冬枯れの熊野古道
小辺路 大股から伯母子岳
2021.12.21 親父の山歩き報告NO316
伯母子岳山頂  風はないですがやはり寒い~
2021.12. 21 (火)   洛西オヤジ

コース:
・大股登山口―菅小屋跡―桧峠―伯母子岳分岐―伯母子峠-伯母子岳山頂―伯母子岳分岐―大股登山口



 今日は洛西オヤジです。初心者オヤジひっそりと冬枯れの熊野古道を歩いてきました。細切れ小辺路歩き第3弾 大股から伯母子岳です。

 洛西オヤジは冬眠中なんですが、やり残した野暮用とゆうか6月に小辺路の後半部を歩いた時に、今年中に前半部(高野から伯母子岳)を歩く気になっていました。しかし何となく行けずに年末になってしまいました。

 今回又細切れになってしまいますが大股から伯母子岳間を歩きに炬燵からヨタヨタ寒いなあ~イヤヤなあ~と這い出して出かけてきました。



 ナビ検索で相当時間がかかるようなので3時起床4時ころ出発です。前日出発も考えましたが炬燵生活になじむとどうも億劫で新聞配達のにーちゃんが怪しむ中チンタラ出発します。

 野迫川村へはいつものR168で大塔から入るか高野山経由で入るか迷うところですが、ナビは高野山周りを支持しました。本来は大門の前からR371(竜神スカイライン)を経由するのがナビの指示ですが、早朝凍結の為7時までは通行止めになっています。まあ早朝の高野山の門前町を見ながら行くかあ~、県道53で野迫川村に向かいます。

 残念だったのは野迫川村観光ポイントの雲海が途中の峠で見られるのを期待しましたがダメでした。(まあいつもゆうように日頃の行いやなあ~)(今日は単純なコースやしアンタ出る幕ないで~)。

早朝の高野山門前 平の維盛の里をめざします

うわ~完全にアイスバーン 野迫川村の雲海スポットですが残念~

平の維盛ゆかりの地です 維盛塚です

歴史のお勉強

 8時少し前に大股集落に到着~停滞の全くない状態で4時間かかりました。ホンマいつも書きますが奈良の山はアクセス時間かかります~。モタモタと準備をして8時過ぎからスタートです。全く人の気配が感じられない中を強烈なコンクリートの傾斜の道から始まりです。

 なにせ関西の冷蔵庫と言われる地区です。ツルツルになっている個所があり最初からビビリながらのスタートです。すぐに林道のような道に入り結局そのまま林道状態で伯母子峠まで行くことになります。

ようやく大股の橋詰に着きました
(駐車4台)トイレきれいです
登山口です

ほなボチボチと、しかし寒いなあ~ スタート地点から急な坂道
コンクリート凍ててヤバイ~

赤さが目に沁みます。寒さも 石仏の皆さんに見送られて

 スタートから1時間ほどで菅小屋跡に着きます。ここまでは結構きついジグが続く登りで、菅小屋跡からもう一漕ぎ200m?ぐらいで平坦なとゆうか穏やかな道になります。ま~なんとゆうか地味なこれと言って見どころのない歩きでガイドブックにあまり詳しく載せられない部分ですがわかります。

こんな感じの(林道?作業道?)で
ズーと進みます
萱小屋跡です

お勉強です 小屋の内部
オヤジの部屋よりきれいです

先行者?シカ、イノシシ
もちろん登山者でもないな~
緩やかな道になってきました

南の方角、どうやら山天の高かな 稜線?らしき雰囲気になりました

 標高1000mを超えるあたりから積雪が結構深くなってきました。もちろんアイゼンがどうのこうのとゆうほどではないのですがオヤジは軽アイゼン(チエーン)しか持ってきていません。こりゃチョット関西の冷蔵庫を甘く見たかなと思いながら何とかヨタヨタ桧峠から伯母子岳分岐に着きました。

 このまま伯母子山頂に向かってから峠に降りるか峠に向い山頂に向かうか迷いましたが、先ずは峠に向うことにしました。(熊野古道としては山頂経由みたいです)この間山頂直下の峠までの巻道が一番積雪が深くひざ下ぐらいまでありました。

桧峠に着きました~
ちょうど登山口と伯母子峠の中間地点です
植林地から雰囲気が変わってきました

伯母子岳が見えてきました 面白い山名ですが
稜線を通って分岐まで行けるみたいです

積雪が深くなってきました 伯母子岳分岐に着きました
右護摩壇山、正面の斜面が伯母子岳山頂

オヤジは峠に向います(ひざ下ぐらい) 伯母子峠に到着です

小屋の中に入ってチエーンアイゼンを装着

 11時過ぎに峠の避難小屋にとうちゃこ~となりました。小屋に入ってラーメン炊くか迷いましたが一応山頂に行くことにします。戻ってからラーメンタイムにするかあ~と急登に備えて念のためチエーンアイゼンを履いて 山頂に向かいます。

 本日初めての山歩きらしい登りです。約15~20分ぐらいで山頂にとうちゃこ~、3年ぶり?かな前回は三浦口からでした。

南の方角です
三浦峠から果無山脈方面
さ~山頂に向かいましょう

本日やっと登山らしい歩きです 上部の稜線に乗りました
山頂は目の前です

伯母子岳山頂、3年ぶり?かな

西の方角です
護摩壇山から高野方面でしょうか
峠に戻らず分岐へ直接下ります

チエーンアイゼンの欠点
すぐにダンゴが出来ます
分岐に戻ってきました
少し手前の斜面で昼食と摂りました

 天気イマイチでまあ冬らしいといえばそうなんでしょうが(なんやねん)。いえいえ風も無く結構なお日和です。(なんか引っかかるな~)。

 もう小屋に戻るのはやめてこのまま分岐に向かいます。途中の適当なところでラーメン炊くことにします。分岐の標識が見える斜面で倒木に腰かけてラーメンタイム~コンビニおにぎり二個、塩ラーメン~朝の菓子パンの残り食べましたあ~(食べすぎやあ!ゆうのに)。

 30分ほど休憩、それにしても誰もいないなあ~(来るかあ!年末のこんな時期にお前がおかしいんや)そやなあ~。冬眠しているのにこんなとこに居るのがおかしいのやあ~早よかえって寝よ!。

さ~来た道を戻りましょう この時期の定番ショットです

萱小屋跡に戻ってきました。しばし休憩 お地蔵様ただいまあ~

ヤレヤレ凍てていたのがウソみたいです 戻ってきましたあ~

 結局又3時間近くかけてヨタヨタ、チンタラ、登山口まで戻ってきました。(皆さんはあまりオヤジの歩き時間は参考にされませんように、老いぼれてまともに歩けません)(わかってるわい!)。

 大股集落では携帯がつながりました。「まだ3~4時間かかるわ~」「時間はどうでもええけど居眠り運転したらあかんで~」「ハ~イ」毎度のカーチャン連絡して帰路はR168に向かいます。

 途中733が通行止めに(工事かなあ?)なっていたので大分遠回りになりましたがいつもの走り慣れたR168大塔に出てヤレヤレ、そうやあ~久しぶりに西吉野温泉桜の湯に寄るかあ~と国道から5~6分、2年ぶりぐらいかなあ?お馴染みワンチャンが出迎えてくれました。予想通り貸し切り状態でゆっくり入ってチンタラ戻ってきました。

高野山から取り付きです
来年温かくなったら来てみたいのですが
帰路でのショットです
さすが関西の冷蔵庫です

 さて小辺路ですがあと本来のスタート地点高野山から大股までを残しております、マイカー派のオヤジはどうするか悩ましいところですが来年の宿題です。

 (宿題?まだ山歩きするつもりかい)まあね~無理かもね?それはともかく細切れ小辺路のピースを今回又一つ埋めることが出来ました。  感謝 感謝。





【 記:洛西オヤジ 】