白山加賀禅定道奥長倉山 
2021.09.10~11(洛西オヤジ No.311_1)
奥長倉山頂ですが、あかん、撤収~(フンヘタレ!)
2021年9月10日 (金)~11日(土)  洛西オヤジ

アクセス:
・湖西道路―高島―北陸道敦賀IC―小松IC―R360一里野スキー場―ハライ谷登山口(桧新宮参道)

コース:
・9月10日
ハライ谷登山口―桧新宮―御仏供水往復―しかり場―長倉山―奥長倉山避難小屋(宿泊)

・9月11日
避難小屋上部(5~6分)の奥長倉山頂から撤退
前日と同じコースを戻る。





 初心者オヤジお恥ずかしい報告となりました、甘っちょろい計画、老いぼれ体力過信、テンクラの裏切り(?)何よりも気力根性のなさが一番の要因で、ヘタレ撤退となりました。




 今日は洛西オヤジです。なかなか奥の北や南の山には行きずらい状況が続いています。ならば白山にと思い立ち、市ノ瀬や別当からは登山者も多いと考えられるので、まだ未踏の北側の登山口から直取りつける加賀禅定道(桧新宮参道)ハライ谷登山口から御前峰(白山)を目指すことにしました。

 毎度のパタ~ンで16時前にチンタラ出発、敦賀ICを目指します。タイミングよく杉津のそれなりの夕日のパレットを見て、さて今回は一里野を目指すのでナビに任せたところ、小松ICまで走らされました、結果論ですが、いつもの中部縦貫で勝山ICまで行き、R157で白峰から瀬戸野で、R360にスイッチして一里野に向かうのと、1時間も変わらないような気がするのですが(帰路はそのルートで還ってきました)

 それはともかく一里野に入った途端目の前に、いきなりとてつもないイルミネーションが、(ナンヤ、なんや、)びっくりしました。どうやらスキーのゲレンデに設置されているみたいで、思わず車を停めてしばし鑑賞、コロナのこの時期に何とも贅沢な事です、因みに平日とゆう事もあり観客(?)はオヤジだけでした。(貸し切りやあ!)

毎度おなじみ杉津夕日のパレット 一里野スキー場イルミネーション
観客オヤジだけ~

 ゆっくりと目の保養をして目的の登山口に向かいます、岩間温泉に向かう県道でホワイトロードへの分岐から5分ぐらいで登山口に着きましたが、ネットなんかで紹介されている登山口の真ん前の駐車スペースに、工事の事務所ような建物があり、駐車するのは躊躇われます、仕方ないので少し先に進んでみましたが、まあかろうじて何とか停めておいても影響のないスペースを見つけて(お休みなさ~い)です。

  ■9月10日

 思ったより熟睡(いつものこっちゃ)6時前に目が覚めてヨタモタお着かえ準備、出発は7時前になりました。ちょっと朝焼けが気になりますが良い天気です、少し戻った登山口からヨタヨタと取り付きます、しばらくは測ったような細かいジグで上部へ、やがてジグは、収まり比較的に緩やかな傾斜で進みます、所々アップダウンを繰り返し進みますが、ここしばらく全く本格的な歩きが出来ていないオヤジ(笠岳クリヤ谷以来)すぐにヘロヘロになります。

お目覚め朝焼けがちょっと気になりますが
(なんでや?)
ほなボチボチと
右のコーナーに停められるはずでしたが 桧新宮道取り付きです
コース案内マップ歴史のお勉強
(だれもみてくれやはらへんで~)
最初はキツイジグで進みます

 今回は水がポイントで、桧新宮付近の御仏供水が最後で室堂までしっかりした水場は望めません。(煮沸飲可とか渇水注意とかはありますが)とにかく1.5Lで取り付いています、御仏供水で3Lまで補填の予定です。相変わらずツエルト頼みですが、ビバークに備えて着替えなどは冬物の下着、食料も多めに持っていますので、15Kは越えていると思われます。水を補填すると20K近くなるでしょう。(老いぼれなんやから無理したらアカンと思うけどなあ~)コースタイムメッチャオーバーして10時頃桧新宮のお社に着きました。

もうこの辺りでバテバテに ようやく桧新宮です

 どうでもええけんど水場は~水、水、若い男性二人(山の作業をしている感じ)おられたので気になる水場を聞きますが、分からないとゆうことです。「自分たちは、一里野からしかり場経由で来たが水場はなかった」との事で、え~そらあかんがな、ここで水を補填しないとえらい事になるがな、そこへもう一人同じ年代と思われる男性が、重そうな作業用の電動ノコを担いで到着。

 やはりしかり場から来たが水場は無いとのことです。どうやら本格的な山の手入れをしている地元の山師の方ではなく、桧新宮社の後ろの木が枯れているので社に倒れてはいけないので、伐採を市の教育委員会から依頼をされて作業に来たとの事なので、なるほどわからないのは無理もありません。

またしても歴史のお勉強(皆さん無視~) 結局此処まで戻ることに
細い木が置かれています、止めるなよ

 思い返すとこの社直下に鞍部があり、右の方にしっかりとした踏み跡がありましたが、案内はなかったのですが、そこを下ったところかもしれません。仕方ありません、リュックをデポってサブリュックにポリを入れて、もう一度急な登山道を下ります。鞍部から下に踏み跡をたどります。(ご丁寧に細い木が侵入停めのように置かれてあります)あかんやろー、やはり沢まで降りてみるとありました、御仏供水の石標があります。

5~6分もっとか?沢にくだります 御仏供水です、1000年前からあるのかなあ~

 結局、社に戻って改めて出発ですが、30分以上のロスとなりました。下調べの甘さがいけないのでしょうが、しかしあれほどの踏み跡があるのは、重要な水場の証しだと思うのですが、何か小さくても良いので案内があれば、シンドイ思いをしなくてもよかったのですが(知らん、知らん、下調べ不十分や!)

社に戻ってしかり場に向かいます
ようやく前方に大汝峰が見えてきました
御前峰は?ちょっとわかりません
しかり場分岐です

 さていきなり3Kほど重くなりました、ここまでヘロヘロで来たのに、は~キツイがなー、やがてしかり場に出合ます、はたして先ほどの作業をする人たちは、何處から取りついたのか気になるところではあります。一里野スキー場のリフト上部あたりまで車で来られるのかなあ~、まあオヤジは先に進みます。

 緩やかではありますが、アップダウンを繰り返して進みますが、登山道そのものは歩きやすい、さすが歴史のある禅定道ですが、いかんせんオヤジはバテバテです、日頃の不摂生でメタボ進行、カーチャン曰く「そんなにブクブク肥えて山歩けるの?」いわれたことが身に沁みます。

 長倉山に着いてから昼食と思っていましたが途中でダウン、ラーメン炊く気力もなくコッぺパン、行動食ボリボリ30分以上ダウンー(情けないやっちゃなー)

一里野山?
何やら案内はあるのですが消えて読めません
ようやく長倉山です
もう13時を回っています
何とか長倉山を通過
桧の大木です、この付近(桧の社から)
登山道のあちこちで見られます
小屋まで30分とありますが
1時間近く掛かりました

 天気は曇って助かります、前方上部にようやく、四塚山や七倉その奥に大汝峰も見えだしてきましたが、とても今日中には無理です、何とか15時前に奥長倉の避難小屋に到着しました、もちろん小屋の中に入って休憩です。予定では後2~3時間進んで天地室跡あたりでビバークの予定ですが、いったんリュックを降ろして休むと気力が萎えて、今晩はここで泊まり明日の早朝に上部に向かうかあ~と、ヘタレ思考になりました。

何とかヘロヘロになって
奥桧避難小屋に着きました
内部です
雨水がたまっています
小屋にいる間の水は沸かしてすべて賄いました

 ところが幸か不幸か、なんと17時前になると雨が降り出してきました、なんでー今日から3日間、テンクラ予報では降水確率ズートOのはずやんかあ~、白山御前峰A評価が続きそれを信じて来たのに~(それはあんたの希望的な願望予想、今までも何度も裏切られてるやんかー)結局、雨は止むことなく一晩中シトシト降り続いていました。

【 記:洛西オヤジ 】

■  白山加賀禅定道奥長倉山9月11日に続く  ⇒⇒⇒