熊野古道 小辺路後半部 2021.06.07-09(洛西オヤジ No.304_2) |
大斎原(本来の本宮跡になります) |
2021年6月7~9日 洛西オヤジ
アクセス: ・京奈和―五条IC―R168―川津―県道733―五百瀬小学校駐車場 コース: ・6月7日 五百瀬(いもぜ)―三浦口―三浦峠―矢倉観音堂―西中大谷橋バス停(思いがけず通りかかった村営バスに乗る)昴の郷バス停まで(予定では昴の郷付近で野営の計画でしたがバスに乗ったため2時間以上時間が浮いたので先に進みました)―柳本橋―果無登山口―果無集落―天水田跡広場テン泊 ・6月8日 天水田跡―山口茶屋跡―観音堂―果無峠―七色分岐―八木尾バス停―平岩口―三軒茶屋跡―中辺路合流―ちょっと寄り道展望台―祓殿王子―熊野本宮大社―熊野川堤防にて野営(テント設営禁止の為ツエルト張らず) ・6月8日 バスの時間9時7分まで(奈良交通日本一長い路線バス)時間があるので日本の一大鳥居(大斎原)などをゆっくり見学して先ずは十津川温泉にー十津川温泉11時36分発杉清行き村営バスで五百瀬に戻りました。 初心者オヤジ熊野古道一人ぼっちのハッピバースデイ 熊野古道小辺路後半部 2021年6月7日~9日 たった三日足らずの山旅でしたがいろいろありました、覗いて見てやってください。 今日は洛西オヤジです。以前伯母子岳に行ったときに熊野古道小辺路を歩いてみたいな~と思いついてから相当の年月が経ってしまいました。2~3日時間が取れると、つい他の山に行ってしまうのでなかなか行けなかったのですが、まだ奥の北や南のアルプスは躊躇っているのでこの際梅雨の晴れ間の間隙を縫って歩いてきました。 本来は高野からスタートでしょうがどうしてもアルバイトの関係で時間が取れず、前半パスして三浦口から本宮とゆうズボラかましての歩きです。(通常は高野から3泊4日でしょうか)。 ■ 6月8日。 昨晩は爆睡でしたが何時ごろ?だったか鹿の野郎ピーピーピーとうるさい!コッフェルをガンガン叩いて(自分で目さめるやろー)頼むし静かにしてんか。まー誰もいないから出来ることで、通常のテンパなら怒られます。そんなこんなで目覚めは6時を回ってしまいました。 モタモタ朝食、リュックを作っていると、なんとあの名古屋の男性が登って来られました。やはりあの後2時間ほど歩いて十津川温泉で宿泊、朝5時前にスタートしてきたとの事です。 ま~信じられないタフさわ地元の山で鍛えられているからでしょう。オヤジよりはだいぶお若く感じられましたが、今日中には本宮からJR新宮に良き、名古屋まで戻られるそうです。結局2泊3日で小辺路を踏破されるのですね~、すごい!の一言です。
オヤジはなおも準備に手間取り、8時前にスタートです。15~20分ぐらいで観音堂に到着、長野の男性が出発されるところでした。結局その男性とは出会わなかったです(あたりまえや~)。集落のおっちゃんに教えてもらった通り、水をバッチリ補給して(おっちゃん曰く)最後の登り果無峠へ向かいます。
20分程で果無峠に到着(とうちゃこ~)やはり展望なくそそくさと八木尾へ下ります。西国観音もゴール近くでしょうが続々とおられます、丁度正午ごろR168八木尾バス停に降りてきました。
果無峠から2時間15分、やっと七色集落への分岐です。(R168へは七色の方が早く降りられるみたいです)。果無峠から3時間20分、八木尾のバス停におりてきました~。
国道?沿いの木陰に潜り込んでラーメンタイムとしました。道の駅まで行けばよいのですが、まあみすぼらしくボソボソ道端で食べるのがオヤジらしくてよいでしょう。(どこまで自虐ネタ書いてるねん!)。食事を終えて又炎天下の国道??をヨタヨタ(巡礼にご報謝~)(文楽気取って汚い老いぼれが阿保かあー四国とちゃうのんや!)。 やがてヘアーサロンみのるの前から右に少し進むと道の駅(奥熊野古道ほんぐう)があります。コロナ過時はどこにも寄らない信念まげて休憩~ダイエット(誰がや!)歩きですが、誘惑に負けてソフトクリーム、ペロペロ。 本宮までもう少し~(甘いなあ~)平岩口から右の方に坂道を(アスフアルト)を登っていきます(もちろんまっすぐ行けば本宮は近いですが)。15分ぐらいでしょうか結構応えます。三軒茶屋跡の案内に沿って山道に入ります。すぐに中辺路との合流点九鬼ヶ口関所です。
結局この後は中辺路になります。歩きやすい道が本宮まで続きます。途中に{ちょっと寄り道展望台}の案内があり回ってみます。大鳥居が見える展望の効いた広場に出ます。 一瞬今晩ここでテン泊するかあ~と思いましたが(実はそのほうが正解だったかも)まあとにかく本宮まで進みます。やがて祓所団地に出て祓殿王子の前を過ぎると本宮にとうちゃこ~となります。はいはいお疲れさん16時前です。
前回玉置神社からここ本宮まで奥駆けを歩いた時は下の正面からきましたが、今回はいきなり本殿の前に着きました。お詣りを済ませ、階段を降りて下の本宮前のバス停に向かいます。
さてここからどうするか、オヤジの構想では河原でビバークするかバス停で寝るか(いろいろ資料館や観光案内所などありますが)トイレもあり屋根の下にベンチもありかおり御大バージョンでいくかあーと思いましたが、おそらく時間になったら締まるでしょうー。 まあヨタヨタと老いぼれは重い足を引きずりながら(又自虐ってるなあー)川の堤防に向かいます。河原でツエルト張るかーとも思いましたが車が河原の中を走っているのを見て、えーいこのまま堤防でツエルト張ってしまうか~(アカンのちゃうかあ~山の中ちゃうし、一応都会?やでーポリくるでー)。 しょうがないやんかー疲れて動けへんのやあ!しかしそんないやな予感は当たるんですね~何とかモタモタツエルトを張って休んでいると若い兄ちゃんとおねーちゃんが近寄ってきて「すみませんー此処は河川敷なんでキャンプ禁止なんです、」とおそらく上司に言われて恐々言いに来たみたいです。 張る前に来んかい!「キャンプ場はここから下流7~8kにあるのでもしよろしければそちらに移動していただけないでしょうかなんでしたら地図をお持ちしますが」疲れ果てて動けなくなった老人にそんな事ようゆうなあ~、四国お遍路なら誰もが絶対にそんな事言わんでー(ホンマかい?)知らん!(ええ加減な)。 「わかりました、テントは張りません(ツエルトですとゆうたらポリ呼ばれるやろな)、火も使いません、ただこのまま明日の朝までバスを待っています」さっさとツエルト撤収しだしたら、半信半疑戻っていかれました。ご苦労様です。オヤジの思惑、今晩雨は降らない、気温も昨晩山の上で経験シュラフとカバーあるので大丈夫、地面に寝るのは何ら問題ないので、矢でも鉄砲でももってこい!何が世界遺産じゃあ~(あんたが悪いと思うで~行き当たりばったりの歩きで)。
結局干飯生でポリポリ後から水を飲んでお腹の中で消化させます。(嘘です)適当に見えないところでお湯を沸かして豪華ディナーを食べまして夜空の星を眺めながら優雅な一夜を過ごしました。(しまいにとんでもない事になるわー逮捕されるとか、車に轢かれるとか)。 ■ 6月9日。 「いや~こんなところで寝たはるわ~」朝5時前でしょうか犬を散歩させているオバちゃんの声で目覚めました。(ホームレスと間違われてるでー)「おはようございます、おーワンチャンおはようさん」ワンチャン大好きオヤジにはワンチャンが寄ってきます、飼い主さんも打ち解けてお話します。ご近所の方でここ最近コロナで観光客は激減しているとの事です。 「なんでこんなところに寝てるの?」「いやバス待ちです~」「昨晩から?相当遅くに着いたのか?」詳しく説明するのも邪魔くさいので「そうです~9時7分のバスで十津川に戻ります」と言っておきました。昨晩は結局あの後誰も来ませんでした。まあ形式的に文句言いに来られたのでしょう。(気持ちは、(きやがってー)やろ。)今日はもうバス移動だけですのでのんびりとモーニング、その後前回は横眼で通っただけの大鳥居と大斎原などを見にいきます。
8時ころにバス停に移動して時刻どうり着いた日本一長い(高速に乗らない)路線バスに乗って【今は日本一ではないそうな】十津川温泉に向かいます。 十津川温泉着10時過ぎ、一日一便の杉清行きの村営バス(11時36分発)まで待ちますが、ちょうど目の前に公衆浴場があり最近の温泉には寄らないとゆう信念を打ち捨てて(簡単に捨てるなあ~)覗いてみました。入り口で検温、「どうですか空いていますか」「今日はまだ誰も入っておられません」は~い貸し切りの内湯みたいなもので、久しぶりの温泉を満喫してきました。 もっと入っていたかったのですが久しぶりの温泉に湯あたりしそうになってバス停に戻ります。やはり定刻通りちょっと小さめの村営バスがオヤジ一人だけ乗せて出発です。途中誰も乗ってくる人は無く、いくら平日とはいえ(平日しか運行されていません)なるほどこれでは一日一便でも仕方ないかな、と思いながらバスは川津からオヤジが走った県道733を三浦集落、五百瀬まで貸し切りで走ってくれました。
温泉といい、バスといいこんな状況ならどこでも行けるのになあ~と思いながら二日ぶりの車に戻ってきました。13時を大きく回りましたが廃校の校舎の前で最後のラーメン炊いて(パスタやろが!)昼食をゆっくりと摂ってから又チンタラと戻ります。
思ったより早く17時ころに「カーチャンただいまあ~」となりました。「昨日五条警察から電話があったで~車が1日以上停まっているとゆうことで大丈夫か聞いてきたで~」。おそらく民宿の人が連絡したのかなあ~と思いますが小辺路を縦走するのにマイカーはあまり使われないのでしょう、確かに戻ってくるのが大変です。(きちんと登山届を提出していれば大丈夫?かなと思いますが)。 しかし驚いたのは十津川村は五条警察管内なんですね~広いなあ~ご苦労様です~(しらこい、心配かけといて)。通常の山行きよりまあいろいろありました。駄文も長くなりました、ズボラかましてのちょこっとだけ熊野古道小辺路歩き、無事に歩いてこられました。 感謝 感謝。 ■ 追記 余談ですがカーチャンがオヤジがリュックを担いでいる写真を見て「なんでこんなにデカイの?―大層やなー」。たしかに、実はテン泊定番のマットを中に入れています。通常リュックの外に張り付けるのですがツエルト泊の特権でしょうか、むしろ今回は水が比較的に楽な状況でしたので20K未満での歩きでした。まあオヤジが講釈垂れるまでもなくリュックの重さは水がポイントですね~。
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