京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

高見山 2022.02.11
(霧氷の山はいつものように盛況です)

高見山山頂


2022年2月11日(金:祝日) 曇り  森の旅人M

コース:
・ 奈良県東吉野村:たかすみ温泉~高見山登山口~高見杉~杉谷‐平野分岐~高見山山頂



 雪山へ行こうと5年前に登った高見山へ行ってきました。前回はしょぼい霧氷だったので今回は期待して現地たかすみ温泉へ向かいます。6時に出発,たかすみ温泉駐車場に8時半に到着,既に30台程車が駐車しています。心配した満車状態でなく思いの場所に駐車できました。近畿各地のナンバー以外に三重,名古屋ナンバーも見えます。

たかすみ温泉駐車場 一般道から登山口へ

  トイレを済ませて9時前に出発,何故かコロナの影響で駐車場から河川横を通る道が閉鎖されており一旦道路に出てから大回りして登山口へ向かう。屋外でここまでする必要があるのか疑問に思う。たんのう橋を渡り左に折れると登山口,その先には早速丸太の上り階段が見える。

たんのう橋 平野高見山登山口

  よく整備された丸太階段道を登って行くが,全く雪がなくそして凍結もしていない。堰堤を二つ見て上り坂から平坦路へ,また上り坂を行く。上空は曇り空,登山開始の汗も引いてきた。右手に谷を見る頃ようやく道が白くなってきたが積雪も凍結もしていない。谷へ下りて尾根道に変わりしばらくすると高見杉と避難小屋に到着。前回はここからアイゼンを装着して登り始めたが今日は必要ないため休憩だけ。

丸太階段道が続く 高見杉と避難小屋

 尾根の急坂道に取付く。高見杉までの道は記憶に残っていなかったが,この急坂の尾根道になり思い出した。しんどいことはどこかに残っているようだ。子犬を連れた女性と高見杉で出会う,そのまま後方から登って来るので小石の多いこの道では落石に気を使う。途中から積雪2~3センチと見られるようになってきた。

犬を連れて登山 ようやく雪道になる

 杉谷平野分岐にようやく到着。杉谷からも多くの登山客が登って来る。足元を見るとアイゼンを装着している。小峠から急坂を登って来るため必要なのだろう。ここでアイゼンを装着する。

杉谷平野分岐 国見岩

 山頂向けて急坂道を歩きだす,下山途中の男性に頂上の状況を聞くと,「良かったよ,でもガスがかかっている」の言葉。期待が持てるではないか。国見岩まで来るとすっかり雪山となり枝が白くなってくる,強い風が冷たく顔に当たり寒い。風で樹木の雪が降って来る。何と言っても指先が痛い。霧氷が見られるようになってきたが,ガスがかかり残念ながら青空は見られない。

隊列ができる

霧氷の中へ

 山頂に向かう尾根は細くなりやがて10人を超す隊列ができるようになる。積雪も20センチから30センチと深くなる。霧氷のトンネルを抜けると山頂に出た。時刻は11時15分で2時間30分程でした。人出の多さはいつもどおりで,その中に例の犬もいて早くも下山して行くようだ。山頂の石碑と祠の写真を撮る列に加わる。祠の先に出るがここも登山者で一杯,狭い場所で身動きできないくらい。残念ながらガスの中で見えるはずの三峰山も見えない。

山頂の石碑と祠を撮る列

高見山山頂

 避難小屋に戻るが中は20人以上で一杯,下界の密はここでは通用しない。寒さから逃げたい。入り口付近に一人分空いているがそこは雪が残り椅子が壊れていた。持参した携行クッションを置いて席を確保,カップラーメンとおにぎりの食事を摂りました。体が少し温まりほっとする。風が冷たいので外の食事は辛いため次々と人は訪れるが席はすぐに空かない。

山頂避難小屋

三峰山方面はガスの中

 食事後,外に出ると寒い。小屋の中の温度計は氷点下1℃だったが暖かかった。外では風が相変わらず吹き抜けいる。もう一度山頂石碑と祠を撮るため列に入る。先ほどより人は減り無人の写真を撮ることができた。時々ガスが一瞬晴れて青空から陽の差し込みがある。今日は前回と違い,霧氷と積雪があり良い風景を見ることができました,あとは青空が欲しかった。

霧氷が続く

一瞬の青空

 霧氷の写真を取りながら下山を始める。ところが両足太腿に攣りそうな痛みが現れ下山を止める。小休止しても痛みは消えないが下山開始。すぐに15人程の隊列の一人となる,上る登山者とすれ違いながらの下山である。この後にカメラの調子が悪くなり写真はありません。スマホがあるが一々手袋を外すのが嫌で撮らず。

 杉谷平野分岐まで下ってアイゼンを外そうと思っていたが,外す人もいないし急坂の下りが待っているので止める。小休止後,たかすみ温泉に向かって急坂道を下る。やがて雪は無くなり石道となると下りにくいこと。アイゼンを外したいが急坂で適当な広場が無い。それでも狭い所で外す人が増えて来る。急坂が緩くなった所で取り外した。そこは尾根をほぼ下った場所となった。

 高見杉からも7,8人の隊列になり下る,途中で単独女性が隊列から外れて脇に入るので聞くと高見山山頂が見えるという,確かに見えるが杉の枝の間からなので期待ほどではない,残念だが写真にはうまく写らないだろう。疲れて来たのか隊列から離されていくが登山口近くで前の再び隊列15,6人の団体に加わって無事下山しました。

 お楽しみのたかすみ温泉の入浴は整理券により時間が掛かるのかと予想していたが,すんなり入れてもらい良かった。しかし廊下にはデイバックが多数置かれて登山者の多さを見せている。入浴後の休憩では座る場所もなく車に早々と戻りました。帰宅途中に回送バスと9台すれ違ったが,多分たかすみ温泉か杉谷へ向かうのでは思い帰宅しました。








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