比良の霊仙山に、南側から登る道が、「比良比叡トレイル」として整備されたと聞いたので出かけた。

　　登り口は大津市伊香立上龍華である。ＪＲ小野駅を出る江若バスは７：１５発で、ちょっと早い。ＪＲ堅田駅を８：５０に出る細川行きのバスに乗り、還来（もどろぎ）神社で下車し、約２０分歩いても良い。登山道の入口には比良比叡トレイル協議会の案内板があるのですぐわかる。

上龍華バス停	トレイルの案内板

　上龍華集落の西はずれに、民家を挟むように、北側に入る林道の入口がある。最初だけ舗装されている。

　林道を進むと、鳥獣防止のフェンスがあるので、入らせてもらい、留め金とカンヌキを再び掛ける。

林道の入口	フェンスは必ず閉める

　１５分進むと、分岐がある。舗装林道と別れ、右に川をまたぎ、尾根に取付く。ここからはずっと地道なのでありがたい。尾根に付けられた昔からの仕事道であり、緩やかに登っていく。

分岐を右に進む	緩やかな尾根道

　Ｈ＝４６５まで登ると、太い林道に出合う。地理院地図ではその延長に破線路が書かれているが、これは廃道になっている。正しくは、林道を右方向に２０ｍ進むと、左上に折り返して登っていく林道支道がある。（滋賀県）造林公社の看板があるのでわかる。ここから先は、地理院地図には書かれていない。

林道に出合う	左上に林道の支道

　５０ｍほど登ると、右上に折り返し、真っすぐに登っていく。緩やかであり、少しずつ周囲の山々が見下ろせるようになる。

林道は右上に折り返す	林道は緩やかに伸びる

　２０分も登ると、林道は左上に折り返し登っていく。このポイントは、霊仙山の南尾根であり、ここから林道と別れ、尾根に取付き、登っていく。

林道は左に折り返す	南尾根に取付く

　尾根に忠実に、真っすぐに登っていく道である。少しはジグザグに道を作ってほしいと思うがどうしようもない。ペースを守って、ゆっくりと登っていく。かなりの人があるいているようで、道筋ははっきりしている。

尾根を直登する	頂上直下

　尾根に取付いてから約４０分で霊仙山頂上に登りつく。頂上の展望は、権現山方面が見える程度である。全体に道は解りやすく、ほとんどが地道であるのがありがたい。

　比良連峰の南端に位置し、比良連峰を縦走する起終点として位置付けると良いコースに思われた。

　この後は、権現山、蓬莱山とたどったが、おなじみなので略す。

霊仙山三角点	縦走路は権現山に続く

霊仙山南尾根道　位置図

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【 長岡山人　記 】