大見尾根もタムシバが咲く
タムシバを愛でにまたまた杉ノ峠詣でです。
コース: ・10:00出町柳発広河原行き→11:05花脊峠着~大見尾根道~杉ノ峠11:20~鉄塔跡(杉ノ峠山)11:50~分水嶺尾根~百井峠への分岐ピーク13:00~細尾根~14:00百井国道477号線~14:20百井別れバス停=休憩14:40~峠下バス停~古道橋バス停手前で出町柳行きバス15:20→出町柳 |
タムシバは田虫葉と漢字で書く。可哀そうな名前や とか コブシとどう違うんや とか 見たことない とか、先週から友達間のラインで盛り上がった。辛夷の花茶も楽しんだ1週間。街中では気温が高い日が続き、もう桜が満開から散り始めている。さすがに大見尾根もタムシバの花盛りだろうとまたまた出かける。目的地は特に決めていず分水嶺尾根をぶらつく予定。
花脊峠の温度計は21℃、暑いくらいだ。杉ノ峠の手前にはスミレが咲き、木々の葉先が赤くぽっと色づいている。鞍馬方面を眺めると、連なる尾根には白い塊がぽっ ぽっと続く。タムシバ咲いてるよ。
気温が高く桜も散りかけ | 南の尾根にタムシバが咲く |
鉄塔跡への車道の途中から東側の尾根に取付きそのまま山頂広場へでる。広場から車道を下り、分水嶺尾根に降り立つ道を探す。Okaokaさんがつけたとみられるリボンのところは足元が急で危うい。ここではなくてもっと楽に取り付けたよな?と車道をもう少し峠の方へくだり、ガードレールが一番最初に始まるところまでいった。斜めに緩やかな踏み跡があり楽に擁壁の下に出る。ただ、積雪の時はこの道は埋もれて分かりにくかったかも。
杉ノ峠に春が来た | 車道から尾根に入り山頂へ |
分水嶺尾根には 最初のガードレール端から下る |
車道下の擁壁沿いの道 |
以前、この車道の下の擁壁をたどって最後は杉ノ峠に楽に登れるか?と試したが、斜面をよじ登るのであまりお勧めはしない。ともあれ、擁壁に沿って分水嶺尾根に取付き、足元に咲くシハイスミレを愛で、満開のミツマタを眺める。
馬酔木開花 | ミツマタの花 |
しはいすみれ | 先週登ってきた源頭部を見る |
尾根から谷間や支尾根、大見尾根全体に白いタムシバの塊がもこもこ続く。いつも木の下まで行って見上げる源頭部のタムシバの木も満開。白い花弁がひらひら。咲いてる 咲いてるとうきうきしながら尾根道を歩く。
タムシバが青空に映える | 尾根にはタムシバ 遠くにもタムシバ♪ |
この標識ピークを下る | 尾根からは大見尾根、比良の眺望が続く |
ピーク835で踏み跡についていってへんな斜面を下っているのに気づき、ここじゃなかった、、、とまたまたフーフー登り返す。そう、この尾根はぼんやりしていると後で苦労するのです。ここは西に振るんだっけと行きすぎたり。頭上の尾根が遠く離れていくと要注意です。そんなこんなで、いったりきたりしながら、なんとか百井峠方向へ尾根が90度折れるピークに13:00に着いた。この近くにもタムシバの木があるので斜面を下って会いに行った。もう花は散りかけている。さてこの小ピークに札が下がっていて、よく見ると西側の藪の中にはっきりした道が下っている。
ピークから細尾根を下る | タムシバロードが続く |
通ったことがないので下ってみることにした。この道は細尾根の上をしっかりと下っていて、30分も進むと西側の谷間に林道が見えた。細い分岐尾根がそちらに延び道が続いている。西側の谷間にはタムシバが多く、頭上に白い花傘が広がる。さしずめタムシバロードです。わたしはそのまま細尾根の真ん中を時々藪をかき分けながら下った。
植林地の踏み跡を下る | 車道に出る |
東側にきれいな植林地が現れ、踏み跡が下っているので、そのまま降りた。眼下に車道があった。百井別れの車道で、そのままバス停にむかった。先ほど下った支尾根の先端だろうか、新しい林道が尾根に向かって登っていた。キャンプ場や天ヶ岳もだが、この一帯は林道がたくさん作られて迷路になっていそうだ。
百井峠への国道477 | 京都駅でクイッ |
百井別れのバス停に14:25着いたが、15時過ぎまで時間がたっぷり。道端で腰かけてコーヒータイムにしてのんびりしたものの、それでもまだ14:40なので、歩けるところまで下ってみようと車道を下った。峠下、古道バス停と進みそろそろバスも来そうなので、道端が広い場所を選んでバスを待った。
タムシバの花びらを集めたかったが、どれも高木で届かず、花茶は作れなかったのが残念だけれど、今年も大見尾根を眺めることが出来てよい一日でした。この分水嶺尾根、まだまだ知らない支尾根や道がありそうで、また探検に来よう。
【 記: ikomochi】