京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

御在所岳 本谷、一の谷新道周回
2022.05.06

何とか大黒岩に着きましたあ~


日程:
・2022.5.6 (木) 晴れ  洛西オヤジ (親父の山歩き報告NO332)

アクセス:
・名神―新名神―菰野IC―R477(鈴鹿スカイライン)中道登山道駐車場は満車で(下部第二)へ停めました

コース:
・一の谷新道取り付きー本谷分岐―本谷ルート―はっきりとしたルートは無くとりあえず谷筋を上部へー途中から左岸側に入り強烈な大黒岩直下を登攀-一の谷ルート合流―山頂―下山は一の谷新道―登山道入り口―第二駐車場


 初心者オヤジゴールデンウイークピクニック、第2弾ピクニックにしてはキツカッタ気もしますが(オヤジだけかも)。

 今日は洛西オヤジです。ゴルデンウイークも終わりに近ずき、今年は各地の行楽地、(山もしかり)大盛況だったみたいです。そんな時は我々高齢者がイチビッテ有名山域に入ると迷惑をかけるのは必定、なるべく近場の山でヨタヨタと時間をつぶすのが良いと(御在所のどこがひっそりとしてるのやあ!)。

 まあそれはそうなんですが、オヤジも寄る年波で出来たらケーブルで上部に行って山の雰囲気だけでも味わいたいと思い出かけます。



 混んではいけないので5時ごろ出発、心配した高速の停滞もなくいつもの菰野からスンナリ鈴鹿スカイラインに入れましたが目指す中道登山道の駐車場の手前第二駐車場がもうほぼ満車、しかも上部から2台降りてきて入っていきます。

 ありゃ~おそらく上部のオヤジが目指す駐車場が満車なんでしょう、そりゃ誰しも登山口に近いほうがいいですものね~。オヤジも慌てて駐車場に入ります、後1~2台しか停められない状況でした。まだ6時半ぐらいでしょうかもうすでにこの状況はすごいですね~。

 家族ずれ、若いグループ、結構高齢のグループ、ワイワイ、ガチャガチャ、ギャギャー賑やかな事、(どこがひっそりとマイナーな山やあ!)こりゃ山頂はUFJか人気行楽地状態やろなあ~(そんなとこ選んできてるんやろが!)まあモタモタ準備して7時ころ出発します。

 その前に救急車が上部にけたたましいサイレンを鳴らしながら走っていきました、(なんや、なんや、こんな早よから?)と思いながらアスフアルト道をチンタラと登山口向かいます。(チョット待て!お前ケーブルに乗るのんちゃうのかい!)。

 まあ~今回の本来の目的は、御在所岳へのコースはいろいろありますがまだオヤジが踏んでいないのが本谷コースだけ(まだあるやろ!)なんで、今日はチャレンジしようと思ってきました。(フンイチビッテ、知らんで~痛い目に遭っても)

ほな今日もボチボチと 第一目標の駐車場やはり満車

 そんなわけで先ずは一の谷新道の登山口へ向かっていきます、案の定上部の本来目指していた駐車場は満車で後から登ってきた車はみんな戻っていきますが、おそらく下ももう満車でしょう。まあ結構路肩にスペースはありますが至る所に、駐停車禁止の案内があります。

 恐るべしゴールデンウイーク、御在所人気、などと思いながら中道登山口に着くと、先ほど走っていった救急車が停まっています。傍に結構高齢の男性が頭に包帯を巻かれて顔から胸前のシャツは真っ赤になって足元にも血痕が見られます、相当出血したみたいで気の弱いオヤジはまともに見ることもできずに(嘘つけ!やじ馬根性丸出しで見ているやろがあ!)。

えらい事になっています。おじさん血だらけ 一の谷新道登山口

 おそらく中道を登り出してすぐに足を滑らして倒れるか(滑落するところは中道では下部では考えられないので)して頭を切ってしまったのではないでしょうか、まあまだ登り始めたところだったので良かったです、上部ならヘリでしょうね~オヤジも気おつけないと、心して今日の歩きは慎重に(フンしらこい!)。

山の家の前を通り オヤジみたいな初心者は大丈夫かな

 さて前ぶりが長くなりました、一の谷新道取り付きすぐに山の家の(もう営業はしていません)前を通り右の谷に降ります、テープは無し、踏み跡も無し、とにかく沢を上部へ、ドガチャカです。

谷に入りました テープは全く見当たりません

三段舐め滝慎重に

しがみつくようにいじらしく咲いています

 最初はそうですね~神璽谷の谷筋みたいな感じですが段々そんな悠長なことは言ってられない雰囲気になり滝も現れ巻いていくのですが、これがまたどちらを巻くか(右岸か、左岸か)まあ適当に好きなところ行け!とゆう感じです。

強烈な滝が、巻くしかありませんが ギヤ~キツイ~怖い~

色がちょっと珍しいのでは? よくぞあってくれました、よかったー

 途中谷筋の分岐が何か所か現れますが最後の大きな分岐上部あたりからテープが現れてきました、そこでオヤジはちょっと間違ったみたいですが沢に水がなくなるあたりで、目印は頭の右上空を通っている(ケーブル)です。

振り返ると奥まで入り込んで来た実感が

この辺りから左岸側の斜面に取り付きました

 何とか斜面を這い上り大きな岩壁がそびえる下を張り付くように進むとようやくテープがしっかりと現れます、いやテープの誘導が無ければルートを取るのに相当にヤバイ感じで岩肌にしがみついて、必死のパッチで登ります。

しっかりとしたテープにヤレヤレ

大岩壁の下に取り付きました

思わず踏みそうになります

 よくオヤジがイチビッテ大津ワンゲルのイチョウガレが好きです、などとホザキますがそんな次元ではなくズートイチョウガレ状態が続きます。

 下の沢の中ではいろいろ適当に各人が歩いてきたのでしょうが、この大黒岩直下はルートが決っているので踏み跡とゆうか登攀ポイントがはっきりとしているのが救いで、間違ったらとんでもない事になってしまいます。

ゴンドラに乗りたい~助けて~

いよいよ大岩壁に取り付きます

 大岩壁下に着いてから1時間強の悪戦苦闘でようやく頭の上でひとの声がします。大黒岩に何とか着いたみたいです。若いカップルさんとソロの男性、ソロ男性はヘルをかぶりロープを準備してこれから本谷へ下るとゆうことです。

 {アンカーありましたか}「なかったように思いますが」「よく登ってこれましたね」まあ皆さんこんな老いぼれがいきなり下からあらわれたのでびっくりされたみたいです。いろいろな報告でやはり下りの方がやばいみたいでルートも沢付近は皆さんバラバラに選ぶみたいです。大岩壁から上部はルートは決まっているし、そのポイントしか取りつくのはヤバイでしょうね~。

大黒岩に着きましたあ~、山上駅が目の前に

 まあヤレヤレ何とかオヤジは難所をクリアーして、若いカップルさんにシャッターを依頼して一緒に山頂公園に向かいます、お二人さんは中道で登ってこられて大黒岩だけ見に来られたみたいです。

いったん一の谷に出合います 山上公園広場に着きましたあ~

 一旦一の谷のルートに合流して公園の広場に出ます、広場ではシャボン玉(ジャンボなシャボン玉が作れる)の器具を貸し出していて、それこそゴールデンウイークだあ~とゆう光景が見られます。

シャボン玉で遊ぶ家族ずれ

 オヤジはとにかく山頂に向かいます。山頂も歩いて登ってきたひと、ケーブルで来た人、老若男女ワイワイ賑やかな事です。ほとんど人に逢わずに登ってきただけにいきなり繁華街に地下から出てきたような感覚です。

山頂に向かうゲレンデ斜面で

記念写真、若いおねーさんにシャッター依頼

 。隅の方で定番の昼食(今日も焼きそばタイム)を摂ってゆっくりと平和な日本の休日を確認して13時半ごろからヨタヨタと下山します。迷いましたがこの際一番強烈な(大層にゆうなあ!)一の谷新道で戻ります。

アカヤシロでがもう終わりですね 鎌ヶ岳を見ながらお昼を食べて

 まあ~(新道に楽道なし)とはよく行ったもので強烈、激くだり登った時のことを忘れて登ったか?(もう遥か昔やあ~)。それで何人かは2人ぐらいかな~オヤジを追い抜いて降りていきました。結局登るより(通常2時間弱)半時間以上時間かかって登山口に降りてきました。

さ~降りますかあ~ここはキツイデ~ 皆さん撮られます。ラク落標語

かろうじて四日市駿河湾 おばれ岩、ちゃう鷹見岩やて

やっとまともな登山道になってヤレヤレ 今度はキノコ岩、まあ何となく

 (あ~あ無理ないな~とにかく強烈やもんなあ~)まだ下山中に又救急車のサイレンがけたたましくスカイラインを走っています。どうやらまた一の谷登山口で何かあったみたいです。

 オヤジが降りたときはもう救急車は走り去った後でしたが、まあ登山者が多いといろいろありますね~。本谷は論外ですが、一の谷はもちろん中道でも気を抜くとヤバイです。(フンしったかぶりかましてからに)。

 チンタラちんたら、アスフアルトの道を駐車場に戻ったのはもう16時を回っていました。(通常ここまではかかりません、オヤジチンタラ歩きゆえです)。

登山口に降りてきました~ 山の家に戻ってきました

 今日はもちろんスカイラインで滋賀県に入り高速は使わずに一般道で帰宅するつもりです。カーチャンにはあらかじめそのように伝えておいたのですが、なんと20時にはカーチャンただいまあ~となりました(22時は回ると覚悟していたのですが)。

 いつも混む栗東も、草津も、大津も、ほとんど停滞にかからずに帰宅出来ました、この分だと高速もそれほど混んでいなかったかもです。(ええやんか高速代たすかったやんか)そうなんですありがとうございました。 感謝 感謝。

【 記:洛西オヤジ 】






    


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