焼岳 中尾高原ルート

2020年6月9日(洛西オヤジ No.259)

焼岳 360度の展望は次の南峰に譲ります。(なんでや?)


2020年6月9日(火)   洛西オヤジ

アクセス:
・名神―東海北陸道―飛騨清見IC-中部縦貫道高山IC―R158-平湯―R471-新穂高中尾高原焼岳登山口駐車場(コロナ封鎖の為付近の空き地にて車中泊)

コース:
焼岳中尾登山口―新旧中尾峠分岐―旧中尾峠―焼岳北峰―中の湯ルート出会いー南峰―引き返す―旧中尾峠―焼岳小屋(閉鎖中)-新中尾峠(西穂分岐)-新旧中尾峠分岐―中尾登山口





・初心者オヤジ群発地震の現地調査の依頼を受け、上高地に行ってきました。(依頼?どこから受けたんや)(それは諸般の事情で発表はできません)(お前国会答弁してるつもりかあ!)





 今日は洛西オヤジです。将棋の藤井壮太君が初のタイトル戦で先勝、自分の孫のように心弾む昨日今日(お前将棋はええねん、なんで危ないとこに行くのやあ!)いや、今の雰囲気やと三密にならずに行けるかなあ~(そんな問題ちゃうやろ!、まだ焼岳は活火山のバリバリやで、群発地震でドカ~ン、なったらどうすんねん)

 そんな時やからこそ、ミカンの白いスジ。西瓜の種、トイレの色のないブルーレット、去年のムシコナーズみたいなオヤジが行って、状況を確認するのが必要なんです。皆さん(今どうなんかなあ~)と気にしておられる方がたくさん(阿保やなあ~つくつ"くあほやなあ~と思うわ、あんたみたいなクズでも遭難したとわかったら、邪魔くさいなあ~と思いながらも捜索、救助せんとあかんのやで)

 そやからわからんように登山届提出せんと(馬鹿もん!お前は山歩きする資格なし!抹殺!除名!懲役に行け!)そんなわけで抹殺される前にこの報告を、焼岳とゆうと中の湯温泉からのルートが一番に思いつきますが、新穂高から戻るときに、いつも左上部の焼岳を見ながら、そうやこちらからも行けるのやなあ~と思いながら車を走らせていました。中の湯や上高地からよりはロングなので人気はイマイチ?しかし今のご時世にはヨタヨタ、ひっそり行くのは、よっしゃ中尾コースや!

 とゆうことで前日又夕方からチンタラ、でかけました。中尾高原は以前新穂高の駐車場が満車で、欅平の駐車場に回されたときに少しだけ通過しましたが、今回は夜の闇の中を奥へ、奥へ。たどり着いた登山者用駐車場は、案の定コロナ対策登山自粛の為封鎖されています。仕方ないので戻って中尾高原バス亭のある広場で車中泊です。

久しぶりに名神です
彦根付近から比良サンセットです

■ 9日
 朝5時前に起きだしました、今回は又登山道のほうまで戻らないといけないので、いつもより気合を入れて着替えをしてバナナ食べながら駐車場に向かいます。昨晩は気が付かなかったのですが、封鎖中の駐車場の先にスペースを見つけてヤレヤレ、再度パンなどをかじりながら(よ~食べるなあ~)あれー怒ってもう今回は出てこんのちゃうんかいな。

車中泊の空き地から眺めた
湯煙の向こうに朝一の笠ヶ岳
通常の駐車場は封鎖中です

 リュックを作ってチンタラスタートです。今回は上部では水は期待できませんので2.5Lでスタートです。(は~ロングやのに重たいこっちゃ)6時半ごろに登山口に着きました。

おー正面上部に焼岳が、すぐそこやんか 登山口です

 木の橋を渡ってスタートです、歩きやすいしっかりとした登山道はこのままだと、ボケーと歩くオヤジでも大丈夫みたいです。(わからんでー白山ではひどい事になったがな)もう白山の事は言わんといて、落ち込むがな。30~40分歩いたところで、白水滝の案内を目にします。どんなもんかな~期待をしながら・・・まあそれなりの(どうやねん)遠目で眺める優雅な滝です。

すぐに木の橋を渡ってスタートです 白水滝の案内を目にします
白水滝、まーそれなりに

 登山道にはなんやら横手とゆうのがよく出てきます。昔の出会いポイントの事らしいですが?。歩きやすい登山道、樹間の間から笠ヶ岳の稜線が見えます。8時40分、登山口から2時間30分で焼岳雨量観測所を通過します。そこから5分で秀綱神社、(徳川時代?)巨石信仰ですかね?。神社から10分も歩くと登山道のところどころに残雪が現れます。(前回の白山とはえらい違いです)。

登山道にはなんやら横手
昔の出会いポイントらしいですが?
樹間の間から笠ヶ岳の稜線が
焼岳雨量観測所 秀綱神社

 このコースはジワジワと高度を稼ぐいわゆる(かば焼きコース)(なんじゃあ~?)じっくりと焼き上げるコースです。(洒落にもならんわ)もちろんその分ロングになります。神社から10分も進むと時々登山道に残雪が現れますが問題なく通過、(前回の白山とはえらい違いです)。それなりに観光(?)ポイントは出てきますが、写真で説明させていただくとして丁度3時間ほどかかって、新旧中尾峠の分岐に着きました。もちろん旧道で中尾峠に向かいます。

登山道に残雪が現れます 新旧中尾峠の分岐です
右の旧道に向かいます

 新旧中尾峠の分岐から25分ぐらいで中尾峠に到着、登山口から3時間25分でした。いきなり目の前に霞沢岳がゆったりと胡坐を組んでいるように現れます。天気よく展望も開け一本立てずに、そのまま右にそびえる焼岳に向かいます。ここから一転してザレの急登になります。

焼岳小屋の上部ピーク(テン場) 中尾峠とうちゃこ~

 さて山頂に向かってヨタヨタ進みますが、なんかオヤジの予想反して焼岳の代名詞、硫黄のにおいがあまりしません(コロナやないやろな)。あちこちから噴き出していたガスも今日は全く噴き出していません。一応ヘルは持ってきましたが(そんなもん噴火したら屁のツッパリにもなるかい)いや気は心といいますやんか、拍子抜けです。

正面霞沢岳 左のピークは小屋に(新中尾峠に)へのルート
右手に焼岳 振り返ると西穂から奥穂、前穂の稜線が

 群発地震で還ってガス抜けが出来たのかなあ~まあ良い事です(良い事なんかなあ~?)焼岳山頂はこのまま正面突破とは行きません、左に大きく巻いて岩場を山頂に向かいます。前回来たときは岩場のあたりが一番ガスが噴出していて、有毒ガスの濃度が高く南峰には立ち入らないようにとの看板が出ていましたが、今回はその案内もありません。

最大引っ張って槍も 足元には花も応援してくれています
予想に反してガスが噴出していません だいぶん近くなってきました
直下の残雪雪渓ですが歩くことはないです 直下の岩場です

 (一応常時火口周りは禁止みたいですが、以前ほど看板立ててとゆうほどの事はありません、厳しくゆうと中の湯ルートで来られません)何とか10時半過ぎに山頂にとうちゃこ~。単の男性がおられましたが、オヤジと入れ違いで降りていかれました、何年ぶりでしょうかね~実はオヤジの山歩き報告200回記念が焼岳だったと思うのですが(?)(調べんかい)。

 いやまあ今回は天気よく360度の展望を楽しみますが、そうや!いい機会やしお池回りをするかー南峰にも行きたいし(やめといたほうがええのんちゃうか)前回は小屋のニーチャンが(誰やて?)そやし焼岳小屋のアルバイトのにーちゃんが前日南尾根に行って小屋に戻っても気分悪くなって、とゆうのを聞いていたので南峰には向かいませんでした、本来は南峰が最高峰になります。(ちょっとややこしい話を後でします)せんでいい、せんでいい。

焼岳とうちゃこ~右後ろ西穂の稜線
左の脇の下に槍~左に双六、鷲羽、裏銀座まで

 オヤジが南峰に向かおうとして降りだすと、入れ違いで若いカップルさんが到着~、中の湯からだそうで駐車場の状態を聞くと、まだそれほど混んでいなかったとの事です。やはりね~通常は満車が当たり前でしょうね~まあ入れ違い、入れ違いの山頂で結構な事です。

 先ずは中の湯ルートの出会いに降ります、火口周りの一番低いところです、その先に南峰がそびえます、ここでリュックをデポります、一周してきて中尾峠への下山口から戻ってきてもしれています。最初からそのつもりでしたが、結果的に正解となります。(なんでや?)まあ後ほど、中の湯ルート出会いの少し先に低いところ地面に這うようにロープが張ってあります。これって立ち入り禁止の意味かなあ?(そうなんや、南峰は行ったらあかんのや)

 そやろか、前みたいに看板無いでー(まあー自己責任で行きなはれ)とまあ適当に都合よく考えて取りつきましたがこれがなかなかのもので、リュックデポッて正解でした、必死のパッチで岩にしがみついて登ります。アチャーヘル被ってくるの忘れたあ~これは甘く見ていました、何とかギリギリクリアーとゆう状態でピークに登りました、さすがに最高峰、360度の展望もちょっと雰囲気が変わります。(そんなに変わらんと思うけどなあ~)

火口湖です 中の湯ルートの出会いの鞍部
火口北側の稜線 南峰がそびえます

 360度の展望を楽しんで、改めて火口周りの稜線を見ますが、どうしても正面北側のピーク(2393m)が気になります、南峰に立つのに四苦八苦しての状況ではたして行けるかなあ~あのピーク直下までは問題なく行けると思うのですが(うっすらと踏み跡らしきものも見えています)ウ~ン、ザイルがいるような気がするのですが、もちろん遠くからなんでわからないですが、(後で調べるとどうやら2393のピーク手前から火口に降りて、斜面をこちらの中の湯ルートの稜線に戻るのが一般的みたいなんですが、どのみちあまりいかれていないみたいです)オヤジは南峰に立てただけで満足して戻ることにします。リュック中の湯出会いにデポッて正解です。(フンヘタレ!)なんとでも言ってください今回はヤバイ気がします。

何とか南峰とうちゃこ~ 北の方面、西穂から奥穂、前穂の峰
手前の稜線は火口周りの北側の稜線
南の方面 乗鞍 西北方面 笠ヶ岳から双六へ

 又、降りるほうがヤバイですが、カッコかまわず岩にしがみついております、中の湯の出会いに戻って正午を過ぎているので昼食にします。ラーメン炊かずに行動食とペチャンコになったパン(最近専門やなあ~)とりあえずお腹に入れて戻ります。

中の湯ルート出会いに戻ってきました ザレの急下降で中尾峠に下ります
2393m(本来の北峰?)を見上げます 中尾峠に戻り
前方の新中尾峠(焼岳小屋)に向かいます

 ザレ場を下り中尾峠から正面のピークに向かいます。小屋のテン場ですが、もちろん誰もテントは張っていません。久しぶりに焼岳小屋に寄りますが、もちろん閉鎖でトイレも水場もアウトです。すぐに新中尾峠の分岐に向かいます。前回は西穂山荘に向かったのですが、今回は日帰りなので下山です。

ピークはテン場になっています 下に上高地が見えます
小屋に降りてきました 西穂への分岐から今回は中尾登山口下山

 又チンタラと登山道を中尾温泉に向かって、そうなんですねー登るより楽ですが、長―くながーく感じます。さ~もう写真紹介し尽くした登山道を戻りますので、ちょっとオヤジが疑問に感じていることを述べさせていただきます。(あ~手短に頼むで~)先ず山頂の写真を今一度ご覧ください。焼岳北峰頂上2444.3mの標柱が建っています。その下に北峰2393mとゆう看板がおかれています。

 あれ~北峰二つあるのかなあ~、だいたい標高が違うなあ~、国土地理院の表示では焼岳の標高の表示は、南峰の2455、4mと、反対北側の2393mのピークしかありません。どうやら下に置かれた看板の表示どうりピーク2393mが北峰みたいです。オヤジが周回するのをあきらめたピークです。誰もが焼岳山頂やあ!と踏んでいる2444.3mは国土地理院に表示されていないわけです。(そやからどうやねん!)いや国土地理院では焼岳の標高は何メータなんかなあ~と(しょうもない事気にするのやなあ~そら一番標高の高い南峰の2455,4mやろ)そうかなあ~違うような(どうでもええやんか、いつ爆発して変わるかわからへんのや、さっさと降りんかい、このヤバイ時に)スンマセン、チンタラ、チンタラ、まだかな~長いなああ~と思いながらようやく登山口の木の橋に戻ってきました16時前です、やはり予想通り10時間ほどの歩きとなりました。【焼岳の標高については Wikipedia に記載されています】

 ヨタヨタ、アスフアルトの道を温泉街に向かいます、正面に被いかぶさる様に笠ヶ岳がそびえます。そうなんです、直接笠ヶ岳の山頂に向かう登山口(槍見館前から)が川を挟んだ目の前です。オヤジは北アルプス三大急登がいろいろ言われていますが、この直接笠ヶ岳山頂へのコースはおそらく屈指だと思うのですが、まだ未踏なんです。(やめとき、やめとき、登るだけで8時間以上あんたなら10時間以上かかるで~)笠新道では行ったんやけどなあ~あれも長かったなあ~(なに回顧してんねん)。

 ようやく戻ってきました、今日もお疲れさん。出発6時11分帰還16時11分(ホンマかいな、そんなうまい事)(それより今回はどうすんねん平湯の森は)そやなあ~空いてるようなら久しぶりに行くかあ~。予想どうり閑散とした駐車場、さすがに温泉ではサウナは閉鎖でしたが(サウナは安全やと聞いてるのになあ~)。

 湯の花の浮く温泉をゆっくりと楽しんでもどつてきました。今回は大ヒンシュク覚悟の歩きでしたが(もうあんたは除名、寄せたらへん)おかげで全く静かな(登山者は山頂での単の男性と若いカップルさんだけでした)奥飛騨ルートを無事に歩いてこられました。(悪運の強いやっちゃなあ~)  感謝  感謝。

車デポ地に戻る途中で
中尾温泉の源泉の汲み上げ施設?
ようやく戻ってきました

 ■今回応援してくれた花々です。

コミヤマカタバミ コミヤマカタバミ
ユキザサ


【 記:洛西オヤジ 】

 【 6/16 焼岳で100m滑落事故発生で意識不明。現在、上高地周辺は断層による強い群発地震が発生しているので、今は立ちいるところではありません!:哲郎 】