東雨乞岳とうちゃこ~
初心者オヤジ4週続けて御在所ピクニックでしたが、一応今回で中締めとゆうことにさせていただきますが(もう飽きたあ~見る気せんわ~)まあそうおっしゃらず、最後の最後にリベンジのつもりで踏み込んだ地獄谷で地獄を体験してきました。
今日は洛西オヤジです。ここしばらく御在所岳へのバリルートピクニックが続きましたが、一応今回で秋までお休みとさせていただくつもりです、退屈な報告を見ていただいた方に御礼申し上げます。比較的にヨレヨレになりながらも何とか歩いてこれましたが、最後にやはり(そんな甘くはないのんじゃ~)と思い知らされました。
今回のミッションとしては(なんやと!何イチビッテるねん!)すんません、未踏の三人山への稜線歩きと、七人山からコクイ谷出合への下降、そして前回チョボクッタ地獄谷から望湖台への直登です。
鈴鹿は広大な山系で御在所だけでもまだ踏んでいないルートや、ポイントがあると思いますが(やっと初心者らしく、謙虚な気持ちになったみたいやなあ~、今後全部踏んだなどと大口たたいたらあかんぞ!)そんなわけで又週末ですがチンタラ5時ごろ出発、前回と同じ走りでR477武兵峠の滋賀県側登山者駐車場に何とか(あと2台でした)6時半ごろ到着しました。
新名神甲南SA | ほな今日もボチボチと行きまひょか |
先ずは滋賀県側に戻ります | いっぷく峠登山口。案内、テープなし |
モタモタ準備ですが、ヒル避けスプレイいやとゆうほど掛け捲り、7時ころから出発です。トンネルに向かわず流行のいっぷく登山口へR477を下ります。先行者ワンチャン連れた女性、ソロの男性、取り付きからすぐにワンチャン連れの女性が沢に降りずに進んだみたいで、反対の方から降りてきました。{間違ったみたいです~}
そうなんですね~案内は全く無し、テープも無し、ところが登山道はいつものトンネルの登山口よりはっきりとしているのが、いかにこのルートが周知されているかとゆうことでしょうか、とにかく一直線で上部稜線に向かいます、朝一番からきつい事でおます。
急登をヨタヨタと | いっぷく峠に着きました |
先週も来たいっぷく峠にヘロヘロになりながらとうちゃこ~、そのまま直進は帰路に降りて来るつもりの沢谷峠ですが、今日は左の稜線をドガチャカドガチャカ進みます。しっかりとした踏み跡があり(途中一回だけルート外しましたが)何とか沢谷峠に(なんや、なんや、ここも沢谷峠?わけわからんな~、いくつあるのや?)到着。
今回は尾根を進みます。 | ユウレイチャンにご挨拶 |
なんで?ここも沢谷峠?いくつあるの? | 鎌ヶ岳見えます。曇天 |
結構キツイアップダウンを繰り返しながら、三人山の広い山頂にとうちゃこ~となりましたが、先行したテン泊装備の男性二人が戻ってきます。
キツイアップダウンを繰り返し | 三人山直下のブナ林帯 |
三人山とうちゃこ~ |
正面に大きなテープがあり、そちらに向かっみたいですが、ここはよく間違うポイントみたいで、同じく先行していたと思われるソロの若い男性も「間違いました~」と戻ってきました。よく見るとテープ案内の無い尾根筋に、はっきりとした踏み跡があり方角的(西南)にそちらが正見たいです。
ちょっと迷いますね~直進はダメ | 東雨乞直下の笹原、ヒル大丈夫? |
皆さんとドガチャカと進みますが、東雨乞岳名物笹に覆われた急登が現れ、は~しんどい事でおます。やがて東雨乞山頂より少し南に寄ったポイントにでました。山頂にはクラ谷からの登山者がたくさん到着しています。皆さん風が冷たく上着をリュックから取り出して着込んでいます、オヤジもウインドウブレイカーを着込みました。
雨乞岳です。今日は行きません | 御在所方面。今にも降りそうで寒いです |
リュックを降ろして一本立てますが、東雨乞の売り展望がそれほど良くないので、早々にクラ谷下降点に向かいます(この時点で、もう少し休むべきタイミングだったかなあ~)何人も、何組も登ってくる登山者と、あいさつをしながらクラ谷下降点に着きました。
いったん下ってクラ谷下降点 | ナンヤ咲いています |
鎌を見る鎌首(なんのこっちゃ) | クラ谷下降点 |
ここでもそのまま七人山に向かいます、七人山はクラ谷下降点から見学がてら来たことはあるのですが、そのまま北東に進みコクイ谷出合いに降りられるのは知りませんでした。
七人山とうちゃこ~ |
山頂には10分もかからず着きますが、さ~問題はその先で、あまりにも広い山頂の台地が広がり、大概テープがあるはずですが、これが無いんですね~(当たり前やテープに頼るのがアカンのや~)踏み跡も広すぎてはっきりとしません。おそらくGPSなるものを持っている人でないと迷いますね~、オヤジはもう絶対に迷うパタ~ンです、(どうすんねん)まあそれなりに迷い慣れているので(阿保かあ!自慢になるか!)何とかウロウロしているうちに、お~頭の上の高いところにテープがありました。
さ~どっちに行けばよいのやら | 何とか見つけました |
その後もところどころ古いテープが見られるようになり、めちゃくちゃ急な斜面ですが(絶対に登ろうとは思いません)何とか見覚えのあるコクイ谷に降りてきました、出合いのすぐそばで(なんやあ~ここか~)とゆうことになりました。
磁石で(そんなん持っているの?)東南へ | やれやれコクイ谷に降りました |
ここかあ~ |
コクイ谷出合 |
時刻は11時過ぎでほぼ思惑通りの歩きで、もう少し迷うかなあ~と思っていたのですがヤレヤレです、とにかく正午まで進むことにしました、いよいよ次は先日のリベンジ地獄谷です。根の平分岐、上水晶谷出合から上水晶谷を詰めますが、この辺りでオヤジの体調に異変が、(え~体調てなんや?あんたに体調などとゆう言語があるのかい)
先日教えてもらった西南尾根の取り付 | 根の平峠分岐、この辺りから体調が? |
急にバテが激しくなり(こりゃシャリバテ?)予定の地獄谷出合に着かずに河原で昼食ラーメンタイム、今日はカーチャンおにぎり昼の分1個と、最近お気に入りの出しがおいしいうどんカップ麺ですが、何となくおいしくない、疲れが体に沈んでくるような(えらいむつかしい表現やな~)
前回より水かさは多いです | 河原で食事です |
食べ終えてしばらくゆっくりとコーヒなど沸かして、(水はジャブジャブ目の前にあるので)、約小1時間休んで地獄谷出合に向かいます。10分~15分ぐらいでしょうか、先週も来た地獄谷出合に着きました、相変わらず気分がイマイチですが取りつきます。
津の男性が間違ったアマゴ谷のペンキ | 地獄谷出合 |
今日は左の谷筋へ | 厳しい登攀もう体調最悪 |
すぐに若い男性2名、女性2名のグループさんが食事中でした、聞くと地獄谷を詰めて望湖台が見えるあたりまで行ったのですが、あまりの急登でどうもたどり着けそうにないので、戻って来たとゆうことです。
こりゃ大変みたいやなあ~と、この時点で国見峠に変更すれば良かった(いやそれで同じか)のですが、前回間違ったポイント取り付いてすぐに左側の谷筋に入ります、水の多いところは高巻しながら進みます、途中で左岸側の尾根筋に移り登り出しますが、益々気分が悪くなり、めまいもしだします。完全にダウンです。こりゃ進むのは無理やなあ~、しかし今更戻って国見峠もきついなあ~(どうすんねん、ヘリ呼ぶか!)
電波つながらへん~(あ~あ洛西オヤジもついに地獄谷で地獄へ旅立ちました~南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏)おえ!オエ~おえ~(なんや、なんや、汚い吐いてるやんけ!)そうなんです、昼食べた物全部吐いてしまいました。しかしえらいもので少し気分が良くなりました。(ホンマかいな)しばらく休んでいると何とか先に進む気力が出てきました。
ヨタヨタ亀が土手の斜面をよじ登る様に進みます。もう時間の感覚は無くなり、とにかく目の前の斜面を時には枝につかまり、上部へ上部へ、どうやら本来のルートより尾根の反対側を進んだみたいで、より厳しいポイントを這い上ったみたいですが、どうにか前方に望湖台の岩が見えてきたときは、助かった~と思いました。
この辺りで本線に入ったみたいです |
ただそれからが、(なんやねん)ようやく通常(バリに通常とゆうことはありませんが)広い何となく踏み跡らしい跡が見受けられる望湖台直下にたどり着きましたが、ここでもまた水分補給のため飲んだ水を吐いてしまいました、頭の上で、エライにぎやかな人の声がします。岩陰で死にそうになった老いぼれが、ゲーゲエー吐いているとはだれも思わないでしょう。結局吐くものが無くなり黄色い胃液まで吐いてしまいました。
しばらく息を整えてから、望湖台先端の岩の間から、死にかけのような老いぼれが上がってきたのは、さすがにその場がシーンとするような、異様な光景だったのではないかと思います。ちょうど北鎌尾根から槍の穂先の祠の後ろから、顔をのぞかせた時のことを思い出しました。家族で記念写真を撮っていた、若いお母さんと思われる女性が恐る恐る「下から登ってこられたのですか」「ええまあ~なんとゆうかそんなものです」(答えになっていないやんか)
ようやく望湖台到着~ |
もうどうでも良いとゆうか口を利くのもしんどい、とゆう感じです。それでも一応写真のシャッターだけは作り笑いでお願いして、おそらく顔色は良くないはずですの、でシャッター押す人も不気味だったと思いますが。
山頂です。定番の場所は満員で | 今日も御嶽大権現に向かいます |
初めて時計を見ます、もう15時半を回っています。地獄谷出合にとりついたのが13時過ぎのはずですから、2時間半以上の地獄めぐりでした。おそらく1時間から1時間半ぐらいで、皆さん登られるのではないでしょうか。
16時頃までとにかく休んで(水は飲みたいのですが、又吐くのが嫌なので我慢します)さて下山ですが、通常の武兵峠に降りるか前回同様、沢谷峠からいっぷく峠でR477に下るか迷うところですが、何となく前回同様が早いような気がしたので、又御嶽大権現の後ろから沢谷峠に向います。
相変わらず気分は最悪ですが吐き気はありません(そりゃ何にも胃の中に入れていません)前回の倍ぐらい時間がかかりましたが何とか沢谷峠、いっぷく峠から急斜面をへっぴり腰で、R477に降りてこられたときは、心底疲れたあ~とゆう感じでした。
裏の登山口です | 沢谷峠に降りてきました |
特に沢谷峠からいっぷく峠の、ちょっとした登りが通常2~3分ぐらいでしょうか、それが10分ほどかかるありさまでいかにも、もうくたばりかけ~とゆう老いぼれの姿を思い浮かべていただけるでしょうか(そんなもん見たくも、想像したくもない!)何とか駐車場に戻って来たのはもう17時半を回っていました。
いっぷく峠です。ピント乱れています | 急降下です |
ようやくR477見えました~ | 前方駐車場ヤレヤレ |
先ずは車に残しておいたお茶を(クーラーボックスに入れておきましたから)冷たいのを500ml飲み干しました。オヤジの車を含めて3台だけ車が停まっています、誰もいないので全部着替えをします(今日はもう温泉どころではありません)。
お疲れさんでした~ |
皆さんからよく「山歩きしてきて車の運転シンドクないの?」と聞かれますが、普段はそれほどキツイな~と思ったことはないのですが、今回はきつかったです。とゆうのもスカイラインを下り出して、しばらくするとまた下山して一気に飲んだ水分を全部吐くありさまで、情けないみっともない結末になりました。
もちろん帰路は甲賀土山から長岡ICまで高速で戻りました。カーチャンには下山連絡遅れて心配かけましたが、何とか19時過ぎに帰宅出来ました。今回はあの地獄谷での体調を思えば、よくぞ無事に帰還できたと我ながら。 感謝 感謝。
◆追記
今回の体調について。
状態は熱中症のような感じですが、文中書いたように風が強くウインドーブレイカーを着込む状況でした。そんな状況でも熱中症は起こる、専門家は言いますが)年齢から来る体力の衰えから、過度の疲労で生理機能が狂った。内臓に問題があり、その影響が考えられる。いろいろな状況が考えられますが、どっちにしても今までと同じ歩きが出来るとは思わないことにしないといけません、反省、因みに来週は又一つ歳をとります。 合掌
【 記:洛西オヤジ 】 |