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山中町からの無動寺参詣道(2)(尾根道)
2023.04.10

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堂々とした尾根道

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日程:
・2023年4月10日(日)   晴                長岡山人

コース:
・一本杉・叡山閣精華大跡、南尾根を下山開始1200ー鉄塔、展望あり1250ー登り口探索1315ー(15)ー北谷川砂防ダム1330ー山中バス停1350

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 山中町からの無動寺参詣道は、前記(1)谷道のほかに、尾根をたどる道があるとされている。(末尾に参考ホームページを記載)。

 登り口を発見するのが至難と思われたので、上から降りて、登り口を発見する方法を取った。したがって、写真は、逆に並べて、下から登ったように記述している。山道の写真は上から撮ったものである。



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 山中バス停から旧道を進んでいくと、集落の中程に、北谷川が流れ込む場所があり、そこから北に細い道が登っている。集落を抜け、バイパス道の下を通り、登っていく。

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北へ曲がる角

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バイパスの下を通る道

 集落を抜け、登っていくと、北谷川の大きな砂防堰堤がある。

 本来なら、道は川に沿って付けられていたのであるが、堰堤の建設により、その西側に迂回して付け替えられた。(地理院地図と異なる。)急な道を登り、堰堤を越えると、川の反対側の山手に、荒廃した3段の棚田跡が見える。その右側の奥に登り口があるのである。

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堰堤の左を登る

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対岸に棚田跡

 登ってきた道の右側に、河原に降りる道が分岐しており、河原に降りる。川まで降りると、コンクリート橋が付けられており、それを渡る。

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この右に降りる道がある

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コンクリート橋を渡る

 橋を渡ったところに、はっきりしないが、棚田によじ登るかすかな踏み跡が発見される。足を踏みしめて、それを登り、棚田跡まで登りつく。そして、歩きやすいところを選んで、東側の奥に進んでいく。

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棚田への登り場所

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棚田跡を進む

 植物が生い茂っている時期は、棚田跡は進みにくいかもしれない。その時は、橋を渡ったところから水平に、白川砂が溜まったダム湖の際をぐるっと回って、登り口にたどり着ける。貯水量が多い時は水没しているかもしれないが、このルートが簡便である。

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砂の堆積地を進む

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河原から登り口への地点

 登り口には、ピンクテープと、送電線監視路案内板があるが、下からでないと分かりにくい。 ここまでが苦労の大半で、あとは明瞭な山道である。

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ピンクテープあり 火の用心の案内板

 道は尾根に忠実につけられている。尾根道は概して保存が良いだが、ここもよく残っている。

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登り口から道は太い

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立派な道が続く

 H=400mに鉄塔があり、周囲が刈り払われ、比叡平方面の展望が良い。

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送電線鉄塔 鉄塔横の見晴らし場所

 登りは一方方向だから間違えにくいが、降りてくるときは、H=540mとH=450mに方向転換点があり、踏み跡が薄くなっているので、慎重に進むことである。

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歩きやすい道

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太い道が続く

 H=560mに小ピークがあり、ここは東に巻くが、ここが全行程で一番道が薄いので、歩きやすいところを登っていくこと。次第に道は急になり、その先に、精華大施設跡(叡山閣跡)の南に飛び出た四角い建物にたどり着く。

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最後に傾斜は急に

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建物の姿が見えてくる

 その東脇を登ると、一本杉のすぐ西に登り付く。建物は荒廃しているが、所有者のある建物なので、注意して敷地脇を通過すること。その後は、ドライブウェイ脇と東海自然歩道を通って、無動寺に参詣することになる。

 この道が参詣道であることは、以下のホームページで知った。

 「比叡山系を歩く」 https://hieisankei.net/stage04_01.html

 しかし、この道を歩いて感じた疑問は、参詣道を示す標石も仏石も、全く見当たらないことである。山仕事の道としては規格品以上の太さと風格があり、保存状態も良く、長年、人々が歩いたことはうかがわせるのであるが。

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参詣道 位置図

                          【長岡山人 記】



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