野坂岳山頂から 今日は360度とはいきませんが
初心者オヤジ山歩きはもうあきらめましたが、せめて大文字山(敦賀)ぐらいには行けないかなと恐る恐る出かけました。(敦賀に大文字山あるのんかい!)。
今日は洛西オヤジです。正月にえらいドジな事やらかしまして膝を痛め、リハビリのつもりで行った愛宕のお札もらいが余計に悪化を呼び込んでしまいました。
11~2年ぶりに靭帯をなくした時の担当医に診察を受けました。「まああの状況で山歩きをするのが無茶な事なんで、今まで歩けたのが(もうけもん)と思い無理せんとじっくりと療養して痛みを取りましょう」と言われ落ち込んでしまいました。
しばらく近所のコンビニに行くのも松葉杖ついていくような状況でしたが、ボチボチと自分でリハビリをして、まあ山歩きは無理ですがヨタヨタ何とかメタボ対策の散歩ぐらいはできるようにリなりました。最近大人気の大文字山ぐらいを歩いて気を紛らそうとゆうことで敦賀の野坂岳に行くことにしました。
なぜ野坂岳が大文字山なんやとお叱りをいただくのは当然ですが、地元の方が日々足繁く通われる山で1時間ぐらいで登らないと恥ずかしいらしいです。もちろん無雪期でしょうが冬季は常連さんは長靴でわら縄を巻いて登られます。
もちろんオヤジはそんなわけにはいきませんので、アイゼン、ど大層に、10年以上前に買った特売のスノウシューを(これがまたデカイ~)をもって登ります。
今回はさすがにカーチャンが心配して「無理したらアカンでなんかドジッても知らんからな」とくぎを刺されました。でもおにぎりはちゃんと作ってくれました。カーチャンありがとう。今日はコンビニにも寄らないのでありがたいです。
5時半ぐらいに出発して毎度の湖西から高島、敦賀へ、途中の県境の峠ぐらいからエライ道路の傍の雪かきをしたあとの残雪が半端な量ではなく滋賀県北部の大雪の報道が、ホンマやあ~と今更ながら実感しました。何とかノンストップでいこいの森に着きましたがいつもの最上部の駐車場には行けませんでした。大分頑張りましたが冬用のタイヤだけでは無理で4駆かチエーンを巻かないと無理な状況でした。
県境の峠豪雪がしのばれます | R27付近から見る野坂岳 |
少年自然の家の下の駐車場に2台ほど福井NOの軽が停まっていました。オヤジも並んで駐車します。ヨタヨタ準備をして8時過ぎに出発です、おそらく登山口まで30分ぐらいはかかると思いますが仕方ありません。御大なんかはJR栗野駅から歩いて登られるのですから贅沢は言えません。
ボチボチと行きますかーいつもの駐車場より大分したからです。チンタラチンタラ、先ずは膝の具合と相談しながら歩きだしです。
ボチボチと行きますかー 駐車場より大分したから |
少年自然の家の前を通過して毎度の登山口到着はやはり30分ぐらいかかって9時前になりました、林道はもう完全に積雪がしっかりとあります、初めて登山口でアイゼンを装着して進みます。
少年自然の家の前を通り | おなじみの登山口到着です |
今回のもう一つの目標、膝を痛めない山歩きの方法、初心者オヤジはもう一度勉強しなおしです。ゆっくりと林道を進みます。途中沢沿いの例のトチノキ地蔵に向かう登山道から左に外れてトレースがあります、とゆうよりそちらがどうも本線見たいです。オヤジも左に向かいます。
林道は今までで一番積雪量です | 冬道分岐、直進トチノキ地蔵 左の斜面にむかいます |
陰気な植林の谷筋から急登でどうやら電波塔の尾根筋に向かうみたいです。今回ここが一番吹き溜まりになっていて苦戦しました。何とか尾根筋に出て電波広場に向かいます。
途中で上部から男性が降りてこられました、一見して地元の方だとわかります。挨拶をして「こちらから登るのは初めてなんですが、いつもはお地蔵さんのところから来るのですが」「こちらは冬季コースで積雪の量でどちらを選ぶかですわ」「今日みたいに多いと沢沿いは危ないので絶対にこちらからです」と教えてもらいました。
「どこから来たんやあ?」「はい京都からです」「へ~そらまた遠いところから、まあここからが急登で一直線で稜線までが正念場、山頂の小屋に仲間がいるから小屋は開いている。ゆっくりと行きや、トレースがあるので迷うことはない」とアドバイスをもらい、やがてなじみの電波塔広場に着きました。
尾根に乘りました、しんどかったあ~ | 電波塔広場到着です |
さー本格的な急登の始まりです、今のところ膝は何とか頑張ってくれています。スノウシュウーに履き替えも考えましたが、前回稜線で出たところで履き替えてかえって登りではキツかったのを思い出し、今日は下山までアイゼンで頑張ることにしました。
さー急登に向かいます。いつもながら厳しい~ | 老いぼれ頑張っています。首下げ過ぎ~ |
山頂が見えてきましたー |
ようやく急登が終わりました | 霧氷ですかー |
いかにも重そうな着雪です | 尾根に出ましたあ~ |
喘ぐこと約1時間何とか稜線に乗りました、思ったより展望が開けて(今日は曇り時々雪か雨)の予報でしたから納得しながら山頂へ。
晴天だったらもう少し綺麗に | さー最後の急登で山頂へ |
ヘロヘロになりながら山頂とうちゃこ~は12時です~。約一か月のブランクは大きく無雪期一般の登山者2時間半(地元の人は1時間)ですが4時間掛かっての登頂です。何とか膝も大丈夫みたいでヤレヤレです。
野坂岳 山頂です |
山頂避難小屋とうちゃこ~はーシンド | ちょっと前を掘りました |
山頂記念写真 |
先ずは小屋に入ってと思ったのですが、開きません、誰かおられるとゆうことでしたが姿が見えず戸が凍てついているのでしょうか、傍に置いてあるスコップでこじ開けるようにして何とか開けることが出来ました。
途中で遭った地元の人の「小屋は開いています。」とゆうアドバイスが無かったらあきらめたと思います。リュックを小屋におろして山頂でヘタクソ写真を撮ります、残念ながら今日は360度の展望とはいきませんまあ降られないだけでも良しとしましょう。
ガスの切れ間から、これはこれで面白い | 小屋の扉をスコップでこじ開けて中へ |
小屋に戻ってゆっくりラーメンタイム約1時間、アイゼンからスノウシュウーに履き替えて下山です、はたして膝にどれぐらいの負担がかかるかです。
さ~下山です。膝が心配です | 10年以上前に購入したスノウシュー |
結論からゆうとトレースのあるところを下るのは膝への負担が大きく、本来のシューの歩き方トレースのない所を歩くのが膝への負担は軽減される感じでした。
稜線からのアングルです |
まるではめ込みパズルみたいです |
もっと膝への負担があるか心配しましたが何とか下山できました。もちろんゆっくり、ユックリ、登りと同じくらい時間をかけて降りてきました、履き替えるのが邪魔くさいので結局、少年自然の家までシューで降りてきてシューを脱いで小脇に抱えて駐車場に戻ってきました。
時刻は16時を回りちょうど8時間かかっての歩きとなりました。まあ今回は特別に膝をかばいながらの歩きでしたので、まあこんなもんでしょうか。(フンヘタレが無い言い訳してるのやあ!)今回は出てこなかったのに最後に出たなあ~。
戻ってきましたが、エライ沢山の車が停まっています。隣に停まっていた車の方に聞くと森林組合の人たちが松くい虫の消毒の作業をしておられたみたいです。(へ~冬にするのかあ~大変やなあ~)。
いつもの駐車場付近、さすがに今日は | 隣にたくさんの車が |
さて今回は膝が痛くならないかドキドキの神様、仏様頼みの歩きでしたが(そんなときだけおすがりするなあ!)何とか前回の愛宕や堂満の報告を書いている時とは違って膝の痛みがなくこの報告を書けていることに 感謝 感謝。
【 記:洛西オヤジ 】 |