一の壁にとりつくクライマーたち
初心者オヤジ、ゴールデンウイークピクニック第三段(いつまでゴールデンウイークやってんねん!)幼稚園児から後期高齢者までみんな大好き御在所岳(男の意地で連荘となりました)(しょうもない!)。
前回御在所で踏んでいないのは本谷だけなどとホザキましたが、{藤内はどうやねん!まだほかにもいろいろあるで~}早速のお叱りでした、申し訳ございませんでした。
そういえば藤内沢は残雪多くあきらめたのでしたが、本来は冬季人気のルートだとか(アイスクライムとは別に)。今回お叱りを受けたので老いぼれはしょうがないヨタヨタ行くかあ~となり2週続けての御在所行きとなりました。
先週と同じ時間帯に出発したのですがなんと前回の駐車場は満車でゴールデンウイークよりも登山者は相当多いです。
やはり皆さん自粛されていたのでしょうか、それとももっと遠くの山域に行かれていたのでしょうか、とりあえずR477沿いの駐車スペースに車を停めてモタモタ準備今回も7時半ごろから出発です。
毎度のショット、菰野ICからR477へ | 駐車場満車R477の空スペースに |
ほなボチボチ(又冬衣装に戻ったなあ~) | 裏道登山道入り口 |
前回と反対の下の方に進みトンネルを抜けると裏道登山道とりつきです。沢山の登山者が準備をされています。まあ一番歩いて登るには裏道が比較的に楽なんでしょうかね~。幼い子供さんを背負っていかれる人も見受けられます。いや~日曜日の御在所は大人気です。
ヨタヨタ進むとすぐに旧道?の取り付き、あまり皆さんいかれません林道をそのまま進めば日向小屋対岸へ着きます。オヤジはイチビッテ登山道をあるきます。何年振り?こちらの方には永年来ておりません、ここ2~3回中道に登り返して下山したり反対に中道から裏道にチエンジしたりしていました。本当はこちら方が楽なんですがね~。
旧登山道、ほとんど誰も通りません | 対岸に日向小屋 |
最近の名所?ですか | 藤内小屋とうちゃこ~です |
国見尾根分岐から正面北谷へ |
さてもうお馴染みのコースですので写真でお付き合いください。藤内小屋を通過して国見尾根分岐を過ぎてウサギの耳で渡渉左岸をしばらく進むと5合目の案内を見ます。すぐにいよいよ藤内壁出合いです。
藤内壁出合いです。対岸に渡ります | 先行者が、置いて行かんといて~ |
今日はクライミングの人たちが相当入っているはずです対岸に渡り沢の入り口に入ると同時に大きな声が聞こえてきます、どうやらクライマーの掛け声です。声掛けは基本中の基本だそうです。
アップ、恐ろしい所登るんやあ~ |
オヤジはヨタヨタ沢を進みます、右の斜面から大きな声が聞こえます、前尾根にとりつくクライマーのグループです、少し停滞ぎみです。正面には一の壁に張り付く相当な数のクライマーが見えます。
オヤジはこちらから | 皆さん撮られるポイントです |
えらいとこ登るのやなあ~オヤジには無理です(あたりまえじゃ~)。オヤジはテスト岩を過ぎて進みますがこの辺りではテープなくもちろん沢に踏み跡なくカッコよく言えばルートフアインディングを(ふざけたことゆうなあんたにそんな事できるかい)。いやいやそおゆう問題では無くともかくドガチャカと行くしかありません。
赤いテープが目につき | これが第3ルンゼ?わかりません |
最初沢の取り付き付近で見えていた先行者はとっくに姿が見えずどこに行ったんかなあ~、ついて行こうと思っていたのに。そのうちに右の方の尾根筋にチラーとテープが見えたのでやれやれその後何とか必死に沢、斜面、キャ~怖い~などとイチびりながら上部へ向かいます。
このロープなければオヤジでは無理 |
振り返ると高度感半端ではありません |
何度か必死に岩場にしがみついて(濡れているのが厄介です)いろいろな報告などに書かれているコウモリ滝がどれだか第3ルンゼがどれだかそんな事考えている余裕はありません、やばいなあ~と思ってもトラバースするわけにもいかずましてやもう今更撤退するわけにもいかず(下る方がヤバイ!)。
ヘロヘロ、ストック短くならないのでカッコ悪~ |
左上部が中尾根ピーク?なんかなあ~ |
花を撮る余裕ありません? |
どうやら正面が目標のピーク? |
約2時間ほどでしょうかようやく頭の上で人声がして広い平らなところに出ました。オヤジと同じくらいの高齢の男性が若い女性(最初お孫さんか娘さん?)二人と話をしておられました。。
女性二人はあまりこのルートにはふさわしくない初心者(すんません)のような感じで、よくぞここにおられますね~とゆう雰囲気ですが経緯はわかりません。どうやらその高齢の男性の案内で来たみたいです。高齢の男性は御在所を熟知されている方みたいで「もうこの上が中道の登山道になるので危険なところはない」と説明を受けました。
「ここはなかなか厳しいですね~」「そりゃ御在所で一番むつかしいやろなあ~本谷よりも難しいと思うなー途中迷わないで来られたか」「まあ何とか途中からテープがありましたから」「最近登る人が増えてトレースもできてきたしな~」、そんな話をして女性二人を案内して上部へ進まれていきました。
前尾根ピークが並んでいます |
いつも裏道から見る岩場を反対から |
すぐにアンカーに短いロープがぶら下がったところでアドバイス「ここが最後の、ちょっとヤバイところ、後はもう大丈夫」と女性を励ましていかれました。オヤジもヨタヨタと後に着いて、ベテランのいわれる通りに足を岩場のポイントに乗せて何とかクリアー出来ました。すぐに見覚えの中道の登山道入り口直下のザレ場の斜面に出ました。ヤレヤレです。。
ゆっくりと周囲の風景を確認、天気は曇天で(予報どおり)イマイチですがシャッター頼むにも先行の三人はもう姿が見えません。仕方がないので自動シャッターで記念写真、今回はここでもう良しとして下山しましょう。
今回の登頂記念写真とさせていただきます |
四日市方面です |
時刻もちょうど正午、中道、裏道、どちらにするか迷いましたがいつもラクラク裏道で降りることにしました。(そうとは思わんけどなあ~)もちろん大混雑が予想できる山頂にはいかず裏道へ向かい国見峠で昼食とします。
この柵が目安です | 中道に出て |
展望台です | 裏道で下山します |
何組もの人達が休んでおられます。驚くのは小学生以下の子どさんたちの多い事、みんな頑張って登って来たんやあ~エライエライ(何感心してんねん)。ゆっくりと食事をして13時ころからチンタラヨタヨタ下山です。
国見峠で昼食とします | ウサギの耳で対岸に |
下山中もまだ子供さんずれの親子が登ってきます、中にはお父さんが後ろのベビーリュックに一人前に抱いて一人おかーさんが手をつないでもう一人ま~なかなか大変です。御在所大人気です。一つにはもし何かあればロープウエイで戻れるとゆう気安さもあるのかも知れません。
藤内沢出合で壁の方を見ると一の壁にしがみつくクライマーの姿がみえます。暗くなるまでやるのですかね~すごいですね~オヤジはそんな光景を横目に藤内小屋、から日向小屋、R477裏登山口に降りてきました。
藤内小屋も大賑わい | 日向小屋に戻ってきました |
R477が見えてきました | お疲れさんでしたあ~ |
今回は何となく温泉も気が乗らず又鈴鹿スカイラインで山越えをして栗東まで走り高速瀬田、大津付近も混んでないようなので栗東から京都南まで贅沢をして18時カーチャンただいまあ~戻ってきました。えらい早かったのでカーチャン慌てて風呂を焚きだすこととなりました。
さて今回クライマーの入門コースと言われる藤内壁を身近に感じながらの(一応バリルートになるのかなあ~)えらい厳しい登攀でしたが何とか無事にクリアー出来ました、本谷、藤内沢の難関ルート、ちょっとピクニック気分にしては無理がありますが無事に帰還できました。 感謝 感謝。
【 記:洛西オヤジ 】 |