京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

高千穂峡
2023.03.05

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日本一長い佐田岬半島
(帰路の飛行機からはわたしのあこがれの地 、
佐田岬半島がくっきりと見え、窓にしがみついていた。)

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日程:
・2023.3.5(日)快晴  ikomochi、 M、

コース:
・3.3 伊丹空港→熊本へ=3.5 9:00熊本~12:30高千穂峡~15:00高森峠~南阿蘇~16:30熊本空港

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紀行


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 熊本での勉強会直前、なんと2月20日にコロナに感染。喉が痛いからひどくならないうちにと耳鼻科受診したらPCR検査され、陽性だから自宅待機ねと言われ、びっくり仰天。薬を出してもらい蟄居生活1週間、おかげで疲れも回復して予定通りに熊本に出発した。

 1月の時と違い快晴で、遠くに白く輝く峰々を眺めながら瀬戸内海を飛び、わくわくの飛行機だった。阿蘇山上空にくると、これもまた初めて見る阿蘇山の全景と中央に噴煙を上げる中岳の姿。

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遠く冠雪した紀伊半島の峰々を望む しまなみ海道と冠雪の石鎚連山

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噴煙を上げる阿蘇中岳と外輪山
九州の背骨を望む
阿蘇山を望む

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ホテルの窓から東の山波を望む

 翌日1日掛かりの勉強会は無事終わり、5日には高千穂峡に行ってみようとなった。9時過ぎ、ホテルを出て国道445をひたすら走る。途中、工事中の九州中央自動車道にナビが誘導するので無料の高速を走る。

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上益城マップ

 先日通った国道218で山都町の人形浄瑠璃清和村を過ぎると、道路のわきにはキャンプ場や天文台の看板が多くなり、いよいよ山深くなった。峠はどこだろう探す間に、整備された大きな橋を越え、谷に沿って下ると川の流れは逆向きになっていて分水嶺を越えたようだ。

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清和文楽館 高千穂峡へ

 かつての日向往還はもっと険しかっただろうけれど今ではなんなく峠を越え、日向灘延岡に達する五ヶ瀬川の源流域を下る。高千穂町は想像していたよりも開けた土地で、明るく穏やかな空気に満ちていた。とりあえずは高千穂峡へ行こうと指示通りに谷に下ると、既に駐車場は満杯で上のほうの第2駐車場に誘導された。

 幸いに第2駐車場からは直ぐに遊歩道に出て、峡谷沿いの道を歩く。1月末放映のブラタモリで高千穂峡は予習してきたものの、見てびっくり来てびっくり。百聞は一見に如かずとはこのことです。阿蘇山大噴火の火砕流がゆっくり冷えてできたという柱状節理の柱、ギリシャ神殿の柱もかくやのどっしりとした美しさ(ギリシャ行ったことないけど)。狭く深い谷川の水は美しいエメラルドグリーンで滔々と流れ、いやあ 来てよかった。

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高千穂峡谷 柱状節理の谷

 乗りたかったボートは2時間待ちというので諦めて、近くの食堂で山女魚のお刺身を食べました。美味しかった。まだ3月なのにこの人出ではGWなんかはとんでもない混雑なのだろうなと、橋の上から真名井の滝を眺めたのでした。機会があればぜひぜひ一度ご訪問をお薦めです。

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渓流名物山女魚

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高千穂峡マップ

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玉垂の滝 立派な柱状節理が続く

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真名井の滝 ボート乗りたい
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真名井の滝 待ち時間2時間のボート
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高千穂峡案内 ハタザオ
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いぬふぐり  不明
(ユっキーさんの見立てでは
さつまいなもり です)
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仙人の屏風岩 7キロ続く峡谷

 もう一つの垂井の滝を眺め駐車場へとぶらぶら上っていくと、旗をもったガイドさんの後ろに続く団体ご一行が次々にすれ違う。狭い谷間にはスペースがないので、大型バスは上の方の国道わきに駐車場があるらしい。ご苦労様です。天岩戸神社に行くには時間がなく、高千穂神社に立ち寄ってみた。さほど大きくはないが大きな杉のご神木に囲まれた境内は素朴で神々しく、頭を垂れた。本殿横には夜神楽奉納の神楽殿。夜神楽に一度来てみたいけれど日帰りでは無理やなあと話し合うことだった。神社から高千穂のメインストリートを通って熊本へと引き返す。

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高千穂神社 毎晩夜神楽奉納

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高千穂の町 高千穂の街を抜けるとそびえる峰々

 天岩戸のあるようなところでとっても山奥のとっても山の上の狭く険しい土地かと先入観を持っていたが、なんのなんの立派な商店街や宿屋が立ち並び、開けた斜面には水田が広がる、そんな場所だった。 ただよう空気がのんびりと温かく、関西に近かったらここに住んで仕事したいなあとM。

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祖母山

 国道325を高森へと向かう。高千穂町の役場を過ぎ目の前に突然現れた山。山頂がとんがってそびえている。そして、道のカーブを曲がるごとに近づいてくる山々、えっこれって写真でみたことのある山の形だ!慌てて山マップを検索すると、おおーここは名に聞く祖母山の一帯ではなかろうか?この先から林道を行くと登山口もありそうだ。

 これが九州の尾根という脊梁山地か!と大興奮で窓外を流れる景色に目を凝らす。道は高度を上げ、尾根の見晴らしの良い場所で車を止めて写真を撮った。残念ながら後続車が多くゆっくりしていられなかったが。祖母山は、突き出た山頂が連なる独特の山容だった。山奥深く私の手に負える山ではなかろうけれど、一度歩いてみたいものだ。

 阿蘇外輪山から高森へと下る高森峠から南阿蘇が一望できた。しかし、なぜか黄色いガスに覆われている。天気は良いのになあ と考えていて気付いた。これって阿蘇の噴火ガスやん。

 鹿児島の桜島はしょっちゅう噴火するけれど、噴煙は1117mの上空に噴きあがり大気中へと流れていく。噴火ガスの多い時や風向きが上空から下向きの時には麓に煙が流れてきて、鹿児島市内も降灰や亜硫酸ガス異臭の騒動になる。阿蘇は1592m、山に接近している高森町も火山灰に覆われてたいへんそう。異臭はないのか。

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高森峠から噴煙に覆われた南阿蘇

 峠を下って阿蘇山と外輪山に囲まれた南阿蘇の山裾を、直線的に造られた国道を走る。冬枯れの黄土色の山肌が一面に広がっている。ここを野焼きするのだろうか。足元の平野部に集落が点在して田畑が広がる。時折登山道らしきものが斜面に見え、山に上っている。歩いたら気持ちよさそう。まだ観光シーズンではないのだろうか?閑散とした南阿蘇を通り抜けて空港に向かった。

 帰路の飛行機からはわたしのあこがれの地、佐田岬半島がくっきりと見え、窓にしがみついていた。日本で一番長い半島、地図でみて豊後水道に突き出た形がいつも不思議だったのが空から発見してすっかり虜になった。いつの日か上陸してみたい。天候に恵まれた今回の旅は、たくさんの山々を眺めることができて大満足だった。

 帰宅後、気になった祖母山のことを調べた。地図を買い本を探していたら、「祖母山」という本があった。早速取り寄せたら、その本がまた素晴らしいのなんの。西日本新聞社が発行している季刊のぼろという雑誌の2018年版22号で、祖母山のすばらしさをいろいろな角度から取り上げ、さらには小鳥や花や野仏やと多彩な記事が満載。これはすごい本や!とさっそく調べたら過去の号も売っているので気になる特集を取り寄せた。

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のぼろ

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noboro  noboro記事

 年末に福岡県の谷で本の編集長が遭難死との記事を読んだ記憶があったが、こののぼろの編集長であった。そして、今年春でのぼろは40号で一旦定期発行を終了し新しい企画になることも。のぼろに記事を寄せているガイドの徳永哲也さんが「登山力アップの強化書」の著者であることも。

 今回の旅は季刊のぼろとの出会いの場でもあった。関西にもこんな山好きのための総合誌があれば定期購読者になるのだが。京都新聞社さん 企画しませんかねー

 「登山力アップの強化書」遭難予備軍とよばれないための必読書、山登りの基本からノウハウも、もっと山を楽しむための指南書。初心者からベテランまで、大事な点はしっかり押さえたとても読みやすい本です。なにより著者徳永さんの山を愛する気持ちに魅せられます。

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登山の基本教科書



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