奥駆け弥陀ヶ森(柏木コース上谷から取り付き)

2021.05.14(洛西オヤジ No.300)

奥駆けらしい雰囲気


2021年5月14日   洛西オヤジ

アクセス:
・京奈和自動車道―橿原南IC(いつもは北ですが)―R169―上多古―北和田口―林道で上谷集落

コース:
・上谷集落登山口(登山用者用駐車場はありません)―柏木コース出合(尾根)―天笠平―アスカベ平―伯母谷覗―弥陀ヶ森(女人結界門)  完全往復





 初心者オヤジ又寝坊しましたあ~(いつものこっちゃ)予定のコースはとても無理でした。今日は只々忍の歩きで長かったあ~同じシンドイ思いをするなら奥の山に行きたいなあ~。

 今日は洛西オヤジです。どうしてもコロナの話題から入らないといけないのが辛いですね~。10年ほど続いた恒例だった5月の劔も昨年から途絶えてしまいました。バスに乗ったり、ケーブルに乗ったりは躊躇いますね~。

 そんなわけで又近場で自宅から登山口までどこにも寄らずに、なるべくマイナーな歩きを心がけて今日はR169(熊野街道)から山上ヶ岳への参詣道柏木コースに行くことにしました、まともに柏木からだと林道歩きが長そうで、(どうなんでしょうかわからないのですが)上谷集落から取りつく事にしました。





 山上ヶ岳か大普賢まで往復のつもりでしたが、冒頭にも書いた通り寝坊をしてしまい出発が1時間以上遅れてしまいました。実は前日コロナのワクチン接種(2回目)を受けていたのでチョット熱っぽくダルイので迷ったのですが、今日を逃すとしばらくは天候が良くないみたいですので5時半ぐらいに奈良に向かって出発しました。

 (なんでお前みたいな世の中にクソの役にも立たん奴がワクチン接種出来るんやあ~)スンマセン一応医療従事者とゆうことで(お天道様はお見とうしなんやから命かけて真面目にやれよ!チンタラしてたら許さんで)。それはどこかの政治家さんやお役人様にゆうてんか!。

 まあとにかくだるい身体と痛い腕をかばいながらR169の北和田口から上谷に向かいます。この上多古の北和田口は白髭岳に行ったときになじみのある交差点です。

 上谷集落はさすが奈良、こんな山奥にとゆう感じですがただはっきりとした登山道の案内はありません。駐車場もありません。久久能智神社(なんと読むのかなあ~)まえの駐車できるスペースに先客が一台奈良NOの軽です。さすがに早いなあ~。(後で登山者ではないとわかりました)。

川上村上多古北和田口から林道へ
前方の交差点左折が白鬚岳への取りつき
上谷(コウタニ)集落です
久久能智神社
右の林道からきました
先客がいました

 ギフチョウ採集禁止の案内看板と(へ~カタクリ咲くのかなあ~)平成30年川上中学校全校登山の案内の札が、ここからが登山道なんやあ~の目安になりました。これらがなければ取り付きが判らずオタオタするところでした。さて8時過ぎにようやくスタートです。

川上中学校全校登山の案内の札 まあこれでも目安にはなりました

 先ずは柏木からの出合尾根に植林のジグ道を我慢の登りです。キツイ~!登りだしてしばらく体のだるさ、足の重たさは通常ではない感じに、こりゃ今日は無理かなあ~と思いながらの歩きとなりました。30分以上、いやもっとかかったでしょうか何とか尾根柏木からのルートに合流出来ました。

柿畑を通り抜けて 植林のジグ道を我慢の登り
柏木からの出会いに到着

 はい今日はこれで終わり~(えー引きかえすんかい、ワクチンリタイアか~)。いやこの後なが~いなが~い歩きやす~い~取り立てて報告するほどでもない道が続きます。この後緑のプロムナード?(なんのこっちゃい)が続き、石柱がズート案内をしてくれます。

緑のプロムナード?(なんのこっちゃい) この石柱がズート案内をしてくれます

 柏木出会いが標高600ぐらいでしょうか弥陀ヶ森が1600ぐらいでしょうか?。この標高差をジワジワ距離をかけて登ります。

天笠平です。柏木からだと中間点ぐらい もうず~とず~とこんな感じで

 柏木出合が標高600ぐらいでしょうか弥陀ヶ森が1600ぐらいでしょうか?。この標高差をジワジワ距離をかけて登ります。天笠平から少しだけアップがありますがダウンは無し前方にピークが見えても必ず巻道で、とにかく稜線は歩かず山腹の道を約3時間弱、ようやく沢の岩場が現れ登りやすくなります。ほどなくアスカベ平で伯母谷覗に到着です。

アカヤシロ、色が鈴鹿より鮮やか 自然の厳しさでしょうか
【コミヤマカタバミ】 展望開け上谷集落が見えています
巻道ユリ道状態が終わり岩場に変わる まだ奥駆け道までは大分あるなあ~
アスカベ平

 伯母谷覗に着きましたがハ~ア(なんやねん)。は~もうええわしんどい思いしてきたのに~、引き返そうかなあ~。肝心の伯母谷覗は完全にガスッテ、なんや~せっかく楽しみに来たのに~。天気ピーカン予定が全くはずれで、あ~あ、どうしょうもないなあ~。

伯母谷覗に着きましたが 伯母谷覗から何にも見えへん~

 時刻は正午前、(え~もうそんな時間かいな)、とにかく弥陀ヶ森の見覚えのある分岐までは行ってみるかあ~。やっと奥駆けらしい雰囲気の斜面を漕いで弥陀ヶ森のピークを巻いて見覚えのある(途中倒木でルート外してちょっとうろつきましたが)女人禁制門に着きました。時刻はもう12時半です。

 山上ヶ岳までまだ3ピークほどあったと思います。往復3時間以上かかります。反対の大普賢までは往復2時間半~3時間弱でしょうか、一瞬カーチャン連絡して山上ヶ岳から戻って小笹の宿でビバークするかあ~とも考えましたが。山上ヶ岳ではお花畑のあたりで確か携帯つながったと思うのですが。

 それより不安なのはどうも体調が本調子ではないのでワクチン接種二日目ぐらいに発熱することもあると聞いていますので、今日はここまで~!撤退!。女人禁制門から女形よろしく引き返します(大体寝坊するのがアカンわなあ~)最近どうも途中撤退が多いです。

阿弥陀ヶ森へ向かいます この付近でウロウロ10~15分ロス
やっと奥駆け道に 女人禁制門に着きました

 戻って奥駆けらしい雰囲気のところでやっとラーメンタイム、どうやら上空ガスが消えて青空が見えてきました。もう一度伯母谷覗に期待が持てます。バテバテなんでラーメンタイム長く13時半ぐらいまでヘタレていましたが、まだあの長い単調なルート戻らないといけません。

 気合を入れなおして先ずは伯母谷覗に向かいます。お~先ほどとは様子が一変していました。これが売りの大普賢が目の前にそびえます。尻がこそばゆくなる覗も満喫ヤレヤレ何とか来たかいがありました。

奥駆道から伯母谷覗へ これが伯母谷覗です~
ギヤ~怖い~(何イチビッテんねん) お尻が引けていますが一応記念に
又イチビッテパノラマ撮り

 写真まともに載せてもらえるのはここだけぐらい、ほんまに単調で変化が少ないコースです。ただ下山は緩やかにダラダラと下る道で、まだか、まだか、の気が逸ります。

 天笠平でさすがに一本立ててようやく柏木上谷分岐から植林地を急下降、ほとんど登りと変わらない時間がかかりデポ地に戻ってきました。

乗せてほしい~ ようやく柏木上谷分岐です

 登るときは気が付かなかったのですが柏木分岐の尾根までの斜面はさすが川上村の植林地、きれいに手入れがされていて陽の光が斜面に適度に当たっています。オヤジはイマイチわからないのですが沢山の山草や花々がが生育する条件がそろっているので、花命の皆さんなら季節ごとの楽しみが味わえるポイントかもしれません。

 オヤジはかろうじて花が終わったカタクリの葉が目についた程度ですが、ギフチョウ採集禁止の案内があるのもなるほどとうなずけます。さて戻って来たのはもう16時半を回っています。

 やはり山上ヶ岳往復は厳しかったみたいです。(寝坊しなくてもキツイですね~)もちろん健脚の方なら行かれるのではないでしょうか。着替えていると車が1台入ってきました、二人乗ってそのうち一人が停まっている軽4に乗って去っていかれました。

 登山者のデポとゆう感じではなく地元の人みたいでしたが、結局今日は登山者はオヤジ一人だけ誰にも逢わない一日でした。単調で歩きやすくてジンワリジンワリ高度を稼ぐのが思ったより応えるとゆうのを実感した一日でした。体調がイマイチの今回の歩きでしたが無事に歩き通せたことに先ずは、     感謝  感謝。

【トチバニンジン】 【ガクウツギ】
戻ってきましたあ~ ギフチョウ


 ◆ 追伸

 気が付けばもう洛西オヤジの山歩き報告も300回を数えることになりました。記念の歩きはもう少し報告しがいのある歩きをしたかったのですがまあこの状況では致し方ないところです。

 永年にわたりええ加減な駄文と写真を送信するだけのオヤジのメールを編集してUPしていただいている師匠にこの場を借りて心より感謝いたします。又老いぼれが難儀な歩きをしてと腹立たしく思い、危惧しながらも永年みていただいている方々にも同じく感謝、感謝、でございます。       合掌。

【 記:洛西オヤジ 】