護摩堂山 白山をバックに記念写真
初心者オヤジ、この時期定番の荒島行きを思い立ち出かけるが、カンジキ(輪カン)ハイクになりました、護摩堂山から白山を望むことになりました。
今週はなかなか山行のタイミングが悪く目まぐるしく天候が変わり、昨日21日は京都市内でも白いものが舞っていましたが、この時期定番の荒島行きを思い立ちチンタラ5時前からスタートしました。
今季はまだあまり本格的に雪行登山をしていませんので荒島ならガッツリと積雪もあるかあ~とゆう老いぼれのイチビッタ思いですが、(やめたほうがええと思うで~)昨日の降雪はやはり琵琶湖北部あたりでも相当あったみたいで敦賀への峠越えも融雪スプリンクラーが稼働していました。
福井から中央縦貫道に入ると思ったよりは積雪は少ない感じでしたが周りの山はドッサリと雪をため込んでいる雰囲気が感じられます。
ここで又ちょっとしたチョンボで(まあ~いつものこっちゃ)大野ICまで行くつもりが何を勘違いしたのか勝山で降りてしまいました。それほどの差はないのですがナビも入れずに走っていたので何となくR157に入り恐竜博物館の方に(R157沿いのパーキングエリア)来てしまいました。
トイレ休憩をして周りの山を見渡すと急に、しーちゃんに次は(赤兔に行きなさい)と指令を受けていたのを思い出し急遽気持ちが白山への(R157恐竜街道)に向いてしまいました(遠望の荒島の白い山容にビビったんやろ)。
そおゆう訳でもないのですがここに来るとつい白山白峰へ走るとゆうのが体に染みついているのかなあ~(ホンマええ加減な、急に変えるな、カーチャンに今日行く山のメモ渡してあるのんやろが)ま~又連絡するとして(それがアカン!ゆうのやもしチョボクレたらどうすんねん)ハイハイそんなわけで恐竜博物館からすぐの(長山)で恐竜街道白峰へ向かいます。
勝山付近中央縦貫道から荒島岳 | 恐竜博物館入り口で予定変更 |
標高が高くなるとだんだんと道路の状況が厳しくなってきます、前方を除雪車が走り、こりゃ赤兔は林道無理やなあ~この時点ですぐに勝原へ(荒島登山口)向かえばよかったのですが何となくチンタラ進みます。
案の定赤兔登山口への林道入り口に除雪車が停まっていたので「赤兔に行きたいのですが」「あ~無理無理冬季はその車では無理」と言われました、仕方がないのでそのまま白峰に向かいます(どこ行くねん、市ヶ瀬へは通行止めやぞ)まあ最悪白峰総湯に入って帰りますか~(阿保かあ!ホンマええ加減なやっちゃなあ~)。
しばらく走ると広い駐車場に車が5~6台停まっています、あ~見覚えあるなあ~取立山?への林道取り付きかな?そうか~取り立て山は行けるのかな?まあ~取立山にするかあーなほも先に進むと今度は右の広いチュウシャスペースにやはり4~5台の車が停まり7~8名の登山者が準備中みたいです。
「どこにいかれるのですか~」「護摩堂」グループの中の男性がぶっきらぼうに答えてくれました。護摩堂?あまり聞かんなあ~男性2名女性5名のご高齢のグループでどうやら地元の方たちみたいです。「どこから来たん?」車のNO見た人が「京都から、また遠方からやね~」。
「はい赤兔に行きたいなあ~と来たのですが」先ほどの男性と女性が同時に口をそろえて「ああ無理無理この時期は無理、まあ行く人もおるみたいやけど普通は誰も行かない、遠すぎる」「は~林道の入り口で除雪車の運転手さんに言われました」「普通この時期はここ護摩堂山か取立、で周回する人もいるけど今日は昨日の雪でラッセルが大変なので単独では無理やろなあ~」とゆうことです。
R157沿いの駐車スペースに停めます |
ほな今日もボチボチと |
聞きなれない山名でマップにも載っていないので帰ってから調べたところによると、無雪期は登山道がないのでほとんど歩かれないらしいのですが冬季12月後半から3月ごろまでは冬山スキーの人がよく行く山域らしいです。
標高は1152、4m山頂付近に反射板があるのが目安だそうですが、もちろんその時は知らないので「どれぐらいかかるのですか~」「まあ2時間ぐらいかな~」とゆう事なのでオヤジも皆さんの後についていくことにしました。
まあトレースがはっきりと残るのは間違いないのでゆっくりと準備して出発です。グループとは別にソロの女性が出発しましたがすぐに引き返して来て「ダメ、アイゼンではすぐに沈み込んでダメでした」とワカンに履き替えたのでオヤジも最初からワカンを履いて(よー持ってたなあ)出発です。先のグループさんから遅れること15~20分ぐらいでしょうか、トレースがはっきりとあるのでとにかくイチビッタ歩きをせずにそのまま就いていきます。
綺麗な安心できるトレースに導かれて |
林道の終点見たいです (見えないのでわかりませんが) |
おーピーカンや~ |
手入れの行き届いた美林の中を |
視界が開けて気分よし! |
やがて樹林帯に入りなほも上部へ進むと視界が開けて来ました、オヤジの山行にしては珍しくピーカン綺麗な青空が目に染みる感じです。上部の稜線に乗る付近では樹氷も見られ周りの山々も見えだして、お~雪山ハイク~ええなあ~。
樹氷林の中を進みます |
まあ~氷ノ山のモンスター樹氷とまでは行きませんが |
稜線に乗ったみたいです |
(何が、樹氷が珍しいかい!)ええやんか、山歩きせず帰るよりはこんなきれいな青空の下、文句言いようがない!久しぶりのワカンにガニマタ歩きもぎこちなくヨタヨタオバちゃんが言っていたように2時間かかったころ前方に反射板の鉄塔が見えてきました。
前方に何やら見えてきました |
反射板です |
一応山頂みたいです。よく分かりません |
グループさんの姿が見えないなあ~と思っていたら反射板の先の斜面で大宴会の準備中でした。それとアイゼンからワカンに変えて先行された若い女性を反射板近くで追い抜いた女性、とにかく一生懸命何枚も写真を撮っていました。
おー白山だあ~ |
大宴会中の地元のグループさん |
取り立て山への稜線、こりゃ無理ですね~ |
オヤジが「山頂はまだですかね~」(フン初心者老いぼれ何聞いてんねん!ナンパするつもりかあ!)しょうがないやんか地図にもない山でどこが山頂かわからへんやんか、オヤジにはわからないヤマレコアプリ見せてもらって「もうすぐ見たいです」と教えてもらいました。
これもかえってから護摩堂なるものを調べている時に見つけたのですが女性はおそらくヤマレコに山行レポを載せられているpomさんではなかったかと思われます。
さて山頂?からは目の前に悠然と白山がそびえ、右に別山なほも右手前には取立山、奥には赤兔からの稜線が見えます。荒島からの遠望白山も素晴らしいですがこちらはまじかに見える白山の白く輝く山容はうわ~迫力満点、今日はこれだけで満足、満足。
天気もオヤジにしては珍しくピーカンで少し早いですがラーメンタイムじゃなくコンビニおにぎりタイムといたしましょう。(なんやラーメンどないしたんや)(いやもうちょっと飽きてしまって)代わりにゆっくりコーヒなど入れて小1時間ほど展望をたのしみます。
ソロ女性も少し取立への稜線を下ったところで食事をされていますゆっくりと展望満喫して正午ごろから下山します。地元グループさんは鍋を囲んで大宴会の真っ最中一足お先に挨拶をしてチンタラ下山します。
ワカン着けたまま食事。前方ソロの女性が食事中 |
別山見ながら(正面)おにぎりパクパク |
先のグループさんとは別にスキー担いだ何組かの方たちと遭遇しました。なるほど今から思えば冬スキーのメッカだとゆうことですからスキー場ではないから(バックヤードとゆうのですか、オヤジはスキーやりませんからよくわかりません)相当熟練した人達なんでしょう。
下山です、少しガスってきました |
六呂師方面かな? |
駐車場には約1時間強で降りてきましたワカンの威力かな?あまり沈み込みもなく比較的に楽に降りてこられました。結局出発から帰還までワカンは履いたままでした、ちょっと物足りない気もしますが(フン何をえらそうに)まあ中途半端にどこにも寄らずに温泉だけ入って帰るよりはよかったかもしれません。
降りてきましたあ~ |
は~いお疲れさんでした~ ワカン最後まで履いたままでした~ |
おかげさんで帰路定番の温泉施設水芭蕉に寄ってチンタラ敦賀から一般道で帰ってきても19時前でした。久しぶりにピーカンの雪中山行が出来たのがうれしかったです。
ちょっと自暴自棄になっていましたからね~、行き当たりばったりの自分が今どのあたりのどんな山に登っているのかもわからない山行でしたが気分は最高でした。
早々鈴鹿竜ヶ岳でのアクシデント顔面お岩さん状態は何とかそれなりに見られるようになってきました。 お見舞いの直メいただいた方にこの場を借りて御礼申し上げます。 感謝 感謝。
【 記:洛西オヤジ 】 |
『 春近し雪にて拭ふ靴の泥 』 欣一。