大股集落
初心者オヤジ細切れ小辺路、今更ながらですが出発地高野山から大股まで歩いてきました。半分アスフアルト道、展望なし、古道の雰囲気乏しく靴の底を減らしただけでした。(ほな行くなあ!ブツクサゆうなあ!)。
■ 4月5日
今日は洛西オヤジです。もう山歩きはきつくなってきたので小辺路の未踏部、今更ながらではありますが出発地点の高野山から大股まで歩いてきました。
本当は1日で行きたかったのですが大股から高野山に戻るのに何ともならないとゆうか朝7時30分のコミュニティバスだけしかないのです。もちろん1日で往復される強者もおられると思いますが、野迫川役場に問い合わせしましたがやはり「皆さん一泊されます」とゆうことで野迫川ホテルや民宿を紹介されました。
本来はそのまま伯母子岳を越えて三浦口に向かうのが小辺路歩きなのでしょうが、さて5時ころ出発して又京奈和をチンタラ走らせ高野口か紀北かつらぎか迷うところですが無料(いわんでええのやあ!)なので先の紀北かつらぎまで走って高野山を目指します。
金剛峰寺前にとうちゃこ~ |
第2駐車場に停めます | 第2駐車場です |
7時半ごろ金剛峰寺前の駐車場に到着しました。前回は12月末だったか?このまま町を通り抜け野迫川まで 走りましたが、今回は金剛峰寺前第2駐車場にデポります。8時ころでしょうかチンタラスタートです。
ほな今日もボチボチと | 門前町をヨタヨタと |
取り付きがイマイチわからないのですがとりあえず奥之院方向に歩きます。途中で犬を散歩させている男性に「小辺路の入り口は何處でしょうか」と尋ねますと、次の路地を入って行けば自然と行けますよーとの事で、自然と?なるほど行けました。
(なんじゃい、えー加減な、調べてこんかい!)結構急なアスフアルト道から広い地道を進むとろくろ峠の分岐にとうちゃこ~。ここまではいろいろなところからこられるみたいで有名な街を取り巻く女人道の合流点見たいです。
ここから取り付きました |
ろくろ峠とうちゃこ~ | ろくろ峠 |
まあここから本格的な小辺路参詣道になるのでしょうが、なんとゆうか普通の地道の車道とゆうか林道とゆうか(なんやねん!不満かい!)。いやそおゆう訳ではないのですが、この先は写真の説明で進ませていただきます。写真多くなって師匠すみません。
こんな感じでチンタラです | 女人道分岐です。右に進みます |
西南方面、紀州の山地がひらけて | 薄峠です |
おー罰金500万円怖い~ | 激下りです~ |
今回唯一の花です~ | 昔の集落跡でしょうか |
御殿川橋、今回の最低標高地点 | 橋の上から |
急登してアスフアルト道に出ました | 何とか大滝集落に着きました |
皆さん必ず一休み? | 民家の庭を通って~ |
しばらくはこんな感じでチンタラ | 有名な高野マキの植林帯 |
コース名物?竜神スカイライン合流 | スカイラインをチンタラ |
野迫川口、翌日左からバスできました | 水峯取り付き |
スカイライン上部を歩きます | 水峯集落のお勉強です |
集落跡の石仏 | 比較的に新しい石標です |
又アスフアルト道だあ~ | 東の方角に奥駆けの峰々 |
いいタイミングで、お昼御飯だ~ |
正午を少し回りました。ここまで大滝で休んでいる時に単の二人の男性に追い抜かれただけで、そのほかは誰にも遭わない静かな歩きでした。
早く大股についても仕方ないのでゆっくりと昼食休憩、後はヨタヨタチンタラ天気も良いので居眠りしながら(阿保かあ!何調子こいてんねん!)まあそれほどのんびりと歩いています。
平辻です又しばらく地道へ | よく案内される道標地蔵です |
うわ~大蛇が目の前に | ここから大股へ下りになります |
大股とうちゃこ~ |
大股大橋のバス停に14時過ぎにとうちゃこ~、約7時間ほど掛かっていますが普通は6時間ぐらいでしょうかね~。大股に着く前に単の男性がオヤジを追い抜いて行かれましたが、バス停でリュックを降ろしてどうやら水の補給をしておられます。
高野の極楽橋(どこやあ?千手院橋?)から5時間半で来たそうで、この後の予定を聞くと伯母子峠の小屋でテン泊して次の日、果無峠の観音堂まで行く予定だそうです。
「うわ~それはすごいですね~」この先の状況はそれなりにわかっているオヤジですので「その場合西中から昴の郷までのR425の10K強約2時間半が厳しいです、ちょうど良いバスがあればよいのですが」と知ったかぶりのアドバイスをします。(ホンマいっちょ噛みやで)。
「は~まあ日も長くなったので何とかなるかと思います」とどうやらバスは考えていないみたいでした。水を補填して伯母子登山口に向かっていかれました。峠まで約3時間弱ここまで5時間半のペースを考えたら2時間半ぐらい、いや2時間で着かれるでしょう。グッドラック!オヤジも今晩の水を補填して萱の小屋に向かいます。
オヤジも登山口向かいます | その前に今晩の水を補填します |
とりつきの急登です | 伯母子岳が前方上部に(奥です) |
約小1時間、この間が伯母子岳までで一番きついところになります、菅小屋(正確には菅小屋跡避難小屋でしょうか)16時ころにとうちゃこ~となりました。小屋に入るとなんと先客男性が1名 おられました、ちょっとびっくりとゆうか意外でした。
男性は大阪の八尾から来られた方で6時過ぎに高野山をでてこられたそうです。本当は伯母子峠の小屋まで行きたかったそうですが、なんと明日伯母子岳まで行ってから戻って又高野山まで歩いて戻られるそうです。
皆さんなかなかの強者がそろっておられます。オヤジには歩いて戻るとゆう発想は最初からなかったのですがなるほどね~。男性とは近畿周辺の山の話をしましたがあまり歩く山域が違うみたいでイマイチわからない山の話を聞かせてもらいました。
小1時間かかってとうちゃこ~ | 歴史のお勉強 |
お世話になります | 綺麗な小屋でありがたいです |
しかしこの小屋は本当に親切とゆうか個人の所有しておられる小屋でストーブも蒔きもあり(結局炊きませんでしたが)小屋の中も綺麗で前回きて様子が分かっているので今回もまず頭に浮かびました、ここまで来るのはちょっと大変ですがありがたいことです。男性はおそらく早朝暗いうちに出発すると思われるのでお互いに食事を済ませると暗くなってきた18時ころからツエルトにくるまって寝ました。
■ 4月6日
男性は4時過ぎに出発していきました。もちろんまだ真っ暗の中ヘッデン点けてイヤイヤご苦労様です。オヤジはゆっくりとして朝食、といってもパスタとパンとコーヒーですが一人になったのでストーブ炊くか迷いましたがまあ何とかそのまま我慢、6時ごろまでモタモタして集落に戻ります。集落には7時前に降りてきました。
明るくなってきました | 集落に戻ります |
朝のご挨拶をします | 大股集落に降りてきました |
綺麗なトイレを借りて(ホンマにきれいに管理されています)バスを待ちます。何處からともなく今日の分別ゴミの収集の案内がスピーから流れています。長閑な山村の朝です。
7時20分ごろ小学生と思われる男の子2人女の子1人が現れました。声をかけると今日から学校が始まるみたいです。時刻通りバスとゆうか小型のワゴン車みたいなコミュニティバスがきました。もちろん小学生の外はオヤジだけです。
途中で地元のおばさん3人と小学生がもう一人乗り込んでおばちゃんたちの会話「今日はどこ行くの」「診療所や」「月に1回ぐらいか」「そうや~邪魔くさいけどな~」「今日から学校やな~」まあこれもなかなか里山の会話で面白かったです。
小学生3人とオヤジを載せて |
野迫川村役場に着くと「あんた高野やろここで乗り換えや」と教えてもらいました。2台待っていておばちゃんたちはオヤジとは別のバスに乗っていきました。バタバタと乗り換えて写真撮るの忘れました。
オヤジ一人載せてバスは昨日オヤジが歩いたスカイラインを走り高野山の街に入ります。大股から約1時間でした。バス代は大股橋詰から野迫役場¥590野迫役場から高野山¥630でした。
高野山のバス停に着きました | 駐車場まですぐでした |
一応本山金剛峰寺にお参りをして駐車場に戻ります。思ったより早く9時前に戻ってきました。この後どうするか、迷いましたが思ったよりも早いので逆にすっ飛んで帰るかあ~(そうそうそれがいいで~もう温泉も飽たやろ)。
本山金剛峰寺にお参りを | 駐車場に戻ってきました |
結局正午ちょうどに「カーチャンただいまあ~」となりました。途中から連絡したのですがたまたまカーチャンが携帯とらなかったのでびっくりさせました。まあたまにはこんなこともあります。
今回は小辺路の出発地から大股まで、いかにも印象の薄い歩きでしたがこれも熊野古道の体験でしょう。熊野古道はまだまだ中辺路、大辺路、伊勢路、奥の深いウオークワールドが展開しています。オヤジがどこまで関われるかわかりませんが先ずは小辺路完踏とゆうことで。 感謝 感謝。
【 記:洛西オヤジ 】 |