笠ヶ岳クリヤ谷ルート_2 
2021年8月2日~4日(洛西オヤジ No.309)
とうちゃこ~同時にガスが湧いてきました~(信じられんわ、あれほど晴れてたのに)
2021年8月2日(月)~4日(水)  洛西オヤジ

アクセス:
・名神―東海北陸道―飛騨清見IC―中部縦貫道高山―IC飛騨街道―平湯温泉―中尾高原口駐車場

▼コース:

■ 8月2日 中尾高原口樽見旅館登山口―クリヤ谷遡上―クリヤノ頭ビバーク

■ 8月3日 クリヤノ頭―雷鳥岩―笠ヶ岳山頂―笠ヶ岳山荘テン場

■ 8月4日 テン場―抜け戸岩―笠新道分岐―杓子平―笠新道登山口―林道―新穂高温泉―バスで中尾高原口に戻る





 初心者オヤジコロナの影響は登山道にも、目的地(笠ヶ岳山荘)は遥か彼方ビバーク余儀なくすることに(毎回やんか)




■ 8月3日
 4時半ぐらいに目が覚めました、昨晩はほとんどまともな食事をせずに寝たので、落ち着いて朝食を摂ります、ビバークの時でも着替えは必ずしていたのですが(白山の雪渓で緊急ビバークした時でも着替えたのですが)昨晩はもう登山靴を脱いだだけで、シュラフに潜り込んで寝てしまいました。

 実は山荘までたどり着けたら、今日は稜線を双六あたりまで伸びるかなどと甘い考えでいましたが、このヘタレ具合では今日は山荘でテン泊となりそうです、まあ逆に気分的には余裕が出来て、ゆっくりと仕度整へ6時ごろにスタートです。

一応ご来光らしきものですが 今日も良い天気です。ヨシ行くぞ~

 岩稜地から雷鳥岩へようやく藪漕ぎ状態がなくなりヤレヤレ、しかしさすがに遠くから見ていてもわかる様に、笠ヶ岳山頂へは急カーブを描くように急登になります、朝一番からしんどい事でおます。ただ天気は最高で眺望も利き、久しぶりの槍や穂高の稜線が(おっさん、又来たんかいなー)と迎えてくれて気分よくヨタヨタと進みます(ホンマはヘロヘロ)。

先ずは雷鳥岩へ 右に槍が見えだしました
(大分引っ張っています)

 名前は相変わらずわかりませんが(えー加減に覚えたら)花々も(おじいちゃん頑張ってるなあ~)と応援してくれて(してへん!してるかい!)やがて笠ヶ岳独特のゴーロの岩場が現れ、山頂とうちゃこ~ちょうど12時で~す。(えらい事かかってるなあ)

今日は登山道が見えます。ヤレヤレ 垂直の岩壁にしがみつくように咲いています
感動しますね~
西の方角白山は雲の中です

 もう緊張感がなくなり、30分歩いては10分休憩、充分に眺望と花とを楽しみながらチンタラ、チンタラ、老いぼれ歩きの原点に戻って(本来はそうあるべきです)ただあまりにも休んでばかりいて水分がなくなりました、まあ山荘まで行けば何とかなるのはわかっているのですが、そうですね~今回はリュックが重すぎたかもしれませんね~思ったより上部で水の確保はできたのですが、予備知識がなく昨日はキツイ歩きとなりました。

急峻な岩稜地を進みます ようやく笠ヶ岳の先っぽが
チョコッと見えだしました
歩いて来た稜線を振り返ります ようやく笠ヶ岳への本稜線に乗りました
お花畑です~ 笠ヶ岳直下名物ゴーロ帯

 山頂では残念ながらオヤジが付くのを待っていたかのように、ガスが出て360度の展望とはいきませんでした。(そら日頃の行いやろなあ~)(ほっといて)まあそれまで十分に楽しみながら、登って来たので良しとしましょう。すぐに山荘に下りテン泊の受付を済ませます。

山荘前で(撮影用看板持たせてもらって) 笠ヶ岳山荘です。(泊まったのは何年前へ?)

 マニュアル通り「今朝はどちらから登ってこられました」「昨日クリヤ谷で取り付いたのですが途中でビバークしました」「あ~クリヤ谷は今通行規制になっているのです、大変だったでしょう」「え~そうなんですか、登山口には何も書いてなかったですが」「小さな案内が見にくいといわれるのですがあります、昨年からコロナで草刈りも出来ていないので、あまり最近はクリヤ谷からは来られないみたいです」

 そうか、なるほど登山者を見かけたのは、この山荘に着いてからで昨日と今日もここまで誰にも会いませんでした。まあええ加減な下調べは毎度のことですが、確かにあの藪漕ぎ(草漕ぎ、笹漕ぎ状態)は大変でした。まあ今となっては来られたのですから良しとしましょう。

テン場で~す ツエルト設営
(今日は楽でした、昨日は辛かった~)

 時刻は13時です。7~8分ほど下ったテン場についてすぐにツエルト設営後水場に向かいます。5分もかからない水場はすぐ上部の雪渓からの水で(うまかったあ~最高でした~、ぬるい水や水分補給ジェルばかりだったので痺れましたあ~)

先ずは水場へー 冷たい水はうまかったあ!

 5Lほどテン場に持ち帰りゆっくりと昼食、昨日とは偉い違いの時間がゆっくりと過ぎていきます、最初着いたときは2~3張りのテントでしたが、だんだん増えて最終的には10張りぐらいになったでしょうか、夕食を終えてもちろん今日は着替えも済ませてカーチャン連絡 (携帯バッチしOK)7時ころから眠剤飲んでおやすみなさい。

今晩はエビピラフだ~

 と、ここまではよかったのですが、だんだん風が強くなりそのうちにどうやら雨が混じってツエルトにはつらい状況です、もちろんシュラフカバーは持ってきています。濡れては困るものはリュックに入れるなりして対処します、もっと降りが強くなると雨具着込んでとなるのでしょうが、今まで何度も降られていますが、そこまでやったことはありません。

 それより風が強くそちらが心配でしたが、自慢するようですが今までの経験から自信はあります、強風下3000M越の槍北鎌コルのビバークは良い経験でした、むしろテントの人の設営がイマイチだったみたいで、やり直している気配がありましたが、今一度基本に忠実にツエルトを設営すれば相当ガンバレると実感しました。


■ 8月4日に続く  ⇒⇒⇒

【 記:洛西オヤジ 】