国見峠駐車場正面夕日のを浴びる伊吹です
初心者オヤジ気の迷いで取り付いたコース、マップなし(見てもわからんやろ)下調べなし(いつものこっちゃ)スマホナビ(使い方わからへん~)なんでこんなとこ来たんやろ~(知るかあ!)。
今日は洛西オヤジです。何とか一日空いたのでしばらく行っていない伊吹方面特に国見峠から北尾根の花がどうかなあ~などとガラにもない事を考えていくことにしました。滋賀県側からの林道国見線はしばらく通行止めが続いていたので珍しく長浜の土木管理事務所に確認、林道の為情報がなく役所の方もなかなかわからず大変でしたと。
最近国見峠まで視察に行ったとゆう人がおられて、行けるとの事になりました。ただ念のため国見峠検索でナビを入れて確認したところ、以前は滋賀県側からの案内が今回は岐阜県側からになったのは驚きました。
ナビが阿保なのか、少し前の情報を反映しての案内か、とにかく少しゆっくり目に6時過ぎに出てチンタラですが、案の定林道へのとりつきを通り越してしまいウロウロ(もうアカンなあ~何回来てるんや)いやほんまわかりにくい、途中イチビッテ写真など撮っていたので9時頃に国見峠とうちゃこ~となりました。さすが天気ピーカンの日曜日は沢山の車が停まっています(といっても4台でしたが初めてですこんなに停まっているのは)。
定番いざ伊吹へ | ここがわかりにくい~大概通り過ぎます 林道右へ |
林道朝日のススキ |
今日の花はツリフネソウとこれだけ |
ほなボチボチ |
準備しているともう2台一宮Noの車が入ってきました。男性2名女性1名いずれもお若い感じで身軽なリュックでさっさと出発していかれたのですが、それが北尾根国見岳方面ではなく反対の斜面にとりついて行くではありませんか。
以前から気になっていたのですが確かにしっかりと踏み跡があり、どこ行くのやろな~ちょっとついて行ってみるかあ~、どのみち今日は伊吹までは無理だと思うのでちょっとだけのやじ馬根性でいつもとは反対の斜面に取り付きました。
(適当なところで戻って北尾根に行くつもりでした)ホンマええ加減な、帰って調べてビックリとんでもない縦走コースで奥伊吹スキー場のほうまで伸びるルートでした。だいたいオヤジが持っている伊吹のマップは2006年版の山と高原地図しか見たことがないので国見峠から北側は見ていないのです。
(信じられんわ!)とにかく最初からエライ急登でとんでもないとこやなあ~まあ適当な展望の良いところで引き返すかあ~などと思いながらヨタヨタ進みます。そのうちに珍しく先の3人組に追いついて、なんかワイワイ、インスタ用の写真?なんか撮っているみたいで「今日は、この先どうなっているのですかあ~」「私たちはこの先の虎子山までいって戻ります、その先もズ~とあるみたいですよ」とスマホのナビを見せてくれました。
国見峠予定は右に(国見岳方面) 行くつもりでしたが |
左の急斜面に取り付きました |
え~そうなんですか~どうやらとんでもないコースで北尾根の続きみたいでスキー場のほうまで伸びているみたいです。ま~何もわからずにいちびって後をついてきたのですが、やがて三人が言っていた虎子山に着きました。ほんの軽い気持ちで取り付いたのですが時刻はもう10時を回っています。乗鞍で持てなかった看板の恨みを晴らすように(しょうもない!)看板嬉しそうに持ってシャッター交換します。
虎子山とうちゃこ~1時間以上かかった~ |
その後三人はすぐに元来た道を戻っていきました。伊吹に向かうそうですがオヤジはなんだか邪魔くさいとゆうか、行けるところまで先に進むかあ~とゆう気分になりました。12時まで進んだところで引き返す、と決めて先に進みます。幸いしっかりとした踏み跡、テープも適格なポイントにあります。ま~オヤジでも何とか進めそうです。
テープ頼みでヨタヨタ展望全くなしー |
遠く前方に笹刈山(この時はわかりません) | えらい大きなお風呂です |
約2時間ようやく雰囲気が変わってきました |
天気はピーカンです |
ただ行けども行けども花は無く展望もほとんどなくだんだん気分的に疲れてきました、尾根歩きのアップダウンが続くので戻るとなれば同じだけアップダウンをしなければなりません、しかし男が行と決めた以上12時までは先に進みます(しょうもない男やなあ~)。
やがて周りに笹原が現れ展望も少しは開け前方にいくつかのピークが現れました、やはり相当先まで伸びるコースみたいでもちろん最後まで行くのは無理です。
笹の原を通り抜けて | 正午です正面のピークで ストップとしましょう |
ちょうど正午ごろ前方にひときわ開けた雰囲気のピークがあり笹原が切り開かれたような急斜面があります。この先のピークで引き返すと決めてヨタヨタ急斜面を登ってやがて初めて360度の展望が開けたピークに出ました。
笹刈山とうちゃこ~ |
南の方面奥は鈴鹿山系かな? |
北の方面正面がブンゲン(射能山) これもあとでわかったことです |
傍にいかにも手作り~とゆう案内板に笹刈山となっています。時刻はもう正午を回っています。(よし~ここまで~ラーメン、ラーメンお昼御飯~。
ラーメンタイム~ |
ラーメン炊いて食事をしていると前方の斜面から男性2名女性1名の今度は少しご高齢の3人組が(流行ってるなあ~)現れました。
まさか他にコノコースを歩いている人がいるとは、3人も同じことを考えたみたいで「うわ~今日初めてです他の方と逢うのは」とゆうことですが、やはり国見峠から先のブンゲンとゆうところまで行って戻って来たとゆうことです。
約30分ぐらいで着くらしいのですが、あとで調べたところではその先やはり30分ぐらい進むと奥伊吹スキー場最高点があるみたいです。
やはりえらいルートみたいですがオヤジはもちろん引き返します(フンへたれ行かんかい)いやいやこの先往復に2時間半~3時間以上の時間をかけるとあのアップダウンを考えると老いぼれにはキツ過ぎます。食事を終えて来たコースを引き返します。
珍しく三人組に追いついて先に進むことになりました。先にも書きましたが花があるわけでもなく展望もイマイチ、黙々と戻りますただこれから秋が深まると、よい雰囲気のコースかもしれません雑木が多くもう早くもちょっとそれらしい雰囲気は感じられます。
ヨタヨタ戻ってきました、虎子山に向かう登り返しが一番キツイ~顎を出してヘロヘロ登り、もちろん足元だけ見ながら登っていると何か右手の方にウオウオとゆうような息ずかいがあり黒い物体が斜面を猛スピードで転げるように下っていきます。
来た道をヨタヨタ引き返します | 虎子山への急登 クマさんがウオウオ転げながら降りて |
かわいそうにもんどり打ってそんなに急がんでもええのに、ご多聞にもれずクマさんでした、急登で下を向いていたので全く気が付きませんでし。ただ後から来る3人組さんがまともに上から転げるように熊が落ちてくるのと遭遇したらパニックになるのではと思いましたがまだ登ってくる気配がないのでま~大丈夫でしょう。
熊さんは何度も遭遇していますがそれほど怖いと思ったことはないのですが、一度だけ蝶ヶ岳からの下山で子ずれのクマサンに追いかけられたゆうか威嚇されたのは怖かったですが、それ以外は知らん顔していれば友達みたいなものです、(友達やのに知らん顔かい!)むしろ猿の軍団の方が恐怖を感じます。
虎子山から伊吹を正面に見ながら | ブナの木が多くしばらく厳しいくだり |
それはともかく何とかヘロヨタで虎子山に戻ってきました。一度リュックを降ろして休憩です。しばらくヘタレていましたが3人組はまだ戻ってきません、まあー熊さんに食べられたゆうことはないでしょうが(阿保かあ~何考えてるねん此処は北海道か~ヒグマちゃうのやあ~)。
さてもう少しで戻れます、登ってくる時キツイなあ~と思いながら登った急登を慎重にヨタヨタ下ります、ちょうど16時頃に下に国見峠の祠の屋根が見えました、やれやれ思わぬコースに結局7時間ほどヨタッテいたことになります。
国見峠に戻ってきました |
車に戻って着替えなどしていると国見岳の方から朝虎子山で分かれた3人組いや2人になっていました若い男女が降りてきました。どうやら後の一人は虎子山から下りてきて帰ったみたいです。
「伊吹まで行けましたか」「いや途中までで戻ってきました」「そうですかどのみちドライブウエイは歩けないのでヒッチハイクをしないといけないので、」「そうなんですか」「はい、ところで花は咲いていましたか」女性が「ほとんどなかったです、白い花が少しだけでした」。
「白い花?」花音痴のオヤジにはよくわかりませんが、そうしているうちに今度は虎子山の方から例の3人組が降りてきました、「熊さん転げ落ちてきませんでしたかあ」「え~熊がいたのですか」「はい虎子山手前の急登の斜面でえらい慌てて下に向かったのでどうかなあ~と思っていたのですが」。
滋賀県側の林道を県道40号へ戻ります |
オヤジは又温泉に寄って帰ろうかなあーとも思いましたが日曜日で混んでいるだろうしいつもの長浜からさざ波街道、琵琶湖大橋、湖西の高速節約パタ~ンでで帰宅しました、「カーチャンただいまあ~」は20時過ぎ思わぬ行きがかりとゆうか縁あって、(あるかあ!)みたいなもので未知の山域に行くことになりました。まあそれなりに今日も一日無事に歩いてこられました。 感謝 感謝。
【 記:洛西オヤジ 】 |
■ 追記。
正確には国見峠奥伊吹スキー場品又峠縦走コースとゆうらしいのですがイマイチわかりません。ただ踏み跡もしっかりとありガイドテープもありますが、ところどころ尾根の切り替えがあり落ち着いてガイドテープ、踏み跡を確認しながら行けば問題ないのですが、オヤジのようにボケーと歩いていると同じぐらいの標高の比良山系で徘徊するより厄介な事になるかもです。