京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

比良 武奈ヶ岳(御殿山ルート)2023.01.07
親父の山歩き報告 NO.354

2023年初登頂


日程:
・2023年1月7日 (土)    洛西オヤジ単独

アクセス:
・大原経由R367で坊村登山者用駐車場

コース:
・御殿山コース(冬道経由)で武奈ヶ岳山頂完全往復


 初心者オヤジ、2ヶ月半振りの山行は、雪中行で武奈ヶ岳となりました。



 今日は洛西オヤジです。諸般の事情で昨年10月21~22日と新潟の越後駒ヶ岳、中岳、に行って以来の報告となります。心配してくださる方もおられて何名か直メいただきました方には、この場を借りて御礼申し上げます。

 さて今年の初歩きですが、先ずはあけましておめでとうございます。昨年1月3日にイチビッテ堂満ルンゼに行き下山できずに皆さんに大ヒンシュクを買い、もう雪山はあかん。老いぼれには無理や!と思って今年はお彼岸過ぎるまで山にはいかないつもりでしたが、たまたまテンクラを見ていると全国的に天候が良くないはずが、なぜか金曜日になって武奈ヶ岳が午前中から16時ころまでA評価となりました。

 これは武奈ヶ岳が呼んでるなあ~(だれがあんたなんかを呼ぶかあ!)と思い質屋に入れてあったリュックやアイゼンなどを取り戻して(流したらよかったのに)、6時頃からチンタラ車を坊村に走らせました。

 大原雪なし、途中も同じく、花折のトンネルを抜けると、川端康成の世界のはずが(なんやあ!)(そこは雪国だった)(阿保かあしょうもない!こと書くなあ!)予想に反して葛川坊村はほとんど雪は無く、山の斜面がうっすらと白くなっている程度でした。

 駐車場にはもう結構車が停まっています、皆さん1日で激変のA評価であわててこられたのか(そんな事わかるかい)久し振りなのでモタモタ準備が余計モタモタ(年寄りの定番や、言い訳するなあ!)赤橋渡ったのはもう8時を過ぎていました。

ほなボチボチ2023年初歩きいきまひょか 赤橋に雪は無く

 先ずは明王院にお参り、そういえば今年まだ氏宮の大原野神社にお参りしていないな~(何おゴチャゴチャゆうてんねん、さっさと取りつかんかい!)(新年早々えらいうるさいなあ~、今年も思いやられるわー)久しぶりに取り付きからの急登に、こりゃこのコース、いや武奈ヶ岳自体が無理やったかな~といきなりの後悔、息切れして歩けへ~ん。

定番御殿山コースに取り付きます 針葉樹林帯を過ぎてようやく本格的な積雪

 (知るかあ!帰れ!リタイヤ!、老いぼれに2か月半のブランクは致命的なんじゃ~)ヘロヨタヘロヨレで何とか1時間以上かかって紅葉広場にとうちゃこ~、少し手前針葉樹林帯から抜け出たあたりからさすが比良ですね~積雪が深くなってきました。(何感心してんねん)邪魔くさかったので我慢してきましたが、ここでアイゼン装着、急登に向かいます

 ようやく息切れもマシになってきて何とか行けるかな?とヨタヨタ何とか夏冬分岐に着きました、うわ~10時やあ2時間もかかっている~普通は御殿山から西南陵に向かっている時間やなあ~(無雪期やろが)いえいえ無雪期よりも歩きやすいトレースが出来上がっています、正月からこちら相当皆さん来られたみたいです。

モミジ広場あたりからは
いよいよ本格的な積雪が始まります
アイゼン装着
夏冬分岐、おとなしく冬道へ

展望台直下稜線付近で青空が見えてきたあ~ 展望台、とうちゃこ~

 冬道で展望台までまたしてもヘロヨタ、もちろん後からドンドン追い抜いて行ってもらいます。展望台に着いたのはもう10時半、御殿山は11時前になりました。

やはり一番多い積雪はこの辺り 御殿山とうちゃこ~

 天気は予報通りでピーカンとはいきませんが、風もそれほど厳しくなくワサビに降りて西南陵に向かいます。心配した稜線の沈み込みもなく何とか御殿山から定番1時間の所要時間で山頂とちゃこ~となりました。

定番西南陵アングル ワサビ峠も案内標識も見えています

お~イヤヤなあ~
上からドサ!とくるのちゃうか
西南陵トレース

コヤマノ岳あたりの積雪はどうかなあ~ 比良ブル~?いやいやグレ~?

琵琶湖は見えず バレイ方面も

 結構沢山の登山者がおられました。シャッタ~交換をしてさ~どうするか食事休憩ですが、結構山頂は南西の風が吹いて寒いので、風をよけて琵琶湖見ながら斜面に潜り込むかあ~とも思いましたが、琵琶湖も見えず下山にかかります。

改めてエビチャン尻尾 さ~下山です

 途中で食事をと思いながら結局御殿山まで戻ってきました。風を避けて斜面に潜り込んで今年最初のラーメンタイムです。コーヒーなど入れて正味期限まじかのカロリーメイトなどかじり(貧乏くさい事ゆうとるな~)1時間近くヘタレていました。

御殿山に戻ってきました
急登登り返しでヘロヘロ
2023年初ラーメンいただきまあ~す

 しかしこれがどうも仇になったみたいで、展望台から急斜面を下っていると、恐れていた足攣りが起きてしまいました。ツムラ68番を飲むタイミングを忘れていたとゆうか、休み過ぎると(特にアイゼン装着している時は)起こしてしまいます。

 特に今回は長期休養明け(競馬かあ!)ですので予想はしていたのですが。激痛に雪の斜面をのたうち転げまわって(大層なウソつくなあ!)(すんません嘘です)暫し立ち止まりヨタヨタ下りが余計にヨタモタになります。そのあと何度も立ち止まらなければなりませんでした。

バレイはスキー場大賑わい?かな

 夏冬分岐に向かう途中若い男女が、特に女性の方が先頭になってバンバン下ってきました。もちろんオヤジは先に行ってもらいます。時々しりもちをついて(キャキャ言いながら下っていきます)まあ~いいですね~、しりもち着こうが転倒しようが、小さなリュックでケレンなく下っていきます、うらやましい限りです。こちらは足が攣ってヒーヒー痛さを堪えて下っていきます。

 そんな時、前方のトレースに機体の半分ほどが埋まった携帯を発見、(ありゃ~おそらく先行した若い男女かな?相当しりもち着いたり転がったり、わざと?していたからな~)とりあえず回収して先に進みます。

 もう少しで夏冬分岐の手前で、先ほどの若い男女が今度はえらい深刻な顔をして戻ってきました。「携帯かあ?」と聞くと途端に「そうです、そうです」「途中落ちていたから回収してしてきたよ」「うわ~ありがとうございます~」男性がいかにも嬉しそうに、キャッキャ言っていた女性も神妙に「ありがとうございます~」いかにもホッとした表情です。

 携帯は女性の物だったみたいで、どうやら転んだ拍子に落としたみたいです、途中で気が付いて戻って来たのでしょうが、どこまで戻らないといけないか不安だったと思います。ちょうど携帯の電波が入らないエリアですので、男性の携帯で呼び出して位置を確認することもできないので、オヤジにも経験あります。

 何年か前、そうあれも正月でした、稲荷の裏山で落として知らない人の携帯借りてカーチャン連絡、カーチャン携帯で呼び続けてもらって探したことがありました。(なに老いぼれ回顧してるねん!さっさと降りんかい日が暮れるぞ!)

赤橋に戻ってきました~ヤレヤレ 民家の前に年末の?名残雪

予報どうりシビッテきましたあ~ 何とか無事に帰還、ホンマは足まだ痛い~

 ハイハイその後も何度か足攣り休憩をしながら、何とか赤橋まで戻ってきました、なんともう16時前うわ~8時間もかかった~、まあ~足攣り休憩やヘタレ休憩が多かったにしても、しかしこれが2023年のオヤジの山行の現実かもしれません。なにわともあれ何とか山頂往復歩くことが出来ました。          感謝 感謝。

【 記:洛西オヤジ 】









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