城丹国境尾根+桟敷ヶ岳 2021.03.14 |
賑わう桟敷ピーク |
令和3年3月14日(日)晴れ 小てつ単独
コース: ・小てつ単独 コース 大森東町奥 霧滝前広場稲妻号デポ~大谷林道~飯森山西峠~対面反射板P~飯森山~大谷峠~桟敷ヶ岳~長谷林道~デポ地 4週連続の山行が出来た小てつ、今週もまた近場の裏街道に訪れてみることにしました。下界では街路樹のコブシが盛り、ユキヤナギも咲き出しているが、山の芽吹きはまだまだだろうとは思うものの、いつもよりもひと月以上早く、大森からのショートループコースに行ってきました。 今日も近場と言うことで、7時30分に自宅を出る。周山街道では旧車のスバルR2が元気良く前を走っていて、ドライブウエイの方に入っていくので、何か旧車会でも開かれるのだろうか?。 小野郷から大森に入っていくと、途中でキャンプ場のバス3台とすれ違う。今日はキャンプ場も盛況みたいなので、やはり霧滝前広場にデポだなぁと思う。 中町別れ近くの畑跡に置かれたオリの中に、動くものがあるので見てみると、また鹿がかかっていた。周山のNさんによると、山の中に仕掛けたオリよりも里に仕掛けたオリの方がよく入るそうな。Nさんのお宅近くのオリには、ひと冬に3頭も入ったことがあったそうだ。猪よりも圧倒的に鹿が多いそうだ。
霧滝前の広場に着き、準備をして8時20分の出発となる。大谷林道を歩いていても、キャンプ場のゴールデンリトリバーのハリーの出迎えは無かった。今日は忙しくなりそうだから、散歩は早くに済ませたのだろう。 花の無い林道は、ただ薄暗い陰気な道なので、ただただ歩くだけ。40分歩いて林道終点となる。前に、ここで「おばさん山歩き隊のTさん」とバッタリ出会い、下山を御一緒したことがあったが、よくこんなところに一人でこられていたものだと感心する。 ここで、飯森山をはさんで西東に峠となるのだが、いつもズッコして飯森山を登らずに東の峠に向っているので、今日は西の峠に行くことにする。
地形図では、こちらの谷に破線の道があるようになっているが、その痕跡は残っていない。林道終点から20分ほど、杉の枝が散乱した歩きにくい道跡をたどって、鞍部に到着する。ここに針金で木にくくりつけられた標識を見るが、木肌は針金を巻き込んで成長している。ただ、絶対に良くは無いわな。ひどい話だ。愚者の蛮行やね。つけた人は、標識つけて、皆様の役にたっていると悦に浸っているんだろうか?。 ここの鞍部に「大谷峠」標識もあるが、京都北山の地図には、飯森山東側の鞍部が大谷峠となっているし、確かピークハンターさんの標識もそっちにあったと思う。大森側に残る踏み跡は、確かに飯森山東側の方がそれっぽい。ただ、峠と言うからには、乗っ越しているはずだが、どちらの鞍部からも周山側の踏み跡は残っていないように見える。 ここからついでに、最近行ってない対面反射板ピークにも行ってみることにする。対面反射板は柵に囲まれていて鹿が入れないから、あればフキノトウでもと思ったが、何年か前に、小てつが持っている合鍵では無い鍵に、扉の鍵が替えられたので、採りには入れないのはわかっていたが、写真だけでもと思ったのだ。 行ってみると、柵の中は草地では無く、ササの混じる昔の北山の様相になっていた。鹿がいなければ、短期間でこんなに戻るんだ。やっぱり、高額な工事代出して川浚いするよりも、猟師を20人ほど育成する方が、はるかに安く山と川のためになるんと違うかなぁ。
峠に戻って、飯森山に登る。実は何故かここらのミツバツツジが、西斜面に多くあって、来しなの神護寺裏の斜面のミツバツツジがひと株だけ、狂い咲きの満開になっているのを見ているので、あわよくば咲いているのもないかいなと思い、飯森山西斜面と大谷峠東側の2回チャンスのため、飯森山西の鞍部を目指したというのもある。結果は全然、狂っている株は無く、皆正常!やっと芽吹きだしたかどうか?というくらい。タムシバ、コブシの花芽も、まだ硬く小さい。 国境尾根の稜線では北風が強く、一度脱いだ上着をはおることになる。花粉も多いようで、何度も手鼻をするので、コロナでは無く、花粉対策でマスクをすることになる。 自転車ピーク、ラーメンピークとたどり、順調に歩いているのだが、やたらとピンクのヒラヒラリボンがあって目につくが、回収しようにもゴミ袋の持ち合わせが無く、そのままにするしかなかった。でも、国境尾根の核心部である谷を進む場所では、3m間隔のところもあり、つけたヤツの神経を疑う。これは関電の巡視のためとは思えない。今度はゴミ袋を用意してこよう。
132,129と鉄塔を過ぎ、ナベクロ峠を過ぎて11時15分。お昼は桟敷ピークが混んで無ければ・・と考えるが、最後の詰めを登っていると、もう人影がチラホラ見えるので、何人かは登山者がいるなと思ったいたら、ピークに着くと、すでに御夫婦1組、男性単独2人、それと女性団体10人ほどがお昼休憩をしていた。小てつはピーク写真だけ撮って、そそくさとピークを後にする。
鉄塔広場まで非難してくると無人で、じゃあここでお昼にしようと、今は強い西風を避けた、東斜面に陣取って、武奈様を眺めながらのお茶漬け休憩とする。でも寒くて、早く済ませられるお茶漬けを食す間でも、手指がかじかんでくる。さっさと休憩を終え、立つ。
都眺めの岩からは、珍しく市内の眺望があり、ちょうど登ってこられた10人ほどの団体さんに、最近では珍しいですよと言うが、頂上に到達することしか頭に無いのか、あまり感心がなさそうだった。 風が当たらない、岩茸反射板横の林道を歩いていると、ここは暖かく、越冬からさめたのだろう、ヒオドシチョウが早くも飛んでいるのを目にする。
先週の愛宕林道とは違い、長谷林道はフカフカとしていてヒザに優しい。ここでも陽当たりの良い斜面で野草を探すが、まだまだ咲き出しているものは無かった。ただ、標高500mを切るようになってくると、やはり春を感じられるようになってきて、ギブシの花芽は垂れ下がってきているし、木枝の先にも色が出だしている。 もうすぐ大谷林道との出会いという所まで降りてきた時、林道の脇から茶色の塊が出てきた。すぐにタヌキとわかって、カメラを取り出すが、きっとすぐに気づかれて、逃げるだろうと思ったのいたのに、タヌキは小てつに全く気づかず、あまり元気無く林道を横切っては、一瞬積み上げられた杉の枝の中を探って、食べ物が無いのを確認すると、またトボトボと山に入っていった。よっぽど空腹だったのかも知れない。
1時半前にデポ地に戻ってきた。広場まわりの野草を探っていると、ピークで見かけた御夫婦が降りてこられた。何でも、大鉄塔から西側の巡視路を目当てに降りてきたと言われる。ひどかったでしょうと言うと、滑ってこけてひどい目に会いましたと言われる。見ればお二人とも、ズボンがドタドタである。 私は逆に長谷林道の終点から鉄塔に向けて登ったことがあります。などと、このあたりのコースなど話すのだが、何と御夫婦は姫路から来られたと言われる。姫路からわざわざ、そんなとんでもないコース取りを・・、御苦労なことです。(おまえ、言えた義理か!同類やろが~)。 途中咲いていたネコノメソウを見落としたと言われたので、咲いていた場所まで案内する。奥様のノリが、ユッキー様と似ているので、やはり花好きはタイプが似るんだと納得する。 お車をゲートボール場の脇に置いたと言われるので、もしや西町の??と思ってしまうが、まだ時間の早いし、お送りすることもないかと、お誘いするのはやめる。
まだ少し、春を見つけるには早い時期でしたが、久しぶりの国境尾根を楽しんでこれました。あちゃ~、帰りにオリの鹿どうなったか見るの、忘れとった。
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