京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

比良武奈ヶ岳カラ岳カヤワラ谷 2022.04.10
親父の山歩き報告NO328

武奈ケ岳 山頂


日程:
・2022年4月10日   洛西オヤジ 単独

アクセス:
・湖西―イン谷口ワンゲル登山口前

コース:
・大津ワンゲルー釈迦岳―カラ岳―滝巡りルートに直下(予定とは違うカヤワラ谷?を下る)―七偏返し滝―オガサカ分岐―幻の滝目指すも残雪や水量も多く断念八雲ヶ原へ直登―イブルキノコバ手前の斜面にとりつく、結局ゲレンデ跡パノラマコースの途中に出るーコヤマノ分岐―武奈ヶ岳山頂
・下山はパノラマコース―八雲ヶ原―北比良峠―ダケ道―大山口―イン谷

 初心者オヤジバリ訓練が予想通り此処は何處?えらい怖い目に遭ってきました。道に迷っての谷筋降りは今更ながらアカンヤロ!でした。



 今日は洛西オヤジです。ここしばらく山歩きをしていません。身体が鈍って前回の小辺路ハイキングでもいかにも誰が見てももうあんた歩くのは無理やで~とゆう老いぼれの散歩でした。

 が夢を今一度の(なんの夢なんや)訓練歩きをしたいと思い、まあ比良三山ぐらいからと思いましたがその前に以前から気になっていたカラ岳の電波塔後ろの斜面を下りそのまま広谷に行けないかなあ~と、漠然とした思いがあり今回第一目的にしていくことにしました。



 おそらく最近のオガサカ下りでの、あの荒れた状況では相当ヤバイ状況の覚悟はしないといけないので、いつもより1時間早く、6時ころ毎度おなじみのワンゲルからチンタラ取り付きました。

 (おまえワンゲル好きやのう~他知らんのやろ)まあすぐに登山道に入れるのが気に入っているだけで、クソえらいのは仕方ありませんね~。すぐに(オッチャンガンバリや~)とミツバツツジやスミレが出迎えてくれて何とかヨタヨタ進みます。

ほな今日もボチボチと ここからしか知りません(嘘つけ!)

おー気分よく朝一番から 琵琶湖 朝の表情です

 謎の石組から尾根筋出合まで急登ドガチャカ、小松分岐からも登りは続きます。やがて大好きな?イチョウガレ、見上げるだけでシンド~イ。やがて出合いから釈迦山頂とうちゃこ~、だいたいいつも通り2時間半ぐらいです。今日は珍しく日曜日なのに誰にも遭いません、早いのかな~。カラ岳に向かいます。

謎の石組で一本立てます ヨタヨタ登ってきました。バテバテ

うわ~桜みたいやあ~ 毎度~イチョウガレ~

なんや咲いてる~ 駅舎ルート登山道合流

釈迦岳とうちゃこ~

 カラ岳9時、いよいよ行きますか~。結論、下り出してすぐに方向を間違えたみたいで、まあ間違えたとかゆうのはバリなのでおかしいのですがもっと左オガサカ道の方に向かって進まなければいけなかったようです。

 もちろんガリバーからの滝巡りコースのどこかに降りるわけですが、ポイントは最後の七偏返し滝付近に降りるはず、真上に出ると断崖になっているはずですから理想はオガサカ道とりつきのあたりに着地が良いのです。

 が、方向オンチのオヤジは最初から右の尾根筋に入り定番シャクナゲの群生をぶち抜き(は~)結局気が付くと予定のルートから大分右(北)のカヤワラ谷上部に出てしまったみたいです。

カラ岳にとうちゃこ~ 電波塔の後ろの斜面に向かいます

早速シャクナゲが道を塞いで突破 ここはまだ何とかそれなりにでしたが

 やめりゃいいのにえ~いこのまま谷を下るか~(絶対にあきません、必ず落差のある滝が大、小、現れます)。道に迷った時の鉄則第一を無視して、案の定ぎや~あかん、怖い~(わざと行ってるのやろがあ~)。

胃が痛い状況が続きます 三度目の滝が又下に

 冗談抜きでロープ持ってくるか迷ったのですが、大峰で大けがした後に買い足したスリング2本で、今回は前回の反省からリュックの肩にカラビナ引っ掛けチンタラチンタラ、ま~みっともない格好で枝や根っこつかみながら悪戦すること3時間弱、下に滝巡りコースの標識が見えたときには男泣きしました。(お前なあ、阿保通り越してるなあ~自作自演イチびり狂言や!)冗談やがな、冗談、です。

なんや咲いてる~オウレン知らんのかい やっと標識が見えてきました~

七偏返しの滝に降りてきました

 しかしスリング買い足しておいてよかった~、本当はこんなことになるの痴呆進行オヤジの場合は予想できるので(ハーネスト、ロープ30~50m)は準備するべきやろなあ~(フンする気もない癖に)。一応予想通り七偏返しの滝のところに降りてきました(下部です)。

 本当は上部に降りたかったのですが仕方ありません、とにかく緊張から解放以されたので少し早いですがラーメン炊いて昼食としました。休憩中とゆうよりそのあとも誰もこちらには登山者の姿は見えませんでした。日曜日の好天なのに珍しい事です。

 食事を終えて正午過ぎから七偏返しの上部に向かいます、滝巡りで一番厄介なポイントです、ヨタヨタと進みますが一瞬右の斜面にとりついてドガチャカ登るとおそらく広谷~大擂鉢のコースに乗れると思うのですが(もう充分痛い目に遭ってきたんやからやめといたほうがええのんちゃうか)。

早いですがラーメンタイムです 七偏返しの滝です

しんどい事でおマスがヨタヨタ

 そうですね~何となく心惹かれながらオガサカ道分岐から奥に(オガサカ分岐は今ではちょっと気おつけないわかりませんね~ほとんど誰も行かないのかなあ~)。

 さて八雲直登分岐にきました、オヤジは一応幻の滝まで谷沿いを進み又いつもの斜面にとりついて広谷に行くつもりですが、前方の谷には相当残雪が両岸に見られます、やばいなあ~水量も雪解けで多く、断念します。コンチクショウ!(えらい、ビビってからに、根性なし!)谷川に沿って岸の上部を歩くのはいやな予感がします。

何か咲いてる【ミヤマカタバミ】 オガサカ分岐、分からないですよね

幻の滝はあきらめて八雲へ こんな案内あったかなあ

 あきらめてクソえらい急登で八雲ヶ原に向かいます。あとはどうするか八雲に着いた時点で考えましょう。しかしこれがめちゃくちゃしんどかったあ~、通常は30分ぐらいかな小1時間かかって八雲とうちゃこ~。

今はもう全く見えません 八雲ヶ原とうちゃこ~

 石ベンチに二人登山者がおられました。入れ替わってキムケンサンの指定席でドテー休憩、やはり午前中のあの阿保な徘徊とゆうかイチびり激下りが堪えています。もう1時半を回っていますどうしょうかな~このままダケ道かあ~まあ今日は訓練のつもりなんで山頂まで行くかあ~。

まだサギもヒツジも見えません~ キムケンサンお借りしてます

 お手軽イブルキ周りで(直登せんかい)と観音様にご挨拶をしてイブルキに向かいますが途中で残雪に標識倒されていまして、そうや~前からこの斜面上に詰めたら早い事行けるのちゅかなあ~と思っていたので、今日はこの際行くかあ~とイブルキ手前の斜面を上に登りました。(今日はナンヤ知らんややこしいとこ行きたがるなあ~)。

幻の滝下降ポイントやはり厳しそう 標識の正面の斜面に登りました

 クソエライ斜面でしたがなんか見覚えのある石が出てきて結局パノラマコース、急斜面の途中に出てしまいました。なんやこれなら最初からゲレンデ直登してきたらよかった~ですが、後はいつも通りパノラマコース最長部からヨタヨタヘロヘロになりながら(ホンマに足が上がりませんでした)。

見覚えのある石です こんなところに出ましたあ~

 コヤマの分岐から山頂へ、二組ほど山頂から降りてきた登山者と遭遇しましたがそれが今日遭った登山者の最後でした、正午前後はもっとたくさんの登山者が行きかっていたことでしょう。

コヤマの分岐 定番武奈ヶ岳

 15時前ようやくヘロヘロになりながら山頂とうちゃこ~です。コノバテ方では最初予定していた広谷~細川からの行程はむりだったとおもいます。まあこの時期の好天日曜日武奈ヶ岳山頂約小1時間滞在中誰も登ってきませんでした。貸し切りでした。(当たり前や皆さん常識のある時間帯に来たはるのや)。

どんよりとしています。山頂から東方面

 カーチャンに定期連絡「えらい遅いのやなあ~又なんかやらかしたんかー」「いえいえだいじょうぶです。予定通りです」16時前から下山です。定番パノラマで八雲、北比良、ダケ道でおそらくもうヨロヨタヘロヘタで降りるので大山口ではヘッデン点灯しているのではないかと思われます。(又かい、お前大山口ヘッデン点灯定番やな)言わんといて又今年の正月思い出すやんか。

下山ですもう16時前 パノラマ上部から

八雲に降りてきました 北比良です

夜道はもう暮れん この時刻では咲いてんわな~

お地蔵様にご挨拶をして

 そんなわけで本当に歩きやすくなったダケ道(感謝、感謝、又一段と歩きやすくなっている気がしますが)を降りてきました、大山口ではヘッテンは点灯しませんでしたがイン谷ではもう暗闇に包まれての帰還となりました。

ダケ道から堂満、ルンゼに残雪が ダケ道に咲いていました

もう薄暗いカモシカ台 大山口、かろうじてノーヘッデン

夕闇にタムシバの白さがいいね!

 最近では久しぶりの13時間ほどの歩きとなりましたが訓練にならず、超バテバテ心底ヘタレただけの歩きでした。自虐ヘタレ加減に(お前は、ドMか!)満足しての、感謝 感謝。 。

【 記:洛西オヤジ 】







    


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