~。標識にある中奥へのルートは地図に載っていますが東谷出合への案内はありません。とにかく最初は気分の良い尾根筋をチンタラ下ります。踏み跡は薄いですがところどころの残雪に先行者のトレースが残っています。山と高原社の地図にも6か所ぐらいのピークが表示されていますがはたしてその通りたどるのか、あまり白鬚岳自体の報告を見かけませんので(丁寧に検索したらいくらでもあるで~)思ったよりガイドテープがありヤレヤレです。最初のピーク後いくつものピークをアップダウンすることになり、(だんだん奥駆け風になってきたなあ~)。
一つ目のピークを登り下っていると件の男性が追いついてきてくれました。その後は結局その男性と回ることになりました。キツイなあ~追いついてきた男性と同行しながらの歩き、老いぼれに歩調を合わせてもらっています。(迷惑かけとんなあ~)
男性はメタボ解消のために2~3年前から山歩きを始めたそうで、車で往復5時間、山歩き7時間ぐらいを目安に近畿の山を歩いておられるみたいです。もちろん現役の方で会社に出勤の前に大阪城公園でウオーキングをしたり地元の生駒山をホームグランドにしておられるとか、もう10K以上絞り込んだそうでうらやましい限りです。先日は初めて坊村から武奈に登りイン谷に降りて(JR利用だと思うのですが)来たそうです。ただルートは聞いてもわかりませんでした、GPS頼りの歩きはそおゆうところはありますね~。 ちょっと雰囲気が変わってきました。杉の落ち葉がたくさん積もり踏み跡もはっきりしないので注意しながらすすみます。
うんざりするほどアップダウンを繰り返しながらだいぶん回り込んできましたが、やっと地図にも載っているショウジ山の表示があるピークに到着しました。時刻はもうエ!15時前です。山頂から3時間もかかっています、後まだ3分の1ぐらいの地点ですがこの後は植林帯に入り踏み跡は全く消えてところどころに現れるテープ頼みで歩いていましたが、ちょっと雰囲気がおかしいなあ~とオヤジが感じます。
いつもここは何處?ばっかりやらかしているオヤジの感みたいなもので立ち止まってGPSを確認してもらうと、やはり右に向かう尾根筋を見落として直進してきたみたいで修正歩きです。倒木が転がる植林帯の斜面をま~難儀なことでおマス。 GPSなければもっと、ここはどこ?になっていたでしょう。しばらく植林帯の斜面を徘徊やがてはっきりとした踏み跡のある尾根筋に戻れました。テープもでてきます。ヤレヤレGPS様様です。その時前方の急斜面を下る例の二人組の姿が確認できました。お~あのお二人さんもえらい苦戦していたみたいやなあ~。あのスピードで登るお二人さんに追いつくとは思ってもみませんでした。
ようやく下にアスフアルトの林道が見えてきました、植林帯の斜面でウロウロの時間ロスがあったにしてもなんともう16時を回っています。山頂から4時間の歩きでした。同行の男性には申し訳なかったです。周回コースの取付きの標識、看板みたいなものは関係ない火の用心とかほかの案内板です。小さなテープだけでいかにもマニアックなルートのとりつきです。
林道に出てもう少し歩くのかなあ~と思いましたが以外に近く200m~300mもないぐらいですぐに出発地点の東谷出合に戻れました。先行のお二人さんが「あれ~又山頂に戻られたんですか、心配して今話していたところなんです」「いやこの方にお会いして同行していただいて何とか回ってこられました。それにしても長いですね~」。 聞くところによるとやはり途中でコースを見失いウロウロされていたみたいで、なるほどオヤジたちが追いついたわけです。お二人さんはGPSは持っておられなかったみたいで、どうも同じポイントあたりで迷われたみたいです。20年前に一度歩かれたとの事ですが記憶が定かではなく又様子もかわっていたみたいです。ここでお疲れさんでした同行してくれた東大阪の男性と、シャッターは二人組の男性に依頼し記念撮影です。
さて今回の白鬚岳は吉野の川上村の山として知られるところですが昔から結構周回はされていたみたいです。林業の盛んな頃は登山ではなく生活の一部としての山の作業道だったのでしょう。世界遺産の奥駆けや百名山の大台日の出などとは違う秘かな味わいがある山でした。
さあさあ毎度の温泉一番近場の入之波温泉はもう時間的に厳しいかも、川上村R169沿いの杉の湯は18時までなので間に合います。杉の木で作られた大きな湯船の露天にゆっくり浸かってチンタラ戻ってきました。土曜日で奈良市内は少し混んでいましたが20時過ぎに「カーチャンただいま~」となりました。 今回の歩きこんな老いぼれに付き合っていただいた東大阪の男性に(お名前聞くのを忘れたなあ~)(いつもやあ~) 感謝 感謝。
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