御在所岳 国見尾根 2022.04.07
(二度と登りたくない激坂道の連続)
国見尾根の天狗岩
日程:
・2022年4月7日(木) 晴れ 森の旅人M
コース:
・御在所岳ロープウェイ駐車場~裏道登山口~藤内小屋~国見尾根~国見峠~ロープウェイ山上公園駅~ロープウェイ湯の山温泉駅
平日の山行は,しばらく登っていない鈴鹿山脈へ行こうと御在所岳へ,一度登っているが武平峠から鎌ヶ岳を登ってから,武平峠へ戻って御在所岳へ登ったのみで,下から登っていない。今回は裏道から登ることになりました。
当初は,新名神菰野ICから中道登山口駐車場へ向かうつもりが,鈴鹿スカイラインのトンネル工事で通行止め,御在所岳ロープウェイ駐車場へ車を入れて裏道から上ることに変更,安易な判断が裏目に出る。なお,中道登山道口駐車場へは温泉市街を抜けて行けると帰りに確認しました。
ロープウェイ駐車場から売店とロープウェイ乗り場の間を通り,初めての裏道登山口から登り始める。
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御在所岳ロープウェイ駐車場 |
御在所岳裏道登山口 |
不動尊前を通り鉄橋を渡り鈴鹿スカイライン下を行く。そのまま谷沿いから渡渉し,二つ目の堰堤前で左へ登ると広場へ出た。
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鈴鹿スカイラインの下を通る |
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谷に下りて渡渉 |
山沿い道もあるようだが,広い林道を歩くと太いパイプ組んだ砂防堰堤?(隙間が大きく空いている)の左隅を抜ける。河原に出て大きな岩がゴロゴロ。天気は快晴,気持ち良い。木の橋を渡ると「七の渡し」標識,左岸へ。
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広場に出る |
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パイプ砂防堰堤? |
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七の渡し |
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中道‐裏道分岐 |
少し山道を歩いたら今度は「四の渡し」で右岸戻る。木陰の山道を行くと中道‐裏道分岐。整備された裏道を進むと藤内小屋。
平日なので開店はしておらず,飲料水を冷やすタンクには水が流れ込んでいた。テーブルとベンチもあり昼食をここで摂る。今日は助六寿司でそくさくと食べ終わる。中年女性と娘さんの親,若い女性2人,その後若い単独男性とやって来る。平日にも関わらず人気の山である。有料トイレを借りて再度出発モードに入る。
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藤内小屋 |
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藤内小屋から左岸へ |
藤内小屋を出てからすぐに左岸へ木橋で渡る。予定は裏道を国見峠へ向かうはずが,初めてのコースで注意もせずそのまま尾根道を登る道に入って行く。確か裏道は河原を歩くはずと思いながら,しばらくすると急斜面道が現れる。そのまま取付く。
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国見尾根取付標識 |
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尾根取付き |
木の根っ子を掴んでの登りが始まる。登り切ったらと思っても次の急斜面道が続く。わずかな平坦部の後に足元に小さな淡い青色のハルリンドウが目に留まる。
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最初の急斜面 |
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ハルリンドウ |
道は更に崩れた道が現れ,上方に付いている赤テープだけを頼りに登って行く。大岩を乗り越える辺りは身の危険を感じるような箇所も出て来る。登り終えて樹木の隙間から真下に藤内小屋が見えて高度感を感じる。ここまで一気に登って来た。
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崩れた道 |
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荒れた岩場の急斜面 |
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藤内小屋を見下ろす |
急坂の直登が続く,ここでも木の根っこを掴み登る。激坂道でホッとする間がない。国見尾根登りを悔やむ。目指すは1004mのピークに上がること。大岩の横を左へ回り込むと初めて老年男性が下って来た。聞くと男性も初めてのコースのこと,お互い気をつけてと言ってすれ違う。また急斜面となり登り切るとP1004にようやく到達。
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P1004手前の岩場を左へ回り込む |
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P1004直下の急斜面 |
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大岩の狭い間を行く |
尾根は続いている,前方には大岩が尾根上に鎮座している。どのように越して行くのかと先を見ると赤テープは左手から一旦下りて大岩を迂回し尾根に戻る。中年男性に出会う。この先の道を聞くと分岐から30分歩いてきた,同じような厳しい道はしばらく続くと言う。
大岩の狭い間を抜けて先に出ると,積み上げた大岩が2つ現れる。ゆるぎ岩と天狗岩,多数の岩の積み重ねでできている。P1004からも尾根の急坂道は続いたが,次第に緩やかな道となり,残雪の国見尾根と国見山‐御在所岳の県境稜線分岐に出ることができた。ここでようやくホッとした。
何気なく登り始めた国見尾根は激坂道続きで二度と登りたくないと思った。藤内小屋を出て2時間尾根に取付いてきたことになる。予定外の山行ルートで気力体力の疲れは相当だ,無理をしない山行をするため13時も回っており御在所岳山頂へ行くのは今回はパス,そしてロープウェイで下ることに決める。安易な選択だがたまにはいいだろう。
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国見尾根県境稜線分岐 |
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ザレ場と雨量レーダー |
国見峠へ県境稜線を歩く,雨量レーダーが大きく見えてきた。残雪が所々ありザレ場を過ぎて下り立った国見峠は広い。一休み後,御在所岳ロープウェイ山上公園駅へ向かう。上り道のザレ道にも雪があり,ゆっくりしか足が上がらない。山頂の御在所岳裏道下山口から山上公園駅へ向かう。
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国見峠 |
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御在所岳ロープウェイへの道の残雪 |
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御在所岳裏道下山口 |
駅前から御在所岳を見る,距離は1Kmで往復約1時間やはり寄らずに下山へ。朝陽台広場に上がり展望を楽しむ,鎌ヶ岳が少し霞んでいる。山上公園駅からロープウェイに乗車,有名な6号鉄塔を過ぎて湯の山温泉駅へ。一応周回コースの完成,駐車場へ戻りました。
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ロープウェイ山上公園駅前から御在所岳 |
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朝陽台広場から鎌ヶ岳 |
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御在所岳ロープウェイ6号鉄塔 |
厳しい尾根道でしたが,不明確な道は無く,赤テープもあって安心して登ることができました。体力は必要です。思わぬ山行でしたが,無事帰宅することができました。 感謝,感謝。