初心者オヤジコロナの影響は登山道にも、目的地（笠ヶ岳山荘）は遥か彼方ビバーク余儀なくすることに（毎回やんか）

■　8月2日
　今日は洛西オヤジです。この夏はクーラーに浸り皆さんの山歩きレポを楽しむとゆうのがコンセプトでしたが、かおり御大や皆さんの迫力ある報告を見て感化され、ヨタヨタと出かけてきました。もちろん自宅から登山口までノンストップと行きたいところですが、最終日新穂高温泉からデポ地に戻るのに一部バスに乗りました。

　今回は以前から挑戦したかった笠ヶ岳山頂へ直登、ロングでハードなルートとして有名なクリヤ谷遡上ルートに行くことにしました、一つには登山口が中尾高原口に近く取り付きが簡単で、この時期に向いているからですが、実は後で知ったのですが、クリヤ谷はコロナの影響下、人出不足で草刈りなどの登山道の整備がここしばらくなされていないので、通行禁止では無いのですが、自粛指定になっていました。

　そんな事とはつゆ知らず（ホンマかい）、朝6時過ぎに樽見旅館前の登山道入り口からヨタヨタスタートです。コースタイム9時間半～10時間、オヤジなら優に12時間はかかるでしょう、最悪途中ヘタレのビバーク覚悟です（実際そうなったのですが）。

中尾高原口	ほなボチボチ

樽見館前を通り	登山口です

　先ずは陰気なクリヤ谷の沢をチンタラです。何度か渡渉ポイントが判らず、オロオロ、ウロウロ、やがて左に錫杖のエボシ岩が見えだすくらいから、登山道の様子が変わってきます。

クリヤ谷を遡上します（陰気ですが涼しい～） 小さなテープを頼りに何度か渡渉	左上部にエボシ岩が見えてきました

　草が登山道を被い踏み跡が見辛くなってきます、そのうちにもう藪漕ぎ（草漕ぎか）状態になって、なんとクリヤ谷の最上部までそんな状態が続きます。もちろん時間はかかるかかる、2度ほど登山道傍の斜面を滑り落ちることになりました、これはオヤジがドジとゆうより手探りとゆうか、足探りで歩いているのですから仕方ありません。（やっぱりそれはドジやんか）

足元の登山道（踏み跡が見ずらくなって） 完全に藪漕ぎじょうたいです	伏流の沢を進みます

　幸い草地ですので大事には至りませんが、とにかく時間ばかりかかって昼食も小休止の行動食で老いぼれは頑張るのですが、結局一番きつかったのが、クリヤノ頭と呼ばれる岩稜地に入る直下で、全く登山道は見えなくなりルートを探りながら、水の涸れた岩場を登るのに完全に体力を消耗、時刻は何と17時を回ってしまいました。13時間以上のもがき登攀となりました。

どうにか展望が開けましたが	最後の水場でした （いつも出ているかはわかりません）

　かろうじてツエルトを設営できるポイントを見つけてビバークです。途中から最悪雷鳥岩あたりまで行けるかあ～との思いは完全に沈没、かろうじてツエルトを設営して倒れ込むように潜り込んでダウンとなりました。

何とか抜け出せました 上部にクリヤノ頭がみえます	ビバークは、あのポイントしかない！

■　8月3日に続く　　⇒⇒⇒

【 記：洛西オヤジ 】