京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

比良 武奈ヶ岳
2023.04.02

武奈ケ岳 山頂とうちゃこ~


日程:
・2023.4.2 (日) 晴れうす曇り   洛西オヤジ  親父の山歩き報告NO363

アクセス:
・湖西道路―イン谷ワンゲル登山道入り口に駐車

コース:
・大津ワンゲル道―釈迦岳―カラ岳―八雲ヶ原―イブルキノコバー武奈ヶ岳山頂―パラダイスコースー八雲ヶ原―北比良峠―神璽谷―イン谷口



 初心者オヤジ冬眠から目覚めてなどと前回書き込みましたがまだ夢現で正午になっても山頂に着けませんでした~。

 今日は洛西オヤジです。人間の体力は落日のごとく衰えてしまいます。朝に紅顔ありて夕べには白骨となる(何おゴチャゴチャゆうとるねん親鸞さんに怒られるぞ!)は~情けない~と思いながら報告させていただきます。

 久しぶりの武奈にヨタヨタいつものワンゲルからです、日曜日とゆうこともあり8時前のイン谷にはすでに何台も車が停まっています。

いざ比良へ~ ほなボチボチ今日もよろしく

あら~新しい看板 先ずはツツジちゃんお出迎え

 今回はワンゲル取り付きと決めていたので登山口の入り口に何とか停められヨシヨシ、ヨタモタ準備して新しい看板に見送られて7時半ごろスタート、オヤジとほぼ同時に男性一人、女性二人のグループが先行、アットゆう間に視界から消えていく。

 オヤジはヨタヨタ、めちゃ体が重い~そりゃそうやわなー前回訓練歩きとかイチビッテぬかしていましたが、ほとんどそのあとも食っちゃ寝日常やもんなあ~体重も減らへんし、血圧も高いし、血糖値も(うるさい!どうでもええのんじゃ~お前のヘタレごとは皆さん飽き飽きしたはるのじゃあ~)。

 へろへろ、ヨタヨタいつもの謎の石組ポイント1時間以上かかりました~、もう帰ろうかなあ~今日は体調不十分やわ、(知るかあ!ゴチャゴチャいわんとさっさと行かんかい)鬼!しんどいゆうてるやんか。

謎の石組直下 小松山荘道分岐に乗りました

この辺りだけに咲いていました イワウチワ

相変わらず厳しいイチョウガレ

 小松山荘道出会いまでもう死に物狂いで(阿保か、ここからやろが正念場は)はいそうなんですが、意識朦朧イチョウガレ(危ないやっちゃなあ~)イチビッテ二往復したのは夢の夢あれは昔のまぼろしか、(辛気臭いやっちゃな、どうでもええのんや)。

 イチョウ枯れの手前で結構ご高齢のおばちゃん(失礼)がオヤジを追い抜いてイチョウガレをいとも軽々登っていかれました。

 結局釈迦岳到着は何と3時間もかかってしまいました。以前は2時間ぐらいだったような気がするんですが(覚えてへんのかい)はいそんな記憶も薄れつつある状態です。

やれやれ釈迦岳駅舎跡登山道に合流

釈迦岳とうちゃこ~3時間もかかったあ~

 カラ岳から八雲へ向かいますがもう下山してくる登山者がおられます。「釈迦岳にいかれる手前にバイカオウレン沢山咲いていますよ~」などと、己は見る余裕もない癖にイチびりコメント(阿保かあ!それがイチビリお節介ゆうのんや!)中には八雲から山頂行かずにこちらにきましたとゆう高齢のご夫婦は「釈迦はスルーして駅舎跡でおりるつもりでしたが、頑張って釈迦岳に行きます」とおっしゃっていました。

カラ岳への登山道に沢山咲いていました
バイカオウレン

定番アングル あらここでも新しい看板が

 ね~こんな老いぼれでもチョットは人の役に立つこともあるのです。(しょうもない!かえって迷惑やわ)カラ岳のあたらしい看板見ながら八雲へ、以前からこわごわ通っていたザレのポイントいよいよヤバイ事になっていました。

 どうなるのかなあ~(お前ボランティアせいよ)いえいえそこまでは、もう少し若ければ何とかやってみる気持ちは十分あるのですが(ふんしらこいええ加減な事言いやがって)さて何とか八雲に着きましたもう11時を回っています。

これはヤバすぎます。カラ岳八雲間の登山道

八雲ヶ原で~す イブルキ経由でいきま~す

 正面ゲレンデパラダイスを直登はしんどいし、イブルキ周りだと約1時間か・・・山頂はやめるか(阿保か今日は久しぶりに山頂行くと決めて来たんやろ、男がいったん行くと決めたら槍が降ろうが地震津波が来ようが行かんかい!)山で津波はないやろ、無理しても、それが事故のもとになるのやけんどなあ~はあ~ホロヨタホロでイブルキに向かいます。

ひっそりとけなげに咲いています
ショウジョウバカマ
登山道の残雪アイゼンもってきてな~い
(阿保かあ!大層にゆうなあ!)

 オヤジを追い抜いて行かれた若い男性スマホ見ながら右への取り付きポイントそのまま正面の沢を登っていかれるので「あの~そこからも行けないことはないですが登山道はこちらですよ~」(いらんお節介するなあ~ちゃんとBTなんとか見ながら歩いてやはるのやんか)そうかて「あ~すみませんと言って戻ってきやはったで~」その青年そのあとはなぜかオヤジを追い抜かずについてこられました。

 ようやくコヤマの分岐についてもうひと踏ん張り今日もラクチン冬道で(何が楽なもんかい)最近は積雪あるなしにかかわらずこちらが定番になっていますね~。

コヤマノ岳分岐に着きました あと少し~冬道出来ました

 何とか12時半ごろに山頂とうちゃこ~ドテ!バタン!あまりのしんどさに登頂の喜び無しー展望も無しー霞んでいる~おまけにさ~ラーメン炊いて、ありゃ~バーナコンロ入ってない~ラーメン炊けへん~(あ~あちょうどええやんけ昼飯なし!食うな!ダイエット)鬼!。

 仕方ないないのでコンビニおにぎり2個、メロンパン1個だけで(それで充分やろどんだけ食うつもりやあ!そら肥満、メタボ、自業自得やあ!)ヘタレテ動けません~ボーと霞む琵琶湖を見ながら情けない自分の体力を悲しみます。(おーおお涙頂戴かい)。

武奈ケ岳からイマイチの展望ですがそれよりメシメシ
(あさましい~)

コヤマノ岳見ながらおにぎりいただきま~す
ラーメン炊けへん~ショック

 小1時間ヘタレテヨタヨタ下山にかかります、迷いましたがパラダイスで戻りましょう、金糞から堂満経由も考えましたがしーちゃんの報告で北比良がおもしろそうだと教えてもらったので今回は北比良峠激落ちにむかいます。

 途中八雲から熊さん道で北比良に向く途中湿原のいる口あたりでもう終わりかけの水芭蕉が見られました、もう少し湿原を探すと綺麗に咲いているのがあるかもしれませんが湿原の中をウロウロしたらそれこそ皆さんの逆鱗に触れてしまいますので手短なところでパシャ!(そうそう当たり前や)。

パラダイスコースお馴染みのアングル 再び八雲ヶ原デース

かろうじて咲いていました水芭蕉

北比良峠広場で皆さんおやつタイム お久しぶりご挨拶冬は寒かったでしょう

 北比良峠では日曜日ですね~皆さん琵琶湖を眺めておやつタイム~オヤジは食べるものがないので~そのまま進みます。(グスン!)(自業自得や)さてダケ道分岐から神璽谷へ強烈激落ちです。しーちゃん報告通りウチワ、ショウジョバカマ岩ナシ(2輪だけ見ました)バイカ、など拝見させていただきました(しーちゃんありがとう)。

 (しーちゃん私が植えた訳ではない!とゆうたはる)そやけど全く花オンチのオヤジは何處に何が咲いているか全くわからへんやんか、ハイハイ後は神璽谷のくそ歩きにくい登山道を(ホンマワンゲルの方が歩きやすいといつも思うのやけんどなあーしーちゃん凄い)チンタラ、ヨタヨタ戻ってきました。

ガンダム?中世の騎士、左は大魔神 神璽谷偽の北比良峠取り付き、よく間違う

イワウチワ てんこもり

バイカオウレン

ニシキゴロモ

イン谷に戻ってきました~
いつものキブシが出迎えてくれました

 17時やんかあ~下山の方が時間かかっているかな?まあ同じようなもんやな~(信じられんわ10時間近く何してんねん)(しょうがないやんか歩けへんのやから)。

もう誰もいな~いオヤジが最後 今日も無事に戻ってこれました
ありがとうございます

 車に戻る前から何やら上空にヘリがウロウロ、何かあったのかなあ~前方よく見ると、おわあ~ああ~ナンヤ消防車救急車沢山停まっている~ちょうどイン谷バス亭のところ車にのりこみ戻る時に見るとどうやら本物、武兵峠で見た時と同じ本部設置されている。

 恐る恐る警察官に聞くと救助要請があり現在携帯がつながっているとの事、傍で「ヘリの音は聞こえますか!どちらの方行から聞こえます!」と大きな声で通話中もう日没が迫ってきているので救助隊の人も必死です。オヤジはご「苦労様です」と声を掛けてその場をそっと離れます。いやあ~大変ですね。

えらい事になっています~ 緊張感漂っています

 自力で下山できないとこんな大事になるのですね~(そやでー心しときや、迷惑かけたらあかん!あんたは可能性大やから)わかりました!気おつけます。カーチャン連絡湖西が又混んでいると思うのでゆっくり風呂入って帰ります~お馴染み比良トピアに直行、ゆっくり入って帰ってきましたカーチャンただいまあ~は20時前になりました。

夕焼け小焼けで日が暮れます~

 しかし今回の山行、あまりにも基礎体力の衰えに愕然として情けない、寂しい~思いがオヤジを襲いました。歳をとるとゆうことは自分の想像をはるかに超えた速さで迫ってきます。今後は一回ずつの山行が冥途の旅の一里塚となります。無事にたどり着いた今回の一里塚に  感謝感謝。

【 記:洛西オヤジ 】





    『 西行の残花あるべし山のぼる  理恵子 』

    (この句の山にしては比良は厳しすぎますが)。










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