台高 桧塚奥峰から明神平 2021.04.20(洛西オヤジ No.297) |
明神平 |
2021年4月20日 洛西オヤジ
アクセス: ・京奈和自動車道―橿原北出口―土屋南―桜井―R166大宇陀―高見山登山口―高見トンネルを抜けて約10分栃谷口―栃谷集落―青田集落―千秋林道―マナコ谷登山口付近林道にデポ コース: ・マナコ谷登山口―主稜出合―桧塚(往復)-桧塚奥峰―判官平―稜線出合―明神岳―前山―明神平―奥山谷―奥山谷出合―千秋林道―車デポ地 初心者オヤジコロナ対策バージョンで台高の山を歩いてきました。 バリエーションあふれる歩きに大満足と言いたいところですが(なんやねん!)ビビりまくりのヘタレ歩き松葉杖(ストック)回収不能の谷に落として相変わらずのドジな歩きでした。 今日は洛西オヤジです。収まる気配がないコロナ災害です、奥の山も黒部のアルペンルート開通の様子がテレビで放送されていましたがちょっと二の足踏みますね~。しばらくはコロナバージョン(車で自宅から登山口までどこにも寄らない)で近場の山を歩くことにしましょう。 先ずはしばらくご無沙汰の台高の明神平です。東吉野からは行った覚えがあるのですが(もう相当以前?何年?)今回は以前から気になっていた三重県側から行くことにしました。ただ下山予定の明神平から奥山谷出合経由のルートは2009年版のマップでも危険、桟橋崩壊、の表示があり、中でもナンヤあ!-と思うのはP箇所に車上狙い注意とあります。 エライ物騒な予感がしますがまあ山よりデッカイ猪は出んとゆうことで、5時前からチンタラ出かけます。お馴染み奈良市内を抜けて桜井、大宇陀R166からナビに従い栃谷集落、青田集落、(林道木屋谷線ゆうのかなあ~)木屋谷川沿いをどんだけ山奥なんや~とゆうぐらい進みます。 千秋林道入り口が鎖で封鎖されていますが鍵がかけてあるわけではなく先に進めます。事前に調べていたので良かったです、マナコ登山口までまだ相当あります、歩けば1時間では無理でしょう。マナコ登山口にとうちゃこ~、マップに載っている駐車場は無く林道脇に停めます。 前方に一台車が停まっています、登山者か渓流釣りかわかりません。さて車上狙注意とゆう事なんで(昔の話ちゃうのん)確実にドアーロック(いつもしてへんのかい)よく忘れます。ヨタヨタスタートちょうど8時なってしまいました。
先ずは急登から始まります。やがてきれいに手入れされた植林地の中を我慢の歩きです、大きな(登山道)のテープがあります。今日は1日このテープに頼ることになります、(テープ頼みは相変わらずやのー)いや心底頼りました。 ここもマップに(注意作業道いくつもあり)と書かれている通りいくつも作業道が出てきてテープに頼らないととんでもないところに進んでしまいます。
1時間以上かかってようやく植林帯から抜け出て目の前に桧塚の稜線が見えます。風景は一変いかにも台高の山稜とゆう雰囲気です。桧塚と奥山の中間地点に出て先ずは左、桧塚へ向かいます10分もかからずとうちゃこ~。もっと三重の山並みが見えるかと思いましたがそれほどでもありません。
すぐに引き返し今度は桧塚奥山山頂に向かいます。こちらは360度の展望が開けてなるほど明神平ではここまでの景観は見られません。以前明神平からここまで来るか迷ったのですがあきらめて戻ったのが思い出されます。
さて次は明神平に向かうのですがここでもテープを頼りに進みます。まあ踏み跡もあるので(ありすぎて)大丈夫だと思うのですが何分痴呆の進む老いぼれどこへ行くかわかりません。先ずは判官平ですがここはちょっと注意が必要、進む方向を確認。
次の明神岳の稜線に台高屈指の広大なブナ林(白樺も交じっていますが)とにかく気分の良い歩きが出来ます。一旦鞍部から一漕ぎして稜線に出ます。千石山や池木屋山の表示が出てきます。池小屋山まで縦走4時間以上オヤジならかかるでしょうね~最終日出ヶ岳までは一泊では無理かなあ~(やめときや~又しょうもない事考えてるやろー)。
明神平へは前山を一応経由してくだります。前回、前山へは前方の薊岳方面から来ました。途中でご夫婦のお二人さんと遭遇地元の三峰山付近から来られているとゆうことでした。オヤジが2月に行きましたとゆうと喜んで熱ぽく冬の樹氷のすばらしさを教えてもらいました。又行きたいなあ~とゆう気分になりました。 さて久しぶりの明神平、時刻は少し正午には早いですがお馴染みの山荘の前で昼食としましょう。ここでも先着のご夫婦と思われるお二人さんがおられましたがオヤジと入れ代わりで明神岳への稜線に向かわれました。オヤジは今日もかおりだんごとラーメンをいただきま~す。ゆっくりと昼食。
天気は最高暑くも寒くもない気候で、登り初めから1時間強ほどはきつかったですが後は比較的にオヤジでも何とかルンルンで歩いてこられました。 この調子で何とか後半も(甘いなあ~)、ゆっくりと昼食を終えて前回も行かなかった水無山から国見山に行くか迷うところですが、往復オヤジなら2時間弱でしょうか、この後予定の奥山谷へのルートは相当厳しいとゆう情報もあるので今回もあきらめて(正解行っていたらヤバかったかも)奥山谷出合に向かいます。 最初はそれなりにもちろん黄色の太い登山道テープを頼りに下ります。沢の水が多くなり渓流が現れ上部の斜面をテープは指示、これがま~歩きにくい急な斜面踏み跡らしきものを進むのですがザレ、ゴーロ岩―とにかく体を維持するのがやっとの右肩、左肩急斜面が続きます。オヤジは積雪は無いですが又焼岳の片足ぶら下がり状況が頭にうかびます。
こりゃ噂以上に厳しいです~。しかし今までほとんど目にしなかった花がたくさん現れます。花好き皆さんなら身の危険も顧みずに撮影に勤しまれるのでは無いでしょうか。オヤジは余裕もなく只々ビビりまくりながら進みます。 途中松葉杖の一本を谷に落としてしまいました、あきらめないといけない状況の谷です。まあ自分が落ちるよりはよかったですが、二本とも落としたらそのあとの歩きに影響が出ます。斜面でバランスを取るのにどうしても必要です。 そのあと何度かの渡渉もへっぴり腰でえらい所にきてしもたあ~(フン今更遅いわ)。1時間半2時間近く掛かってようやく奥山谷の出会いにたどり着きましたが、此処が又難関のポイントで(水嵩が多い時は膝上、腰までつかって渡渉するらしいのですが)なるほどと思わせる状況です。 渡渉をして右の急斜面とゆうより壁みたいなところを登らないといけないのです。ロープがおいでおいでとぶら下がっています。おいでと言われてもな~まあ行くしか仕方がないです、必死のパッチでロープにしがみついて(おいおい大丈夫かい、)まあ取り付く前に相当体重かけて確認して、後は大丈夫だと信じて(今更ダイエットするわけにはいかんので)
(何おしょうもないことゆうてんねん)何とか上部の登山道らしき踏み跡に乗りました、その後も踏み外したらとんでもない事になる細い登山道を進みます。結局最後の千秋林道登山口の少し手前まで緊張した歩きが続きます。
ようやく林道が見えたときはヤレヤレ感が半端ではなかったです。(えらい大層にゆうなあ~)まあちょっと久しぶりなんで言わせておいてください。朝前方に停まっていた車の真上から降りてきました、男性二人が帰り支度をしています、どうやら渓流釣りの人たち見たいです。
マップ所要時間2時間ほどですが3時間近くかかって何とか15時過ぎに帰還できました。どうやら車上荒らしの被害もあわなかったみたいでヤレヤレ、着替えて帰り支度をしていると渓流釣りのお二人さんの車が降りていきました。 オヤジもしばらくして下っていくと鎖停めのところで待っていてくれたみたいで、オヤジが手を振ると鎖をそのままにして発車していかれました。オヤジはキチンと鎖をかけてまだまだ長い林道を青田集落まで下ります。 本来はここで報告は終わりなんですが帰路青田集落のはずれで朝来るときに気になった天然記念物青田の大樫の木の案内が目についていたので寄ってみることにしました。県道から歩いて2~3分ぐらいでしょうか大きな今は誰も済んでいない住居跡の後ろに悠然と立っていました。なるほど確かに圧倒される迫力があります。 まあコロナバージョンで温泉にも寄らずに一目散に帰宅するのですからこれぐらいの寄り道は許してもらえるでしょう。
は~い、いつもの帰路バージョンで少し奈良市内はこんでいましたが「カーチャンただいまあ~」は19時過ぎでした。今回はいろいろなバリエーションにとんだ展望ありブナ林歩きあり渓流あり花もありアドベンチャーな体験もできました。老いぼれには厳しい歩きでしたが何とか無事に帰還。 感謝 感謝。
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