京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

御在所岳 (中道‐裏道コース)
2022.05.07
定番コースですが思いの外厳しかった

中道の途中で開けた場所から御在所岳方面を望む


日程:
・2022年5月7日(土) 曇りのち晴れ  森の旅人M

コース:
・御在所岳ロープウェイ駐車場~裏道登山口~裏道‐中道分岐~迂回路~中道三合目~おばれ岩~キレット~岩峰~富士見岩~御在所岳~国見峠~藤内小屋~裏道‐中道分岐~裏道登山口~御在所岳ロープウェイ駐車場


 今回も先月の国見尾根に続いて御在所岳,定番の中道から山頂へ登って裏道で下山します。初めて登るコースです。この先の天気が良く無いのでゴールデンウイークで混むことは承知の上で向かいます。

 新名神菰野ICから御在所岳ロープウェイ駐車場(1000円)に入れます。既に1Fは10台以上が駐車している,そして次々と車はやって来る。

 7時半,トイレを済ませて出発。ロープウェイ駐車場からまだ開いていない売店とロープウェイ乗り場の間を通り,道路へ下り裏道登山口から登り始める。

 蒼滝不動尊前を通り鉄橋を渡り鈴鹿スカイラインの橋下を行く。ひと月前に比べて雑木の若葉が生い茂り,橋が隠れて良く見えない。そのまま谷沿いから渡渉し,二つ目の堰堤前で左へ登ると広場へ出る。

ロープウェイ乗り場の横を通る 裏道登山口

 広い林道を歩くと太いパイプ組んだ隙間が大きく空いている砂防ダム?の左隅を抜ける。河原に出ると大岩がゴロゴロ。天気は曇り空,晴天の予報でやって来たのに残念。木橋の「七の渡し」で左岸へ。少し山道を歩いて再び河原へ「四の渡し」で右岸に戻る。

砂防ダムと言うより岩止パイプ柵

四の渡しで右岸へ

 木陰の山道を行く,既に前後を数人の登山者が歩く。中道‐裏道分岐で中道への迂回路に入って行く。中道駐車場から中道,下山に裏道を使うと疲労気味の体でこの迂回路を歩くと厳しいとネット情報があった。歩き初めに中道へ移動するコース取りとした。

 谷を数か所渡った後に待っていたのが急坂,周回した後にこの道は足が上がらない気がする。スカイラインへ下る分岐手前までが急坂だ。

裏道―中道分岐

迂回路の急坂

 ロープウェイの下を通過,9時前だがゴンドラは動いている。流石に歩く人に出会わずに中道分岐三合目に着いた。途端に賑やかな人の声がする10人近い男性の団体に出会う。

中道三合目分岐へ

岩の多い道になる

 中道三合目からは道は大きく変わり,石の坂道が始まる。再びロープウェイの下を通り道はゴロゴロ石で急坂になり歩きにくくなってくる。大岩群の間を抜けて「おばれ岩」4合目,ここには15人近い団体が休憩中で丁度,出発してくれたためゆっくり写真を撮れた。

おばれ岩

 ザレの谷道を登って行くと御在所岳方面を望む場所へ。丸太の階段があり5合目へ,そこは先行していた15人程の団体が休憩中,5合目標識も撮れないくらいでここはスルーして先を目指す。地蔵岩を見て,中道一番の危険個所6合目キレット。先に下る若い男性の後を追って鎖を掴みながら下る。下ってから見返ると20m近い高さがある。やれやれです。

地蔵岩

キレットを下る先行者

キレットを振り返る

 岩の多い急坂,歩きにくい道が続く。7合目かもしか広場,団体に追いつかれないようにここまでノンストップで来た,この先も厳しそうなので休息を取る。

 目の前の北側に先月登った国見尾根を見る。テープ頼りに激坂道を登ったことを思い出す。ここからも大岩のゴロゴロの急斜面,岩に手を掛けての登りが続く。ロッククライミングの様相になって来る。ここが一番辛い所だった。

大岩ゴロゴロ道

ロッククライミングになってきた

 そして8合目岩峰。岩場を下った所にハルリンドウが咲いていた。厳しい所に咲く花である。来た道を見返ると岩峰に立つ人影が見える。道は岩場の急坂でロープ,鎖場が体力的にもしんどい。

ハルリンドウ

岩峰に立つ人影

 最後のザレ場から国見尾根の大岩群を見る。そして急坂を登り切ると富士見岩にようやく出た。鎌ヶ岳を遠望できる,ここでは観光客も混じり雰囲気は変わる。

国見尾根の大岩群

最後のザレ場

 御在所岳へ向かう,多くの観光客とすれ違いながらスキー場へ下りて直接階段道へ。階段道を登って行く途中に左足のふくらはぎが痙攣,痛みでその場に腰を下ろす,しかし観光客が登って来るのですぐに立ち上がる。何とか観光客,登山者で賑わう山頂に到着。11時前で3時間半の上りだった。

富士見岩より鎌ヶ岳

御在所岳

 曇り空から少し薄曇り空になって来た。望湖台に寄ってから山頂に戻り昼食。今日も助六寿司とおにぎり一つ。時間とともに空が明るくなって来た。

御在所岳山頂

国見峠へ下る

 昼食後,国見峠に向かう。左足の痛みは消えており問題ないようだ。スキー場横から下るつもりでいたら,先行に女性の姿があるので後を追う。女性は谷を下って行くが,谷の横に土手の踏み込んだ道があり下りやすい。谷を歩く女性を追い抜く。小川を渡って行くと国見峠に着いた。後は裏道を下って行く。右手の荒れた岩稜が自然の姿を見せてくれる。

国見峠

御在所岳の岩稜

 次々と高校生らしい団体が登って来る。道は中道より危険な場所は少なく,幼児の姿もあった。青ガレに似た岩場を下ると河原に出ると,そこにはウサギの耳と言われる大岩が立っている。

裏道の谷は大岩が転ぶ

ウサギの耳

 河原を右岸へ,広い河原にはマークが少なく踏み跡を確認しながら歩く。先月歩いた国見尾根分岐を過ぎて藤内小屋に到着。

河原も岩がゴロゴロ

裏道‐国見尾根分岐

 今日は土曜日なので小屋前の水槽にはジュース,ビールの飲料類が冷やされていた。小屋は開いておりコーラを購入するとおじさんがやってきて代金を支払う,テーブルで焼きそばパンを食する。

藤内小屋は営業中 水槽はドリンク類でいっぱい

 裏道‐中道分岐を過ぎて朝来た道を戻る。無事にロープウェイ駐車場に戻ると1Fは満車になっていた。GWで観光客も多く来ているようだ。

 多くの登山者で賑わっていた中道は思った以上にきつかった。おばれ岩,地蔵岩の奇岩そしてキレット,岩峰に大岩の急斜面と荒れた岩場の道は緊張するところもあった,体力はいるが面白みのあるコースでした。

 湯の山温泉に来ているので登山を終えると温泉へ入浴となるが,ロープウェイ駐車場近くにもあるものの金額が一桁違うので結局,洛西オヤジさん推しのグリーンホテルへ向かいます。以前に入浴しているので2回目の利用です,露天風呂も有り入浴料金800円。夕方には早いので広い浴室はゆっくり入れました。

 再び,新名神菰野ICより無事帰宅しました。感謝,感謝です。








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